マガンダン アラウ、旅ブロガーのファインです。
今回からフィリピン編のスタートです。
あなたは、フィリピンを訪れたことはありますか?
日本からの直行便もあり、運賃も比較的に安く英語が通じる国です。
フィリピンの印象を日本人に聞くと「治安が悪さ」を思い浮かべる方が多いでしょう。
特に首都マニラは、金持ちなイメージの強い日本人が狙われているみたいですからね。
2022年世界平和度指数ランキングが6月に発表されました。
フィリピンは、163ヵ国中125位にランキングされています。
ちなみに、昨年は127位だったので、少しランキング順位を上げましたね。
ということで、今回は「フィリピンの玄関口」からの移動方法について語ります。
ニノイ・アキノ国際空港:Ninoy Aquino International Airport
フィリピンは7千以上の島から成り立つインドネシアに次ぐ世界第2位の群島国です。
フィリピンの年平均気温は26~27℃で、首都マニラでは6月~10月にスコールが降ります。
観光のベストシーズンは、12月~2月頃の時期と言われています。
ファインもフィリピンへは、ベストシーズンに訪れました。
そんなフィリピンの首都マニラに「ニノイ・アキノ国際空港」があります。
通称:「MIA」※マニラインターナショナルエアーポートの略
そのニノイ・アキノ国際空港に到着したら気をつけなければならないことがあります。
<3つの注意事項>
①服装
フィリピンは暑いと思い、薄着で空港に出るとあまりの寒さに驚く人が多いです。
なぜなら、ニノイ・アキノ国際空港は、異常なほど冷房が効いています。
上着を荷物に詰めて預けたら、かなり寒い思いをして空港で過ごすことになるでしょう。
②乗り継ぎ
「ニノイ・アキノ国際空港」はターミナル1~ターミナル4まであります。
ニノイ・アキノ国際空港での乗り換えをする方は、3時間以上は欲しい所です。
その理由が、ターミナル間の移動に時間がかかることで世界的にも有名なのです。
<Terminal Transfer Bus>
ニノイ・アキノ国際空港のターミナル間をつなぐシャトルバスです。
運行時間:24時間
運賃:航空チケットがあれば無料
航空チケットがなければ20ペソ(約50円)
運行間隔:30分~50分
ニノイ・アキノ国際空港のターミナル間の移動時間が平均で20分~30分かかります。
この運行間隔と移動時間が乗り継ぎに3時間以上は欲しいと言った一番の理由です。
③汚職職員
「ニノイ・アキノ国際空港」は、観光客の間では悪名高き空港として有名です。
空港職員が手荷物に銃や違法薬物を入れて、口止め料を請求する事例が多発しています。
賄賂の相場:3万ペソ(約7万4,861円)
賄賂の支払いを拒否すると逮捕されます(過去に日本人も拒否して逮捕されています)
「ザ・世界仰天ニュース」でも放送されたのでご存じの方も多いかもしれませんね。
対応策
空港職員の賄賂防止対策として、ラップで荷物をグルグル巻くサービスがあります。
驚くことに、このサービスを始めたのが空港当局だという事です。
このサービスを始める前に、個人的には空港職員の教育を始めるべきだと思います。
この防犯対策の効果でしょうか、現在空港職員からの賄賂請求が減少しているそうです。
空港から市内移動方法
<タクシー:Taxi>
①クーポンタクシー
エリアごとに運賃が決められているシステムです。
カウンターで行き先を告げ、運賃と引き換えにチケットを受け取ります。
受け取ったチケットを指示された車両のドライバーに渡すだけです。
メータータクシーより割高ですが、トラブルは比較的少ないですね。
②エアポートタクシー
ニノイ・アキノ国際空港を起点としたタクシーです。
運賃はやや高めですが、フィリピン初心者には利用しやすいと思います。
但し、用心のために乗車時には必ずメーターを確認しましょう。
③メータータクシー
