ブエナス タルデス、旅ブロガーの「ファイン」です。
あなたは、メキシコの首都メキシコシティの空の玄関口の名称をご存じでしょうか?
正式名称は「メキシコシティ国際空港」ですが、通称:ベニート・フアレス国際空港とも呼ばれています。
この名称は、メキシコ合衆国の初代大統領「ベニート・パブロ・フアレス・ガルシア」から命名されたものです。
メキシコシティ中心部から8キロにある空港は、中南米最大級の国際空港と呼ばれています。
日本からメキシコへ来た方は、ほぼメキシコシティ国際空港へ降り立つのではないでしょうか?
ということで、今回はメキシコ国際空港からメキシコシティへの移動方法について語ります。
メキシコシティ国際空港:Mexico City International Airport
世界でもっとも市街地に近い空港と言われています。
通称:ベニート・フアレス国際空港
中南米のハブ空港として、24時間稼働しています。
ハブ空港=各地からの航空路線が集中し、乗客の乗り換え又は目的地となる空港のこと
飛行機が着陸するときに、窓からの景色に民家に突っ込む感覚を覚えました。
日本で例えるなら、福岡国際空港に近い感覚でしょう。
帰国後に調べたら納得しました。
ベニートフアレス国際空港は、世界でもっとも市街地に近い空港と言われていたのです。
空港から市内への移動方法4選
①タクシー
ベニート・フアレス国際空港のターミナルは2つしかありません。
どちらも到着ロビーに出たら、タクシー会社のブースが沢山並んでいます。
ブース内にいるスタッフから「タクシー?」「taxi?」と頻繁に声をかけてきます。
タクシーで市内移動を考えている方は、料金はほぼ同じなので感じの良いスタッフがいるブースを選ぶといいでしょう。
<利用方法>
お好みのタクシー会社のブースで目的地の住所orホテル名を伝えるだけです。
運賃はエリアごとに定められているので、煩わしいことはありません。
タクシー会社のブースで、目的地に見合ったエリア料金のチケットを購入します。
<運賃相場>
空港からセントロ(ダウンタウン)地区:230メキシコぺソ
5人以上の大人数で利用するような場合は大型車利用:400メキシコぺソ
チップ:荷物を運んでもらったら10ぺソ程度
チケット購入後、タクシー乗り場に行き、係員に購入したチケットを提示します。
タクシーの運転手にチケットを渡して、住所orホテル名を伝えるだけで大丈夫です。
ファインのようにスペイン語が苦手な方は、住所メモを渡せば問題ありません。
ベニート・フアレス国際空港
<注意事項>
メキシコシティは朝8時~10時半の間、交通渋滞がひどいので時間がかかります。
17時以降もタクシーに女性一人で乗るのは、渋滞+治安面でお勧めしません。
メキシコシティでは、夜一人で乗車するとタクシー強盗被害にあうケースが高いです。
※上記注意事項を頭に入れてタクシーを利用するか判断して下さい。
<タクシーしか選択肢が場合>
到着ロビーで日本人を見つけてシェアする方法はいかがでしょうか。
もし、日本人が見つけられない場合、女性外国人か夫婦か年配の方でもいいでしょう。
コロナの影響でメキシコ経済も悪化し、タクシー運転手も生きるのに必死なのです。
生活に困っている人は、残念ながら犯罪を犯すしか生き延びる方法がありません。
安全面を考慮すると、到着時間が16時以降はタクシー利用は避けるべきです。
「強盗タクシーの手口」
乗客をタクシーで郊外に連れて行き、荷物を脅し取るケースです。
荷物を取られたあと、郊外にそのまま放置されたらラッキーでしょう。
運転手が男性の場合、若い女性は暴行を受ける可能性もあります。
身なりが綺麗だと誘拐被害にあう可能性も高まりますので要注意です。
②配車アプリ
海外旅行で、ファインが常にオススメしている移動手段です。
UBER(ウーバー)はタクシーよりも安く、スペイン語を話す必要がありません。
ネット環境がないと使えませんが、荷物が多い人や女性ひとり旅にウーバーはお勧めです。
<利用方法>
あなたのスマホをSIMフリーにして、空港で現地のSIMを購入しましょう。
渡航前に、配車アプリのUBERは日本でダウンロードしておくことを推奨します。
ちなみに、UBERはメキシコでは(スペイン語)「ウベル」といいます。
レンタルwifiでも構いませんが、SIMと比較するとかなり高額になりますよ。
利用方法は、スマホでウーバーのアプリを起動し「目的地」を入力するだけです。
決済も登録したクレジットカードで決済されるので、会話をする必要ありません。
身元もはっきりしているので、空港で待機しているタクシーよりも安全です。
※SIMフリーって何?と思った日本の方は、恐らくSIMロックがかかっています。
その場合は、あなたの契約している携帯会社でSIMロックを解除してもらいましょう。
SIMロックを解除したくない方は、機種変更した時の古いスマホは破棄していないでしょうか?
