切ない歴史を持つ「アーグラ城」と観光客が知っておくべき周辺の現実#153

1983年に世界文化遺産に登録された「アーグラ城」India
この記事は約8分で読めます。

ナマステ、旅ブロガーのファインです。

あなたは、1983年に世界文化遺産に登録されたアーグラ城をご存じでしょうか?

アーグラ城は、タージ・マハルから2kmほど離れた美しい城壁です。

タージ・マハルを建てたシャー・ジャハーンが死ぬまで幽閉された場所としても有名です。

しかも、幽閉したのは14人の子共のひとり、次男のアウラングゼーブなのです。

彼は、継承争いをした長男と三男を殺害し、父を幽閉してムガル帝国を最盛しました。

 

 

ということで、今回は切ない歴史を持つ「アーグラ城」について語ります。

 

 

アーグラ城:Agra Fort

赤い砂岩で築かれた城壁の色から「赤い城」(ラール・キラー)とも呼ばれています。

首都デリーからの距離:約170km

 

高さ20m

城壁:2.5㎞

 

城壁が2.5㎞と聞くと、広大な敷地を想像しますよね?

しかし、約7割が軍の施設になっているので観光客が見れるのは一部分のみです。

遠くから見ると、赤茶色の綺麗な城壁との印象を受けるでしょう。

しかし、近くに行くとアーグラ場周辺にはゴミの山があり異臭がします。

 

日本のガイドブックには「城」と記載されていますが現地では「砦」と呼んでいます。

駐車場も未整備で、ガイドの売り込みがインドらしくしつこいくらい激しいです。

 

入場料:500RS

カメラ持ち込み料:25RS

ADAチケット:タージ・マハルと共通なので、入場料が250RSになります。

最寄り駅:アーグラ・フォート(Agra Fort)駅 徒歩8分

 

※ADAチケットとはインド考古学局に対して支払う料金です。

アーグラの主な観光名所で入場料とは別で支払う必要があります。

金額は入場する施設により異なります。

但し、

①アーグラ城

②ファテープル・スィークリー

③スィカンドラー

④イティマド・ウッダウラー廟

は同日のみ使用できます。

アーグラ城の内部アーグラ城の内部

 

シャージャハーンが幽閉されてたことで有名ですが、アーグラ城を建設したのは3代目皇帝アクバル(ジャラール・アッディーン・ムハンマド)で完成まで約10年かかりました。

 

アクセス:Access

<鉄道>

ニューデリー駅(New Delhi)からアーグラ・カント駅(Agre cantt R.S)

所要時間:特急列車Shatabdi Expressで約2時間

     急行列車約3時間半

アーグラ・カント駅からアーグラ城までの距離:約4.5km

所要時間:オートリキシャで約11分

 

<バス>

デリーのサラーイ・カレ・カーン・バススタンド(Sarai Kale Khan Bus Stand)発

最寄り駅:ハズラト・ニザームッディーン駅(Hazrat Nizamuddin R.S)

所要時間:アーグラ迄の約5時間

 

※デリーにはメトロ駅と鉄道駅があり、駅名にR.Sと付くのは鉄道駅を指します。

 

 

アーグラ城アーグラ城

 

 

 

アーグラ城入口周辺

アーグラ城の入り口周辺には、子供の物乞いがたくさんいます。

入口で警備員に停められるので、アーグラ城には入れず入口周辺で観光客にお金を求めてきます。

我々日本人観光客は、貧しい子供を見ると助けてあげたくなる衝動しょうどうにかられますよね。

 

しかし、彼らにお金をあげるとインド人からは白い目で見られてしまします。

子供たち全員ではないですが、子供に渡したお金は後ろにいる悪い大人の懐に入るのです。

悪い大人たちは、子供を利用してお金を稼いでいる仕組みがインドでは存在します。

 

観光客には本当に貧困の子供なのか、大人に利用されている子供なのか見分けがつきません。

そのようなときは、我々観光客はどのような行動を取ったらいいのでしょうか?

正しいか自信ありませんがファインは、旅をしている時に貧困の子供に出会った場合はお金ではなく食べ物をあげるようにしています。

食べ物ならば、すぐ口に入れるので悪い大人の私腹を肥やすことに繋がらないでしょう。

貧困層の子供貧困層の子供

 

また、手がない人や足がない人もアーグラ城周辺で見かけます。

これも不憫ふびんに思いお金をあげる日本人観光客が多いですが、白い目で見られます。

彼らの後ろにも、先ほどと同様の悪い大人たちの存在があるのです。

 

インドでは、普通に働くよりも観光客からお金をもらう方が稼げる現実があります。

健常者けんじょうしゃよりも体の不自由な人の方が、お金を恵んでもらえる確率が高いのです。

それを知った悪い人が、健常者の手や足を切って観光客にアピールしているのです。

 

インドで体の不自由な人に寄付する行為は、そのような人を増やすことだと思われています。

本当に手足が不自由な人もいますが、日本人観光客には見分けがつきません。

体の不自由な人にお金を寄付する行為は、白い目で見られていることを認識しましょう。

 

右腕のない老人右腕のない老人

 

 

