
皆さんブエナス タルデス、旅ブロガーの「ファイン」です。
ベニート・パブロ・フアレス・ガルシアという名前を聞いたことあるでしょうか?
彼は、メキシコの初代大統領です。
メキシコシティ中心部から8キロにある中南米最大級の国際空港の名前にもなっています。
ということで、今回はメキシコ玄関口からメキシコシティへの移動方法について語ります。
世界でもっとも市街地に近い空港
ベニート・フアレス国際空港は中南米のハブ空港なので24時間稼働しています。
ハブ空港=各地からの航空路線が集中し、乗客の乗り換え又は目的地となる空港のこと。
飛行機で着陸するときに、窓からの景色に民家に突っ込むのかと驚きました。
帰国後に調べたら納得しました。
ベニートフアレス国際空港は、世界でもっとも市街地に近い空港と言われていたのです。
日本で例えるなら、福岡国際空港に近い感覚でしょう。
空港から市内への移動方法
タクシー
ベニート・フアレス国際空港のターミナルは2つあります。
どちらも到着ロビーに出たら、タクシー会社のブースが沢山あります。
料金もほぼ同じなので、感じの良いスタッフがいるブースを選ぶといいでしょう。
お好みのタクシー会社のブースで目的地の住所orホテル名を伝えます。
運賃はエリアごとに定められています。
タクシー会社のブースで、目的地に見合ったエリアの料金のチケットを購入します。
<運賃相場>
空港からセントロ(ダウンタウン)地区まで:230メキシコぺソ
5人以上の大人数で利用するような場合は大型車利用:400メキシコぺソ
チップ:荷物を運んでもらったら10ぺソ程度
チケット購入後、タクシー乗り場に行き、係員に購入したチケットを提示します。
タクシーの運転手にチケットを渡して、住所orホテル名を伝えるだけで大丈夫です。
ファインのようにスペイン語が苦手な方は、住所を書いたメモなどを示せばokです。
ベニート・フアレス国際空港
メキシコシティは朝8時~10時半の間、交通渋滞がひどいので時間がかかります。
17時以降もタクシーに女性一人で乗るのは、渋滞+治安面でお勧めしません。
メキシコシティでは、夜一人で乗車するとタクシー強盗被害にあうケースが高いです。
<タクシーしか選択肢が場合>
到着ロビーで日本人を見つけてシェアする方法はいかがでしょうか。
もし、日本人が見つけられない場合、女性外国人か夫婦か年配の方でもいいでしょう。
コロナの影響でメキシコ経済も悪化しています。
生活に困っている人は、犯罪を犯すしか生き延びる方法がないのが現状なのです。
「強盗タクシーの手口」
乗客をタクシーで郊外に連れて行き、荷物を脅し取るケースです。
荷物を取られたあと、郊外にそのまま放置されたらラッキーでしょう。
運転手が男性の場合、若い女性は暴行を受ける可能性もあります。
身なりが綺麗だと誘拐被害にあう可能性も高まりますので要注意です。
安全面を考慮すると、到着時間が16時以降はタクシー利用は避けるべきです。
配車アプリ
海外旅行で、ファインが常にお勧めしている移動手段です。
UBER(ウーバー)はタクシーよりも安く、スペイン語を話す必要がなく安全です。
ネット環境がないと使えませんが、荷物が多い人や女性ひとり旅にウーバーはお勧めです。
あなたのスマホをSIMフリーにして、空港でSIMカードを購入しましょう。
渡航前に、配車アプリのUBERは日本でダウンロードしておくことを推奨します。
UBERは、メキシコでは(スペイン語)「ウベル」といいます。
利用方法は、アプリを起動し目的地を入力するだけです。
決済も登録したクレジットカードで決済されるので、会話も必要ありません。
身元もはっきりしているので、タクシーよりも安全です。
バス:Autobús
運行時間:4時台~24時台まで(日曜、祝日は5時台から24時台まで)
運賃:30メキシコペソ(約240円)
<利用方法>
事前にメトロブスのICカードを購入しておく必要があります。(メトロにも利用可)
空港には、カード販売と運賃のデポジットをできる機械があります。
その機械でICカードを16メキシコペソ(10メキシコペソ分はデポジット)で購入します。
