ナマステ、旅ブロガーのファインです。
2022年の世界平和度指数ランキングが6月に発表されました。
インドは163ヵ国中、135位と昨年と同じ順位をキープしています。
人生観が変わる国、二度と行きたくない国、両極端な体験談があるのがインドです。
果たして、どちらが本当なのでしょうか?
潔癖症の方や女性のひとり旅は、インド旅行は厳しいものになるかもしれません。
個人的印象では、海外旅行初心者では「インド」は避けるべき国の1つだと思います。
その理由の一つに「ビザ」の壁があります。
ということで、今回はインド旅に必要なビザ取得について語ります。
女子旅
「インドが呼んでいる」
そんなセリフをインドを旅する女性から聞いたことありませんか?
女性が2割増しで可愛く見えるサリー、
死ぬまでに一度は観てみたい世界文化遺産「タージマハル」
近年女性に人気急上昇中の「ヨガ」
旅好き女子には魅力的な国「インド」♪
ただ、魅力的な国で間違いはありませんが、やはり女子旅で気になるのが治安面です。
~ファインがインド旅で得た女子旅情報~
一言でインドと言っても、かなり広いです。
ファインはインド北部しか訪れていませんが、インド南部を推奨する声は多かったです。
インド旅行に関しては、良いことも悪いこともたくさん経験できると断言できます。
但し、インド大好きなバックパッカーでさえ、自分の娘には行かせたくないと言いますね。
ざっくりですが、インド北部から旅を始めた人は、インドを嫌いになる傾向が強いです。
逆に、インド南部から旅を始めた人はインドの印象が良くした人が多い気がします。
ちなみに電車、バスでの痴漢は、日常茶飯事です。
しつこい物売りが苦手な方はインドは厳しいと思いますよ。
喧嘩を目にすることもしばしば、
移動するだけで、騙して怪しい所に連れてくリクシャなどは普通に起きますから。
但し、これらのトラブルを助けてくれる人が沢山いるのもまた事実なのです。
インドは英語圏であるのは間違いないですが、独特な英語を話します。
日本人の英語が通じない場合、強い口調で聞き返されることは誰もが通る道です。
但し、彼らは怒っているのではなく、理解しようとしてくれるケースが殆どですから。
臆せずに、ガンガンコミュニケーションを取りましょう。
場合によっては、無視することも必要ですけどwww
コロナ禍のインド
インドは、新型コロナウィルスの感染者が累計4,300万人を超えています。
死亡者数は、約52万人です。
インド保健省の発表では、コロナウィルスの死者は1日4千人を超える日もありました。
以下で紹介するインド在住「ゆきんこ」さんも、コロナに感染していました。
2022年現在は、コロナウィルスも落ち着きを見せ、緩い規制になっています。
但し2022年6月下旬以降、ベンガルールなどは新規感染者が増加傾向です。
日本人は、インドとの相互承認国に含まれていないので、出発前72時間以内に受けたRT-PCR検査の陰性証明書の事前オンライン提出が必要となっています。
2022年、ワクチン接種回数は20億回以上。
ワクチン接種を2回完了したのは9.25億人です。(完了率約67%)
新型コロナウイルス感染対策として課していた夜間外出禁止や各種施設の定員制限などの活動制限措置を2022年2月に全面的に解除しています。
また、国外からの入国者に課していた隔離措置を2月14日に撤廃しています。
コロナウィルスの陽性率:約1%程度
新型コロナ感染症指定病院の病床利用率:約2%以下
新規感染者数の約25%が南部ケララ州に集中している状況です。
インド政府は、マスク着用、ソーシャルディスタンスの確保、手の消毒、換気の実施など基本的な対策の継続を呼び掛けてはいるものの順守している国民は少ない傾向です。
インドビザ:Indian Visa
ファインは、過去の記事で日本のパスポートは世界最強だというお話をしました。
YOUは何しに日本へ? #0 | 元添乗員のひとり旅 (fineserviceagency.com)
しかし、インドでは日本人でもビザが必要になります。
そもそも「ビザ」とは、どういうものなのでしょうか?