激しい勧誘

アーグラ・フォート駅から、アーグラ城へ向かう途中に観光客は物売りに囲まれます。

日本人は、欲しくなくても面倒で仕方なく購入する人がいます。

しかし、この行為インドでは逆効果なのです。

 

押しに弱いと思われたら、物売りの人数が2倍に増えて激しさが増すことになります。

激しい勧誘の対処方法は、「無視」することが一番なのです。

りません」

「高いよ」

「触らないで」

などと反応するだけで彼らは付け入るスキがあると喜びます。

彼らは「これ、買ってください」とは言いません。

日本人観光客がお土産購入を断ると「なぜ買わない」と言ってくるのです。

なぜと言われても・・・・・・・・日本人観光客の苦手なタイプじゃないですか?笑

 

インドでは、あなたの存在が目に入りません、的な雰囲気を出すのが一番効果的です。

激しい勧誘で多くのインド人に囲まれてはいけない理由がもう一つあります。

それは、囲んでいるインド人の中に「スリ」が紛れ込んでいるからなのです。

 

バッグをつかんでくるインド人が多い中、多少バッグに手が当たるくらいでは気づきません。

インド人に囲まれたら、バッグやリュックは体の前に持って無視し続けましょう。

 

 

「このキーホルダーいいなぁ」

「あなたの帽子かっこいいなぁ」

 

など、身に着けているものをめてくる攻撃にも注意が必要です。

鬱陶うっとうしいと思い、それをあげちゃうと彼らの思うつぼです。

(ファインは、帽子くらいあげてもいいかぁ、と思いついあげてしまったのです)

 

勧誘の激しさが増し、前から後ろから右から左から逃げ道をふさがれてしまいます。

彼らは調子に乗り、「俺にもくれ」「もっとくれ」とどんどんエスカレートしていきました。

囲まれている日本人を助けに入る行為も逆効果なので、静観せいかんし続けることが大事です。

気持ちはわかりますが、アーグラ城へ入場するまでは「無視」を貫きましょう。

アーグラ城入口アーグラ城入口

 

 

囚われの塔:ムサンマン・ブルジ

ムサンマン・ブルジは、八角形塔とも呼ばれています。

ここが、シャー・ジャハーンが息子に幽閉され死ぬまで過ごしたところです。

幽閉されている間は、長女ジャハーナーラー・ベーグムが世話をし続けたそうです。

ヤムナー川を臨む景色が、なんとなく切なさを際立たせてくれます。

 

さて、勧誘から逃れアーグラ城へ入場したら、ボディーチェックが待っていました。

ボディーチェックも無事通過して、シャー・ジャハーンが幽閉された塔へと進みます。

囚われの塔の前で写真を撮っていたら、インド人の女子高生たちに囲まれてしまいました。

 

日本のjkにも言われたことがないのに「一緒に写真を撮ってください」とお願いされたのです。

騙されてなるものかと、警戒をしていたけど普通のインドの女子高生たちでした。

ひとりと写真を撮ると「私も」「私も」とたくさんのインドの女子高生と写真を撮りました。

 

お金を請求されるわけでもなく、笑顔でただ一緒に写真を撮るだけの時間です。

次第に目じりが下がり、デレデレしたアホな勘違い日本人がリクエストに応じます。

あれは、夢か幻か? なんだったのだろうか?

 

アーグラ城のムサンマン・ブルジアーグラ城のムサンマン・ブルジ

 

ちなみに、ムサンマン・ブルジから肉眼で遠くにタージ・マハルが臨めます。

息子に幽閉されて、どのような気持ちでタージ・マハルを見ていたのでしょうか?

インド大反乱の時イギリス軍が攻めてきた時に、空けられた穴がしっかりと残っています。

ヒンドゥー建築とイスラム建築が融合した建築物なので、小さいながらモスクがあります。

人間がひとり入れば一杯というくらい狭いので観光客が順番に入ります。

ガイドさんが教えてくれなければ、絶対に気がつかないほど狭いモスクです。

 

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

追伸

今回の「アーグラ城」は、いかがでしたでしょうか?

少々重たい話になってしましましたが、インドの現実を知ることも大切だと思います。

今回紹介した「アーグラ城」も1983年世界文化遺産に登録されています。

 

アーグラ城の囚われの塔から、妻が眠るタージ・マハルが遠くに見えます。

実の息子に幽閉されて、切ない歴史を感じるアーグラ城はお勧めの観光地です。

India 海外旅行
シェアする
管理人

性別    :男性
居住地域  :千葉
自己紹介
飛行機が飛ばない状況でも、未知の国へ行く意欲がまったく衰えない旅ブロガーです。ひとり旅を好むが寂しがり屋という矛盾した性格です。都内の大学卒業後、旅行会社へ就職。転職後も旅行関連の資格を取得し観光業界へ従事。添乗員を目指している方、国家資格取得を目標にしている方の参考になるネタを投稿していく予定です。海外旅行では、失敗だらけだけど無事に帰国できればokという考えです。同じ旅好き、もしくは観光業界への就職を目指している方々の役に立ちたいという思いでブログをはじめました。旅行に関する情報をシェアしあなたと一緒に成長できれば嬉しいです。

ファインをフォローする
元添乗員のひとり旅

コメント

タイトルとURLをコピーしました