「泥が合流する場所」クアラルンプールのB級グルメ「4大屋台街」について#106

マレーシア料理のロジャックMalaysia
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スラマッ トゥンガハリ、旅ブロガーのファインです。

この記事のタイトル「泥が合流する場所」はマレー語を直訳したものです。

泥 = lumpur

合流する場所 = kuala

クアラルンプール中心部にある代表的なマスジット・ジャメモスクの付近に「クラン川」と「ゴンバック川」が流れています。

この2つの川の合流する場所が「クアラルンプールの地名の起源」とされています。

そのクアラルンプールの楽しみの一つに「食」があります。

東南アジアの食事は、基本的に日本人の口に合うと思います。

その中でも、多文化が入り混じったマレーシアはかなり上位に入るでしょう。

マレーシアでは、1日6食食べるのは普通です。

ファインも「郷に入っては郷に従え」通り、1日6食も食べていましたwww

それも、殆ど屋台で・・・・・・・♪

 

ということで、今回はクアラルンプールの「食」について語ります。

 

 

バクテー:肉骨茶

骨付き豚肉や野菜を漢方と一緒に煮込んだ栄養満点の「スープ料理」です。

これは、苦手な人とハマる人に分かれると思います。

選んだ店が良かったのかもしれませんが、ファインは完全にハマりました。

 

<新峰肉骨茶:Sun Fong Bak Kut Teh / スンホンバクテー>

お店はオープンな店舗と屋台が融合したような雰囲気です。

朝から営業しているので、地元の方々は朝食として食べているのでしょう。

観光客もアクセスしやすいのですが、たまたま訪れた時に日本人はファインだけでした。

ほぼ地元客が席を埋めていたので、欧米人も1組しかいません。

営業時間:7:00~23:00

 

日本語メニューはありませんでしたが、写真付きで英語メニューはあるので大丈夫。

大勢で行くときは、コースメニューもあります。

ファインが注文したバクテーの見た目は真っ黒のスープに肉が入っている感じです。

視覚から入ると

「えっ」

と思いますが、味は見た目よりかなりあっさりしています。

 

漢方が入っているのは味覚でもわかりますが、見た目ほど強烈ではありません。

味付けはやや甘めで、甘党であるファイン好みでした。

この時はライスを注文しましたが、揚げパンと一緒に食べるのが通らしいです。

人生初「バクテー」を食べた感想は、シンプルに

旨いっ」

その言葉しか出てきませんでした。

これは、次回マレーシアに来たら再訪決定です。

駅周辺で、現地人に店の名前を見せたらお店の前まで連れて行ってもらえました。

マレーシア人は、基本的に優しい人が多いです。

 

ファインが食したのは定番の「Special Bak Kut The」。

料金:小23RM(約676円) 大34RM(約1,000円)

2人~3人の複数人分注文することも出来ます。

46RM(約1,352円)

別名:マレーシアバクテー(黒バクテー)

このお店にはシンガポールバクテー(白バクテー)もあります。

 

アクセス:Access

最寄り駅:ブキッ・ビンタン駅徒歩10分

 

 

 

亀ゼリー:Turtle jelly

チャイナタウンをぶらぶら歩ていいたら、偶然見つけてしまいました。

帰国後に知ったのですが、本家の恭和堂とは無関係らしいですね。

亀の甲羅の裏のコラーゲンと仙草、天草などの漢方薬を固めて作ったゼリーです。

デザートというよりは、体の調子を整える食べ物としての意味合いが強いかもしれません。

亀の甲羅の裏のコラーゲン成分が自然に固まるので、ゼラチンは使用していないようです。

<恭和堂:koong Woh Tong>

亀ゼリーの有名店です。

料金:小9RM(約265円)

現在は、小10RM(約294円)に値上げしているようです。

 

ファインは、試しに「亀ゼリー」を1つ注文してみました。

お茶のポットのような容器と一緒に提供されます。

小皿がついてくるので、その小皿に亀ゼリーを移してから食するようです。

恐る恐る一口だけ、パクリッ

「苦っ」

顔をしかめたファインを見て、恭和堂の店員さんが

「これをかけるのよ」

とシロップを指さしました。

助言通り、シロップをかけて食べてみました。

うん、甘いシロップをかけると美味しく感じます。

24種類もの漢方薬が入っておる、以下の効能があるとのこと。

・美肌効果

・便秘

・疲労回復

・デトックス効果

・喉の痛み

・痔

・夏バテ予防

・風邪

・のどの痛み

エキスが濃いものほど、苦みが増すみたいです。

ファインは店内で頂きましたが、「恭和堂」ではテイクアウトもできます。

時間がない人は、宿に帰ってからデザートとして食べるのもありかもしれません。

店員さんに、お茶をススメられたので頂きました。

五花茶:Five Flower Tea

ファインが一口飲んだとき、店員さんが、目を指さしました。

おそらく目にいい効果があるものと推測しました。

不味くはないですが、日本ではあまりない味だと思います。

 

