スラマッ トゥンガハリ、旅ブロガーのファインです。
シンガポールの象徴と言えば、言わずもがな「マーライオン」ですね。
シンガポール観光では、絶対に外せないでしょう。
マーライオンは、頭がライオンで体が魚であるシンガポールの伝説(架空)の動物です。
マーライオンの母親は「マーライオンパーク」に、父親が「セントーサ島」にいます。
最初マーライオンは、アンダーソン橋の近くに建てられました。
マーライオンピアに移転したのは、2002年です。
2009年に起きた落雷の影響で、たてがみと右耳と土台を破損しています。
ということで、今回はシンガポールの「マーライオン」について語ります。
世界3大がっかり名所:The world’s three most disappointing sights
今回の主役「マーライオン」以外の「世界3大がっかり名所」はご存じでしょうか?
1つ目は、ベルギ―の首都ブリュッセルにある「小便小僧」です。
小便小僧のキャッチフレーズ:「ブリュッセルの最長老市民」
別名:ジュリアン君
世界各地にある「小便小僧」の本家が「グラン・プラス」の近くにあります。
但し、本家と言われているのも実はレプリカなのです💦
本当の小便小僧は、ブリュッセル市立博物館に所蔵されています。
訪れるたびに衣装が変わっているので「世界一の衣装持ち」と言われています。
身長が55cmしかないので、初めて見る観光客はガッカリするみたいですね。
ただ、観光客ががっかりする明確な理由が一緒に写真を撮るのが難しい事でしょうww
もう一つが、デンマークの首都コペンハーゲンにある「人魚姫」です。
「これって、人魚じゃなくて人間じゃないの?」
というのが、多くの観光客の共通する感想みたいです。
そう言われても仕方がないでしょう。
ここの「人魚姫」に足ひれがありません💦
全長80センチしかないので、有名な割には小さかったと感じることも要因の一つです。
人魚姫のモデルは、当時王立劇場のバレーを上演していたプリマドンナと言われています。
また、この人魚姫のを制作した彫刻家と結婚をしている事実は知らない人が多いです。
マーライオン:Merlion
シンガポールの本家マーライオンは、「マーライオンパーク」にあります。
高さ8.6mとシンボルとしては小さいことが、ガッカリと言われる原因かもしれません。
日本人観光客がやりがちなのが、トリックアートの写真撮影ですwww
水を吐き出すマーライオンの手前にペットボトルを合わせて写真を撮ります。
写真には、ペットボトルに水を入れているようなトリックアートの完成です(笑)
ペットボトルの代わりに、自分自身が口を開けている姿も定番になりつつあります。
~名前の由来~
シンガポールは約700年前まではマレーシアの一部でした。
旧名称は「テマセク」と呼ばれており、直訳すると「港町」です。
シュリーヴィジャヤ王国の王子が狩りをしていると「1匹のライオン」に遭遇しました。
その島の名をサンスクリット語でライオンシティと名付けたのが始まりです。
Singha=ライオン
Pura=都市
Singha Pura(シンガプーラ)とは、シンガポールの語源とされています。
※実際はライオンは生息しておらず、王が見たのは「トラ」だった説が有力です。
初代マーライオンが作られたのは1972年で、観光目的で建設されたわけではありません。
1997年に「エスプラネード橋」が建設後、マーライオンが見えにくくなりました。
1998年には水をはきだすポンプが故障したことにより移転が計画されたのです。
2002年にようやく2代目の「マーライオン」が建設されました。
アクセス:Access
最寄り駅:MRT(地下鉄)「ラッフルズ・プレイス駅・Raffles Place」から徒歩約10分
緑色のイーストウエストライン
赤色のノースサウスライン
2路線が通っています。
大きい駅なので、初めての方はたどり着けるか不安になるでしょう。
しかし改札は1つしかないので、ここで間違うことはありません。
改札を出たら右折し、エスカレーターで「地下街」へ上がります。
実は、ラッフルズ・プレイス駅はショッピングセンターと繋がっているのです。
美味しそうな飲食店を横目に、「地下街」から「H」出口を目指してください。
看板通りに進み、「H」の出口から地上に出たら、川沿いの道を歩みます。
牛車の銅像がある「フラートンホテル」前で、撮影している人がいました。
有名な銅像なのでしょうか?