ビザは、その国が発行する「この国に滞在すること認める」という許可証のことです。
漢字で書くと「査証」となります。
インドでは、このビザの取得がとても面倒で有名でしたが、3年前大幅改正しました。
ファインが、初めてインドを訪れたときは3回も文京区のビザ申請に足を運んだものです。
現在は、かなり楽にビザが取得できる状況になりました。
~50万人ビザ無料~
コロナ禍の影響でインド経済が衰退した影響でしょうか?
インド政府が、50万人ビザ無料を発表しました。
このニュースは、インド在住「ゆきんこ」さんの動画がわかりやすいので紹介します。
今後どうなるか、要注目ですね♪
<ビザ:Visa>
インドには14種類のビザが存在します。
ただ、我々観光客に関係があるビザと言えば、「観光ビザ」でしょう。
観光ビザ:Tourist Visa
観光ビザも、3つに分類されます。
①レギュラービザ
②電子ビザ(eビザ)
③アライバルビザ
①レギュラービザ:Regular Visa
日本出発前にインド大使館/領事館で直接申請する方法です。
レギュラービザも渡航方法により、さらに3つに分類されます。
T-1:個人旅行
T-2:団体旅行
T-3:クルーズ旅行
~有効期間~
▼一年以内
▼一年以上5年以内
~滞在可能日数~
90日以内
~申請場所~
北海道から愛知と沖縄まで東京インド大使館になります。
三重から鹿児島在住者は、大阪インド総領事館になります。
インド大使館(東京)
〒102-0074 東京都千代田区九段南2-2-11
TEL:03-6453-8371
在大阪インド総領事館
〒541-0047 大阪府大阪市中央区久太郎町1-9-26
TEL:06-6261-7299
~必要書類~
①オンラインで作成した申請書
②パスポート(6か月以上の有効期間があり、2ページ以上空白があるもの)
③申請料:1年以内/10,830 円 1年以上5年以内/21,660 円
④手数料:330 円
⑤写真(申告書貼付用)
⑥航空券(インドの入出国日を確認するため)
⑦過去に取得したインドビザのコピー
②電子ビザ:e‐VISA
オンラインで申請する方法です。
e-Visaを利用して入国が可能なのは以下の25空港と5港のみとなります。
1デリー・インディラ・ガンディ国際空港(DEL)
2ムンバイ・チャットラパティ・シヴァージー国際空港(BOM)
3チェンナイ国際空港(MAA)
4コルカタ国際空港(CCU)
5ハイデラバード・ラジーヴ・ガンジー国際空港(HYD)
6ベンガルール国際空港(BLR)
7ティルバナンタプラム国際空港(TRV)
8コーチン国際空港(COK)
9ゴア空港(GOL)
10アフマダーバード空港(AMD)
11アムリトサル国際空港(ATQ)
12バグドグラ空港(IXB)
13カリカット国際空港(CCJ)
14チャンディーガル国際空港(IXC)
15コインバトール空港(CJB)
16ガヤ空港(GAY)
17グアハティ国際空港(GAU)
18ジャイプル国際空港(JAI)
19アマウシ空港(LKO)
20マンガロール国際空港(IXE)
21ババサヘブ・アンベードカル国際空港(NAG)
22プネー国際空港(PNQ)
23ティルチラパッリ国際空港(TRZ)
24ティルヴァナンタプラム国際空港(TRV)
25ラル・バハドゥル・シャストリ国際空港(VNS)
滞在期間:180日間
有効期間:ビザ承認日から30日、1年、5年 の中から選択
入国回数:30日は2回、1年と5年は無制限
到着の4日前までに取得する必要があります。
申請手数料:60ドル(クレジットカードは、VISA,Master Card,AMEXのみ)
申請期限:インド入国の4日以上前に申請が必要
査証の期間:入国日から数えて滞在期間60日(滞在期間内で1回の再入国が可)
入国の目的:観光(友人・親族訪問を含む)、短期商用、短期病気治療に限る
パスポート要件:最低6か月のパスポート残存有効期限があること
