シンチャオ、旅ブロガーのファインです。
あなたは、「ニャチャン」って聞いたことありますか?
ニャチャンは、ベトナムの有名なビーチリゾートです。
ハワイやオーストラリアなど海外で有名なビーチリゾートはたくさんありますよね。
でも、いかんせん費用がかなり高いので気軽にすぐに行ける所ではありません。
そんな時、リーズナブルに楽しめるビーチリゾートが近くにあったらどうしますか?
ビーチリゾート以外に、肌がすべすべになる温泉が充実していると聞いたら・・・・?
ビーチリゾートと温泉のコラボレーションは、女子人気が高まるのも頷けます。
ということで、今回はベトナムのリゾート地「ニャチャン」について語ります。
ニャチャン:Nya Trang
ニャチャンは、ベトナム南部に位置する7kmもの砂浜が続くビーチリゾートです。
ベストシーズンは、乾季に当たる4月から9月頃と言われています。
ファインが訪れた2月3月は、海の透明度も低くあまり綺麗な印象は受けませんでした。
10月11月は台風シーズンなので、暴風雨に遭遇する確率は高いでしょう。
ファインがニャチャンを訪れて驚いたのは、ビーチにゴミが全然ないことです。
日本人には、東南アジアの衛生状態を嫌う人は少なくありません。
しかし、ニャチャンのビーチでは殆どゴミを見かけることがないのです。
近年では、ビーチリゾート以外に「泥温泉」が脚光を浴びています。
ベトナム国内有数の温泉保養施設として、国内外からの注目度が急上昇中です。
ファインが訪れた当時は、泥温泉施設はそれほど有名ではありませんでした。
アクセス:Access
ニャチャンの空の玄関口は、ベトナム第4の空港に成長した「カムラン国際空港」です。
残念ながら、日本からの直行便はありません。
日本からベトナムの主要都市を観光してから「ニャチャン」移動する方法が主流です。
LCCを利用し、「ホーチミン」か「ダナン」「ハノイ」を経由するのが一般的です。
空路でニャチャン入りする場合、中国、香港、ロシア、マレーシア、韓国、タイなどベトナム周辺国からの経由便を利用する方法もあります。
<飛行機移動>
①ホーチミン ⇒ ニャチャン(約1時間12分)
航空券が最も安い4月は、なんと3,000円台の便も飛んでいます。
②ダナン⇒ニャチャン(約1時間3分)
こちらは、5月が最安値運賃で、便数は多くはありませんが3,000円台の時もあります。
③ハノイ⇒ニャチャン(約2時間)
ファインが訪れた時は3,000円台もありましたが、現在は5,000円台が最安値です。
空路移動の注意点
①LCCなら安く移動できますが、LCCは預け荷物料金が高いので確認が必要です。
②またLCCは同じ機材で何度も往復するスタイルです。
一度でも遅れが生じると、次の便もその次の便もどんどん遅れることになります。
遅れることを前提に空港へ行くと予定通り出発してしまうこともあります。
LCCは、時間にゆとりのある方向けの移動方法です。
予定通りにニャチャンを楽しむなら、遅延の少ないフラッグキャリアがいいでしょう。
③カムラン国際空港からニャチャン市内までは約36km移動する必要があります。
ベトナムのフラッグキャリア「ベトナム航空」
<バス移動>
①ホーチミン⇒ニャチャン(約9時間)約434km
運賃:約1,000円 現在は2,000円台が主流です。
②ダナン⇒ニャチャン(約12時間)約529km
運賃:約1,000円 現在は2,000円台が主流です。
③ハノイ⇒ニャチャン(約27時間~35時間)約1,282km
運賃:約2,500円 現在は4,000円台が主流です。
バス移動の注意点
①長距離バス移動で「ニャチャン」は終点ではなく、経由地点のバスが多いです。
つまり「ニャチャン」で降りるタイミングを逃すと乗り過ごす危険性があるのです。
