青と白のコラボレーションが美しいマレーシア最大の「ブルーモスク」#108

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スラマッ トゥンガハリ、旅ブロガーのファインです。

「スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・シャー・モスク」って知っています?

クアラルンプール市内にある「ブルーモスク」の正式名称のことです。

設計は、国立モスクを手掛けたバハルディン・カシム氏が担当しています。

青いドームの高さは107mあり、1988年に完成した比較的新しいモスクです。

最大収容人数は、2万4000人とも言われています。

マレーシアの「ブルーモスク」は、世界第4位、東南アジアでは第2位を誇ります。

1日5回、礼拝の時間を知らせる「ミナレット」の高さ144.2mは世界第2位です。

 

 

ということで今回は、クアラルンプール郊外にある「ブルーモスク」について語ります。

 

スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・シャー・モスク

正式名称が長いですが、通称ブルーモスクと呼ばれています。

ブルーモスクと聞いたらトルコのブルーモスクを思い浮かべる方も多いでしょう。

今回ご紹介するブルーモスクの知名度は、トルコのブルーモスクには劣ります。

スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・シャー・モスクは、外国人観光客をあまり見かけませんでした。

理由は、海外のガイドブックにはあまり掲載されていないからなのです。

割合的には、日本人と中国人が一番多いと感じました。

日本のガイドブックには掲載されているので、必然的に日本人がたくさん訪れます。

 

<4本のミナレット:Four minarets>

「ドーム型の礼拝堂」を4本のミナレットが囲んでいます。

142.2mの高さを誇り、遠方からでも確認することが出来ます。

モスク正面にある噴水広場から撮る4本のミナレットは、インスタ映えスポットです。

噴水広場の直径は100mあり、ミナレットを背景に多くの観光客はここで写真を撮ります。

外観のブルーのタイルは、ポルトガル編で紹介した「アズレージョ」を思い出します。

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※ミナレット(Minaret)

モスクなどのイスラム教の宗教施設に付随する塔のことをミナレットと呼びます。

ミナレットは、1日5回礼拝(サラート)を呼びかけるアザーン(adhān)を流す役割があり、アラビア語で「火、光を灯す場所」を意味し、日本語で「尖塔」と訳されます。

 

<インフォメーションセンター:Information Center>

インフォメーションセンターでは、無料で水がもらえましたwww

日中のクアラルンプールはかなり暑いので、遠慮なくいただきましょう。

 

<受付:Reception>

受付で「日付」「氏名」「国名」「参加人数」「訪問時刻」「サイン」を記入します。

必要事項を記入後、靴は鍵のかからないロッカーに入れます。

受付には、日本語のパンフレットも設置してありました。

日本人がいかに多いってことを物語っていますねwww

 

<ガイド:Guide>

受付後、ガイドさんがブルーモスクを案内してくれます。

ブルーモスク内は、個人で自由に見学することはできません。

事前予約は出来ないので、用意された椅子に座りガイドが来るのを待ちます。

ファインのようにひとりで訪れても、必ずガイドと一緒に見学することになるのです。

所要時間:約60分(ガイド料は無料)

ガイドさんの説明は、基本的に英語です。

全員ではないですが、少し日本語を話せるガイドさんもいます。

1日5回、お祈りの時間以外のタイミングでガイドさんと一緒に見学ツアーに参加します。

日曜日~木曜日:9:00~12:30、14:00~16:00、16:45~18:30

金曜日    :9:00~12:00、14:45~16:00、16:45~18:30

※金曜日は見学できないとの情報を見かけますが、そんなことはありません。

モスクが、金曜日だけ特別な理由については、過去記事で説明しています。

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ガイドツアー終了後、帰りにコメント書くように求められますが、殆どの方が

「Thank You」

と書いていました。

 

<ヒジャブ:Hijab>

女性は髪の毛を隠す「ヒシャブ」でイスラム美人に変身できます。

「ヒジャブ」や「ローブ」は男性でも女性でも無料で借りることが出来ます。

あなたも2割増しで可愛くなれるので、ヒジャブ姿を写真に収めましょう。

インスタ映え間違いなしですwww

貸出場所は、エントランスの右側にあります。

ヒジャブ

 

<ウドゥ:Wudu>

ウドゥ = 小浄

「しょうじょう」または「しょうじゃう」と読むのでしょうか?💦

小浄って、書かれた方が意味わからないくないですか?