自身が使っていた古いスマホのSIMロックを解除し、海外旅行用に現地で使う人もいます。
SIM
メキシコの携帯会社は複数あります。
どの会社を選べばいいか迷う方は取り敢えず「Telcel(テルセル)社」を選びましょう。
メキシコ最大手で、メキシコ国内で電波が弱いエリアが一番少ない会社です。
メキシコシティ国際空港のターミナル2で「Puerta3(3番ドア)」に窓口があります。
店員さんに「SIMカード、プリーズ」と言っても通じないかもしれません。
メキシコではSIMカードのことを「チップ」と呼んでいます。
「チップ、ポルファボール」で十分理解してくれます。
ポルファボール = お願いします。
「Más barato」を連呼していれば店員さんも一番安いSIMカードを設定してくれますよ。
・有効期間:3ヶ月
・ギガ数:4GB
・SMS利用無制限
・電話利用100分
※記憶が曖昧ですが、料金は200ペソ(1220円)くらいだったと思います。
2019年はクレジットカードが使えなかったので、空港内のATMで現金をキャッシングしました。
③メトロバス:METRO BÙS
バスのカラーは、真っ赤なのですぐに見つけることが出来ます。
メトロバスはメキシコシティの主な通りを走る路面バスで各駅に停車します。
(T1では6番と7番の出口の間、T2ではタクシー乗り場付近から出発します)
ルート:Linea 4/レーン4 歴史地区周辺の「ブエナビスタ駅」が終点です。
運行時間:4時台~24時台まで(日曜、祝日は5時台から24時台まで)
運行間隔:約15分間隔
運賃:30メキシコペソ(約240円)
<利用方法>
事前にメトロブスのICカードを購入しておく必要があります。(メトロにも利用可)
空港には、カード販売と運賃のデポジットをできる黄色い枠で橙色の自動販売機があります。
・ターミナル1:Puerta7(7番出口)
・ターミナル2:Puerta3(3番出口)
自動券売機のカード発行手数料:10ペソ
最低チャージ金額:40ペソ
ちなみに、クレジットカードは2019年の時は利用できませんでした。
「Recarga(チャージ)」「Compra(新しいカードの購入)」の表示で、どちらを選択するのか聞いてきます。
初めて利用する方は、「Compra」を選択しましょう。
自動券売機ではお釣りが出ないので、高額紙幣を入れないように注意が必要です。
(最高120メキシコペソまでデポジット可能)
「Usted esta comprando una Tarjeta Nueva」(新しいメトロカードを購入します)
「Desea Continuar?」 (続けますか?)
「Sí」 (はい)
~デメリット~
渋滞が激しいメキシコシティでは市内へ出るのにとても時間が掛かかります。
一般客も乗車するので、大きい荷物を持った旅行者は邪魔者扱いされるでしょう。
また、エアポートバスではないので旅行客利用に考えられてはいません。
荷物の大きな特にひとり旅の女性には、ハッキリ言って不向きです。
ファインが宿泊した「サンフェルナンド館」では「Hidalgo」バス停で下車します。
安いけど、次に紹介する地下鉄の快適さを知ったファインは今後利用しないでしょう。
④地下鉄・メトロ
一番安くて、個人的に最もオススメしたい移動方法がメトロ(地下鉄)です。
9路線内であれば、どこまで乗車しても5メキシコぺソ(約40円)均一。
メトロの路線図は、東京よりもシンプルで観光客にもとてもわかりやすいです。
<アクセス方法>
メキシコシティ空港第1ターミナルを出て、左沿いに約3分歩いて行くだけです。
最寄り駅:メトロ(地下鉄)5号線/テルミナル・アエレア(Terminal Aérea)駅
入り口の階段にはエスカレーターやエレベーターがないことが唯一のマイナス点かな。
荷物が大きいと、ラッシュ時(8~10時頃、17~22時頃)の時間帯は少々大変かもしれません。
空港第2ターミナルの最寄り駅は1、5、9号線のパンティトラン(Pantitlan)駅です。
所要時間:徒歩8分
但し第2ターミナルの空港周辺は治安が良くない場所なので、オススメできません。
あなたの利用した航空会社が第2ターミナルへ到着した場合でも、
第1と第2ターミナル間を繋ぐ、メトロブス(Metro Bus)を利用して移動しましょう。
まずは、第2ターミナルの4番口=プエルタ・クアトロ(Puerta 4)付近に移動して下さい。
大きな赤いバスが停留しているのですぐにわかります。
乗車時にバスの入り口で係員からチケットを購入(現金のみ20ペソ)します。
このバスで第1ターミナルまで移動し、テルミナル・アエレア駅を利用する方が安全です。
階段入口の露店①
ちなみに、テルミナル・アエレア駅の階段出入口で安くて美味しい露店が出ています。
常に出ているわけではないようで、タイミング次第で開店しているようです。
帰国前に、メキシコペソが余ったらここで使い切るのもいいかもしれませんよ。
階段入口の露店②
<切符購入方法>
切符購入は窓口で、数字を伝えるだけなので簡単です。
1回分はUNO(ウノ)
2回分はDOS(ドス)
ファインは、切符購入時の窓口で大きいお札を出してお釣りで細かいお金を得ました。
メキシコは物価も高くないので、大きいお札は利用するときに困ることが多いからです。
お釣りを用意していないお店が多いので、買い物で小さいなお金があるとかなり便利です。
メトロの駅構内には警察がたくさんいます。
個人的には、メトロ構内で治安の悪さは全く感じませんでした。
女性なら、女性専用車両もあるし身元の分からないタクシーよりも安全だと思います。
ファイン的には、メトロが一番、ウーバーが二番目にお勧めの移動方法です。
メトロバスに関しては「サン・ラサロ駅」までは快適なので三番目でしょうか。
タクシーは、上記で説明した通りなので移動方法としてはお勧めしません。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介した空港から市内への移動方法はいかがでしたでしょうか?
ファインがタクシーをおススメしない理由の一つに以下の事件が起きているからです。
2019年、連続婦女暴行犯のタクシードライバー4名が逮捕されています。
この半年で21人の被害者が出ているのです。
但し、被害届を出しているのが21人というだけで、この数字は氷山の一角と言われています。
つまり、犯人は逮捕された4名以外にもたくさんいるということになります。
海外旅行でタクシーを利用することをお勧めしていないファインですが、
メキシコシティでは、特にタクシー利用を控えるように強く主張します。
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