
スォスディ、旅ブロガーのファインです。
ファインが初めてカンボジアを訪れたときはタイからの陸路移動でした。
その時のファインが失敗した体験談をお伝えします。
皆さんもファインのような失敗をしないように最後まで読んでいただければ幸いです。
ということで、今回はタイからカンボジアへ陸路移動について語ります。
カンボジア通貨:Cambodian Currency
1000円≒36,714R(通貨単位はリエル)
通貨紙幣は50Rから10万Rの18種類
ちなみに、カンボジアではアメリカドルが流通しています。
短期滞在であれば、米ドルさえあれば無理に現地通貨に両替する必要はありません。
但し、カンボジアではアメリカドルの補助通貨セントが流通していません。
アメリカドルで支払いをするとお釣りをカンボジア通貨のリエルで返してくれます。
1ドル≒4,029リエル
アメリカの1ドル札
屋台の値段も1ドルが多いので、大きなドル紙幣より1ドルを用意しておくと便利です。
アライバルビザ:Arrival visa
今回はタイからの陸路で入国の場合のビザについてお話しします。
アライバル・ビザとは、入国に必要なビザをその国に到着してから取得するシステムです。
通常は出発前にビザの取得しますが、一部の国でアライバルビザを導入しています。
タイとカンボジア国境:Border between Thailand and Cambodia
タイとカンボジア国境の評判は、観光客の間ではすこぶる悪いです。
正規の国境職員でさえ、アライバルビザで高額請求してくる程腐敗しています。
アライバルビザ料金を知っていて、職員の高額請求を拒否すると入国拒否するのです。
証拠を取ろうとカメラを出すと、メチャメチャ怒られます。(怒られました)
陸路で入国する場合、悔しいですが職員の提示した額を払うしか方法はありません。
もちろん相場以上の差額は職員の懐に入ることになります。
不安な方、高額請求されたくない方は事前に以下のサイトから「eビザ」を取得しましょう。
www.evisa.gov.kh
ちなみに、頑なに高額請求を拒否し国境越えに時間がかかるとバスに置いていかれます。
アランヤプラテート:Aranyaprathet
悪名高きタイ側の国境です。
バンコクから約240㎞離れているので、移動手段はバスか列車となります。
列車:Train
フアランポーン駅からバーンクロンルック国境駅
1日2便
運賃:50B~
所要時間:約5時間
ちなみに2021年に「フアランポーン駅」は閉鎖になります。
詳細は以下の記事をお読みください。
タイのスワンナプーム国際空港とドンムアン国際空港からの移動方法 #93 | 元添乗員のひとり旅 (fineserviceagency.com)
バス:Bus
北バスターミナル(モーチット・マイ)から1日9便
最寄り駅:BTSモーチット駅/MRTチャトチャック公園駅
運賃:200B~
所要時間:8時間~12時間
バス移動の場合は、国境から500m手前のバスターミナルで降ろされます。
※ミニバンは、国境まで乗せてくれるのでファインはミニバンを選択しました。
旅行会社で手配すれば、宿までピックアップしてくれるミニバンがあります。
カオサンに宿泊していたファインは、北バスターミナルに行くのが面倒でこれを選択。
しかし、後に後悔することになります。
ミニバン=ハイエース
ミニバン移動:
ファインは、ミニバンにピックアップしてもらい「アランヤプラテート」に向け出発、
と思ったら、各ピックアップ場所でブラジル人や欧米人をピックアップしていきます。
時間にルーズなバックパッカーは多いものです。
合計7人が揃うまで(バンコクを出発するまで)、約2時間近くかかりました。
国境まで約240kmだから、ノンストップで行くと思ったら大間違いです。
ドライバーの気分次第で、ちょいちょい休憩が入ります。
休憩所で日本からのお菓子をパクつきながら「早く出発しようよ」と心の中で呟いていました。
すると、ブラジル人が日本のお菓子に興味を示してきました。
ブラジル人:これ何?
ファイン:魔法の粉がかかっている「ハッピーターン」という日本のお菓子だよ
ファインが、パクついているのをブラジル人がじーっと見つめています。
ファイン:食べてみる?(そんなに見つめられたらこうなるでしょ)
ブラジル人:サンキュー
欧米人A:俺も
欧米人B:私も
欧米人Ⅽ:わしも
日本のお菓子は大人気なので、誰か1人にあげると全員にあげなければならない状況に!