②エアコンが効きすぎて寒いので毛布が支給されますが、あまり清潔感がありません。
前回使用した人の体臭が染みついていることもあるので、潔癖症の方は厳しいでしょう。
③ハノイからバス移動を検討している方は、若くて体力に自信のある人向きです。
<列車移動>
①ホーチミン ⇒ ニャチャン(約9時間)1日6便
運賃:50~80万VND(約2,663円~4,260円)
座席の種類:1等寝台、2等寝台
②ダナン ⇒ ニャチャン(約9時間半~10時間半)
運賃:40万VND(約2,130円)
座席の種類:1等寝台、2等寝台
③ハノイ ⇒ ニャチャン(24時間~26時間)
運賃:100万VND(約5,330円)
列車移動の注意点
①ソフトシートやハードシート、上段や下段など料金設定が細かいです。
②基本的に4人1部屋なので、うるさい人と同部屋の場合は厳しい移動となります。
③寝台の縦幅が狭いので、170cm以上の人はかなり窮屈に感じることでしょう。
④混雑時は通路にも人が座っているので、車内移動が困難になります。
ニャチャンの街並み
カムラン国際空港から市内移動
距離:ニャチャン市内まで約36km
バックパッカーに人気のプライオリティパスもカムラン国際空港で利用できます。
<バス:Bus>
所要時間:40〜50分
運賃:6万VND(約320円)
ニャチャン市内までの運賃最安値なので、節約旅行者にオススメします。
カムラン国際空港からニャチャン市内までの山道を抜ける景色が素晴らしいです。
運転手次第ですが、途中の写真スポットで止まってくれることもありますよ。
~利用方法~
カムラン国際空港を出たところにチケット売り場があります。
チケット購入後、バスに乗車するときに車掌さんに宿名を伝えましょう。
決まったバス停がないので、宿の近くになったら車掌さんが教えてくれます。
<タクシー:Taxi>
運賃:50万VND〜60万VND(2,666円〜3,199円)
この運賃はあくまで相場運賃です。
カムラン国際空港からのタクシー運転手は、遠回りする傾向が強いのでお勧めしません。
<配車アプリ:Grab>
運賃:35万VND~42万VND(約1,864円~2,237円)
荷物が多い人には、配車アプリをオススメします。
タクシーと違って遠回りしないし、言葉の壁も心配する必要はありません。
以前はGrabは走っていませんでしたが、現在は普通に走っているのでご安心下さい。
宿泊施設:Accommodation
リゾート地と言えば、宿泊費も高いイメージがありませんか?
しかし、ニャチャンではゲストハウスなら個室でも1,000円以下で泊まれるのです。
ドミトリーなら、個室の半額程度もゴロゴロ存在します。
700円台まで料金を上げれば、日本人でも満足するレベルの宿もたくさんあります。
基本的には、安い宿にはエレベーターがありません。
荷物が多い人は、1階の部屋をチェックしてから判断してもいいでしょう。
プチ潔癖症のファインでも、衛生面では不満はありませんでした。
但し、安い宿のWIFIはやや弱い傾向にあるのは仕方ないかもしれませんね💦
10年前のニャチャンは、年間観光客が100万人程度のビーチリゾートでした。
現在は600万人以上の観光客が訪れるので宿代も上昇傾向にあります。
ざっくりした認識ですが、海が近ければ高く内陸に行くほど安くなっています。
客層はロシア人が多いので看板などの表記はロシア語も見かけます。
中国人も増えてきているので、中国語も聞こえてきますが日本語はほぼありません。
ファインは、ニャチャンで一人も日本人を見かけませんでしたから。
ロシア人観光客
泥温泉: Mud Spa
「ニャチャン」は温泉の人気が高いのはご存じでしょうか?