礼拝の前に口や顔、足などを洗って清める行為のことを「ウドゥ」といいます。

「手」、「口」、「鼻」、「顔」、「腕」、「髪の毛」、「耳」、「足」の順に身体の部位を各々3回洗います。

ガイドさんが、詳細なやり方を入口で説明してくれるので心配する必要はありません。

この洗い場は男女で分かれており、初めに案内されるのが男性用です。

モスクの見学後、最後に訪れるのが女性用となっています。

 

<回廊:Cloister>

大階段をのぼるとブルーモスクの礼拝堂の前にあらわれるのが白い回廊です。

真っ白な壁面に大理石の床がイスラム教の神秘的な雰囲気をかもしし出しています。

礼拝堂へ繋がる通路があり、その通路の両脇に中庭がある構造になっています。

幾何学模様の格子壁から差しこむ光に、芸術性が乏しいファインでも美しさを感じました。

礼拝堂へ続く通路の屋根が、写真を撮りたくなるデザインをしています。

イスラム教では偶像崇拝が禁止されているので、このような美しい柄が発達したと伝えられています。

偶像崇拝ぐうぞうすうはい:Idolatry

物質的なものが、神、祖霊、死霊などの超自然的存在の力を表象しているか、それを有しているとして、崇拝の対象にすること

 

<礼拝堂:Chapel>

ブルーモスクのメインイベントは高さ107mの「MAIN PRAYER HALL」です。

礼拝堂のステンドグラスが見事ですが、近くで観ることは出来ません。

大きな礼拝堂ですが、イスラム教徒以外はロープの先へは入ることができないのです。

収容人数:2,400人

この礼拝堂に来た観光客の多くは、直径51.2m天井のドームの写真を撮ります。

 

<一夫多妻制>

イスラム教では、一人の男性が4人まで妻を持つことができるのです。

但し、全ての妻を平等に扱わなければならないという厳格な教えがあります。

しかし意外なことに、現在2人以上の妻を持つイスラム教徒は約4%しかいません。

イスラム教の男性の多くが、複数の妻がいると思っていませんでしたか?

ファインは、ほとんどの男性が複数の妻がいると思い込んでいました💦

 

<寄付金箱:Donation box>

入場料やローブやヒジャブ、ガイド料はすべて無料です。

しかし「寄付金箱」が出入口に設置されています。

日本では寄付文化はあまり浸透していませんが、海外では寄付文化が浸透しています。

貧困層でさえも、寄付箱にお金を入れる文化が定着しているのです。

寄付なので金額や相場などはなく、ご自身の感じるままの気持ちを入れれば大丈夫です。

 

アクセス:Access

クアラルンプール中心部から約30㎞

行き方は3つあります。

<パターン1>

KLセントラル駅 ⇒ シャーアラム駅

KTMコミューター運賃:2.5RM(約74円)

所要時間:約35分

最寄り駅:KTMコミューターのシャー・アラム駅から、約6.4㎞

シャーアラム駅に到着後「Grab」か「タクシー」利用

所要時間:約10分

ちなみに、Grabは目的地を入力するときに「ブルーモスク」では表示されません。

「Masjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah」

と入力しましょう。

 

 

<パターン2>

クアラルンプールの「Parar Seni駅」を降りた目の前にバスターミナルがあります。

プラットホーム:B-6

バス番号:「 No.750 Shah alam(シャー ハラム)」

バス正面には「Rapid KL」と書いてあります。

所要時間:約48分

運賃:3RM(約89円)