運賃が安く常に混みあっていますが、トラブル続出の悪評高きタクシーです。
メーターに細工をし、法外な料金を請求するトラブルも発生しています。
ファインは、荷物が多かったので珍しくタクシーを利用しましたがトラブりました。
悪い噂は耳にしていたので、乗車前にドライバーに運賃を確認しました。
しかし、目的地に着くと渋滞を理由に最初の提示金額の数倍要求してきたのです。
乗車前に確認した金額だけ払いタクシーを降りたら小競り合いになりました。
宿泊先のスタッフが喧嘩の仲裁に入り、仕方なくチップを払い追い返しました。
このようなトラブルは、日常茶飯事なのでメータータクシーの利用はお勧めしません。
日本人と言うだけで、足元見られますから・・・・・😢
<バス:Bus>
~UBE Express:ウベ・エクスプレス~
ニノイ・アキノ国際空港とマニラ市内を4つのルートで結ぶプレミアムバスです。
優先座席を含め24人乗りで、無料Wi-Fiも設置されています。
①エンターテイメント・シティ
国家プロジェクトとしてアジアのラジベガスを目指すリゾート施設と経済特区です。
所要時間:約17分(渋滞状況により大幅に変わります)
②マカティ
フィリピンのウォール街と呼ばれる新都心です。
所要時間:約12分(渋滞状況により大幅に変わります)
③ロビンソン
エルミタ地区では最大のショッピングセンターです。
所要時間:約28分(渋滞状況により大幅に変わります)
運行時間:5時〜25時
運行間隔:1時間間隔
運賃:300ペソ(約748円)
※インターネットはクレジットカード、ニノイ・アキノ国際空港は現金で購入できます。
~ロビンソンのバス停ルート~
・Atrium/Jam Liner (アトリウム/ジャムライナー)
・Copacabana Apartment Hotel (コパカバナ・アパートメント・ホテル)
・Midas Hotel (ミダス・ホテル)
・Networld Hotel (ネットワールド・ホテル)
・Century Park (センチュリー・パーク)
・Hotel Jen (ホテル・ジェン)
・Diamond Hotel (ダイアモンド・ホテル)
・Luneta Hotel (ルネタ・ホテル)
・New World Hotel (ニューワールド・ホテル)
・Pan Pacific Hotel (パンパシフィック・ホテル)
・Manila Maynor Hotel (マニラメイノル・ホテル)
・Bayview Hotel (ベイビュー・ホテル)
・Manila Pavilion (マニラ・パヴィリオン)
・Manila Hotel (マニラ・ホテル)
・Robinsons Manila (ロビンソン・マニラ)
・Intramuros (イントラムロス)
<営業時間>
ターミナル1とターミナル2:8時~22時
ターミナル3: 24時間営業
④グラン プリクス
夕陽で有名なマニラ湾などを臨むビーチエリアです。
所要時間:約23分(渋滞状況により大幅に変わります)
上記4つを終点に主要なスポットを通ります。
※現在は、③ロビンソンギャラリアのみ運行しています。
【乗車場所】
▼空港ターミナル1: 到着便メインエリア
▼空港ターミナル2: Bay 17
▼空港ターミナル3: Bay 14
▼空港ターミナル4: 到着便出口
▼Robinsons(ロビンソン): モールPedro Gil Wing(ペドロ・ヒル・ウィング) 入口
<配車アプリ:Grab>
ファインが、海外でオススメしている比較的安全な移動方法です。
Grab Car:乗車前にあらかじめ値段が決まっています。
Grab Taxi:きちんとメーターで目的地までいけます。
どちらも身元の明確な運転手だけが登録できるのでボラれる心配がありません。
他国と異なり、「SIM」の用意がなくてGrabアプリが使えなくても大丈夫なのです!