日本のような湯船に浸かる温泉ではなく、「泥温泉」です。
ニャチャンの泥温泉は、女子旅には特に人気があります。
ガイドブックでは、「タップバー」と紹介している本もありますが同じ泥温泉です。
興味のある方は水着持参で泥温泉に挑戦してみましょう。
水着の貸し出しがあるので、水着を忘れても大丈夫です。
ファインは、やや潔癖症なので海外では自身の水着は必ず持参しますが。
<アイリゾート:i-resort>
ニャチャンで一番有名な温泉施設です。
レンタルバイクやGrabタクシーでニャチャン中心部から20分くらいの距離にあります。
ニャチャンのレンタルバイクの相場料金は、1日10VND(約533円)です。
ニャチャンの温泉施設は、どこの施設も市内から少し離れています。
移動手段としては、注意点もありますが安いレンタルバイクがオススメです。
レンタルバイク屋の閉店時間は、ほぼどの店も20時でした。
バイクに乗り慣れていない人には、優しくレクチャーをしてくれますよ。
ミラーが割れているバイクやエンストを起こしやすいバイクも平気で提供しますけど💦
アイリゾートは、現地旅行会社がツアーに組み入れているほど有名です。
そのツアー客が来場すると、広々と空いていた温泉施設が一気に混雑します。
有名な温泉施設も慈善事業ではないので、この状況は仕方がないでしょうか。
ミネラルと塩分をたっぷり含んださらさらの泥が肌をスベスベにしてくれます。
ちなみに、泥を洗い流してくれる高水圧のシャワーは笑っちゃうほど痛いですよ。
VIP用の泥温泉もありますが、ファインは利用していません。
アイリゾートは公衆温泉でも十分ですし、数種類の温水プールも楽しめます。
頭から泥を被ったりするので、目を防ぐゴーグルがあるといいかもしれません。
アイリゾートには、石でできた小さな浴槽がたくさんあります。
カメラを持ち込んでいる人も見かけたので、おそらく写真撮影は大丈夫だと思います。
シンプルで人気な料金プラン:「泥温泉+温水プール」30万VND(約1,599円)
営業時間:7時~22時
チケットの種類:十数種類あります。
I-リゾートHOT MINERAL SPRING (i-resort.vn)
i-resort以外にも2つの有名な泥温泉の有名な施設があります。
温泉好きの女子は、複数の施設を巡る強者もいるみたいですね。
ファインは、以下の2ヶ所は行っていないので情報だけ紹介します。
<タップバーホットスプリングセンター:Thap Ba Hot Spring Center>
知名度ではi-rezortに劣るものの、泥温泉としては地元でもかなり有名なスパです。
20分泥温泉に浸かると、スタッフに
「泥から上がれ」
と指示されるようです。(ニャチャンで同部屋になった女子大生談)
泥温泉から上がり、15分も寝そべると泥が乾いてきます。
体についた泥がパリパリになるくらいに乾いたらシャワーで洗い流すシステムです。
2日~3日くらいは、肌がスベスベになるらしいので女子人気が高まりつつあります。
公衆泥温泉とプライベート泥温泉があり、温水プールなどの施設もあるようです。
<100!エッグマッドバス:100!Egg Mud Bath>
かわいい卵がトレードマークのマッドスパです。
卵のオブジェが装飾されていて、特に女性が癒されるみたいですよ。
泥温泉用の水着やタオルの貸し出しサービスは有料です。
泥温泉以外にもプールはもちろん、なんと展望台まであります。
休憩スポットの展望台からは、ビーチやビル群も見渡せるみたいですね。
今回紹介した泥温泉の中で一番新しいので、施設がとても綺麗だとの評判です。
入場時にコースを選択するのですが、英語の写真付きなのでわかりやすいです。
ここを訪れた方の話だと、10時半ころから混み始めたと聞きました。
中国人団体客の集客に力を入れているらしく、個人客からの評判は下がりつつあります。
ニャチャンを訪れた際には、泥温泉に挑戦してみるのも悪くないと思いませんか?
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介した「ニャチャン」はいかがでしたでしょうか?
ニャチャンを訪れると、ロシア人が多いことに気がつきます。
その影響でしょうか、飲食店の看板もロシア語をよく目にするのです。
ロシア人が多い理由の一つにロシア~ニャチャン間の飛行機代が安いことがあります。
ファインもロシアに旅行行くときは、この安い路線を狙っていく予定です。
レストランの呼び込みもロシア人がやっていることも珍しくありません。
記事内で紹介した泥温泉にもロシア人を多く見かけました。
ベトナム国内では有数の温泉保養地である「ニャチャン」♪
あなたもベトナムとは思えないニャチャンを一度体験してみてはいかがでしょうか?
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