ブエナスタルデス、旅ブロガーの「ファイン」です。
あなたは、メキシコ革命(Mexican Revolution)をご存じでしょうか?
1910年から1917年にメキシコで起きた「民主政府回復」を目指した革命です。
メキシコでは1900年代に、知識人による民主化運動が活発化してきました。
武装闘争により一時は革命に成功したかに思えたが、革命勢力の分裂の影響もあり3階も内戦が繰り返されたメキシコを語る上では避けて通れない歴史的な革命を指します。
その革命を記念して建てられた記念塔がメキシコシティのランドマークになっているのです。
ということで、
今回は、メキシコシティのランドマーク「革命記念塔」について語ります。
革命記念塔:Revolutionary Monument
その名の通り「メキシコ革命(Mexican Revolution)」を記念する為のモニュメントです。
革命記念塔の下からの画像
<世界で最も高い凱旋門>
世界一高い凱旋門は、高さ60メートルの平壌凱旋門とされています。
しかし、革命記念塔の高さは67メートルです。
この革命記念塔は、凱旋門の定義から外れているのでどちらが世界一か判断が分かれます。
<凱旋門の定義>
軍事的勝利を讃えるために作られた記念碑
革命は、国同士の戦争ではないので凱旋門の定義から外れると言われています。
「革命は戦争だ」との意見は、革命記念塔が世界一高い凱旋門と主張しています。
「革命は戦争でない」との意見は、平壌凱旋門が世界一の高さだと主張しています。
どちらが正しいのか、見解の相違によるので明確な答えはありません。
<メキシコ革命:Mexican Revolution>
1910~1917年
メキシコのディアス独裁政権を倒したラテンアメリカ最初の民主主義革命のことを指します。
ディアス独裁政権を倒し、1917年憲法が制定された年までがメキシコ革命とされています。
1910年自由主義者フランシスコ・イグナシオ・マデロ・ゴンザレスの呼びかけに応じた農民軍が、翌年に独裁政権を倒し、1917年に共和制憲法が成立しました。
革命を通じてアメリカの露骨な介入があり、アメリカに対する抵抗も含まれています。
★フランシスコ・イグナシオ・マデロ・ゴンサレス(第33代のメキシコ大統領)
革命記念塔は、メキシコシティの中心部、レフォルマ通りとインスルヘンテス通りの
交差点近くの共和国広場(Plaza de la República)の中心にあります。
露店や大道芸人、それに修学旅行生などもいてとてもにぎやかな雰囲気です。
とても激しい革命を記念して建てられた場所とは思えないような雰囲気でした。
共和国広場にある革命記念塔
塔の最上階から新市街の街並みを眺めることができる絶景スポットは大人ばかりです。
入館してすぐ左側にチケット販売所があります。
<入場料は2種類>
①展望台のみ 70メキシコペソ(約371円)
②フルアクセス 90メキシコペソ(約477円)
フルアクセスコースを選ぶと展望台の頂上まで登ることができますよ。
革命記念塔は、メキシコ革命に寄与した4人の大統領の霊廟でもあります。
①フランシスコ・マデロ・イグナシオ・マデロ・ゴンサレス
②ベヌスティアーノ・カランサ・ガルサ(第37代メキシコ大統領)
③プルタルコ・エリアス・カリェス(第40代メキシコ大統領)
④ラサロ・カルデナス・デル・リオ(第44代メキシコ大統領)
<国立革命博物館:Museo de la Revolucion>
夜はライトアップもされる革命記念塔には、国立革命博物館が併設されています。
1867年から1917年までの激動の革命の歴史を時系列に並べている博物館です。
文書、新聞小説、写真、洋服や制服、武器、家具などを見学することが出来ます。
※水曜日は入場料無料なので混雑しています。
国立革命博物館
アクセス:Access
最寄り駅:地下鉄2号線レボルシオン駅(REVOLUCION) 徒歩5分
共和国広場からの通り
独立記念碑:Monumento a la Independencia
名称が似ているので、観光客には「革命記念塔」と間違える人がチラホラ見かけます。
通称「独立記念柱」(Columna de la Independencia)とも呼ばれています。
独立記念碑は、メキシコシティの目抜き通りである「レフォルマ通り」にあります。
以下の写真ではわかりにくいかもしれませんが、柱の上に「アンヘル」と呼ばれている天使が見えるでしょうか?
地元では天使と呼ばれていますが、正式にはギリシャ神話に出てくる勝利の女神「ニケの像」で、近づくとわかりますが6.7mもあるのでかなり大きいですよ。
レフォルマ通りと独立記念碑
柱の高さ:36メートル
柱の中には展望だに登るための200段の階段があります。
アクセス:Access
タケリア・エル・プログレソ:Taqueria El Progreso
世界一美味しいタコス屋として、多くのガイドブックなどで紹介されています。
上記で紹介した「独立記念碑」から1.6kmの距離なので行ってきました。
感想としては、・・・・・・普通でした。www
以前紹介したハンバーガーは間違いなく世界一だと断言できますが、このお店のタコスは勿論不味くはないのですが、リピートするほどかと言われれば微妙です。
ちなみに、料金が20ペソと、他のタコス屋さんの約2倍もするのです。
サイズは大きめとはいえ、世界一と言われれば、正直もっと美味しい店はあります。
あくまでも、ファインの個人的に感想ですが一応地図だけ貼っておきますね。
アクセス:Access
パンチョロサレスジム:PANCHO ROSALES GYM
タコスを食べた後、ファインは亀田ファミリーが修行したジムへ見学してきました。
大学4年生のボクサーが「サンフェルナンド館」に宿泊していて、誘って頂いたのです。
パンチョロサレスジム
生まれて初めて生でスパーリングを見たけど、迫力がありかっこよかったです。
ちなみに、1ラウンド3分って、結構長いですね。
パンチョロサレスジム②
もうすぐ試合があるという人の練習を見学させてもらいました。
真剣に何かに打ち込んでいる姿は「かっこええなぁ」とちょっと感動しちゃいました。
パンチョロサレスジム③
アクセス:Access
サンフェルナンド館に戻り、みんなで食材を購入し夕食をシェアしました。
ここで生まれて初めて、サボテン料理を食べたのです。
代官山のメキシコ料理屋で働いている日本人が作ってくれて、美味しかった~!
みんなで作った夕食
ここまで読んでいただきありがとうございます。
追伸
今回ご紹介した「革命記念塔」と「パンチョロサレスジム」はいかがでしたでしょうか?
世界一美味しいタコス屋に関しては、「別格だと」絶賛する人もいました。
でも、ファイン的にはみんなでシェアした夕食の方が何倍も美味しかったです。
年齢や性別や職業などみんな様々だけど、日本人宿のシェア飯って楽しいですよ。
目的がない旅でも、海外での日本人宿での出会いだけでも貴重な体験だと思います。
次回のカンクン編でも、サンフェルナンド館で一緒になった人と再会しました。
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