ナマステ、旅ブロガーのファインです。
インドを訪れる日本人で、アーグラを訪れる方は多い傾向にあります。
魅力的な観光地であることには、間違いないのですが客引きはかなり多いです。
しつこい客引き攻撃の次は、観光施設の入場料トラブルが待っていますwww
入場料が外国人料金で高額なうえ、さらにお釣りの誤魔化しが日常茶飯事なのです💦
またアーグラでは、マッサージと耳かきの勧誘がとても激しいことで知られています。
過去記事でインドの宿について、ファインは500円以上の宿をお勧めしました。
1,000円以上だと今回紹介するアーグラでもそこそこのホテルに泊まれます。
そのアーグラ周辺では、日本人が被害に合う代表的なトラブルが3つあります。
ということで、今回はアーグラで日本人が経験する「3大トラブル」について語ります。
ファインがアーグラを訪れた時に、ターバンを頭に巻いた男性を多く見かけました。
彼らの正体は、シーク教の信者です。
インドの宗教比率は、ヒンドゥー教約80%、イスラム教約14%、キリスト教約2%、シーク教約2%、仏教教約1%、ジャイナ教約0.5%、その他の宗教0.5%という感じです。
インド人のイメージが強いターバンを巻いた彼らは、意外にもインドでは少数派でした。
アーグラのガイドさんの説明にもシーク教が出てきたので、最後に少し触れています。
アーグラ空港:Agra Airport
アーグラにも小さいながらも、空港があります。
別名:パンディットディエンダウアルウパディヤイ空港
ファイン自身は利用していませんが、以下はアーグラで出会った日本人からの情報です。
この空港は、自家用車の乗り入れが禁止されています。
必然的に2kmの移動に、シャトルバスに乗らなければならないみたいです。
運賃:50RP(約89円)
空港のゲートから施設まで、バスに乗らされる理由は、空軍基地があるからとのこと。
元々は、軍用飛行場で、現在は一般人との併用空港になっているからです。
ちなみに、運賃を高額紙幣で払うと、お釣りに破れているお札を渡されますから。
インドでは、破れたお札はただの紙切れでチャイさえ購入することは出来ません。
この空港でお金のやり取りをするときは、破れたお札に注意しましょう。
アーグラのホテル:Hotels in Agra
アーグラのホテルでは、ベッドの端がカッターのようにメチャクチャ鋭利でした。
ベットの横を通り太ももがかすっただけで皮膚が切れて、10cm以上の傷が出来ました。
ファインだけではなく、他の日本人もスパッと皮膚を数センチ切っていたのです。
アーグラでは、この宿しか泊まっていないので他ホテルの情報はわかりませんが注意は必要ですね。
ファインがアーグラで目撃したトラブルの1つ目が、このホテルで日本人女性がしつこく付きまとわれていた件です。
インド人男性に付きまとわれている様子で、フロントでチェックインするまでついてきます。
日本人女性は、インド人男性に何度も断っているのに部屋まで荷物を運ぶと言って引き下がりません。
フロントでも他の方がチェックインの為に並んでいたので、ホテルの方が注意しました。
その様子をジッと見ていたら、そのインド人の男が
「彼女は友達なので部屋まで荷物を運ぶだけだ」
と言い帰りません。
彼女は、困惑した表情で
「ホテル近くで声かけられただけで友達ではない」
とホテルのスタッフに伝えています。
このホテルでは、フロントマンが男性をホテルから追い出し日本人女性を助けてくれました。
しかし、500円以下の宿ではお客同士のトラブルに関与することはなくほぼ助けてくれません。
万一部屋まで荷物を運ぶことを許した場合、危険な状況になることが想像できます。
チップ攻撃ならまだいいですが、もし襲われでもしたらシャレになりませんから。
インドでは一度相手にすると、ずっと付きまとわれるので特に女性は注意しましょう。
ホテルは基本的に誰でも出入り自由ですから!
