スラマッ トゥンガハリ、旅ブロガーのファインです。
あなたは、世界中にある島の中で面積の大きい順位をどのくらいご存じですか?
世界一大きな島は「グリーンランド」だと知っている方は多いかもしれません。
世界で2番目に大きな島は、赤道直下にある「ニューギニア島」です。
あまり知られていませんが、世界で3番目に大きな島が今回紹介する「ボルネオ島」なのです。
ボルネオ島は、日本の国土の約1.9倍の面積を誇ります。
また、マレーシア、インドネシア、ブルネイの3ヶ国の領土となっている島なのです。
マレー諸島の中心部に位置し、島の27%がマレーシア領となっています。
ということで、今回はマレーシア領「ボルネオ島」について語ります。
ボルネオ島:Borneo
冒頭で触れた通り、マレーシア、インドネシア、ブルネイ、の3ヶ国の領土です。
「カリマンタン」って聞いたことありませんか?
島の73%を占めるインドネシアでは、ボルネオ島のことをカリマンタン島と呼びます。
インドネシアの首都が、カリマンタン島へ移転すると言うニュースはご存じですか?
その首都移転先が、カリマンタン島、つまり今回紹介するボルネオ島なのです。
2024年に移転予定なので、もうすぐですね。
ボルネオ島の語源は、元々島の半分を占めていたブルネイが訛ったものと伝えられています。
今回はマレーシア編なので、ボルネオ島のマレーシア領について語ります。
<2つの世界自然遺産>
ボルネオ島には、2つの世界自然遺産があります。
①キナバル自然公園
キナバル自然公園については、次回の記事で触れていますのでここでは割愛します。
②グヌン・ムル国立公園
標高2377メートルのムル山の山域の保護を目的として造られました。
ボルネオ島のサラワク州で最も大きい国立公園です。
キナバル自然公園と共に2000年に世界自然遺産に登録されています。
巨大な洞窟群が、神秘的で美しく観光客の人気が上昇中です。
中でも数百万匹のコウモリが生息している「ディア・ケイブ」は人気ナンバーワンでした。
夕方になると一斉に飛び立つ「ドラゴン・ダンス」が観光客を惹きつけいたのです。
しかし、コロナの原因がコウモリとニュースで報道されてから観光産業が衰退しています。
アフターコロナでも、観光客の回復は厳しいとの見方が強いのが現実です。
ディア・ケイブの隣にある「ラングス・ケイブ」にも大きな影響を与えています。
100m程の小さな洞窟に、石灰岩の沈殿物が効果的にライトアップされ人気でした。
また、世界最大の地下洞窟があるのもここ「グヌン・ムル国立公園」なのです。
「サラワク・チャンバー」は世界最大の地下空洞として知られています。
長さ700m・幅400m・高さ80mは、世界2位の地下空洞の3倍もあるのです。
「クリア・ウォーター・ケイブ」は、東南アジア最長を誇ります。
全長170kmもあり、澄んだ綺麗な水が流れていることから命名されました。
1960年代から洞窟の調査が開始されています。
しかし、現在でも半分以上が未開の地となっているのです。
アクセス:Access
最寄り空港:ミリ(MIRI)空港・ムル(MULU)
洞窟探検はガイドの同行が必要なので、ツアーに参加するのが一般的です。
ボートツアー
両替&キャッシング:Currency exchange and cash advances
「コタキナバル国際空港」の両替はレートが悪いので個人的にはオススメしません。
マレーシア通貨を持っていない場合は、市内移動費だけの最小限だけ両替しましょう。
<WISMA MERDEKA:ウィムマムルデカショッピングモール>
コタキナバルで一番レートがいいと言われている場所です。
ファインは基本的にATMで現地通貨を入手しますが、今回はここで両替しました。
ATMの手数料等を計算すると、ファインが訪れた当時はここの両替の方がお得だったのです。
グランド・フロアには8軒の両替所がありお互いに競争しています。
営業時間:平日10:00~22:00 / 日曜10:00~18:00
上記はショッピングモールの営業時間で、両替所はもう少し早く閉まります。
ATMクレジットカードキャッシング3つの注意点
①1回の引出額上限:1,500RM(約44,815円)
②1日の引出額上限:3,000RM(約89,630円)
③クレジットカードの飲み込み
※1回の引出額上限を知らないと「エラー表示」が出て焦ります💦
エラー表示が出たら、迷わずにすぐカードを抜き取りましょう。
画面をぼ~っと見ている間にあなたのクレジットカードは機械に飲み込まれてしまいます。
銀行ATMだとすぐに対応してくれますが、銀行以外の場合すぐに対応してくれません。
「数日間待つ」
「飲み込まれたクレジットカードは破棄されるので諦める」
この2択しか選択肢はありません。
マレーシアリンギットは日本に持ち帰ると驚くほど価値が下がります。
ATMで引き出す金額は、よく考えて決めましょう。
宿泊エリア
「ガヤ・ストリート:Gaya Street」近辺なら安宿が密集しています。
ドミトリーなら1,000円以下の宿もたくさんあります。
海や市場も近くて何かと便利なエリアです。
ファインは、ここの市場でシーフードを食事をしていました。
すると、突然肩をトントンと叩かれたのです。
振り向くと、そこには2人の少年が立っていました。
手を差し出してきた少年は、
「お金を下さい」
とアピールしています。
このようなストリートチルドレンの後ろには、悪い大人たちがいることが多いのです。
観光客が渡したお金は、悪い大人たちにより「違法薬物の売買」に使われると聞きました。
観光客が子供たちにお金を恵んでいる場面は、地元では冷ややかな目で見られています。
もし、貧困の彼らを同情するならお金ではなく食事をあげる方がいいかもしれません。
そのような情報を得ていたファインは、決してお金を渡さない様にしています。
但し、彼らに食べ物をあげるならば悪い大人の資金を増やすことにはなりません。
空腹の子供に対して、冷たい態度を取ることはなかなかできない性分なのです。
その状況を見ていた隣のテーブルで食事をしていた黒人が首を横に振りました。
大勢の子供たちに囲まれた場合は、貧乏なファインでは無理なので断りますが・・・💦
「お金は渡していないのだから、食べ物くらいはいいでしょ・・・・」
<Api Api Night Food Market>
毎週金曜と土曜の18時〜翌2時まで「ガヤストリート」が歩行者天国になります。
「ウイークエンドナイトマーケット」です。
路上バンドもいるので、なかなか賑やかな雰囲気ですよ。
ウィークエンドのナイトマーケット
<サンデーマーケット:Sunday Market>
コタキナバルの名物市場「ガヤストリート」で、毎週日曜の午前中に開かれます。
食べ物はもちろん、お土産や陶器、生活用品などなんでも売っています。
コタキナバルはコーヒーの産地として有名で、その場で豆を挽いて粉にしてくれます。
コーヒーは南米が有名ですが、東南アジアのコーヒーも美味しいですよ。
地元のお客に紛れて買い物するのが、ひとり旅の醍醐味ではないでしょうか?