機械ではお釣りが出ないので、高額紙幣を入れないように注意しましょう。
最高120メキシコペソまでデポジット可能です。
サン・ラサロ駅からセントロ地区などを通る一般路線を利用する場合+6ペソ必要です。
メトロバスはメキシコシティの主な通りを走る路面バスで各駅に停車します。
市内を往復する特別なラインが約15分間隔で出ています。
(T1では6番と7番の出口の間、T2ではタクシー乗り場付近から)
一番のデメリットは市内へ出るのにとても時間が掛かることです(1時間程度)。
旅行者使用になっているのは空港からサン・ラサロ駅(ライン4の始点&終点)まで。
乗り換えをすると通常運行になるので、大きい荷物を持った旅行者は邪魔者扱いです。
サン・ラサロ駅から一般の路線へ乗り換えた場合、別途6メキシコペソが必要です。
荷物の少ない旅人向けで、決して旅行客利用に考えられているとは思えません。
荷物の大きな特にひとり旅の女性には不向きだと感じます。
地下鉄・メトロ
一番安くて、個人的にお勧めしたい移動方法がメトロ(地下鉄)です。
9路線内であれば、どこまで乗車しても5メキシコぺソ(約40円)均一。
メトロの路線図は、東京よりもシンプルで観光客にもとてもわかりやすいです。
<アクセス方法>
メキシコシティ空港第1ターミナルを出て、左沿いに約3分歩いて行くだけです。
メトロ(地下鉄)5号線の駅、テルミナル・アエレア(Terminal Aérea)があります。
入り口の階段にはエスカレーターやエレベーターがないことが唯一のマイナス点です。
荷物が大きいと、ラッシュ時(8~10時頃、17~22時頃)の時間帯は少々大変かもしれません。
空港第2ターミナルの最寄り駅は1、5、9号線のパンティトラン(Pantitlan)駅です。
所要時間:徒歩8分
但し第2ターミナルの空港周辺は治安が良くない場所なので、お勧めできません。
第1と第2ターミナル間を繋ぐ、メトロブス(Metro Bus)を利用して移動しましょう。
第2ターミナルの4番口=プエルタ・クアトロ(Puerta 4)付近に移動してください。
大きな赤いバスが停留しているのですぐにわかります。
乗車時にバスの入り口で係員からチケットを購入(現金のみ20ペソ)。
このバスで第1ターミナルまで移動し、テルミナル・アエレア駅を利用する方が安全です。
階段入口の露店①
ちなみに、階段入口で安くて美味しい露店が出ています。
いつもではないので、タイミング次第で開店しています。
帰国前に、メキシコペソが余ったらここで使い切るのもいいかもしれません。
階段入口の露店②
<切符購入方法>
切符購入は窓口で、数字を伝えるだけなので簡単です。
1回分はUNO(ウノ)
2回分はDOS(ドス)
ファインは、切符購入時の窓口で大きいお札を出してお釣りで細かいお金を得ました。
メキシコは物価も高くないので、大きいお札は利用するときに困ることが多いです。
お釣りを用意していないお店が多いので、買い物で小さいなお金があると便利です。
メトロの駅構内には警察もたくさんいます。
メトロ構内では、治安の悪さは全く感じませんでした。
女性なら、女性専用車両もあるし身元の分からないタクシーよりも安全だと思います。
ファイン的には、メトロが一番、ウーバーが二番目にお勧めの移動方法です。
バスは「サン・ラサロ駅」までは快適なので三番目。
タクシーは、上記で説明した通りなので移動方法としてはお勧めしません。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
2019年、連続婦女暴行犯のタクシードライバー4名が逮捕されています。
この半年で21人の被害者が出ています。
被害届を出しているのが21人というだけで、この数字は氷山の一角です。
つまり、犯人は逮捕された四名以外にもたくさんいるということになります。
海外旅行でタクシーを利用することをお勧めしていないファインですが、
メキシコシティでは特にタクシー利用を控えるように強く主張します。
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