1995年フィリピンの世界文化遺産登録「コルディリェーラの棚田群」#134

イフガオ族Philippine
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マガンダン アラウ、旅ブロガーのファインです。

フィリピン・コルディリェーラの棚田群と聞いても???と思う人が大半でしょう。

しかし「バナウエ・ライステラス」と言われたら聞いた事ある人もいるのではないでしょうか?

フィリピン・コルディリェーラの一部が「バナウェイ・ライステラス」なのです。

 

ということで、今回は「フィリピン・コルディリェーラの棚田群」について語ります。

 

 

 

フィリピン・コルディリェーラの棚田群:Rice Terraces of the Philippine Cordilleras

日本でも千葉県の鴨川大山千枚田などが有名ですが、フィリピンの棚田は規模が違います。

標高1000~1500mの山岳地帯のあちこちに点在しています。

バナウェィ、ボントック、バタッド、バンガアンなど総延長は2万キロ以上にもなります。

数字だけだとピンと来ないかもしれませんが、地球半周する距離に匹敵するのです。

 

日本と同じような小規模の棚田から、管理できるの?と思うほど大きい棚田まであります。

山岳地帯の傾斜地を利用した棚田が、人の手で作られたことに驚きを感じます。

 

コルディリェーラ=山脈

 

 

「天国への階段」とも呼ばれているほど急勾配で、棚田を歩くときは注意が必要です。

道幅が30cmしかなく、滑ると怪我をするか田んぼに足を突っ込み泥まみれになります。

2000年以上も前から、少数民族イフガオ族によって切り拓かれた棚田です。

 

バナウェイの棚田バナウェィの棚田

 

 

アクセス:Access

電車や飛行機がないので、選択肢はバス1択です。

所要時間:マニラからバスで10時間~11時間

運賃相場:480ペソ~900ペソ

世界文化遺産登録後、バスの種類は豊富になりましたが観光客に人気が高いのは以下の3社。

 

①オハヤミ・トランス(Ohayami Trans)

最寄り駅:MRT/Legarda駅

徒歩13分

22:00発の1日1便のみ

運賃:490ペソ

運賃最安値ですが、4列シートしかありません。

 

②フロリダバス(Florida Bus)

最寄り駅:MRT/Legarda駅

徒歩14分

22:45発の1日1便のみ

運賃:700ペソ

ピンクの車体で観光客に人気が高いバスです。

 

③コダライン(Coda Lines)

最寄り駅:MRT/アラネタ・センター-クバオ駅

徒歩8分

運賃:900ペソ

21:30発(ピーク時は便数が増えます)

3社の中では一番高いですが、3列シートのVIPバスです。

 

 

上記3社に共通しているのは、極寒だということです。

乗車時は、冬服装備が必要になります。

 

 

 

バギオ経由:Baguio

時間があるなら、バギオで一泊するのもお勧めです。

標高1500mにある街なので、暑いフィリピンでも1年を通して涼しい気候ですよ。

人気の避暑地なので、マニラからバギオは沢山のバスが出ています。

 

運賃相場:500ペソ~800ペソ

距離:250km

所要時間:5時間~8時間(運賃が安いバスは経由地が多く時間がかかる傾向にあります)

 

バギオ~バナウェィ

所要時間:約6~9時間

運賃相場:350ペソ

 

かなり険しい山道を走るので、安いボロバスは避けた方が無難です。

パンクや故障でイライラする方は、多少高くてもいいバスを選択しましょう。

有名なバナウェィのビュー・ポイントは、バギオ~バナウェィの移動中に通ります。

ガイドさんの説明では、有名なバナウェイの棚田は世界遺産から外れているそうです。

 

 

パナグベンガ・バギオの花祭り:Panagbenga Baguio Flower Festival

毎年2月から3月の1周目にかけて開催されるバギオ最大のお祭りです。

この時期は、フィリピン各地からバギオに観光客が訪れるので宿代が高騰します。

 

<見どころ>

①花車のパレード

②花の庭を造る催し物

③ストリートダンスイベント

 

