ブエナスタルデス、旅ブロガーのファインです。
あなたは、メキシコの3大遺跡をご存じでしょうか?
一つ目は、過去に紹介した「テオティワカン遺跡」です、
二つ目は、次回紹介する「チチェンイッツァ遺跡」です、
そして三つ目が、今回紹介する「トゥルム遺跡」です。
高さ12mの崖に造られたトゥルム遺跡の建造物は、なんと50もあります。
トゥルムに滞在していたら、絶対に外せない観光地でしょう。
ということで、今回は人気の定番観光地「トゥルム遺跡」について語ります。
トゥルム遺跡:Ruinas De Tulum
トゥルム遺跡は市街から3キロ~4キロの海岸線にあります。
市街地からトゥルム遺跡まで「シャトルバス」が走っています。
プラヤ・デル・カルメンからは「コレクティーボ」で、所要時間は約1時間です。
メキシコ湾とカリブ海の間にあるユカタン半島の絶壁の上に建てられています。
以前は「夜明けの街」を意味するZamaという名前で知られていました。
トゥルムという言葉は、「フェンス」「壁」「溝」「囲み」を意味します。
取り囲む壁は、トゥルムの砦を侵入者から守った防護壁の役割を担っていました。
また地理的に重要な取引拠点として陸海双方の通商路を使った交易が行われた所です。
アクセス:Access
トゥルム市街からは、車両移動が一番簡単で楽ですが、気をつけることがあります。
ユカタン半島では、ウーバーとタクシー組合との闘争が非常に激しいので注意が必要です。
日本人には想像し難いと思いますが、過去には死者も出たほど、対立は激しいのです。
その影響か、メキシコシティと比較するトゥルムではウーバーは普及していません。
タクシーはメーターがなく交渉制なので、ぼったくられないよう相場を把握しましょう。
①タクシー:Taxi
タクシーでトゥルム遺跡入口に到着する場合、駐車場から入口までけっこう遠いです。
700mもあり、強い日差しの中徒歩で行くのはちょっと大変かもしれません。
それほど高くないので、相乗りが苦手な人は相場を確認してから乗車しましょう。
海外で珍しくKタクシーを推奨するファインですが、理由があるのです。
次に紹介するコレクティーボは、安いですが満員にならないと出発しません。
貴重な観光時間をわずかな金額の差を天秤にかけるなら、タクシーもありかな。
運賃相場:約50ペソ/約265円
ちなみに、タクシーが到着する駐車場から入場口まで「トロッコバス」が走っています。
駐車場から入場口までの距離:約600m
運賃:54ペソ/約286円
②コレクティーボ:Colectivo
ミニバスや乗り合いタクシーのことを意味します。
日本ではなじみが薄いかもしれませんが、中南米ではポピュラーな乗り物です。
トゥルム市内にずらりと並んでいるので、見つけるのに苦労することもありません。
降車場所は、タクシーと同じところなので、そこからトロッコに乗り換えます。
運賃:30ペソ/約159円
所要時間:約11分
③レンタルサイクル:Rental Bicycle
市街からトゥルム遺跡まで、約4㎞なのでファインは自転車で行きました。
前回の記事で触れている宿で借りたレンタル自転車です。
複数台の自転車がありますが、日本のようにきちんとメンテナンスされていません。
自転車を借りる際は、きちんと吟味してからまともな自転車を借りるようにしましょう。
サイクリング途中で、故障しても修理する自転車屋さんなど全くありませんからwww
ただ道路沿いの屋台も楽しめるし、写真を撮りながらのサイクリングは楽しいですよ。
自転車で訪れた場合は、トゥルム遺跡駐車場をサーッと通り抜けていきます。
土産物屋の誘惑をかわしたら、写真スポットが登場します。
そこにはマヤ文明を想像させる衣装を着た人がオブジェの前で立っています。
わかりますよね?
「一緒に写真を撮ると、お金を請求されるのですwww」
ファインは、「TULUM」のオブジェだけ写真に収めました。
衣装を着た人の勧誘をかわして、鉄のパイプが並んでいる場所へ到着します。
看板に自転車の絵が描いてあるので、自転車置き場だとすぐにわかります。
その鉄のパイプを自転車のタイヤに引っかけます。
トゥルム遺跡には、屋根付きと屋根なしの自転車置き場あります。
ここはメキシコです、駐輪後は鍵をしっかりとかけましょう。
自転車置き場から遺跡入口に歩いていると、ツアーの勧誘があります。
ちなみに、「遺跡&シュノーケリングツアー」は亀と一緒に泳げるらしいですよ。
タイミング次第では、ウミガメの産卵も見れるみたいです。
ファインは、「セノーテで亀と泳いだから別にいいや」と思いスルーしました。
<トゥルム遺跡の入場料>
入場料:80ペソ/約424円
安いと思いましたか?
但し、
早朝と夕方16時半以降は3倍の240ペソ/約1272円に跳ね上がるのです。
ファインのような貧乏旅行、節約旅行の方は入場時間に注意しましょう。
ちなみに、カメラの持ち込みは有料です。
ビデオカメラでの撮影は別途45ペソか50ペソくらい(はっきり覚えていないあいまい情報ですいません)
日本円で、約239円~265円くらいです。
しかし、スマホでの撮影は無料。(ルチャリブレの時と一緒の謎ルール)
海外の有料施設では、このカメラに関するルールが主流なのでしょうか?
