
マガンダン アラウ、旅ブロガーのファインです。
今回は、フィリピン編の最終回です。
ルソン島北部からマニラに戻ったファインですが、バスの中でカメラを盗まれました。
バス車内からの景色を夢中になってたくさん写真を撮っていたのです。
気が緩んだのか、日本と同じようにそのカメラを座席の前にある網に入れちゃいました。
極寒の車内で温かくしていたら、ついウトウトしてしまったのです。
マニラに到着し目覚めると、カメラがないことに初めて気がつきました。
周囲を見渡しても、こういう時は全員が犯人に見えるものですね。
残念ながら、フィリピンの思い出が詰まったカメラは戻ってくることはありませんでした。
ということで、今回は帰国前のマニラ散策について語ります。
ビノンド地区:Binondo District
「ビノンド地区」は世界最古の中華街と言われています。
中華系フィリピン人が住んでおり、老舗の中華料理店、漢方薬、風水店があります。
チャイナタウンは世界中にあるので、ファイン的にはそれほど興味はありませんでした。
但し、ファインが訪れた時期はテトの季節です。
「ドラゴンダンス」が観れるというので、語学留学中の先生に連れてきてもらいました。
この近辺では露店がたくさん並び、中国系の楽器もジャンジャン鳴らして賑やかです。
爆竹がどこでも普通になるので、会話をするのが次第に大声になっていきます。
夜遅くになると治安も悪化してきて、ファイン自身も喧嘩を目撃しました。
血だらけになった人と武器を持った人が警官に取り押さえられていました。
問題を起こした加害者は、刑務所へ移送させられるそうです。
現在のフィリピン刑務所は、衛生面に問題がありキャパオーバーの密集状態みたいですね。
フィリピンの刑務所
アクセス:Access
最寄り駅:LRTカリエド駅
ジョリビー:Jollibee
海外を旅していると食べ物に困ることがありませんか?
基本的に好き嫌いはない方ですが、そんな時は「マクドナルド」にお世話になります。
どこの国でもマクドナルドは安定感抜群です。
しかし、フィリピンではマクドナルドよりも人気があるファーストフードがあるのです。
店舗数は、マクドナルドの2倍、しかし金額はマクドナルドの半額。
それがフィリピンを代表するファーストフード「ジョリビー」です。
ファインは、マクドナルドに勝てるファーストフードが存在することに驚きました。
どれが美味しいのかわからなかったので、とりあえず人気のセットを注文。
そのセットの中に、パスタがありました。
見た目はミートソースがかかっているパスタですが、味は・・・・・・・甘い
甘いパスタを食べたことありますか?
フィリピンの食べ物は、味が濃い料理が多いのですが甘いパスタは・・・正直不味い。
ちなみに、フォークやスプーンなどは付いていません。
店内に設置してある、鉄のスプーンやフォークを自分で取りに行くスタイルです。
ファーストフードなのにご飯がセットの中に入っているのも衝撃的でした。
チキンは、普通に美味しかったですよ。
店内は、テトの時期だからと思いきや普段から混雑しているらしく席の確保も大変です。
ジョリビーの日本人の評価は賛否両論分かれるみたいです。
ファイン評価は、おそらく2度と行かないでしょう。 笑
ルンピア:Lumpia
ルンピアは集まりやお祝いに出される、フィリピン国内で最も一般的な料理の1つです。
生春巻きのような薄い皮に、豚ひき肉と野菜を包みタレをつけて食べます。
以下の写真は、生ですが、油で揚げたルンピアも売っていますよ。
甘酸っぱいチリソースが、抜群に美味しさを引き出してくれます。
お店によってチリソースの味付けが異なるそうです。
ファインは一度しか食べませんでしたが、大当たりで感動するほど美味しかったです。
ルンピア
スラム街:Slum Area
帰国前に、出発時間に余裕があったのでケソンのスラム街を覗いてきました。
スラム街に日本人がひとり歩いているとかなり目立つのでジロジロと見られます。
食べ物を売っているところもありますが、衛生的に不安で何も買いませんでした。
マニラのスラム街
散策中に、お椀にサイコロを振って賭け事をしているようなのでじっと見ていると、
「お前もやってみるか?」
とのお誘いを受けました。
もちろん、彼らは日本人から金を巻き上げようとの魂胆だったのでしょう。
余ったフィリピンペソをここで使い切るのもありかな、との考えで参加しました。
サイコロを振って数字を当てるゲームなので、言葉が通じなくても理解できます。
フィリピンペソを全部吐き出すつもりでしたが、ビギーナーズラックというものを初体験。
余ったフィリピンペソを使い切る作戦とは逆に、勝ち始めたのです。
あれ?
これで最後にと、空港までの交通費を残し全額をつぎ込むとまた勝っちゃいました。
ギャラリーも集まってきて、皆さんの目がギラギラしてきてかなりヤバい雰囲気です。
このまま勝ち続けると危険だと察知したファインは、退散することを決意しました。
しかし、このゲームに生活をかけている人もいるらしく勝ち逃げは許してもらえません。
集まった野次馬の子供たちに、ファインが勝った現金を配り逃げました。
その時です。
横に置いてあったはずのスーツケースがないことに初めて気づいたのです。
ゲームに夢中になっている間に、やられてしまいました。 💦
パンシットカントン:Pansit Canton
無くなったスーツケースを探していると「パンシットカントン」の屋台を見つけました。
フィリピン人がよく食べる屋台料理です。
日本では「焼きそば」ですね。
パンシットカントン
残金で、フィリピン最後の食事を美味しく頂き満員電車とバスで空港へ向かいました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
帰国前に、スーツケースとカメラが盗まれたフィリピンはいかがでしたでしょうか?
数か月間の渡航で、ビニール袋一つで帰国したファインは空港で怪しまれましたよ。
でも、多くのフィリピン人は陽気な人たちが多くいい経験をさせてもらいました。
今回はどちらも自分自身のミスなので、不思議と悔しい気持ちはありませんでした。
マニラを散策しているとバスケットをしているフィリピン人をよく見かけます。
ボロボロのバスケットゴールと汚れた服を着た少年たちが楽しそうにボールを追っています。
アメリカの影響なのでしょうか、バスケット人気が高いという印象を受けました。
しかも、遊んでいるだけの草バスケのレベルがかなり高かったのです。
子供たちの微笑ましい光景を観ながら、またフィリピン再訪を誓うファインでした。
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