ブエナス タルデス、旅ブロガーの「ファイン」です。
あなたは、メキシコ合衆国に行ったことがありますか?
2021年の世界平和度指数ランキングで140位にランキングされています。
実際に行ったこともないのに、危険なイメージを持たれてしまうのがメキシコです。
確かに、地元メキシコ人も近づかないような治安の悪い地域はあります。
ただ、夜の女性の一人歩きができる比較的安全なエリアもあるのもメキシコなのです。
つまり、正しい情報収集さえすれば女性でもひとり旅が全然可能な国なのです。
ということで、今回はスペイン語圏で一番人口の多い国「メキシコ」ついて語ります。
サンディエゴから徒歩で国境越え
扉を抜けて、簡単な荷物検査だけで・・・・こんなに簡単に出入国していいの?
スタンプも押してないんだけど・・不安を抱きつつ、暗闇のメキシコに入国しました。
この数週間後に悲劇が待っているとも知らず、治安が悪いと噂のメキシコに入国です。
数週間後の記事 ↓
びびりのファインは、スマホの電波が悪い中ウーバーを手配しました。
タクシーの評判はリサーチ済みなので、いくら声をかけられても乗りません。
しかし20分経っても手配したウーバーは現れないのです。
暗闇で立ち続けることに不安を覚えたファインは大通りへ歩き始めました。
この時は、後にこの行動が失敗の原因になること知らずに・・・・・・💦
大通りまでくれば、見つけられるだろう、とアホな考えを抱いてしまったのです。
数分後「待ち合わせ場所にいない」とドライバーから連絡がありました。
見つけやすい大通りまで移動したことを伝えると、キャンセルされちゃいました。
海外のウーバーでキャンセルされたのは、初めてだったのでビックリです。
「治安の悪い所で、長時間待たされたら不安になるよ~」と独り言をつぶやくファイン。
飛行機の時間もあるので、仕方なく別のウーバーを手配しました。
場所が大通りだったので、数分後無事に運転手と出会うことが出来ました。
ほっとして、明るくなりかけたティファナの街を空港へ走り出しました。
運転手さんから「国境付近は携帯が繋がりにくいんだ」と教えてもらいました。
だから、最初のドライバーは、なかなかたどり着けない状況だったのね。
最初のドライバーさん、「ごめんよ」
メキシコのメディア
メキシコ合衆国が治安が悪いと思われている理由の一つにメディアの存在があります。
あなたは、メキシコの新聞をご覧になったことはあるでしょうか?
ブログやユーチューブ、SNSなどにはアップできないような写真が掲載されているのです。
目を覆いたくなるような写真が、カラーで載っているので初めて目にした時は衝撃的でした。
あのような衝撃的な写真が掲載されているには理由があります。
1つは、そのような写真を掲載しないと、新聞が売れないとの理由でドンドン過激になったそうです。
もう1つは、マフィアが情報をメディアに提供しているとメキシコ人から聞きました。
「我々に逆らったらこんな酷い目に合うのだぞ」と警告の意味があるそうです。
確かに日本のメディアでは、ぼかしが入るほどの惨い写真でしたよ。
メキシコは、マフィア組織が固まっている北部の危険度が高いと言われています。
アメリカ国境付近も、不法入国を斡旋する人がいるので危険エリアの1つです。
ただ、我々観光客があのような残虐な状況に合うかと言われれば、確率は低いと考えていいでしょう。
マフィアやギャングが多くいるエリアにさえ近づかなければ、気にする必要はありません。
メキシコシティで治安が悪いのは、Tepito(テピト)など一部の地域のみです。
Tepito(テピト)は、誘拐(身代金もしくは人身売買のため)強盗などのリスクも非常に高く、地元民も、このエリアには近づきません。
そのような危険なエリアに興味本位で入らなければ、必要以上に警戒しなくても大丈夫です。
普通に観光を楽しむだけだったら、危険なことの遭遇確率は高くないと思います。
我々旅人は、正確な知識を得てマスコミの情報操作に踊らされないようにしたいものですね。
※メキシコの新聞を写真に収めたのですが、かなりショッキングな写真です。
グーグルの審査に引っかかる可能性があるので、ここでは載せられませんでした。
メキシコ料理
メキシコ料理は辛いというのは間違い・・・・・とは言いません。
基本的には、料理自体はそれほど辛くないのです。
メキシコ料理が辛いと思われている理由が、自分の好みでかけるサルサ(ソース)が辛いだけなんです。
メキシコでは、個人的な印象では有名なタコス屋も辛くない方が多かったですよ。
つまり辛いサルサをかけなければ、辛くないタコスもたくさんあるということです。
牛や豚、鶏などいろいろな具材があるタコスとの出会いは最高でした。
お店によってトルティーヤの厚みや味も違いがあります。
1枚¥50以下で食べれるところもたくさんあるので、メキシコ滞在中はほぼ毎日食べていました。
玉ねぎとパクチーはたっぷりのせて、ライムを絞ってサルサをかけたらたまりません。
トルティーヤ=(トウモロコシ原料の薄く焼いた生地)
サルサ=(スペイン語でソースの意)
メキシコは親日家?
あなたは、意外にもメキシコがかなりの親日家だということをご存じでしょうか?
