ブエナス タルデス、旅ブロガーの「ファイン」です。
初めて一人で海外に行くとなると期待より不安の方が大きくはないでしょうか?
言葉も文化も違う異国で、自分一人で頼る人がいない状況はやはり怖いですよね。
そんな時に、日本語が通じる場所があったらどれだけ心強いことか!
それが、世界中にあるのです。
「日本人宿」って、聞いたことありませんか?
ここメキシコシティにも、日本人が集まる安心できるゲストハウスがありました。
ということで、メキシコシティにある日本人宿について語ります。
日本人宿について
日本人宿とは、「日本人が経営する安宿、もしくは日本人が集まる安宿」のことを指します。
なんと言っても、海外で日本語で情報収集ができるのが日本人宿の最大の強みでしょう。
また、旅仲間ができやすいという点で精神的にも心強く感じることかもしれませんね。
メキシコに限らず、海外では想定外のトラブルに遭遇することは頻繁にあります。
そんな時、日本人宿では困ったことがあれば日本語で誰かに頼ることができるのです。
日本人宿では海外旅行初心者ばかりでなく、ベテランバックパッカーも滞在しています。
同じ日本人の旅人同士です。
話が合う人々に出会う確率は、必然的に日本にいるときよりかなり高くなります。
旅好きと言う同じ思考の持ち主が集うので当然と言えば当然かもしれませんね♬
また日本人宿ではネットやガイドブックには載ってない現地の情報も入手することもできるのです。
日本人が集まるという事で、多少古いですが日本の書籍が置かれている場合が多いです。
海外にいると日本食が恋しくなることもありますが、日本食が食べれることもあります。
勿論、すべての日本人宿が居心地がいいわけではありません。
残念ながら、評判の悪い日本人宿も存在するのも事実です。
また海外に行ってまで、わざわざ日本人とつるむことを避ける人はここにはいません。
メキシコシティの日本人宿
メキシコシティには、2つの日本人宿があります。
①サンフェルナンド館
②ペンション アミーゴ
今回ファインは、「サンフェルナンド館」に宿泊しました。
メキシコシティを拠点にして観光するには最高の立地です。
ファインは、滞在中のほとんどを地下鉄で移動していました。
サンフェルナンド館のドミトリールームは男女別なので、女性の方でも安心ですよ。
ドミトリー = 相部屋の格安宿泊施設のこと
サンフェルナンド館は、朝食が無料でついています。
以前は、ホームページがあったのでホームページから予約が出来ました。
理由は不明ですが、2021年では、ホームページが無くなっていますね。
但し、Facebookがまだ存在するので潰れていることはないみたいです。
ファインが宿泊した時は、アメリカドルでもメキシコペソでも支払いも可能でした。
部屋は、個室シングル、ツイン、トリプル等があります。
<宿泊料金>
個室シングル:15USドル
男女別ドミトリー:10USドル
<チェックイン・チェックアウト>
チェックイン:13時~
チェックアウト:11時まで
※オーナーのアドリアーノさんは日本語が話せるので、宿の到着時間を以下のメールで知らせておくとその時間に待っていてくれます。
mexicohostalsanfernando@gmail.com
掃除係りのおじさんは、日本語が全く話せないので要注意です。
ツインやトリプルもありましたが、ファインは利用していないのでここでは割愛します。
ファインが滞在した時は、家族で泊っている人たちもいました。
洗濯は有料ですが、屋上で洗濯物を干すことが出来ます。
1階にソファーとテーブル、それに本棚にやや古めのガイドブックや情報ノートがあります。
この1階に旅人たちが自然に集まり、食事や談笑していることが多い傾向です。
朝食時間:7時~10時半
アクセス:Access
最寄り駅:地下鉄Hidalgo(イダルゴ)駅
所要時間:イタルゴ駅から徒歩4分
地下鉄「イダルゴ駅」下車後、地上へ出ます。
出口は複数ありますが、どの出口からでも「サンフェルナンド公園」を目指して下さい。
「サンフェルナンド公園」のわきにある紫色の建物がサンフェルナンド館です。
扉に日本語が書いてあり、紫色の建物で目立つのですぐわかると思います。
メキシコの警察官
サンフェルナンド館の短所は周辺の治安があまりよくないことです。
宿周辺は、売春婦などの立ちんぼが夜になると出没するようなエリアです。
ファインは被害にあいませんでしたが、2週間滞在中3人の日本人が被害にあっています。
ちなみに、強盗に襲われたとか、美人局にあったとかではありません。
加害者はすべて警察官なのです。
手口は皆同じで職務質問という名の恐喝でした。
警察官:「おい、おまえ、なんか怪しいな?」
日本人:「はっ、 スーパーに買い物に行っていただけですよ」
警察官:「信用できないので、警察署でゆっくり話を聞くから車に乗りなさい」
日本人:「えっ、何も悪いことなどしていませんよ」
警察官:「2日間は職務質問で、おまえを拘留することができるんだぞ」
日本人:「えっ、だから悪いことは何もしてないって」
警察官:「そうか、、、今なら罰金を3万円払えば許してやるぞ」
日本人:「やましいことは何もしていないのになんで???」
「それに、現金をそんなに持っていません」
警察官:「クレジットカードがあるだろ、一緒にATMまで連れてってやるから」
日本人:言われるがままATMで現金を引き出し、無言で察官に3万円を渡す
警察官:「対応したのが俺でラッキーだったな。」
「他の警官だったらもっと要求金額が大きかったぞ」
日本人:「・・・・・・・・」
警察官:「アミーゴ(笑顔で)」
このやり取りは、「ペンションあみーご」から「フェルナンデス館」に
移ってきたひとりの日本人大学生から聞いた話です。
他の被害者も、夜一人で歩いているところを同じ手口で警察官にやられたらしいです。
ちなみに、5万円要求し、3万円にディスカウントした警察官もいたそうです。
罰金をディスカウントするような国は世界中のどこにもありませんからね。
メキシコシティに防犯カメラがたくさんあるのはご存じでしょうか?
