
マガンダン アラウ、旅ブロガーのファインです。
あなたは、フィリピンで一番有名な日本人をご存じですか?
イチロー、本田圭佑、安部元首相、宇多田ヒカル、等色々な名前が出てきます。
しかし、彼ら以上に有名なのが「山下 奉文」です。
誰?
ファインも、フィリピンを訪れるまで知りませんでした。
ということで、今回は「山下奉文氏」に関連する観光地について語ります。
山下財宝:Yamashita Treasure
山下奉文氏は、第2次世界大戦の時にマレー半島を攻略した日本陸軍の大将です。
その経緯から「マレーの虎」とも呼ばれています。
吉田栄作MCのテレビ番組「マネーの虎」は「マレーの虎」をもじったものでした。
山下財宝とは、第2次世界大戦終戦時にフィリピンにいた山下大将が莫大な埋蔵金を
降伏前にバギオ周辺に隠したと伝えられています。
財宝探しを巡りトラブルが頻発するため、現在フィリピン政府が規制強化しています。
届け出制 ⇒ 許可制(環境天然資源省へ手数料10000ペソを払って取得)
※2018年に日本人4人が無断で探して逮捕されています。
ちなみに、山下財宝は「The Yamato Dynasty」のフィクション作品から生まれました。
架空の財宝を巡る物語を信じた人が、政府を巻き込むほど発展してしまったのです。
「架空の物語」ですからね♪
女性は冷めた目で見ているみたいですが、男性は真剣に信じているみたいです。 笑
ちなみに伝説だと思われていた「トロイの木馬」が、ドイツ人考古学者「シュリーマン」によってトロイア遺跡が発見され、史実が証明されたことに影響しているとか。
あくまで、フィリピン人から聞いた噂レベルの情報ですけどね。
キアンガン戦争記念塔:Kiangan War Memoria Shrine
営業時間:9:00~17:00
入場料:40ペソ
キアンガンの中心から1km
「山下降伏記念式典」が10年に一度、キアンガンで開催されます。
ここ「キアンガン」は、山下陸軍大将が降伏したキアンガン中央小学校があります。
次回の開催は2025年9月2日
※余談ですが、フィリピンではどこでもマンゴーが安価で手に入ります。
但し、この「キアンガン」で食べたマンゴーがメチャクチャ美味しかった。
フィリピンの「マンゴー」
バナウェイは有名で観光地化されて宿泊施設もたくさんあり充実しています。
しかし、バナウェイから10km離れたキアンガンはただの山間部です。
宿泊施設が全くないわけではないですが、なにかとバナウェイ泊の方が便利ですよ。
3つの都市からのアクセス方法
①バナウェイからトライシクルとジープニー
バナウェイ⇒ラガウェイ(ジープニー)
距離:約49km
所要時間:約58分
ラガウェイ⇒キアンガン(トライシクル)
運賃:100ペソ
所要時間:約30分
②マニラから「Ohayami Trans社」
ラガウェ/キアンガン行き
距離:約340km
所要時間:約6時間57分
運賃:500ペソ
③バギオから「Coda Lines社」(KMS Linesと同じ会社です)
距離:約184km
ラガウェイでミニバンに乗り換え
運賃:430ペソ
所要時間:約9時間(ルートが2つあり、7時間半で到着した情報もあります)
バギオからキアンガンへ移動中に水牛をたくさんみかけます。
機械を使わない棚田で活躍する水牛ですが、田園風景では子供の遊び相手になっています。
水牛で遊ぶ子供たち
ビガン:Vigan
1999年ユネスコの世界文化遺産に登録されたスペイン統治時代の面影を残す街です。
マニラの夜間外出は控えますが、ここビガンは夜出歩いても問題ありません。
2016年「Historic Town of Vigan」から「Historic City of Vigan」に変更されました。
3都市からのアクセス方法
①マニラから約400km
所要時間:約10時間~12時間
②バナウェから約220km
所要時間:約15時間(バギオ経由)
③バギオ
距離:約198km
Baguio Center Mall横バスターミナルからVigan(ビガン)行のバスが出ています。
所要時間:約5時間(1度乗り換え)LAOAG行バス
運賃:334ペソ~764ペソ
「PARTAS TRANS社」 もしくは 「GABREL TRANS社」
カレッサ:Calesa
ビガン名物の1つ観光用の馬車です。
運賃相場:1時間150ペソ
石畳と馬車の奏でる音はヨーロッパにいるのではないかとの錯覚に陥ります。
エンジン付きの車両が禁止されているビガン歴史地区のメインとなる移動手段です。
Empanada :エンパナーダ
ビガン名物の「エンパナーダ」
パイ生地に野菜、肉などの具を詰めて揚げたもの。
ビガン名産のソーセージ、ロンガニーサ入りのエンパナーダが観光客に人気です。
料金:30ペソ~50ペソ
「エンパナーダ」はスペイン発祥の料理です。
スペインに支配されていた影響は、名物料理として受け継がれています。
ビガン名物「エンパナーダ」
バンタイ・ベル・タワー:Bantay Bell Tower
400年前に造られたレンガ造りの塔で「ビガン」のシンボル的存在です。
現在ベルタワーはビガン観光の定番ですが、以前は監視塔の役割を果たしていました。
最上階からビガンの街が見渡せます。
ベルは複数あり、葬儀用、結婚式用、子供用、ミサ用、など手で叩くと音がすべて違います。
ビガン中心部から約15分
ベルタワー
ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・アスンシオン教会:Church of La Nuestra Senora de la Asuncion
サンタマリアタウンの丘の上に建つ教会です。
バンダイにも同じ名前の教会がありますが、サンタマリアにある方が世界遺産です。
ビガン市内から約50分
運賃:50ペソ
(9人乗りのハイエースに15人以上乗ります)笑
行くことを諦めようとしましたが、50分我慢すれば映画のような教会に出会えますよ。
ジャングルの中にあるような教会で、アンコールワットを彷彿させる雰囲気があります。
以下の写真のように、この教会関連のお土産や花瓶が街中で売られています。
ビガン土産
ビガン土産の花瓶
サルセド公園の噴水ショー:Fountain show at Plaza Salced
教会がシンボルの公園です。
名物の噴水ショーが毎晩19時から開催されます。
ビガンの観光スポットの中心地で、フィリピン革命の絞死刑場所だった所でもあります。
「ビガン大聖堂」のインスタ映えスポットとしても有名です。
入場料:無料
ペルーのレセルバ公園の噴水ショーを観た方には、やや物足りないかもしれません。
リマ旧市街のアワヤスカ詐欺に気を付けろ! #31 | 元添乗員のひとり旅 (fineserviceagency.com)
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回紹介したの山下大将のゆかりの地と世界遺産の街「ビガン」はいかがでしたでしょうか?
山下財宝は、個人的にはあまり信じていません。
でも女性の方は男って「バカだなぁ」くらいの広い気持ちで見て頂けると幸いです。ww
世界文化遺産「ビガン」は欧州の雰囲気が漂い女性好みの街ではないでしょうか。
ビガンでは、チラホラひとり旅の女性も見かけましたよ。
フィリピン北西部は涼しく、治安も悪くないので女性のひとり旅に特にオススメです。
今回紹介したところは、アクセスが大変ですが違ったフィリピンの一面が観られますよ。
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