それは、日本人もあまり知らない歴史的背景があったのです。
400年以上前、現在の千葉県御宿町でサンロドリコ号が暴風により遭難しました。
その時スペインの植民地であった300人以上のメキシコ人を村人が救助したのです。
その後37日間の手厚い保護をし、無事にメキシコに戻って行ったという実話があります。
メキシコを旅していると、NISSAN、HONDA、 TOYOTA、
MATSUDA、 SUZUKIなど、沢山の日本車が走っています。
キティちゃん、ワンピース、ドラゴンボール、などアニメ好きな人が多いのも事実です。
日本に対して良い印象を抱いていたり、日本製品や文化に関心が高いのも頷けます。
初めて会うのに、日本人だとわかるとアミーゴ(親友)といってハグしてくる程です。
それでもメキシコを親日国???と問われれば、個人的には少し疑問符が残ります。
それは親日国というよりも、彼らの陽気な国民性だと感じているからです。
なぜなら、彼らは日本がどこにあるのか知らない人が多いのです。
そもそも日本は国ではなくて、中国の一部だと思っている人さえいました。
全員ではありませんが「SONY」「NINTENDO」「Rakuten」「SAMSUNG」
は素晴らしいと言ってくる人も多かったですからね(笑)
その人には、「SAMSUNG」は日本の会社じゃないことは教えてあげましたwww
ガイコツは怖い?
日本では、ガイコツと言えば恐らく怖いイメージを抱く人が多いでしょう。
しかし、ここメキシコでは異なるイメージがあるのです。
元来メキシコでは、祖先のガイコツを飾る習慣があります。
「死者の日」はその名残で、毎年11月2日に祝われる国民的祝日なのです。
この期間には死者の魂が戻ってくるとの言い伝えがあります。
家族や友人が集まって亡くなった故人に祈りをささげます。
日本でいうお盆に近いイメージですが、静かに迎え火や送り火などしません。
フェイスペイントなど死者の仮装をして、明るく陽気に死者を想いながら祝います。
つまり全く怖くない、ハロウィンに近い雰囲気です。
メキシコ全土で行われているイベントですが、オアハカが盛大で有名です。
クロスボーダーエクスプレス:Cross Border Express
ティファナ空港とサンディエゴ国際空港をつなぐ国境の橋です。
以下の地図で分かる通り、サンディエゴとティファナは隣り合わせに位置しています。
ファインは、アメリカからメキシコへは陸路で国境越えをしました。
国境近辺のティファナは治安が悪いので、すぐにティファナ空港へ移動したのです。
ティファナ空港からメキシコの首都「メキシコシティ」へ空路で移動しました。
サンディエゴ国際空港からもメキシコシティへは飛行機が飛んでいます。
しかし、隣のティファナ空港からメキシコシティへの運賃がメチャメチャ安いのです。
世界一周する方が、日本から南米に行くときに一度ソウルに行くことをご存じでしょうか?
その理屈と同じです。
ちょこっと移動するだけで、運賃が全然違うので節約志向のファインはティファナ空港からメキシコシティへ移動する方法を選択したのです。
メキシコシティの地下鉄
メキシコシティ国際空港へ降り立つと、地下鉄で街の中心部まで移動します。
メキシコシティの地下鉄は、驚くほど警察官がいます。
なぜかって?
スリやひったくり、痴漢がたくさんいる(た)からです。
ターゲットは、大きな荷物を抱えている観光客です。
しかし、スリは、カバンを前に抱えれば被害の確率は下がります。
ひったくりは、ドアの閉まる瞬間にバッグを奪うのでメキシコ人はドア付近に立ちません。
日本人は、地下鉄でドア付近に立つ人が多いので比較的に被害に合う原因の一つです。
日本に住んだことのあるメキシコ人曰く、痴漢は埼京線以上だと言っていました。
確かに、メキシコ女性は痴漢被害にあったことがあるという人が多いです。
そのためにメキシコシティーの地下鉄では、数年前から女性専用車両が設けられています。
メキシコの地下鉄は、日本とは異なりかなり徹底しています。
女性専用車両に女性しか通れないよう、警察官がゲートを作っているのです。
ただ日本と異なるのは、男性も被害にあうということ。
外国人男性は「女性専用車両」乗れないので、逆に痴漢被害に遭いやすいらしいです。
メキシコの宗教
メキシコは、カトリック教徒の数が世界で2番目に多い国なのです。
カトリックの総本山バチカンよりも、メキシコティにあるグアダルーペ寺院の訪問者数の方が多いのですよ。
ちなみに、最もカトリック教徒が多いのはブラジルで、3番目に多いのはフィリピンです。
メキシコ人の83.9%がカトリック教徒と言われています(メキシコ国家統計地理情報局)
グアダルーペ寺院については、別記事で詳細に紹介します。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
追伸
今回ご紹介したメキシコ合衆国はいかがでしたでしょうか?
現在のメキシコ合衆国のコロナ状況は、ピーク時の13%まで減少しています。
メキシコへの入国制限は2021年11月時点ではありません。
つまり、海外旅行先にメキシコを選択すればいつでも海外へ渡航できる状況なのです。
但し、今回の記事で紹介したアメリカからの陸路でメキシコ入国は制限があります。
しかし、空路で入国するにはコロナ禍以前の状態に近づいています。
事前にメキシコ政府の対象フォームから「旅行者におけるリスク要因の特定に関する質問票」への回答が必要ではありますが、もうメキシコ旅行は可能なのです。
ここまで海外旅行を我慢していた方は、メキシコ渡航を考えてみてはいかがでしょうか?
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