サンディエゴでゴルフツアー観戦の時も、同様のルールでした。
<マヤアーチ:Maya Arch>
入場して少し歩くと石でできた「マヤアーチ」と呼ばれるトンネルをくぐります。
ちなみに、このアーチは日本人が想像するような半円形ではありません。
三角形のアーチなのです。
この三角のアーチは、マヤ人が作ったことからマヤアーチと呼ばれています。
「マヤアーチ」を抜けると、遺跡が広がっておりバーンッと目に飛び込んできます。
「テオティワカン遺跡」や「チェチェンイッツア遺跡」よりは小規模ですが、
「トゥルム遺跡」は欧米人の間ではかなり人気があります。
<浜を守る風の神殿:テンプロ ディオス デル ヴィエント>
トンネルを抜けて、最初に目に飛び込んでくるのが「浜を守る風の神殿」です。
小高い丘の上にあり、基礎部分が円形になっています。
インスタ映えスポットらしく、ここで写真を撮る人が一番多かったです。
トゥルム遺跡を一躍有名にしたのは、なんと海水浴のできる遺跡なのです。
ビーチへ降りる階段は、上記写真のように少々急なので注意しましょう。
海水浴で海に入っている人がたくさんいますが、波が高いのでこれも注意が必要です。
ここのようなビーチでは、海水浴が自由気ままなひとり旅の弱点となるのです。
ファインのように一人旅だと、荷物番がいないので海に入っても落ち着きません。
荷物をちらちら見ながら、写真を撮る時も荷物を気にしながら撮影していました。
何も盗まれることはありませんでしたが、これが一人旅のちょっと辛いところですね。
トゥルム遺跡見学は、日差しが強いのでサングラスと帽子は必須です。
スポーツをする人はわかるとおもますが、芝生からの照り返しがかなり強いのです。
1日中ゴルフや海水浴をすると、真っ黒に日焼けしてしまいますよね?
それと同じことが、このトゥルム遺跡でも起こるのです。
木陰があるのは、入口から数百メートルだけですから。
ちなみにトゥルム遺跡の海岸沿いは、野生のウミガメ産卵地で保護されています。
(保護されているような雰囲気はなかったけど・・・・・・・)
遺跡内にはイグアナがたくさんいますが、人間慣れしているのか全く逃げません。
トゥルム遺跡のイグアナは、逃げないので写真を撮るのはとても簡単です。
アップを撮る時でさえ、じっとしていてくれますよ。www
<中央神殿(エルカスティージョ):El Castillo>
トゥルム遺跡の聖域で、「降臨する神の神殿」と呼ばれています。
トゥルム遺跡のメインとなる人気の神殿です。
神殿入口の上に逆立ちをしたような人物像(天から降臨する神のレリーフ)が刻まれています。
「エルカスティージョ」からは、絶景のカリブ海も見下ろすことができます。
第一印象では、破損がひどいと思う方が多いかもしれません。
でも、他のマヤ遺跡と比較してこれでも保存状態がかなりいい方なんだそうです。
中央神殿では、年に2回春分と秋分の日に起こる不思議な現象が見れます。
祈りを捧げる神殿にちょうど太陽がぴったりと収まるのです。
次回紹介する「ククルカン神殿のピラミッド」でも同じような現象を見ることが出来ます。
ファインはどちらも観ていませんが、太陽の光が十字架になる様子を目にすることができるみたいです。
<フレスコ画の神殿:Temple de las Pinturas>
内部にマヤの神々が描かれたフレスコ画が残されています。
陸地側にある神殿で壁画は3層にわたり描かれています。
・死者の地下世界
・人間の住む中間世界
・神の住む天の世界
風雨にさらされているので、期待したほどフレスコ画はほぼ見えませんでした。
なんとなく、うっすらとわかる程度です。
<ハラチ・ウィニクの家(真実の人):halach uinic>
大きな建物跡で、支配階級の住居跡だそうです。
過去の考古学者の説だと埋葬者は「パカル王」と言われてきました。
しかし、昨今の調査では別の人物の可能性が浮上してきているみたいですよ。
トゥルム遺跡見学の注意点
①出入口が複数個所
入口と出口が異なり、けっこう離れています。
ファインは出口に出たら駐輪場までの場所がわからなくなり焦りました(-_-;)
なんとか無事に駐輪場へたどり着けたけど遠かったです。
②天候
もう一つの注意点はスコール。
バーッと、一気に大雨が降りますがすぐに止みます。
スコールのタイミングに注意しないと、びしょ濡れで観光をすることになります。
パライソビーチ:Paraiso beach
トゥルム国立公園から400m離れたところにパライソビーチがあります。
カンクンのホテルゾーンようなプライベートビーチではなく「公共のビーチ」です。
ユカタン半島のビーチとしては珍しく、人も少なく遠浅になっています。
正式名称:Playa de paraiso(プラヤ・デ・パライソ)
Playa = ビーチ
Paraiso = 楽園
トゥルム遺跡のビーチよりも波が穏やかで常に空いています。
あれだけ空いているのに、人気投票で1番になったこともあるとは不思議?
ここまで来て、遠浅のカリビアンブルーを観ないのは勿体ないですからね。
トゥルム遺跡に訪れた際は、ちょっと寄ってみてはいかがでしょうか?
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介した「トゥルム遺跡」はいかがでしたでしょうか?
カンクンからもプラヤ・デル・カルメンからもトゥルム市街からもアクセスが簡単です。
治安もいいので、女性のひとり旅でも安心して観光できます。
水着を忘れなければ、遺跡のあるビーチを楽しめるのは世界中でここだけです。
昼間に訪れれば、入場料も安く他の遺跡とは異なる雰囲気を味わうことが出来ます。
ユカタン半島を訪れたら、ぜひ足を運んで欲しいメキシコ3大遺跡の1つです。
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