少し歩くとホテル入口の横に地下へ降りるエスカレーターがあります。
このエスカレーターは、マーライオンパークへ続く地下道になっています。
空港などで見かける動く歩道もある高級感漂う地下道です。
地下道を上がったら、正面に「マリーナベイサンズ」が突然現れます。
湾沿いを歩くと遠くに、マーライオンが見えています。
「H」出口から「マーライオンパーク」までの所要時間は約10分です。
人混みの多い公園に着いて、最初に目に飛び込んでくるのは小さなマーライオンです。
この高さ2mが世界3大がっかりの理由か~、と思ったら大間違い!
その先に、8.6mの大きなマーライオンが口ら水をはき続けています。
ベトナム編で紹介した「マードラゴン(Merdragon)像」そっくりです。
『人気急上昇中の観光都市』で一位になったレディー仏陀がある街ダナン! #87 | 元添乗員のひとり旅 (fineserviceagency.com)
観光局公認「7つのマーライオン」:Merlion approved by the Singapore Tourism Board
①本家マーライオン:マーライオンパーク内にあります。
②本家の背後のミニマーライオン:本家マーライオンの後ろに背を向けています。
小さいから
「かわいい~」
と言われがちですが、表情がとても愛くるしいのです。
多くの女性は、母性本能をくすぐられるのではないでしょうか?
③セントーサ島にある全長37mのマーライオンタワー
通称:マーライオンタワー
最寄り駅:インビア駅(Imbiah Station)
夜はライトアップされ、マーライオンの目がビームのように光ります。
④シンガポール政府観光局(Singapore Tourism Board)前にあるマーライオン
観光局の庭にとても見つけにくい場所にポツンと建っています。
高さ:3m
最寄り駅:「ノースサウスラインのOrchard駅」徒歩15分
⑤105mの小高い丘マウントフェーバーにある高さ3mのマーライオン
トレイルコースMarang Trailを上った高台「マウントフェーバーパーク」にあります。
105mと言っても、シンガポールでは2番目の高さを誇るのですwww
最寄り駅:ハーバーフロント駅
MRTハーバーフロント駅D出口付近から緑道入口がトレイルのスタート地点です。
東側のマリーナデッキ展望台から西側のフェーバーポイントまでに看板があります。
日本語表記もあるのですが、なんとなく意味が解る誤字があるのでちょっと笑えました。
マリーナデッキ展望台は、船に見立てた形状のウッドデッキから眺望が楽しめます。
南国植物に囲まれたトンネル階段を登るとオレンジ色の瓦屋根があります。
ここは望遠鏡設置の無料休憩所なので、疲れたらここで一休みすることも可能です。
所要時間:約1時間のトレッキングコースでは、あまり歩いている人はいませんでした。
フェーバーポイントに到着したら、やや混みあっています。
石門がフェーバーポイントの目印で、左側に「FABER」右側に「POINT」の文字が刻まれています。
お目当ての「マーライオン」は黒い鉄の柵に囲まれています。
フェーバーポイントの土台部分には、重々しい壁画アートが描かれていました。
帰国後に調べたら、「シンガポールの歴史」を表現しているそうです。
<トレッキングで汗をかきたくない方>
このケーブルカーから見る景色は、中々の絶景ですよ。
シンガポールケーブルカー:Mt. Faber Cable Car Station
ハーバーフロントからセントーサ島を結ぶロープウェイ
運賃:往復29S$(約2,807円)Mount Faber Line+Sentosa Lineは33S$(約3,194円)
営業時間:8:45〜22:00(最終搭乗21:30)
⑥アン・モ・キオ(Ang Mo Kio)公団団地にある双子のマーライオン
ここは観光地でも何でもありません💦