アクセス:Access

最寄り駅:Imbi駅から約350m

 

 

 

チリクラブ:Chile Crab

辛めのソースでカニを炒めた料理です。

このブログはひとり旅をうたっていますが、この店は連れて来てもらいました。

クアラルンプールからは、やや遠いのでひとりでは行かなかったかもしれません。

ピリ辛のかにに慣れていない日本人には、新鮮な印象を受けると思います。

<Fatty Crab Restaurant>

地元では有名店らしく、ファインが訪れた時はまあまあの行列でした。

行列に並んでいる間に、店員さんが注文を伺いにきます。

オロオロモタモタしていると、少々気まずい雰囲気に・・・・・・・・・💦

ファインにはすぐに注文できなかったので、連れてきてくれた人に全部お任せです。

お会計もしていないので詳細は不明ですが、2人で2000~3000円くらいでしょうか。

(はい、ご馳走になったのです)

チリクラブのソースにパンをつけて食べると2度美味しいので試す価値ありですよ。

 

チリクラブチリクラブ

アクセス:Access

最寄り駅:Taman Bahagia駅から650m  徒歩9分

 

 

 

「ナシゴレン」と「ナシレマ」:Nasi goreng & Nasi lemma

ナシゴレンとは、マレー語で、「ナシ」がご飯、「ゴレン」が揚げるの意。

ずばり「チャーハン」です。

ナシレマとは、マレー語で「ナシ」がご飯、「レマ」がココナッツ油の意。

ココナッツミルクで炊いたご飯に、おかずをトッピングする食べ物です。

バナナの葉に小魚・骨付きチキン・ゆで卵などをトッピングします。

鶏肉が一番ポピュラーですが、牛肉やヤギの肉を使用するお店もチラホラ見かけます。

ナシゴレンナシゴレン

サンバルという辛めのチリソースをかけて頂きます。

料金:4RM~8RM(約118円~235円)

ローカル店なら約100円で食べられますが、有名店でも250円くらいです。

インドネシアでも食べましたが、マレーシアの方が全然美味しかったです。

バナナの葉に包んで売っているので、テイクアウトする人が多い傾向です。

 

ナシゴレンを知っている人は多いですが、ナシレマを知らない人が多いみたいです。

ナシレマの特徴は、バナナの葉に包んで炊き上げます。

お店によっては、蒸して調理する所もあります。

「ナシレマ」を作っているHironaさんの動画がわかりやすいのでここで紹介します。

(1) Part2 マレーシアの国民食ナシレマを作ってみた!/Japanese try to make Nasi Lemak!🇯🇵🇲🇾 – YouTube

 

 

 

クアラルンプールの4大屋台街

クアラルンプールの屋台街でお金を払うときは20RM以下の紙幣を用意しましょう。

50RM(約1,467円)以上だと首を横に振られるか、露骨ろこつに嫌な顔をされます。

間違っても100RM札(約2,935円)は、屋台で使わないようにしましょう。

どんどんお客を裁かないといけないので、彼らにはお釣りなど渡している暇はありません。

夜に訪れる方が多いと思うので、大きな紙幣は昼間のうちに小さくしておくことをオススメします。

お札なら

20RM(約587円)

10RM(約294円)

5RM(約147円)

1RM(約29円)

が屋台では一番使いやすい紙幣です。

①アロー通り:Alor Street

別名:ジャラン・アロー

クアラルンプール最大の屋台がと言えば「アロー通り」です。

これに異論を唱える人はいないでしょう。

全長300mの屋台街は知名度が高く、欧米人の姿も多く見かけます。

今回紹介する屋台街では、料金的には最も高いと感じました。

中国風の屋台が多く、常に込み合っています。

注意点としては、人混みが凄いのでスリも多いらしいです。

アクセス:Access

最寄り駅:地下鉄(MRT)ブキッビンタン駅

 