航空券:帰国用または他の旅行目的国への航空券を所持していること
査証の適用範囲:一般旅券所持者に限る。外交又は公用旅券所持者には適用されない。
③アライバルビザ:Vasa on Arrival ※202年現在停止中
2016年3月1日以降、観光目的などで最長60日を超えない範囲で滞在する場合、空港到着時に査証を取得すること(Visa on arrival)が可能となりました。
インドの以下6つの空港のみ取得できます。
①デリー・インディラ・ガンディ国際空港(DEL)
②ムンバイ・チャットラパティ・シヴァージー国際空港(BOM)
③チェンナイ国際空港(MAA)
④コルカタ国際空港(CCU):ネータージー・スバース・チャンドラ・ボース国際空港
⑤ハイデラバード・ラジーヴ・ガンジー国際空港(HYD)
⑥ベンガルール国際空港(BLR):ケンペゴウダ国際空港
対象国:日本と韓国のみ
有効期間:60日
入国制限:2回可能
空港内のアライバルビザカウンターにある申請書に必要事項を記入します。
ビザ代:2,000ルピー(クレジットカードか現金)約3,452円
インドルピーは国外に持ち出し禁止なので、必然的にクレジットカードのみとなります。
ビザ代を払ったら、指紋の採取と写真撮影があります。
~アライバルビザの条件~
①入国目的が商用、観光、会議への出席および医療目的であること
②インド国内に住所および職業を有さないこと
③旅券の残存有効期間が6か月以上あること
④滞在期間は最長60日までで期限の延長はできない(滞在期間内に1回の再入国が可)
インド渡航条件
①自国は勿論すべての国において、逮捕・起訴され有罪判決を受けたことがないこと
②これまですべての渡航国において、入国拒否や国外退去となったことがないこと
③人身売買、薬物取引、児童虐待、女性犯罪、経済犯罪、金融詐欺行為に従事したことがない、また従事してないこと
④サイバー犯罪、テロ活動、暴動、諜報、虐殺、政治的殺害、その他の暴力行為がないこと
⑤テロリストの暴力を正当化したり賞賛したり、他人にテロ行為やその他の重大な犯罪行為を扇動したことがないこと
⑥すべての国に対して亡命を求めたことがないこと
証明写真:Certificate Photo
インドビザ・ラベルに表記されるため、サイズや撮影方法がメチャクチャ厳しいです。
ファインは、街の証明写真機で撮影した写真を用意したら一度却下されました。
必要枚数:1枚
サイズ:縦5cm~5.08cm X 横5cm~5.08cm
<写真の条件>
①申請日から3ヶ月以内に撮影したもの
②カラー写真であること(白黒写真は不可)
③肩のラインから頭頂まで鮮明であること
④背景は白またはオフホワイトであること。色つき背景は不可
⑤正面を向いていること
⑥頭から顎までの「顔の縦」長さを、2,5cm~3,5cm間におさめること
⑦目の位置から写真の底辺までの長さを、2,9cm~3,5cm間におさめること
⑧顔や背景に影がないこと
⑨笑顔は不可(ファインが引っかかったのはここです、目が少し笑っていると指摘されました)
後日、近所の写真館で写真を撮影してきましたよ。(きりっとした顔で)
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介した「インドのビザ」について、いかがでしたでしょうか?
「あ~、煩わしいな~」
と思った方も多いでしょう。
但しこれでも、2019年の改正前よりはかなりハードルが下がったのですよ。
過去にはビザ取得に失敗し、インドに行くことを断念した旅人もいました。
またインド政府が指定する黄熱病感染危険国に渡航歴のある方は注意が必要です。
ビザが無事に取得出来ても、入国の際にイエローカードを求められます。
また、最近はドローンを持って海外を旅する人が増えています。
インド入国に関しては、ドローンの持ち込みには申請が必要になります。
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