空港からクスコ市街への移動方法と日本人宿「カサ デル インカ」を徹底解説#33

クスコ大聖堂(La Cathedral de Cusco)PERU
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ブエナスタルデス、旅ブロガーのファインです。

あなたは、マチュピチュに行ったことがありますか?

一度も行ったことがない人でも、耳にしたことがある人は多いでしょう。

そのマチュピチュの拠点となる街が「クスコ」です♬

アンデス山脈の約3,400mという高所に築かれ、1983年に世界文化遺産に登録されています。

ちなみに、クスコとはケチュア語で「へそ」を意味します。

 

ということで、今回はマチュピチュの玄関口「クスコ」の移動方法について語ります。

 

 

 

アレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港:Alejandro Velasco Astete International Airport

この空港の名称由来となった「アレハンドロ・ベラスコ氏」は、無血クーデターを成功させた人物で、後に大統領となりペルー国民から尊敬されている人物です。

ファインは、リマからクスコへバックパッカーらしくバスで移動する予定でした。

しかし、所要時間と運賃を考えるとあまり大きな差がないので飛行機を選択しました。

 

飛行機 :   01時間20分     約7,500円

バス  :   23時間20分     約6,000円

 

搭乗予定の航空会社が営業停止になるハプニングがありましたが、無事クスコに到着で

す。

アレハンドロ・ベラスコ・アステテ空港は、とてもコンパクトな空港でした。

世界的にも有名なマチュピチュの玄関口であるクスコの空港がこんな小さいとは、世界中から訪れる観光客を受け入れることが出来るのか不思議な印象を持ちました。

冒頭でも触れましたが、この空港は3,400mの高地にあるのです。

空港到着後、体がまだ高地順応してないと感じたら、タクシーを選択しましょう。

 

 

<注意喚起>

アレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港では、邦人を狙う窃盗が報告されています。

一人が話しかけて、旅人の注意をきつけています。

その間に、もう一人が邦人のバッグから現金を盗むという手口です。

最近は減少傾向にあると伺いましたが、くれぐれもご注意ください❕

 

 

 

 

移動方法:How to move

①タクシー:Taxi

運賃:市内まで10ソレス(約280円)

距離:約4km

所要時間:約11分

※タクシーはクスコ中心部のアルマス広場に乗り入れ禁止なので、宿前までは行けません。

 

②バス:Bus

アレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港から、通りに出たら右折します。

数分歩くと、バス停が見えるのですぐわかります。

運賃:市内までは、1ソル(約28円)を渡してお釣りをもらいました。

距離:4km

所要時間:約22分

 

ファインは、バスに乗車前に

「Plaza de Armas?」

と聞いたら、ドライバーさんが無言でうなずいたので乗車します。

※ちなみに、クスコのバスターミナルは空港から400mくらいのところにあります。

 

 

 

 

高山病:Altitude sickness

ファインが添乗員をしていた頃、夏に3,776mの富士山を毎週末登っていました。

富士山の添乗では、ツアーからはぐれてしまったお客さんを探しに登ったり下りたり、

登山ガイドさんの忘れ物を山小屋まで取りに、走って下りたり、登ったり、

富士山ツアーの添乗中は、お客様の2倍は登り下りを繰り返していました。

 

だからファインは、富士山より標高の低いクスコの高山病をあまく見ていたのです。

しかし、ファインはここクスコで高山病を初体験することになりました。

ペルーを訪れるまでは、高山病を舐めていたので予防の薬さえも用意していなかったのです。

ただリマの「お宿 桜子」で知り合った方から

「かなり辛いから、念のために持っていた方がいいですよ」

と助言をされご厚意で高山病の薬を頂きました。

 

この旅人からもらった薬と「コカ茶」「コカキャンディー」が後に非常に役に立ちました。

富士山頂よりクスコは標高低いのに、夜は息苦しくて眠れないほどつらかったです。

亡くなる方もいるらしいので、ファインのように高山病を甘く見ないようにしましょう。

※コカキャンディーは、アルマス広場のベンチに座っていれば売り子が近づいてきますよ。

 