運行間隔:30分に1本(時刻表では15分に1本間隔でしたが時刻通りには出ません💦)

ファインが乗車した当時は現金払いが出来ました。

しかし、現在は交通系のカードが必要みたいです。

以前紹介した「GOKL」のパープルラインのバスもこのバスターミナルから出ます。

クアラルンプールの無料バスを上手に利用しよう! #105 | 元添乗員のひとり旅 (fineserviceagency.com)

 

ちなみに「シャーアラム」は終点ではありません。

周囲の客や運転手に何度も聞いていたら、

「ここで降りるんだよ」

と教えてくれました。

「Shah Alam City Bus Terminal(Hentian Pusat Bandar)」下車

ファインがバス下車後、キョロキョロしているとバス車内からみんなで指を指しています。

「あっちの方向だよ」

と教えてくれていたのです(優しいww)

モスクまでの距離は約1.1㎞あり、徒歩12分で「ブルーモスク」に到着します。

ちなみに、復路もバスで帰ろうとバスターミナルまで戻り750番のバスを探しましたが見つかりませんでした。

小規模のバスターミナルなので、見つからないはずはないと思い係員に確認すると

「Parar Seni駅行のバスは、このバスターミナルの外から出発するよ」

との答えが返ってきました。

帰りは、バスターミナルのすぐ外にある所から出発するようですね♪

 

<パターン3>

クアラルンプール中心部から、Grabを利用して約30分ほどかかります。

但し、クアラルンプール市内はかなり渋滞します。

渋滞次第で、所要時間は大きく変わります。

宿泊やどの場所にも寄りますが、ざっくりとしたGrab運賃は約34RM(約1,013円)です。

タクシー運賃だと、約41RM(約1,222円)かかります。

渋滞や運賃、難易度を考慮して、、<パターン2>を個人的にはオススメします。

 

<Shah Alam>

Shah Alamは「スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・シャー・モスク」以外は、見どころが殆どありません。

博物館やテーマパークなどありますが、人気がないのでファインも訪れていません。

買い物ができるショッピングモールはあるものの、普通のモールです。

つまり、シャーアラムにはブルーモスクの往復だけに訪れることになりました。

クアラルンプールから周辺の観光地とランチをセットしたツアーも出ていますが、バスの往復代とツアー料金を比較すると個人的にはとてもオススメできません。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

追伸

今回ご紹介した「スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・シャー・モスク」は、いかがでしたでしょうか?

ブルーモスクに関しては、

「期待外れだった」

とか

「がっかりした」

という感想を時々耳にします。

前回紹介した「ピンクモスク」を先に観てしますとそのような印象を持つかもしれません。

女性必見!インスタ映え確定の「ピンクモスク」を観に行こう #107 | 元添乗員のひとり旅 (fineserviceagency.com)

そのようなコメントを読むと、ガイドブックなどが必要以上に期待値を上げる紹介の仕方をしているから、だと思ってしまうのはファインだけでしょうか?

モスクの印象は人それぞれなのですが、思い込みを捨てて素直に観光すれば、個人的にはそれほどがっかりする印象は受けませんでした。

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管理人

性別    :男性
居住地域  :千葉
<自己紹介>
飛行機が飛ばない状況でも、未知の国へ行く意欲がまったく衰えない旅ブロガーです。ひとり旅を好むが寂しがり屋という矛盾した性格をしています。都内の大学卒業後、旅行会社へ就職。転職後も旅行関連の資格を取得し観光業界へ従事。添乗員を目指している方、国家資格取得を目標にしている方の参考になるネタを投稿していく予定です。海外旅行では、失敗だらけだけど無事に帰国できればokという考えで旅を続けています。同じ旅好き、もしくは観光業界への就職を目指している方々の役に立ちたいという思いでブログをはじめました。旅行に関する情報をシェアしあなたと一緒に成長できれば嬉しく思います♪

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