一瞬で、1袋がなくなりました。
※このブラジル人女性は、後ほど再登場します。
国境トラブル①:Border trouble①
長い休憩後、出発したバスはタイ側の国境「アランヤプラテート」に到着しました。
ここで、ドライバーからチップを要求されます。
ドライバーが、人の財布をのぞき込み中身を確認してチップ金額を決めます。
早く手続きに行きたいファインはここでもめる時間も勿体ないので言われるがまま払います。
ほぼバス代と同額です。(チップは払う側が金額を決めるもんでしょ)
英語も話せない運転手は、ファインから高額チップふんだくって行きました。
国境トラブル②:Border trouble②
タイ側のイミグレーションで列に並ばされ写真を撮られます。
職員に怒鳴られながら、なんとかスタンプを押印してもらいました。
空いていれば所要時間は10分ですが、混んでいれば1時間以上はかかります。
ミニバンの無駄なチップ攻撃と国境職員に怒鳴られたことでメンタルダウン気味。
<ポイペト国境>
30mくらい歩くと、カンボジア側のイミグレーションがあります。
国境トラブル③:Border trouble③
ビザ代行サービスという名のぼったくり/代行手数料10ドル(日本人は50ドル)
50ドルを拒否すれば、他の外国人と同じ10ドルに下がります。
この国境でのビザ取得は簡単なので自分で出来ますよ。
国境トラブル④:Border trouble④
正式なビザ発給を正規職員による賄賂請求が待っていました。
賄賂を払いたくない人は、事前にeビザを取得しておくことをお勧めします。
国境トラブル⑤:Border trouble⑤
Eビザはスマホの画面だけでは不可なので、コピーする必要があるのです。
ここでも更に、コピー代を10ドル~30ドル請求する人が現れます。
日本でプリントアウトするのを忘れた方は、バンコクでプリントアウトしておきましょう。
国境トラブル⑥:Border trouble⑥
イエローカード(予防接種証明書)
正規の国境職員がイエローカード(予防接種証明書)の提示を求めてきます。
持っていない場合は、数十ドルを要求されますがカンボジアでは義務はありません。
数十ドルの支払いを拒否しても、普通に入国できます。
ここは、強気で「俺は知っているんだぞ」的なことを言うとすんなり引き下がります。
国境トラブル⑦:Border trouble⑦
タイ国境とカンボジア国境の手続きに時間がかかっているとバスに置いていかれます。
シェムリアップの「Nattakan Bus Station」までチケット購入済みでも関係ありません。
彼らの優先順位は、乗客を目的地に届けることよりも両替屋の営業時間なのです。
国境トラブル⑧:Border trouble⑧
<両替詐欺>
複数のミニバンで到着した人は、国境を越えたらカンボジア側の大型バスに乗り換えます。
乗車したらすぐに両替屋で停車し、カンボジア通貨のリエルに交換を迫られます。
ここはかなりレートが悪く、おそらく両替屋とバス会社はグルだと思われます。
カンボジアではアメリカドルが使えることを知っていたファインは両替を拒否。
全員両替をしないとバスは出発しないと説明を受け、渋々1ドルだけ両替しました。
「1ドルでは何も買えない」とガンガン責め立てられます。
「俺は、カンボジアで米ドルが使えることを知っているから」と言っても通用しません。
ここでごねて、他のお客に迷惑をかけるわけには行きません。
仕方なく5ドルまで両替しましたが、メチャクチャ損をする最悪なレートです。
自由すぎる旅人
ポイペトは、カンボジア側の国境の街でカジノが有名な街です。
不愉快な気分でポイペトの両替屋を出発し、ファインの隣の席はフランス人のおばさん。
前の座席には、20代前半くらいのブラジル人女性と30代の欧米人が座っていました。
シェムリアップ行の大型観光バスは、座席の9割くらいは埋まっていたと思います。
その状況で、ブラジル人女性と欧米人男性がイチャイチャし始めました。
性に関しては、ブラジルはスポーツ感覚なのでオープンだと知っていましたけど・・・
イチャイチャでお互いの気持ちが盛り上がったのか、ついに始まっちゃいました。
しかし、混雑しているバスの中で始めるとは・・・フランス人のおばさんもビックリです!
ファインとフランス人のおばさんは目のやり場に困り会話もなくなりました。
前を向いていると完全に視界に入るし、チュパチュパ音が聞こえるのですよ~💦
大型バスの強制休憩
すでに到着時間を大幅に過ぎているのに、サービスエリアで90分の休憩を取ります。
「トイレ休憩に90分って長いだろ!」と思いつつも元添乗員は知っています。
バス会社とサービスエリアで、そのような契約が交わされているのです。
ここでお金を落としてもらう作戦なのがわかっているだけに少々腹が立ちました。
しかも食事の金額がカンボジア価格ではなくメチャクチャ高いのでドリンクだけで我慢。
到着予定時間を大幅に過ぎているのに、この休憩に日本人はイライラすると思いますよ。
カンボジアの休憩所のドリンク
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回のタイからカンボジアの陸路移動はいかがでしたでしょうか?
カンボジアのビザ取得に関して、面倒だと旅行会社のビザ取得代行を頼む人がいます。
しかし、元旅行会社に勤めていたファインはビザ取得代行をあまりお勧めしません。
手続きする内容は、自分でやっても旅行会社に頼んでもほとんど同じだからです。
旅行会社に支払う手数料を上乗せされるだけなのでご自身で取得する事をオススメします。
ミスがないか旅行会社はチェックするだけで、旅行会社的には美味しい収入減なのです。
観光ビザ取得は、難しいことはなく文章を読むだけで理解できるので自身でやりましょう。
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