シンガポールで10番目に人口が多い普通の住宅街ですwww
全く観光客が訪れないので、苦肉の策でしょうか?最近壁画アートが描かれました。
シンガポールの花であるランや「歴史」「文化」「食」について描かれています。
日本の団地にある商店街にどことなく雰囲気が似ていました。
もちろん、マーライオンの壁画も描かれていますよ。
壁画最大の見所は、ギネスにも登録された606mの世界一長い絵です。
マスクをしている壁画は最近描かれたものです。
「Bishan-Ang Mo Kio Park」の対面に2体、1998年に設置されました。
ビシャン・アンモキオ公園(Bishan-Ang Mo Kio Park)の前にあります。
最寄り駅:NorthSouth Line「Ang Mo Kio駅」徒歩約20分
※マーライオンタワーは、再開発計画に伴い、2019年10月で解体されちゃいました。
つまり、公式のマーライオンは現在6体しか存在しないということになります。
その他のマーライオン:Other Merlion
以下の2つは像ではないので観光局非公認です。
<トイザらスにあるレゴブロックで作ったマーライオン>
ブロックで製作されている、と馬鹿にしてはいけません。
驚くことに、ウロコまであるのです。
製作時間:777時間
ブロック数:約13万4522個
重量:300kg
最寄り駅:MRTハーバーフロント駅
公認の⑤マウントフェーバーや⑥アン・モ・キオのマーライオンよりも凄いですよ♪
<ユニバーサルスタジオ・シンガポールにある派手なマーライオン>
アクセス:MRT(地下鉄)のノース・イースト線 or サークルライン線
「ハーバーフロント駅」下車
ビボシティ(VivoCity)3階「セントーサエクスプレス」乗り換え
「ウォーターフロント駅」下車
※ファインはユニバーサルスタジオに行っていないので情報だけお伝えしました。
シンガポールで知り合った人に写真を見せてもらったけど、なかなかカラフルでしたよ。
ボタニックガーデン:シンガポール植物園
150年以上の歴史を持つ国立植物園でシンガポールで唯一世界遺産に登録されています。
敷地面積:東京ドームが13個分
入場料:無料(但し、国立ラン園を除く5S$(約484円)
国立ラン園には、日本の天皇陛下や雅子皇太子妃の名前が付けられたランもあります。
ちなみに無料と言うことも影響してか観光客に紛れて地元民の散歩にも利用されています。
ボタニックガーデンでは日本語無料ガイドツアーが月に一度開催されています。
開催日時:毎月第1土曜日 10:00〜(当日現地での受付、先着30名)
所要時間:約2時間
シンフォニー湖に浮かぶステージで、不定期で野外演奏会が無料で開催されます。
開演時間:5時~24時
なぜマーライオンの記事でボタニックガーデンを紹介したのか疑問を感じませんか?
千葉県の「アロハガーデンたてやま」は、ボタニックガーデンと姉妹提携しているのです。
その縁から、マーライオンが建設されています。
小野浦海岸の観光施設:食と健康の館
2005年に開催された「愛・地球博」を訪れた方はいるでしょうか?
来場者数:22,049,554人
ファインは、当時仕事関係で訪れました。
自然の叡智”をテーマとし、121カ国が参加しています。
その時に、シンガポール館で展示されていたのが「マーライオン」です。
その展示されていたマーライオンが、そのまま美浜町に贈呈されています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回紹介したシンガポールのマーライオンは、いかがでしたでしょうか?
時間に余裕がある方は、全マーライオン制覇を狙ってみるのも楽しいかもしれません。
今回の記事で、函館にあるマーライオンも紹介しようとしてたのですが・・・・・・・
しかし、2021年コロナの影響でしょうか、その「スパビーチ」が閉鎖していました💦
コメント