アルマス広場のベンチアルマス広場のベンチ

 

 

 

カサ デル インカ:Casa del Inka

クスコでの宿は、日本人が多く集まる「Casa del Inka」に宿泊しました。

アルマス広場から、マップス・ミーを頼りに坂道の石畳階段をひたすら昇ります。

キャスターの方は、クスコのガタガタ道はちょっと厳しいかもしれません。

 

宿からのクスコの街並み宿からのクスコの街並み

 

特に女性の方は、バックパックじゃないと宿に着くまでにへとへとになります。

標高3,400mのクスコの気温は、卒業シーズンでは6℃~18℃と温度差が激しいです。

朝晩が10℃以下の中、この宿では基本的には水シャワーを浴びることになります。

 

タイミングが良ければ、たま~にぬるいお湯が出るときもありますけど・・・・・💦

ちなみに、この宿の掛布団はとても薄くてドミトリー部屋には暖房器具がありません。

室内が寒いので、ユニクロのウルトラライトダウンを着て寝る人が殆どでした。

 

この宿は、ドミトリーの2段ベットが、1階と2階と3階に数部屋あるような間取りです。

あまり宿について、悪く言う事のないファインですがここだけはオススメできません。

その理由をお話しします。

 

<エピソード1>

ファインが、泊った部屋の2段ベットにはなんとハシゴがありませんでした。

つまり、2段ベッド上段の方は自力で登らなければならないのです。

懸垂けんすいが苦手な人には、かなり辛いかもしれません。

 

下段ベッド希望を伝えても、卒業シーズン繁忙期はんぼうきは希望が通るのは運次第です。

ファインの後から、チェックインした女子大生は上段に登ることができませんでした。

結果、彼女は初めて出会った下段の男性と1つのベットで寝ることになったのです。

 

宿泊者の話をよく聞くと、こういうことはこの宿では時々あることらしい。

かなり混んでいる宿なので、(特に卒業シーズンの2月3月など)

初めて出会った異性と一つのベットで寝るのが無理な人には厳しい宿かもしれません。梯子はしごをつければ解決するんじゃないですか?」

と疑問に思ったのはファインだけでしょうか・・・・・💦

カサ・デル・インカの屋上テラスからの夜景カサ・デル・インカの屋上テラスからの夜景

 

<エピソード2>

この宿のテラスで「お宿 桜子」で出会った日本人大学生に再会することが出来ました。

彼のドミトリー部屋を見せてもらったらビックリしました。

雨漏あまもりがしていて、部屋の真ん中に雨のしずくが垂れてくる鍋が置いてあるのです。

 

悲劇はその後に起こりました。

後からチェックインした方が、その鍋に気がつかず雨水が溜まった鍋に足を引っかけてしまったのです。

不運にも、先にチェックインしていた人の荷物をびしょ濡れにしてしまいました。

 

部屋内は薄暗いので、足を引っかけても仕方ないかな~、という状況です。

足を引っかけた人は、丁寧に謝罪していたし、濡らされた人も文句は言っていません。

しかし、その部屋では険悪なムードが漂い、みな無言になってしまったみたいです。

暖房のない寒い部屋で、荷物が濡れた状態、着替えもできないなんてそうなりますよね。

 

<エピソード3>

ファインの隣の部屋で泊っていたカップルがなかなか自分たちの部屋へ戻りません。

好奇心旺盛なファインは、部屋の外にいる彼らが部屋へ戻らない理由を聞いちゃいました。

彼らの部屋では悪臭あくしゅうがするので、寝るとき以外は部屋に戻りたくないとのことです。

このカップルは、翌日宿を変更して去りました。

 

洗面所の排水溝のパイプがストレートの場合、悪臭が出やすいことをご存じでしょうか?

ファインは、同じような状況を茨城県のある宿で経験したことがあります。

夜は眠れないほどに不愉快な悪臭が部屋中を覆っているのです。

ちなみに排水溝のパイプが曲がっているのは、悪臭を水で塞いでいる役割があるんです。

 

<エピソード4>

セキュリティー対策なのでしょうか?