表向きは、治安の為との理由で街中にたくさん防犯カメラを設置しています。
しかし、メキシコ警察官のこのような行為があまりにも多いので、
「証拠のために設置してあるんだ」とメキシコ人に教えてもらいました。
<トラブルに遭遇した時の対処方法>
被害にあった大学生が、宿のオーナーであるアドリアーノさんに相談しました。
アドリアーノさん曰く、
「そんな時は、お金は宿に置いてある、と答えなさい。」
「私が話をするから、その警察官を宿まで連れてきて下さい」
とのことでした。
その後は、アドリアーノさんが警察官と話をしてくれるらしいです。
「警察官が宿まで一緒に来ない場合は、パトカーのナンバーを控えること」
とも言っていました。
ちなみに、被害にあったのは3人とも大学生です。
警察官は、防犯カメラの死角を把握しており、一人で歩いているところを狙うらしい。
フェルナンド館に宿泊中の女子大生は、コンビニで買い物をしている時に
警察官に声をかけられ、パトカーに乗せられたそうです。
彼女は、無事に宿に戻れましたが、みんなから
「絶対乗っちゃダメ」
と強く注意されていました。www
メキシコ警察官の評判は、ファインも渡航前に耳にしていました。
メキシコ在住者曰く、道を尋ねるときは、男性警察官に聞いちゃダメらしいです。
グーグルマップを使っても道に迷ったら、お店の人に聞くこと。
もしくは、女性警察官に聞いた方がいいとアドバイスをもらいました。
ファインは、夜外出するときも、宿で知り合った日本人数人と出かけていました。
みんなで買い物して、料理をして、情報交換して、楽しかったですよ。
フェルナンド館に宿泊する予定の方は、夜間の一人歩きはくれぐれもご注意ください。
<サンフェルナンド館のお手伝いさんと娘さん>
サンフェルナンド館では、毎日掃除と洗濯をしているので衛生的です。
掃除をする男性お手伝いさんは、日本語は話せないですがとてもフレンドリーです。
原因不明ですが、ときどきアドリアーノさんに注意されていました。www
冗談なのでしょうか?
アドリアーノさん不在時に、日本人宿泊者にチップを要求してきます。
アドリアーノさんには、高校生くらいの娘さんがいます
鍵を持っていくのを時々忘れて外出するので、1階にたむろしている宿泊者がドアを開けています。
初めてサンフェルナンド館に泊まった方は、そんな事情を知らないから、
「誰なんだこの子は??」
とみんな思うらしいです。 笑
「オラ―」
と挨拶すれば、普通に
「hola」
と返してくれますよ。
ファインが宿泊した当時は、髪の毛を紫色に染めていたのですぐにわかりました。
現在の髪は、どうなっているのかわかりませんが・・・・・・・💦
アドリアーノさんは、
「いつも鍵を持って行けと言っているのに・・・・」
と娘さんに対して常に怒っています(笑)
母親と娘はどこの国でも同じですね。
<亀田親子の軌跡とルチャリブレの選手>
サンフェルナンド館は、亀田親子がメキシコ合宿した宿でも知られています。
彼らが泊まった部屋は「10号室」だったらしい。
ちなみに、ガタイのいい筋肉ムキムキの日本人男性が数人長期滞在しています。
彼らは、ルチャリブレの選手です。
ルチャリブレ = メキシコプロレス
本人たちは謙遜していましたが、試合にも出ているみたいですよ。
無口で腰が低くて、マスクをするのがもったいないくらいのイケメンでした。
彼らは、コロナ禍の今でもメキシコで頑張っているのでしょうか?
ファイン達が、ルチャリブレを観に行ったときは出場していませんでした。
日本人が戦う姿を観たかったです。
ルチャリブレ観戦の記事も書いています。
興味のある方は、ぜひ読んでみて下さいね。
バスコンセーロス図書館:Biblioteca Vasconcelos
ここは、死ぬまでに行きたい世界の図書館15に選ばれたほど有名な図書館です。
まさに、映画に出てくる雰囲気で、一見の価値はありますよ。
大きなショッピングモールの近くにあるので、買い物の前後に立ち寄るのもありかな。
バスコンセーロス図書館入口
館内は基本的にカメラでの撮影は禁止です。
しかし、1階で書類を記入してパスポートを預けると撮影許可がもらえます。
開館時間:8:30~19:30
アクセス:Access
サンフェルナンド館から徒歩14分
ここまで読んでいただきありがとうございます。
追伸
今回ご紹介したサンフェルナンド館については、いかがでしたでしょうか?
記事内でも触れましたが、メキシコの警察官は腐敗しています。
あなたもメキシコを訪れた際には、メキシコポリシアにはくれぐれも注意して下さい。
今回は、ちょっと怖い内容を語りましたが、夜は複数人で行動すれば大丈夫です。
日本人宿にはいろんな方との出会いがあるし、観光するにも最高の立地です。
予備知識を持って行動すれば、食事も美味しいし、楽しいとろこです。
旅人との会話は、本当に楽しくて時間が経つのも忘れてしまします。
あなたも、メキシコシティを訪れたら「サンフェルナンド館」に宿泊してみてはいかがでしょうか?
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