世界文化遺産「ホイアンの古い街並み」と幻想的な雰囲気の「ランタン祭り」♪#88

ホイアンのランタンVietnam
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シンチャオ、旅ブロガーのファインです。

あなたは、ベトナムの「ホイアン」に行ったことはありますか?

ベトナム中部に位置する古い港街です。

1999年、「ホイアンの古い街並み」としてユネスコの世界文化遺産に登録されました。

かつては、日本人町があり多くの日本人が住んでいたことでも知られています。

また2003年以降、ホイアン在住の邦人が「ホイアン日本祭り」開催しています。

前回紹介した「ダナン」から日帰りすることも出来る観光しやすい場所にあるのです。

 

 

ということで、今回は、その「ホイアン」の魅力について語ります。

 

ホイアン:Hội An

ファインが、ホイアンを訪れた第一の目的は「食」でした。

ホイアンには、名物料理がたくさんあるのです。

①カオラウ(Cao Lầu`)

②ハスの実お汁粉(チェー・センーChè Sen)

③ベトナム風豆花(タオ・フォーTào Phớ)

世界の美食国ランキング第10位のベトナムグルメを独断と偏見で選んだ18選#76
フォー・ボー、フォー・ガー、ブン・チャー、ブン・ジウ、バイン・ダー・クア、ソイ、XOI YEN、ヨーグルトコーヒー、タウフー、チャー・カー、ボー・ビア、生春巻き、バインセオ、ネム、チム・ボー・カウ、バインミー、エッグコーヒー、路上チェー屋、

④蒸鶏もも肉ライス(コム・ガ・ホイ・アンーCơm gà Hội An)

 

歴史的にも鎖国前の江戸幕府と正式な国交があり、日本との関係も薄くはありません。

歴史の授業で「朱印船貿易」って、習った記憶はないですか?

その頃は、日本人が300人以上とも1,000人以上とも住んでいた場所と言われています。

アクセス:Access

<ダナンからホイアン>

ダナンからの距離:約30㎞

 

<3つの移動方法>

①Grabタクシー

東南アジアでは大活躍の配車アプリです。

所要時間:約41分

運賃:約42万VND(約2,222円)/Grab Bikeの場合は、約13万VND(約688円)

②公共バス

ダナン大聖堂の前から乗車できます。

運賃:5万VND(約265円)

※但し観光客価格を請求される可能性があります。

所要時間:1時間

③レンタルバイク

ダナンで数日間借りたら、そのままレンタルバイクでホイアンへ行くことも可能です。

レンタル代:1日10万VND(約529円)+ガソリン代(満タンで約6万VND(約317円)

<注意点>

ベトナムでは、50ccのバイクは免許は不要です。

つまり、日本で国際免許の手続きをしなくてもルール上は乗れることになっています。

しかし、ベトナムのバイクは殆どが2人乗りが可能な100ccのバイクです。

100ccのバイクはベトナムの免許が必要で、国際免許は通用しません。

なぜなら、ベトナムは国際免許のジュネーブ協定に加盟していないのです。

但し、パスポートを預ければレンタルバイク屋さんはバイクを貸してくれます。

無免許でバイクに乗るわけですから、事故を起こした場合の保険などは適用外です。

また、観光客は警察の取り締まりに引っかかることが多いです。

ちなみに、警察官に賄賂を払えば見逃してくれます。

200,000VND(約1,059円)払えば見逃してくれる暗黙ルールとなっているのです。

ベトナム1周で数ヶ月間バイクを借りて、一度も捕ったことのない人もいれば

15日以内に2回以上捕まる人もいます。

こればかりは、運としか言えないのでレンタルバイクに関して自己判断でお願いします。

又、ベトナムは右側通行なので日本とは逆です。

車両ごとに専用の車線が決まっていることもベトナムならではの道路事情です。

基本的には、慣れるまでは一番右を走り、周囲のバイクの流れに乗るのがベターでしょう。

日本のように歩行者優先と言う考えは通用しません。

大型車優先と言う考えが主流なので、ホーチミンやハノイではかなり危険だと思います。

個人的には、ベトナムでバイクデビューするには、田舎で慣れることをオススメします。

ベトナムでは、クラクションを鳴らしながら走るのは当たり前です。

日本のように危険を知らせるものでなく、存在をアピールするクラクションなのです。

レンタルバイクレンタルバイク

 

<ホーチミンからホイアン>

距離:約765km

<ハノイからホイアン>

距離:約769km

 

