シンチャオ、旅ブロガーのファインです。
あなたは、ベトナムの代表的な観光地と問われればどこを思い浮かべますか?
ベトナムを訪れた観光客の多くは、「ハロン湾」と答えることでしょう♪
ハノイから約165kmに位置し、1994年世界自然遺産に登録されました。
ハロン湾は、大小3,000もの石灰岩の奇岩や島々が点在する名勝地です。
ハノイ発ツアーの多くは、ハロン湾を組み入れている旅行会社が多い傾向にあります。
ベトナム紙幣20万VNDにも、ハロン湾の「香炉島」が使われています。
ということで、今回は、「世界自然遺産・ハロン湾」の魅力について語ります。
ハロン湾・地名の由来/ハロン湾伝説
昔々、中国がベトナムに侵攻してきた時の話です。
中国からの侵略に困っていたベトナムを守るために龍が舞い降りたという伝説があります。
龍の親子が突然現れ、口から吐き出した炎や宝石で次々と敵を撃破していきました。
その宝石は、やがて湾内の奇岩になったと伝えられています。
ちなみにツアーガイドは必ずこの話をしますwww
ハロン湾の名称は、ロン(龍)が降りてくるハ(海)から名付けられております。
ハロン湾の龍
動物や物に見える奇岩は、実際は2億5千年前に海底で形成されたと言われています。
長い年月をかけて、大地が削られ石灰の層を隆起させて現在の奇岩が生まれたのです。
「海の桂林」って、聞いたことありませんか?
ハロン湾を説明するときに添乗員がよく使います。
ハロン湾のカルスト地形は、中国の桂林からラオスまで広がる広大なカルスト地形の一部であることから、そのように呼ばれているのです。
ベストシーズン:Best Season
地形的に、霧などの天候に左右されやすいのがハロン湾の特徴です。
ハロン湾では3月~4月が短い春となり、11月~4月にかけて乾季となります。
神秘的な奇岩群の眺望を楽しむなら、比較的天候が安定している乾季がお勧めです。
但し、旅行会社ではツアー代金が高騰する5月~10月の夏の渡航を推奨しています。
日本のGWや夏休みと重なることも影響していますが、理由は他にあるのです。
実は、この時期のハロン湾にビーチが造成されるのです。
突然の雨も無関係な海水浴と奇岩群の眺望の両方を楽しめると推奨しているのです。
ハロン湾
様々な旅行会社がハノイから日帰り・1泊2日、2泊3日のツアーを組んでいます。
価格は高いですが、ホテル船に宿泊するツアーも欧米人を中心に人気があります。
ツアーの種類が沢山あるので自分にあったツアーを見つけるのも楽しみのひとつです。
※旅行会社は沢山あるので最低でも2社~3社は比較検討することをお勧めします。
ファインがハロン湾を訪れたときは、ハノイから高速道でハイフォンまで行きました。
そのハイフォンからは、高速がなく一般道を走るしか方法はありません。
旅人の中には、個人で行くと時間もかかるのでツアーを選択する人も多かったです。
ファインも初めてハロン湾に行った時は、現地のツアーを選択しました。
しかし、現在は高速道が開通したので断然個人で行くことをオススメします。
アクセス:Access
<ミーディン・バスターミナル:Ben Xe My Dinh>
ハノイにある長距離バスターミナルです。
ハノイ中心部から「34番」の路線バスに乗車すれば、簡単に到着できます。
バス停は複数ありますが、ファインはホアンキエム湖からソンホン川へ向かう途中のバス停から乗車しました。
前回紹介した「ホアロー収容所」と「女性博物館」の間に「総合病院」があります。
方向音痴な方は、ハイバーチュン通りの方が見つけやすいかもしれません。
バス停には、青い看板に行先の番号が書いてあります。
ベトナム人に話しかけるのが苦手なら、日本人宿「ハッピーハウス」で聞きましょう。
※現在「ハッピーハウス」は「EZ STAY Hanoi」と合併しているようです。
前回紹介した「86番」バスも旧市街に停まるので、降車場所を覚えておくと安心です。
運賃:7,000VND(約36円)
所要時間:約45分
距離:ホアンキエム湖から約10km