などでバギオの街全体が賑わいます。

 

次回お話しする「サガダ」もここバギオから行きやすいです。

バギオを拠点にフィリピン北部を観光する観光客も大勢いますよ。

バギオの花バギオの花

 

<公式サイト>

伝統は生き続ける..|パナグベンガフェスティバルの公式サイト (panagbengaflowerfestival.com)

 

 

 

バナウェィ観光センター:Banaue Tourism Center

マニラやバギオからのバスが到着する道路脇にあります。

バナウェィに入る旅行者はここで登録と環境費を50ペソを支払わなければなりません。

営業時間:5:00~20:00

 

①棚田へのアクセス方法

②ガイドの手配

③トライシクル料金

④バナウェの地図

⑤トレッキング情報

 

棚田の中に作られた「石造建築」は景観を損ねるとの意見が出てかなり揉めたそうです。

世界遺産に登録されると、このようなトラブルは必ず起きますね。

 

 

 

タッピヤの滝:Tappiya Falls

バタッド・ライステラスツアーに参加すると、必ずタッピヤの滝に連れてきてもらえます。

タッピヤ = 罠

所要時間:約5時間のトレッキングツアーです。

往路:下りなので約90分

復路:上りなので110分

この滝に入水する人もいるけど、かなり冷たいのでファインは手だけ入れました。

ツアーによっては途中のロッジで宿泊するプランもありますが日帰りで満足できます。

 

 

イフガオ族:Ifugao

約2000年もの間、世界遺産の「コルディリェーラ棚田群」を作ってきた一族です。

「イフガオ族」は、観光客が写真を撮る時に民族衣装を着てくれます。

普段はTシャツ姿など、他のフィリピン人と同じ服装で過ごしていますからね。 笑

 

 

写真待ちの「イフガオ族」写真待ちの「イフガオ族」

 

このイフガオ族が暮らす山岳地帯の村にも世界遺産登録後に大きな変化が起きました。

文明の利器による生活の変化や後継者不足により耕作を放棄する動きが始まったのです。

世界遺産に登録されたことで、棚田が荒廃するなんてあまりにも皮肉ですよね。

とうとう2001年には危機遺産リストに登録される事態にまで荒廃してしまったのです。

 

そこで日本を含む多くの国内外の支援団体が「棚田を守ろう」と立ち上がりました。

①伝統的な農法による棚田の保全

②技術や知識の伝承

この2つを守る活動の成果により、2012年に危機遺産リストから解除されたのです。

世界遺産に登録されるのは、決していいことばかりではないのですね。

その地を訪れないとわからないようなことを色々と勉強させられます。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

追伸

フィリピンの世界文化遺産・コルディリェーラの棚田群はいかがでしたでしょうか?

ファインは、棚田見学の途中でイフガオ族の村で休憩させて頂きました。

イフガオ族の村では、休憩所の隣に小屋がポツンと建っています。

その高床式の小屋は、なんと家畜の解体所だったのです。

 

日本人の多くは、スーパーで売られている肉しか見たことないですよね。

イフガオ族の村では、家畜を解体する状況を生で見せてくれます。

しかし、目を覆いたくなるほどの光景で繊細な方はしばらく肉を食べられません。

好奇心旺盛な方でも、この解体作業を観ることはオススメしません。

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管理人

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居住地域  :千葉
自己紹介
飛行機が飛ばない状況でも、未知の国へ行く意欲がまったく衰えない旅ブロガーです。ひとり旅を好むが寂しがり屋という矛盾した性格です。都内の大学卒業後、旅行会社へ就職。転職後も旅行関連の資格を取得し観光業界へ従事。添乗員を目指している方、国家資格取得を目標にしている方の参考になるネタを投稿していく予定です。海外旅行では、失敗だらけだけど無事に帰国できればokという考えです。同じ旅好き、もしくは観光業界への就職を目指している方々の役に立ちたいという思いでブログをはじめました。旅行に関する情報をシェアしあなたと一緒に成長できれば嬉しいです。

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