ホイアン旧市街:Hoi An Old Town

ホイアン旧市街は、初めて訪れたはずなのにどこか懐かしさを感じる不思議な場所です。

とてもコンパクトな街並みは、主要な通りが3つあります。

①バクダン通り:Đường Bạch Đằng

トゥボン川沿いの夜がとても綺麗で、メインストリートに変身する通りです。

ホイアンの街は、夜になるととても幻想的で華やかになります。

ランタンの光が、映画の世界に飛び込んだような錯覚にさせてくれるますよ。

黄色い建造物のカフェなどが並んでおり、独特の雰囲気感じることができるエリアです。

 

②チャンフー通り:Đường Trần Phú

ホイアン旧市街のメインストリートです。

カフェやレストランが多く、ホイアンの名物料理はここで全て食べることが出来ます。

シクロに乗る人もいますが、屋台などをハシゴするなら断然歩きがオススメです。

オーガニックを扱う店が多く、女性人気が高いのも納得できます。

 

③グエンタイホック通り:Đường Nguyễn Thái Học

ランタンがずらりと並んでいる、ショッピングストリートです。

オーダーメイドのアオザイやオーダーメイドのスーツなどが安く仕立ててくれます。

ホイアンメインスポット「日本橋」の先にある通りで、シルクや絵画がとても盛んです。

賑やかな雰囲気が苦手な人は、この通りで過ごすと落ち着くかもしれません。

グエンタイホック通りグエンタイホック通り

 

 

 

ナイトマーケット:Night Market

ナイトマーケットはたくさんの露店が並んで毎日開催されています。

雑貨や服飾、食べ物や刺繍ししゅう製品など沢山のお店や露店が夜のホイアンをいろどります。

日帰りも可能ですが、できれば1泊してホイアンのランタンでいやされて欲しい所です。

 

トゥボン川から見たナイトマーケットトゥボン川から見たナイトマーケット

 

たくさんある露店の中で、一ヶ所だけ人混みがすごい「チェー屋」がありました。

時間はかかるけど、混んでるお店は世界中でどこも同じですね。

一口頬張ると

「メチャクチャ美味しい~」

とつい叫んでしましましたwww

 

 

 

日本橋(来遠橋):Laiyuan Bridge

露店通りを抜けると、「トゥボン川」にかかる日本橋が現れます。

1593年に日本人が造ったといわれている木造の屋根付きのアーチ型の橋です。

通称「来遠橋らいえんばし」とも呼ばれており、ベトナムの2万ドン札の絵にも描かれています。

昼の来遠橋(日本橋)昼の来遠橋(日本橋)

 

橋の中央にある寺院の両サイドにいる「犬と猿の像」がこの橋を守っています。

来遠橋らいえんばしを渡り左折すると、船着き場があります。

ここから小舟で川の上からホイアンの街並みを楽しむことも出来るんです。

但し、残念ながらトゥボン川はあまり綺麗ではありません。

 

夜の来遠橋(日本橋)夜の来遠橋(日本橋)

 

来遠橋のライトアップの時間帯:18~22時

昼と夜とでは全く別の表情を見せてくれるので、昼夜訪れると2度楽しめます。

 

 

 

ホイアンの宿

ダナンよりホイアンの方が宿代は高めでした。

しかもホイアンでファインが宿泊した宿には、たくさんの「蚊」がいました。

その情報は知っていたので、日本から持ってきた蚊取り線香を準備していた時です。

 

宿の人から、

「蚊取り線香を使用してはダメだよ」

と言われちゃいました。

「部屋に蚊が沢山いるんだよ~」

とアピールするとラケットを渡されたのです。

???

そのラケットにはスイッチがついており、スイッチを押すと電気が流れました。

「このラケットを使って「蚊」をやっつけなさい、」

との意味らしいです。

かなりの時間、部屋でラケットを振り回していました。(松岡修造じゃないって)

蚊に当たるたびに「ジジッ」と音がして、蚊が死んでいきます。

宿側からしたら、火災の原因になるから蚊取り線香は使わせたくないんだと思います。

宿の人の気持ちもわからないでもないですけどね💦

ラケットは重くて疲れたので、コンセントに差し込むタイプだと許可してくれたのかな?

 

 

 

オーダーメイド:Bespoke tailoring

ホイアンは、オーダーメイドで服が安く作れることはご存じですか?

日本でオーダーメイドのスーツを仕立ててもらうと二桁万円はしますよね。

でもホイアンでは、2万円くらいでできちゃうのです。

但し仕立てには2日間必要なので、興味のある方は到着した日に店に行きましょう。

 

オーダーメイドの仕立て屋は、グエンタイホック通りにずらりと並んでいます。

値段は、あまり変わらないので接客対応のいいお店を選択すればいいと思います。

スーツ以外にも靴やアオザイなどたくさんの種類のオーダーメイドができます。

自分へのお土産に、自分だけの1着をホイアンで作ってみてはいかがでしょうか?