運賃は乗車後に、車掌さんに直接払います。
お釣りがない事が多いので、小額紙幣を準備しておいたほうがいいかもしれません。
終点がミーディン・バスターミナルなので、寝ていても乗り過ごす心配はありません。
バス停を見つける自信がない方は、Grabなど配車アプリを利用しましょう。
ミ―ディン・バスターミナルに到着後、まずはチケット窓口を探しましょう。
快適な高級バスから安かろう悪かろうのバスまでたくさんのバスが出ています。
安いバスは道端で降ろされるので、ここでは利用頻度が高い人気のバスを紹介します。
<バス会社:KUMHO VIET THANH>
運賃:12万VND~15万VND(約615円~約769円)
所要時間:3時間35分
トイレ休憩は1度だけあり、車体が同じなのでバスナンバーだけは覚えておきましょう。
運賃の差は、一般道を利用するか高速道路を利用するかの違いしかありません。
バスターミナルに売店が並んでいるので、小腹が空いたら乗車前に食事もできます。
もし宿をチェックアウトした方は、大きい荷物等はバスの下へ預けることが可能です。
ファインは小心者なので、自分のバスの前で軽食をモグモグ食べました。(置いて行かれたくないから)
ちなみに、「バイチャイ・バスターミナル」は終点ではありません。
「Ben Xe Bai Chay(ベンセーバイチャイ)」
とドライバーに言われたら自分で降りましょう。
ついウトウトして、乗り過ごす日本人が時々いるみたいですからね。
運行時間:7時台~18時台
復路は18時が最終なので、乗り遅れたらバイチャイで1泊することになります。
ハノイには、以下のバスターミナルもあります。
- ルオンイエン・バスターミナル(Ben Xe Luong Yen)
- ザーラム・バスターミナル(Ben Xe Gia Lam)往路34番、復路3番のバス
この2つは、今回ファインは利用していないのでここでは割愛します。
<バイチャイ・バスターミナル:Bến Xe Bai Chay>
ハロン湾の最寄りバスターミナルです。
バイチャイ・バスターミナルからハロン湾へ向かいます。
<ハロン湾の船乗り場は2ヶ所>
①Ben Tham Vinh Ha Long Trong Ngay Tuan Chau (トゥアンチャウ日帰りハロン湾観光船着き場)
トゥアンチャウ島船着き場へバイチャイ・バスターミナルからの行き方は2択
バイクタクシー:6万VND(約308円)
タクシー:10万VND(約513円)
ファインが訪れた時よりも値上げされている可能性があるので、こちらも要確認です。
理由は不明ですが、ファインが訪れた当時はここで「Grab」は利用できませんでした。
②Vincom Plaza Ha Long(荷物を運んだり、漁に出掛けたりする地元の生活の場)
ハロン湾クルーズ:Halong Bay Cruise
「トゥアンチャウ島船着き場」に到着したら、自分に合ったツアーに申し込みます。
大きく分けると「日帰りツアー」と「クルーズ船に宿泊するツアー」の2つです。
日帰り5時間ツアーは、「漁村」「闘鶏岩」「ティエンクン洞窟」などを廻ります。
ハロン湾ツアーでは「ティートップ島」にも立ち寄る旅行会社が多い傾向です。
ティートップ島に立ち寄るツアーは、「海水浴」か「ハイキング」の選択を求められます。
欧米系の観光客に人気があるのが「ゴリラ岩」です。
最初教えられたときは角度が悪く、全然ゴリラに見えませんでした。
しかし、ゴリラ岩の横に来たら興奮するほど
「ゴリラだ~」
と叫んじゃいました。
横顔がゴリラに見えるゴリラ岩
3000弱ある奇岩の中で、1・2を争う人気の奇岩が「闘鶏岩」です。
20万VND札を手に持って、記念撮影する「香炉島」と人気が分かれます。
ハロン湾を象徴する闘鶏岩(ホンガチェ島)
クルーズ船の宿泊ツアーは、丸1日ハロン湾に滞在します。
料金は高いですが、世界自然遺産のなかに停泊して夜を明かす体験が出来るのです。
さらに「英語ガイド付きツアー」と「日本語ガイド付きのツアー」の2択があります。