また、日本人はホテルの宿泊料金を一人単位で考える方が多い傾向にあります。
しかし、海外のホテルは1室単位で料金が決められている場合がほとんどです。
つまり、1部屋に何人で泊まろうが、1室料金を払えば泊まれます。
あなたが1部屋代を払えば、人数が増えても誰を連れ込んでも関知しない宿は多いです。
アーグラの現地ガイドが日本人観光客に対して共通して伝えることがあります。
「基本的に日本語で話しかけてくる人は、信用しないことが大切です。」
このセリフをインドで何度聞いたことか💦
基本的にインド人は、知らない人には話しかけない国民性です。
あなたに積極的に話しかけてくるインド人は、何かしらメリットを求めているのです。
特にアーグラでは日本語で話しかけてくるインド人は、信用しない方が無難かも知れません。
<補足>
部屋へ荷物を運ぼうとしたインド人男性は、その女性に高額チップを要求していました。
こちらが何も頼んでいないのに勝手に荷物を運んできて「チップ」要求されるケースは、ここアーグラ以外のインドでもよく見かける光景です。
チップはあくまでも頼んだことに対するサービスへのお礼なので、払う必要はありませんからね。
マッサージ:Massage
アーグラだけでなく、インドの国中どこでもマッサージの勧誘には遭遇します。
日本人女性に対して、「マッサージの勧誘」が激しいのは大きく2つの目的があります。
1つ目は、お金です。
2つ目は、体です。
お金をぼったくり、女性の体に触ろうとするのが目的なことが多いと聞きました。
しつこい勧誘に負けてマッサージ店に入った場合、いつでもその部屋から逃げ出せるように鍵をかけられない部屋を選びましょう。
また、ドリンクを提供してくれるマッサージ店は多いですが、マッサージ師が男性の場合は、無料ドリンクは控えた方が無難かもしれません。
それは、インドでは薬が安価で入手できるので、飲み物に薬物が入っている可能性があるからです。
マッサージ店で意識を失ったら、密室で何をされるかわかりませんから。
お金を盗まれる程度なら、ラッキーかもしれません。
どうしてもインドでマッサージ店を利用するなら、女性の方を指名することをオススメします。
きちんとした店で女性を指名して予約しても、男性に変わることもあります。
その時は、毅然とした態度でキャンセルして構いません。
このようなことが多々あるので、お金の先払いだけは絶対にしないで下さい。
逆に日本人男性は、マッサージを受けるときは男性を指名しましょう。
もし女性の場合、次第にスペシャルマッサージになり高額請求される場合もあります。
アーグラの街中でも、マッサージの勧誘は多いです。
下町のちょっとしたトンネルがあるような所は、特に被害が多い傾向にあります。
雰囲気的にもダウンタウンの少し暗めのトンネルなどは、すぐに通りすぎるに限ります。
もし、インド人に声をかけられても、無視して逃げましょう♪
このような場所で、日本語で話しかけてくるインド人には特に注意して下さい。
被害に合わないためには、日本語が流暢なインド人に警戒心を持っておくことが重要です。
耳垢:earwax
アーグラの街に降り立つと、様々な人が行きかい独特な視線を感じる緊張感に包まれます。
そのアーグラの路上や公園には、小さな箱を持った耳かきオジサンがたくさんいます。
彼らは、観光客の耳の中の掃除をしてくれるという商売をしています。
料金が安いし、インドならではの商売ということで体験する人も少なくありません。
料金相場:40Rs~100Rs(約71円~177円)
しかし、結論から申し上げますとこの商売は、詐欺です。
詐欺の手口は、手に隠した大きな耳垢を一発目であなたの耳の中に入れてきます。
一度入れた耳垢を時間をかけて取り除くので、たくさん取れるというカラクリです。
他人の耳垢を自分の耳の中に入れられるなんて、本当に気持ち悪くないですか?