カサ デル インカは、いつも鍵が閉まっています。

外出先からこの宿に戻るには、誰かに中からカギを開けてもらわなければ入れません。

入口に人がいないときは、誰かが来てくれるまで宿の前で待つ事になります。

 

カサ デル インカの客層は、9割が日本人です。

WiFi環境はあまりよくなく、繋がったり、繋がらなくなったり、という感じでした。

この宿の3階のテラスでは、朝食が無料で食べることができます。

 

ファインが泊ったときは、朝食時間過ぎているのにまだ用意されていませんでした。

時間にルーズなのは、まあ海外ではよくあるので仕方ないことですけどね。

ここまでこの宿を悪く語りましたが、基本的にスタッフの方々は優しいですよ。

 

南米旅行の情報収集をするにはいいかもしれないけど、次回は絶対に泊まらないかな。

アクセス:Access

アルマス広場からの距離:約350m(ほぼ登り坂で、見つけにくい場所にあります)

所要時間:徒歩7分

 

 

 

 

サン ペドロ中央市場:Mercado Central De San Pedro

クスコで最も古い建築物なので、あまり綺麗とは感じません。

サンタ・クララ通りを直進したところにあるクスコ人気の市場です。

ペルー料理は、どれも本当に美味しかったので一度は足を運んで欲しいと思います。

ちなみに、クスコ市街の観光客向けのレストランも決して不味くはありませんよ。

 

 ここではクスコ市民と一緒にローカル屋台のようなスタイルでペルー料理を味わうことができます。

お店は沢山ありますが、どの店舗も外れがないのがこの市場の嬉しい所です。

13時頃は混雑するので、ゆっくり楽しみたい人はその時間帯は避けた方が無難かもしれません。

 

大食漢の方、この市場で食事量が足りないと感じたとしてもご安心ください。

クスコ名物の甘い「PAN DE CHUTA(チュタ・パン)」が売っています。

直径が30~50cmもある丸くて大きなパンが1枚5~10ソレスで買えるのです。

日持ちするので、食欲旺盛な方には強くオススメします。

入口は全部で12ヶ所あり、この入り口周辺でスリが観光客を物色しています。

 

この市場でSAL DE MARAS(マラスの塩)を購入する日本人も多いですね。

聖なる谷の塩田マラスで作られる薄いピンク色をした天然塩は、ミネラル豊富です。

クスコ観光後帰国する方には、最高のお土産なのではないでしょうか♪

ちなみに、クレジットカードは使えません。

サン ペドロ中央市場サン ペドロ中央市場

 

アクセス:Access

アルマス広場からの距離:約750m

所要時間:徒歩8分

営業時間:8:00~18:00

 

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

追伸

今回ご紹介したクスコについてはいかがでしたでしょうか?

サン ペドロ中央市場では、動物の頭部が売られています。

デリケートな方は、刺激が強いのでなるべく見ないようにして食堂へ進みましょう。

リアルな動物の頭を観た後だと、食欲がなくなる人もチラホラ見かけますからwww

 

この市場では、食料以外にも民芸品も豊富にそろっています。

サン ペドロ市場の周辺でも露店がたくさん並んでいるので散歩だけでも楽しいですよ。

カットフルーツやトウモロコシのお酒なども売っていて長時間いても飽きません。

クスコを訪れたら、ぜひサン ペドロ市場に行くことをオススメします。

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管理人

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居住地域  :千葉
<自己紹介>
飛行機が飛ばない状況でも、未知の国へ行く意欲がまったく衰えない旅ブロガーです。ひとり旅を好むが寂しがり屋という矛盾した性格をしています。都内の大学卒業後、旅行会社へ就職。転職後も旅行関連の資格を取得し観光業界へ従事。添乗員を目指している方、国家資格取得を目標にしている方の参考になるネタを投稿していく予定です。海外旅行では、失敗だらけだけど無事に帰国できればokという考えで旅を続けています。同じ旅好き、もしくは観光業界への就職を目指している方々の役に立ちたいという思いでブログをはじめました。旅行に関する情報をシェアしあなたと一緒に成長できれば嬉しく思います♪

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