
マガンダン アラウ、旅ブロガーのファインです。
素晴らしい棚田を見て、バギオに戻ったファインは体力温存に努めました。
なぜなら、サガダにある洞窟はかなりの体力を消耗すると旅人から聞いていたからです。
他にも、崖から吊るされた棺桶も観れるという「サガダ」への好奇心が抑えきれません。
ということで、今回は「ハンギング・コフィン」が観られるサガダについて語ります。
サガダ:Sagada
サガダへの移動方法は、陸路のみです。
レンタカーと言う方法もありますが、ファインはあまりオススメしません。
ジュネーブ条約加盟国であるフィリピンは、国際免許が通用します。
但し、標高が高い悪路が続くので運転になれている方のみ選択肢に入れましょう。
べグナス:begunas
サガダで毎年11月に豊作祈願の行事で3日間かけて行われます。
サガダの有名な儀式ですが、観光目的の為ではありません。
伝統衣装をまとった部族の男たちが集落を練り歩き、太鼓の音に合わせて踊ります。
ファインが訪れた時期が2月の為、観ることは出来ませんでした。
観光目的でない儀式って、興味をそそりませんか?
次回フィリピンを訪れる際には、11月を狙っていくつもりです。
アクセス:Access
バス:Bus
バギオからサガダの距離:146km
所要時間:約6時間半
運行会社:GLトランス(GL Trans)社
運行頻度:1日5便(ベサオ行きも含まれていますがサガダ経由なので大丈夫です)
①05:30発
②08;30発
③09:30発
④11:30発
⑤13:00発
運賃:220ペソ(当日券のみ)
※バギオのメインバスターミナルからはサガダ行のバスはありません。
ダングワターミナルの先にあるセブンイレブンの前から出発します。
バスターミナルというより、寂れた駐車場という感じです。
方向音痴のファインは、このバスターミナルを見つけるのに苦労しました。
「BESAO SAGAD BONTOC」という青い看板が目印となります。
色の谷:Valley of colors
バスでバギオを出発後、一軒一軒の建物がカラフルな色に塗られている丘があります。
車窓から見ただけなのですが、ブラジルのファベーラに少し似ていますね。
トイレ休憩は2回ありますが、トイレは有料です(3ペソ)
色の谷:Valley of colors
ワインディングロードを通って、サガダの「ツーリストオフィス」の前に到着します。
ここで観光客は全員「ツーリスト登録」をしなければなりません。
環境税50ペソを支払うと、登録番号記載のレシートとサガダの周辺マップを貰えます。
サガダの観光地へ行く際には、義務として必ずガイドを付けなければなりません。
その時に、レシートに記載された登録番号が必要となるのです。
★マニラの「クバオバスターミナル」からサガダの距離:約377km
所要時間:約12時間
コーダライン社が1日3便
20:00発
21:00発
22:00発
運賃:770ペソ
★バナウェイからサガダの距離:約64km
所要時間:約100分
バナウェイ⇒ボントック経由⇒サガダ
バナウェイ⇒サガダ
運賃:直行便が300ペソで、経由便はもう少し安い。
車両はハイエースのバンタイプで、バギオ発より近いのに運賃は高かったです。
交渉制で、コロナ前の情報なので少々古いかもしれません。
サガダ観光:Sagada Sightseeing
洞窟ツアー:Cave Tour
★「スマギン洞窟Sugong Cave」と「ルミアン洞窟Lumiang Cave」のセットツアー
所要時間:3時間
料金:1,000ペソ
2つの洞窟が中で繋がっているそうですが、ファインはこちらには参加していません。
★スマギン洞窟:Sumaging Caveのショートコース
所要時間:60分
入場料:800ペソ
サガダに到着後、「ガイド必須」の意味がこの洞窟を見学して初めて理解できました。
ガイドさんがいないとおそらく無事に戻ってくることが出来ません。
ロープを使って昇る所もあり、濡れてもいい服装、汚れてもいい服装で行きましょう。
洞窟内にはコウモリが多く生息していて、普通にコウモリの糞が落ちてきます。
最近は、コロナの影響でコウモリに近づくのを恐れて洞窟観光は人がいないようです。
この洞窟は、いままでの洞窟や鍾乳洞の中でも一番難易度が高かったです。
運動靴がないとかなり厳しいので、サンダルの方は洞窟に入らないようにしましょう。
まあ、水位次第で途中で一度裸足になるんですけどね。
体力に自信のあるファインですが、ハードな洞窟体験でした。
キルテパン:Kiltepan
山頂からの雲海の絶景が楽しめるインスタ映えスポットです。
結論から申し上げますと、寝坊しました。
早朝3時半起きで山頂を目指す予定が・・・・・洞窟ツアーの疲れからでしょう。
雲海と日の出のコラボレーションを見逃してしまいました!
参加した方の話では「感動したよ」「なぜ来なかったの」とのお言葉を頂きました。
早朝なので、空腹になると考え就寝前にお菓子をリュックに詰めて準備していたのに!
子供の遠足の前日のような気持ちで用意していたですが・・・・・・・・残念
ハンギング・コフィン:Hunging Coffines
「エコー・バレー」で見られるハンギング・コフィン(18体の吊るされた木製の棺)
天により近づけるように遺体の入った棺を岸壁に吊るすイゴロット族の風習です。
2000年以上の歴史がありますが、ガイドさん曰く現在は行われていないとのことです。
<棺を吊るしている4つの理由>
①先祖代々の霊に近づくことができると信じられていた
②遺体が地面に埋もれてしまうことへの恐怖
③遺体の腐敗を嫌ったこと
④野生動物の頭部の持ち帰りを逃れるため
公開されているのがエコー・バレーだけで、他の村にもハンギング・コフィンはあります。
但し、神聖な領域で住民以外は立ち入り禁止なので観光客が観れるのはエコー・バレーのみ。
営業時間:7:00~18:00
入場料:10ペソ
※写真に写っている椅子は「サンガジル」と呼ばれる儀式に使われる「死の椅子」です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
「サガダ観光」に必須のガイド料は、300ペソと少々高額です。
ファインは、語学留学に来ていた日本人たちと割り勘にしたので安価で済みました。
インフォメーションセンターでは、ひとり旅の場合はおそらく声をかけてくれます。
「同じツアーを希望している人がいるんだけど一緒にどうですか?」
「あなたの希望するツアーに参加する団体がいるけど、合流しませんか?」
ガイドがいないと洞窟の入り口で止められますので、迷わずokしたほうがいいですよ。
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