仕立て屋仕立て屋

 

 

 

トゥボン川の灯篭流し

夜になるとトゥボン川では灯篭とうろう流しが行われます。

色とりどりの小さくてかわいらしい灯篭が、トゥボン川を流れていきます。

18時以降にライトアップされた来遠橋らいえんばし(日本橋)近くで流すので綺麗ですよ。

長い竿の先に、ローソクの灯りをともした灯篭をひっかけて川に流します。

灯篭を流す女性灯篭を流す女性

灯篭は1つ1,000円で、灯篭流しはほぼ毎日やっています。

トゥボン川沿いの路上で子供の売り子から購入できます。

 

 

 

ランタン祭り:Lantern Festival

ホイアンで毎月旧暦の14日に開催されています。

夜になると、ランタンやロウソクの小さな明かりだけが旧市街をともします。

毎月開催されるお祭りなので、ホイアンに行くならこの日を狙って行くべきでしょう。

 

ランタン祭りは先祖をうやまうためのお祭りで日本のお盆のようなイメージです。

14日は満月の日で、満月の明るさとランタンだけで彩られる街並みはまさに神秘的。

川に浮かぶ灯籠の灯りは、いつものホイアンの街並みをはことなる風景が見れます。

 

ランタン祭りの日、夕暮れになると管理人さんが一軒一軒お店を回ります。

お店の蛍光灯けいこうとうの明かりを消すよう呼び掛けているのです。

街中の人口的な灯りが消え、ホイアンの街は暗闇に包まれます。

 

ランタンの明かりだけが店先にともり、ランタン祭りの始まりです。

ランタン祭りの開始時間はおよそ18〜19時で、日程は毎年変わります。

ただし日没により時間がずれるので、それによって開始時間も多少前後します。

 

<2022年のランタン祭り予定>

1月16日

2月14日

3月16日

4月14日

5月14日

6月12日

7月12日

8月11日

9月9日

10月9日

11月7日

12月7日

ランタン祭りランタン祭り

ランタン祭りは蛍光灯の明かりが消されるので街全体がいつもより暗くなります。

この時期の宿の値段も上がり、観光客の人混みも通常の数倍です。

つまり、スリには絶好のチャンスなのです。

上記の理由から、あえて「ランタン祭り」を避ける人もいます。

満月の光とランタンの明かりのみ風景はなかなか見れるものではありません。

ファイン的にはランタン祭りの日とランタン祭り以外の日、2泊することをお勧めします。

二つの顔のホイアンが見れてきっと

「幻想的な雰囲気を満喫したなぁ」

と感じることが出来るでしょう。

 

 

 

乗牛

ホイアンの宿は無料で自転車を貸してくれるところも多いです(全部ではないですよ)

ファインも、ホイアン郊外まで自転車で走り回りました。

その時です。

乗馬は経験したことありますが、ファインも牛には乗ったことがありません。

ホイアンでは、お金を払えば牛に乗ることが出来るのでしょうか?

欧米人が、地元の青年にお願いして「乗馬」ならぬ「乗牛」をしていました。

以下の写真はイメージですが・・・・・www

乗牛乗牛

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

追伸

今回ご紹介した「ホイアンの古い街並み」はいかがでしたでしょうか?

ホイアンは、ハノイとホーチミンのほぼ中間地点にあり、移動方法は豊富にあります。

以前は、ホイアン旧市街エリアに入場するには観光チケット12万VNDが必要でした。

しかし、2022年現在では、入場観光チケットは不要になっています。

どんどん観光客に優しい街へ変わっていきますね。

ちなみに宿泊代がやや高いとこの記事で説明しましたが、ダナンの1割増し程度です。

ダナンからの日帰りも可能ですが、時間に余裕があるなら宿泊することをオススメします。

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管理人

性別    :男性
居住地域  :千葉
<自己紹介>
飛行機が飛ばない状況でも、未知の国へ行く意欲がまったく衰えない旅ブロガーです。ひとり旅を好むが寂しがり屋という矛盾した性格をしています。都内の大学卒業後、旅行会社へ就職。転職後も旅行関連の資格を取得し観光業界へ従事。添乗員を目指している方、国家資格取得を目標にしている方の参考になるネタを投稿していく予定です。海外旅行では、失敗だらけだけど無事に帰国できればokという考えで旅を続けています。同じ旅好き、もしくは観光業界への就職を目指している方々の役に立ちたいという思いでブログをはじめました。旅行に関する情報をシェアしあなたと一緒に成長できれば嬉しく思います♪

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