ざっくりですが、日本語ガイドツアーは英語ガイドツアー料金の2倍です。
アクティビティ:Activity
アクティビティはツアーや日程、クルーズ船によって料金が異なります。
<シーカヤック:Sea kayaking>
北海道などでは有名なシーカヤックを自分自身で操作します。
クルーズ船では行くことのできない狭い所にも自力で行くことが出来るのです。
波が穏やかなので、初めての方でもいつの間にか操縦できるようになっていますよ。
シーカヤック
シーカヤック②
<湾上の漁村訪問>
ハロン湾には3つの海上村があります。
海上に浮かぶ漁村を訪れ、小舟に乗り換えて湾上を観光します。
実際に海上で生活する人々の暮らしに触れることが出来るのです。
ファインは、ここで驚きの光景を目にしました。
小舟を操作している女性が、途中の立ち寄った崎で子供を乗船させたのです。
微笑ましい光景なので、観光客も殆ど気にすることなく笑っていました。
海上村
驚いたのは、次の海上村に立ち寄った時です。
小舟を操作している母親がその子供をまだ接岸していない状況で投げたのです。
その子供のお爺さんと思われる方がキャッチしましたが・・・・・・・・
完全に一度空中を飛びましたからね💦
海上村②
もし、お爺さんがキャッチに失敗したら、絶対に海に落ちていましたよ。
「わお~」
推定2歳くらいの男の子はケロッとしていましたが、ファインはつい叫んじゃいました。
<洞窟観光:Cave sightseeing>
自然が長い年月をかけて生み出した洞窟(鍾乳洞)はハロン湾観光の大きな目玉です。
長い年月と言われてもピンとこないですよね。
ガイドさんの説明では、鍾乳洞は100年で1cmしか成長しないそうです。
つまり、人間が入れる大きさの鍾乳洞は最低1万年はかかると言われています。
湾のそばには鍾乳洞がいくつも点在しています。
その中でも一番有名なのが「ティエンクン洞窟(Dong Thien Cung)」です。
トゥアンチャウ港から約4km離れたダウゴー(Dau Go)島にあります。
ツアー会社によっては、「天宮洞」と呼んでいる会社もありますが同じ洞窟です。
ティエンクン洞窟
洞窟内では、幻想的にライトアップされた鍾乳洞の様子が楽しめます。
足場が悪いので、スニーカーなどの歩きやすい靴での見学を推奨します。
ファインが訪れた鍾乳洞は、ティエンクン洞窟だけです。
しかし、ハロン湾には「59」もの鍾乳洞が存在します。
代表的なのは、スンソット鍾乳洞とティエンカインソン鍾乳洞です。
ツアーではファインの訪れたティエンクン洞窟か上記2つのどれかに行くと思います。
ティエンクン洞窟②
Vincom Plaza Ha Long
個人が所有している屋根付きの手漕ぎボート
所要時間:1時間
運賃:100,000VND(約513円)
5人までなら何人乗船しても同料金です。
つまり、5人集まれば一人100円弱という破格の安さですよ。
旅行じゃなくて、なんか「旅」をしている感じが素敵じゃないですか。
手漕ぎボート
ちなみに、「Vincom Plaza Ha Long」は、地元の漁師さんが観光客相手にお小遣い稼ぎをしている場所で、旅行会社からはあまりいい印象を持たれていないようでした。
次回はゲストハウスで仲間を募り、この手漕ぎボートでハロン湾を楽しむ予定です。
もしファインとベトナム旅行中に出会ったら、一緒に挑戦してみませんか?www
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介した「ハロン湾」は、いかがでしたでしょうか?
ハロン湾は、映画「キングコング 髑髏島の巨神」のロケ地となったことでも知られています。
2017年公開されたアメリカの映画です。
ハロン湾に行く予定の方は、この映画を見てから訪れると楽しみも増えるかも・・・。
ちなみに、次回紹介予定の「チャンアン」でもこの映画の撮影がされています。
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