②チャイナタウンの屋台街:Jalan Sultan

マドラスレーンと呼ばれている通りには、活気が満ちています。

正式名称:ジャランサルタン

飲食屋台以外に、偽物の時計や衣服なども売られています。

エキゾチックという言葉がぴったりの通りです。

目的の飲食に関して、殆どのお店がプラスチックの椅子を使っています。

個人的には、スパイシーなスープ麺「カレーラクサ」が美味しかったです。

チャイナタウンでは、中国風スープの「ヨンタオフー」はどこでも食べられます。

エネルギッシュな通りですが、深夜は治安が悪くなるので注意が必要です。

アクセス:Access

最寄り駅:LRT 「Pasar Seni駅」

 

③インビ屋台街:Imbi Food Street

アロー通りの屋台街ほど賑わいはありません。

落ち着いた雰囲気で、マレーシアの屋台を楽しみたい方にはオススメのエリアです。

リーズナブルな価格で、ローカルな屋台街を楽しむことが出来ます。

フィアン的には、ここで食べた「イカン・バカール」が忘れられません。

ただの「焼き魚」なのですが、味付けがピリ辛でご飯が欲しくなります。

<補足>

2016年に「ICC Pudu」移転されました。

室内マーケットで、80以上の屋台が軒を連ねているそうです。

室内という事で、清潔感があり衛生面も心配ありません。

ファインは移転後に訪れていないので、知人からの情報を補足として載せました。

営業時間:9:00〜18:30(月曜日除く)

アクセス:Access

移転前の最寄り駅:MRT 「Bukit Bintang駅」又はKLモノレール「Imbi駅」徒歩7分

移転後の最寄り駅:PUDU駅から約650m Imbi駅から約1.2km

 

④ラジャ通り:Jalan Raja

ラジャ通りの後ろに、冒頭でお話しした地名の由来となった川が流れています。

ラジャ通りは、ナシチャンプルが名物の屋台通りです。

ナシチャンプルはお皿にご飯を盛り付けて、数十種類のおかずをトッピングするシステム

クアラルンプールの屋台はなかなかのボリュームです。

一人で食べ歩きするなら、1軒のお店でお腹いっぱいになるでしょう。

沢山の種類を食べたいならサテー(焼き鳥)がお勧めですよ。

 

マレーシア風焼き鳥のサテーマレーシア風焼き鳥のサテー

 

アクセス:Access

最寄り駅:Raja Chulan駅 又は マスジッ ジャメ駅

 

屋台での注文方法

屋台街では、日本語は勿論英語も通じない所もありますが、ほぼ問題はありません。

屋台街でお店を決めたら食材を選び、指差しで店員さんに伝えます。

英語が話せなくても、単語を伝えれば理解してくれるでしょう。

隣の席の調理を指さすだけでも、屋台では失礼になりません。

積極的にオーダーして下さい。

会計は、店員が料理をテーブルに運んできたタイミングが一般的です。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

追伸

今回ご紹介したクアラルンプールのB級グルメは、いかがでしたでしょうか?

記事内で紹介した「亀ゼリー」は、妊娠中又は生理中の方は食べない方がいいみたいです。

デトックス効果や解熱効果が、女性の体を冷やすリスクが高いと言われています。

ファインは試していませんが、地元ではカップラーメンに入れて食べる人もいるそうです。

日本でも、中国や東南アジアに行かなくても通信販売で購入することが出来ます。

便利な時代になったものですねwww

 

また、セルダス通り(Jalan Cerdas)にマレーシア最長のナイトマーケットがあります。

全長は約2km、500もの屋台が出ているのですが、水曜日しか開催していません。

ファインが訪れた時は、水曜日ではなかったので楽しむことは出来ませんでした。

営業時間:18:00〜25:00

クアラルンプール再訪の時には、水曜日を狙って訪れる予定です。

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管理人

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<自己紹介>
飛行機が飛ばない状況でも、未知の国へ行く意欲がまったく衰えない旅ブロガーです。ひとり旅を好むが寂しがり屋という矛盾した性格をしています。都内の大学卒業後、旅行会社へ就職。転職後も旅行関連の資格を取得し観光業界へ従事。添乗員を目指している方、国家資格取得を目標にしている方の参考になるネタを投稿していく予定です。海外旅行では、失敗だらけだけど無事に帰国できればokという考えで旅を続けています。同じ旅好き、もしくは観光業界への就職を目指している方々の役に立ちたいという思いでブログをはじめました。旅行に関する情報をシェアしあなたと一緒に成長できれば嬉しく思います♪

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