空港にはGrab専用カウンターがあります。
カウンターのスタッフに目的地を伝えると「名前」と「電話番号」を聞かれます。
あなたの電話番号は日本の電話番号で問題ありません。
①運転手の名前
②車体番号
③料金
上記3つが記入された紙をカウンターで受け取ります。
マニラでのタクシートラブルを避けたい方には一番オススメできます。
登録の詳細は以下の記事を参考にしてください。
<エアポートループバス:Airport Loop Bus>
ターミナル3を出たら右折してバスステーション方面へ移動します。
突き当りの柱に看板があります。
時刻表はなく、バスが満員になったら出発します。
運賃:20ペソ(約50円)
乗車場所:イエロータクシー乗り場の奥
▼LRTバクララン/Baclaran駅
▼LRTエドサ/EDSA駅(多くのバックパッカーがここから移動します)
▼MRTタフトアベニュー/Taft Avenue駅
▼ニノイ・アキノ国際空港
を循環しています。
※市内から空港へ戻るときはT3へは行きません。
<注意事項>
マニラの電車は、常に混雑しています。
早朝は空いていると甘く見ていたら、大変な目に合います。
荷物が多い人は、エアポートループバスとLRTを利用した移動方法は避けるべきです。
日本の通勤ラッシュ以上の混雑ぶりですから、気合を入れないとなかなか乗車できません。
駅にも寄りますが、ホームに行くまでに行列が出来ているのでとても疲れます。
駅の階段まで並んでいる状態ですから。
ファインはスーツケースを盗まれた為、身軽だったので頑張って乗車できました。
安い移動手段ですが、個人的にはオススメできません。
ジプニー:jeepney
「ジープ」と「ジトニー」と呼ばれる小型バスを合わせた造語です。
フィリピンの庶民の足と言っても過言ではありません。
マニラ市街にはカラフルなデザインのジプニーが走り回っています。
観光客が利用するには、正直難易度は高いです。
運賃:10ペソ(約25円)
乗車方法:手を挙げる(手を横に出すという表現の方が正しいです)
ジプニーは、走る路線が決まっています。
車体にどの路線を走るジプニーかが書かれていますが、観光客には理解不能です💦
乗車前に、フロントグラスにあるカードを確認してから乗り込みます。
乗車後、
「バヤ ポ(支払います)」
と言い、乗客にお金を伝言渡しで集金係に届けてもらいます。
日本人でも、あなたがドライバーの近くに座って場合、他人の運賃の橋渡しをするのです。
言葉が話せなくても
人数だけ(数字だけ)を伝えればほぼ通じるでしょう。
ドライバーから
「サアン?(どこまで?)」
と聞かれたら、あなたの目的地を伝えます。
一応、お釣りはくれますが、運賃を払うときと同様で伝言渡し状態で帰ってきます。
出来れば、乗車前にお釣りのない状態で乗り込む方がいいかもしれません。
降車方法:天井を小銭でたたく
目的地に着いたら、小銭でジプニーの天井を強く叩きます。
ファインのように、遠慮して軽くたたいてもドライバーには聞こえません。
たまたま乗り合わせたフィリピン人が、
「この日本人が降りたいらしいよ」
とドライバーに伝えてくれたので、降りることに失敗はしませんでした。
ジプニーの音は五月蠅いので、遠慮なく天井を叩きましょう。
ジプニーを空港から利用するには土地勘が必要で難易度はかなり高いです。
安いのでオススメしたいのですが、ファインも一人では乗りこなす自信がありません。
フィリピン初心者には、避けた方がいいかもしれません。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回紹介したニノイ・アキノ国際空港からの移動方法は、いかがでしたでしょうか?
マニラ到着直後に、不快な思いをしないように参考にしていただければ幸いです。
フィリピンの首都マニラは、ファインの肌感覚ですがやはり危険な臭いはしました。
但し、夜間に一人で出歩かなければ、昼間は過度ににピリピリする必要はありません。
軽犯罪は日常茶飯事ですが、治安が悪いエリアに近づかなければ大丈夫でしょう。
せっかくフィリピンを訪れたなら、宿に引きこもってばかりいたら勿体ないですよ。
用心は必要ですが、細心の注意を払えば治安の悪いマニラも楽しいところだと思います。
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