以下の記事で紹介した「ヘナタトゥ」などもありました。
日曜日の午前のみしか開催していないのが残念ですが、楽しい雰囲気を味わえます。
営業時間:早朝6時~12時半
アクセス:Access
日本からコタキナバル(Kota Kinabalu International Airport)の直行便:約6時間
マレーシア航空が週2便運航
運賃:6万円~11万円(時期と時間・により変動します)
<経由便>
ボルネオ島の玄関口「コタキナバル」へは、複数の航空会社が就航しています。
①マレーシア航空
②マリンド・エア
③エアアジア
④エアアジア・フィリピン
⑤ロイヤルブルネイ航空
⑥シルクエアー
⑦バティック・エア
⑧セブパシフィック航空
⑨エアソウル
⑩ジンエアー
⑪チェジュ航空
⑫イースター航空
⑬中国南方航空
⑭上海航空
⑮廈門航空
⑯春秋航空
クアラルンプール経由の場合は「フライスルーサービス」もあります。
※フライスルー = 経由地で荷物を受け取らずに到着地まで輸送してくれること
クアラルンプール国際空港 ⇒ コタキナバル国際空港
所要時間:2時間40分
<コタキナバル国際空港から市内移動>
ターミナルは2つありますが、観光客は全てターミナル1に到着します。
Kota Kinabalu International Airportから市内中心部までの距離:約8㎞
<エアポートタクシー:Airport Taxi>
定額制
到着ロビーにタクシーチケットカウンターがあります。
カウンターで距離による定額運賃を支払います。
受け取ったチケットを運転手渡すだけなので、ぼられる心配はありません。
営業時間:24時間
市内までの運賃:30RM(約897円)~35RM(約1,046円)
深夜料金:23:00~翌朝6:00までは50%増
所要時間:約20分
<Grab Taxi>
ファインが、海外でオススメしている移動手段の配車アプリです。
運賃:ライドシェア(相乗り)/10RM(約299円)〜
自分一人だけ/20RM(約598円)~
乗車場所:Grab Point (Pillar 5 pick up aria)
到着ロビーを出て、左に「KFC」があります。
「KFC」の先に「Starbucks」のお馴染みの看板が見えます。
「STARBUCKS」からまっすぐ「有料パーキング出口」を目指しましょう。
ここに「5」の看板が見えます。(pillar 5 pick up aria)
この裏に「Grab」 の緑の看板があります。
「KFC」から徒歩5分
<エアポートバス:Airport Bus>
初めての方でも難しくないので、ぜひ挑戦して欲しいのがこの「エアポートバス」です。
到着ロビーを出た目の前に「Airport Bus」のカウンターがあります。
このカウンターで「エアポートバス」のチケットを購入します。
乗車定員:20名
運行時間:8:00~20:30
運行間隔:約45分間隔
運賃:5RM(約149円)
所要時間:終点の「ムルデカ広場」まで20分~40分(渋滞により変動します)
空港ビルを出た目の前に「エアポートバス」が待機しているので迷うことはないでしょう。
荷物が大きくてもトランクがあるので心配ありません。
<エアポートバスの停車場は3カ所>
①センター・ポイント(Center Point) 街の中心にあるショッピングモール
距離:8.3㎞
所要時間:約17分
②ホライゾンホテル(Horizon Hotel) 13階建ての4つ星ホテル
距離:8.7㎞
所要時間:約19分
③ムルデカ広場(Merdeka square) 国旗がなびいている歴史ある広場
<市内循環バス:Local Bus>
ファインがボルネオ島を訪れた時は、どうしてもバス停を見つけられませんでした。
頑張って探したのですが、時刻表もなく運行時間や運行間隔など詳細情報不明はです。
運賃:1RM(約29.89円)
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介したボルネオ島の「コタキナバル」はいかがでしたでしょうか?
キナバル自然公園と比較したら、知名度が低いのがグヌン・ムル国立公園です。
しかし欧米人には、グヌン・ムル国立公園の方が人気が高いような傾向にあります。
国民性でしょうか?
次回紹介する「キナバル自然公園」では、アジア人が多かった印象が強いです。
ファイン以外の日本人にも出会いました。
アフターコロナで、世界の観光業界が動き始めている昨今ですが、コウモリを売りにしているグヌン・ムル国立公園の今後が気になります。
このまま衰退してしまうには、あまりにも勿体ないと思うのはファインだけでしょうか?
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