耳かき終了後、ありえないくらいの耳垢が取れた状況をこちらに見せてくれます。
しかし、これは最初に他人の耳垢をあなたの耳の中に入れたものですからね。
また、大きな耳垢を用意できない耳かきオジサンもに出没します。
彼らの手口は、上記の耳かきオジサンとは違った方法で騙してくるのです。
何かはわかりませんが、色のついた「何か」をお客の耳に入れてくるのです。
耳垢ではなく、正体不明の「何か」だから、またまた気持ちがいいわけありません。
正体不明の「何か」を綿棒でふき取ると、真っ黒に汚れた綿棒の完成です。
「ほらっ、あなたの耳の中はこんなに汚れているよ」
と、得意げな表情で訴えかけてきます。
その時の観光客の表情次第で、
「このオイルを使うと、綺麗になるぞ」
と、言葉巧みにオイルを使った耳掃除へ誘導していきます。
そうです、
ご想像通り、これは観光客からお金を多く徴収するための罠なのです。
勿論、耳かきの時にオイルを使われると耳かき後に高額の追加料金が待っています。
まだ、オイルを使うか迷っている気の弱そうな日本人には彼らは遠慮しません。
これは、頼んでもいないのに勝手にやってくるから非常にたちが悪いです。
上記の耳かき料金相場の数倍の金額を請求されますからくれぐれもご注意ください。
これらの耳かきオジサンたちは、アーグラの公園周辺やオートリクシャーがたくさん止まっている場所に出没する確率が高いです。
こうしたインド人が騙す観光客のターゲットには共通点があるそうです。
①自分より体の小さな観光客
②ハッキリ「No」と言わない観光客
まさに、絵にかいたような日本人のイメージですよね💦
アーグラで、耳かきオジサンに声をかけられたらくれぐれも注意して下さい!
シーク教:Sikhism
インド人男性のイメージを訪ねると、多くの人が頭にターバンを巻いた人を思い浮かべます。
頭にターバンを巻いた男性は「シーク教徒」で、割合的にはインドで約2%未満です。
日本人には、プロレスラーの「タイガー・ジェット・シン」の影響が強いようですね。
日本で、シーク教が話題になったのは2014年の「黄金寺院事件」ではないでしょうか?
黄金寺院でシーク教同士が、剣で切りあう事件が発生したのは記憶に新しいでしょう。
シーク教が起こしたこの黄金寺院事件は、実は事件としてはパート2なのです。
黄金寺院事件でのシーク教徒同志の喧嘩の原因は、なんと演説をする順番だそうです。
シーク教の総本山の黄金寺院で演説をする順番で揉めて、剣で切りあう事件に発展したのです。
黄金寺院事件のパート1は、1984年インド軍により400人以上が殺された事件です。
シーク教過激派を鎮静化させるための「ブルースター作戦」が実行されました。
法と秩序の悪化に基づいて、当時のインドの首相の命により実行された作戦です。
1つの宗教団体をインド軍が、戦車や装甲車を使って攻撃するなんて💦
日本人の理解を超えています。
この事件後、命令を下した首相は自身のボディーガードに暗殺されてしまいました。
このボディーガードが、実はシーク教徒だったのです。
ちなみに、事件のあった黄金寺院はアーグラから約700km北部にあります。
このシーク教の話しは、アーグラのガイドさんから聞き帰国後調べました。
中々、興味深いお話しだったので番外編として最後に書いちゃいました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回紹介した「アーグラでの3大トラブル」は、いかがでしたでしょうか?
インドでは、日本の常識では考えられないようなトラブルが本当に続出しています。
観光スポットでカメラを出した瞬間
「Good Point」
「Good Point」
と言って寄ってくるインド人がいたら、チップ目的と思って間違いありません。
このようなインド人がウザいのは、チップを渡しても引き下がらないことにあります。
写真撮影後1度チップは渡すと、もっと高額のチップを要求してくるから面倒です。
このような嫌な思いをしたくない人は、他の観光客にシャッターをお願いしましょう。
「写真を撮って」
とお願いするのが苦手な方は、写真を撮りたそうな観光客がいたら積極的に
「写真を撮りましょうか?」
と声をかけてみてください。
かなりの高確率で、その観光客もあなたに対して同じことを言ってきますから・・・。
ある旅人が、インド(アーグラ)を「笑顔が不愉快な国」と表現していました。
笑いながら人を騙してくるので、その気持ちはファインもよく理解できますね。
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