シンチャオ、旅ブロガーのファインです。
あなたは「ダナン」と聞いて何を想像しますか?
ダナンは、アメリカのフォーブス誌が選ぶ「魅惑のビーチ」6位に選ばれたことがあります。
トラベルコの人気観光地第10位にもランクインしたこともある人気観光地です。
気候的には、9月から3月までが雨期、4月から8月が乾季になります。
ベトナムで5番目に人口が多い都市です。
また日本の川崎市、見附市、長崎市、横浜市、堺市、と友好都市を結んでいます。
海外で「ちょっと気軽に寛ぎたいなぁ」と思ったらダナンはいかがでしょうか?
ということで、今回はベトナム中部の観光拠点「ダナン」のアクセスについて解説します。
ダナン:Da Nang
ダナンは、ベトナム民主共和国の中央直轄市です。
中央直轄市とは、政府の管轄を直接受ける都市のことを指します。
他には、ハノイ、ホーチミン、ハイフォン、カントーが中央直轄市に該当します。
ダナン =「大河の河口」という意
アクセス:Access
フエからダナンの3つの移動方法
距離:約101km
①タクシー:Taxi
「えっ、100キロの距離をタクシー?」
日本人の普通の感覚なら、そう思うのも当然でしょう。
でも1日タクシーをチャーターすれば、案外リーズナブルなのです。
現地でたくさん観光したい方にはオススメの移動手段です。
5人乗りタクシーの相場:10時間 or 200km以内 で150万VND(約7,814円)
もし5人で割り勘にすることができれば、一人当たり約1,563円で収まるのです。
以下で紹介する移動手段の鉄道やバスでは行くことができない「ハイヴァン峠」「ランコーリゾート」にも、タクシーなら簡単に行くことができます。
ハイヴァン峠
一人旅で高額になることが心配なら、ゲストハウスで仲間を探せばいいだけです。
ベトナム語での運賃交渉も、スマホの翻訳アプリを利用すれば問題はありませんよ。
②バス:Bus
移動費と時間を考慮すれば、優先順位的には一番ではないでしょうか?
運賃も安く、便数も多いのでファインは、この時バス移動を選択しています。
注意点としては、以下のバスターミナルから市内移動の距離がちょっと遠い事です。
また、バスにはエアコンがないので安さを優先して、3時間暑さを耐えられるか・・・。
ファインは被害にあったことないですが、ローカルバスにはスリも乗っているらしいです。
ローカルバス発着バスステーション
ダナン「チュンタム・ダナン・バスターミナル(Ben Xe Trung Tam)」
フエ「アン・クー・バスターミナル(Ben xe An Cuu)」
運賃:6万VND(約313円)
所要時間:約3時間
運行時間:9:30~16:30
1日十数便運行しています。
ベトナムのバス
ローカルバスが不安な方は、ツーリストバス(スリーピングバス)はどうでしょうか?
170度のシートに寝転ぶベトナム名物の「スリーピングバス」です。
日本では、法律上の問題でこの「スリーピングバス」は運行できないみたいですね。
乗車時に、運転手さんから受け取った袋に靴を入れてバスに乗り込みます。
エアコンも効いて、ブランケットもあるのでローカルバスよりも快適です。
ちなみに「無料Wi-Fi」と謳っていますが、ベトナムの無料Wi-Fiは期待できません。
ダナン~フエ間で一度だけ、ガソリンスタンドで約20分のトイレ休憩がありました。
バスチケットは「シン・ツーリスト」で購入できます。
宿で手配してくれるところも多いですが、+手数料が上乗せされます。
上記のローカルバスや以下で紹介する鉄道よりも移動時間は少し短いです。
運賃:約13万VND(約677円)水とおしぼり付
所要時間:2時間~2時間半
1日2便のみ(チェックインは出発予定時刻の45分前までに済ませなければならない)
③鉄道:Train
「ベトナム南北統一鉄道」を一度体験したい方の移動手段は、これに限りますね。
注意点としては、時間にルーズなので時刻表は参考にならないことでしょう。
また「ミーケー・ビーチ」目的の方は、ダナン駅から約5kmあるので少し遠いかな?
1日:約9便
所要時間:約3時間~4時間
運賃:約6万VND~9万VND(約313円~469円)運賃は車両によって異なります。
古い車両の「ハードシート」が4万VND(約208円~)
「ソフトシート(リクライニング付き)」の高級車両は7万VND~9万VND(約469円)
ハードシートに3時間超は少しきついので、日本人にはソフトシートをお勧めします。
ベトナム南北統一鉄道
ホイアンからダナンの5つの移動方法
距離:約41km
①タクシー:Taxi
ダナンにはタクシーがたくさんあるので、いつでも簡単に利用することが出来ます。
公共バスと比べると割高ですが、仲間を見つけて割り勘にすれば高額にはなりません。
以前よりは減りましたが、まだ悪質なタクシードライバーがいるので注意は必要です。
なぜかホイアンではタクシーの台数が少なく、見つけることが難しかったです💦
ホイアンまでの運賃相場:約42万VND~43万VND(約2,188円~2,240円)
所要時間:約30分~40分
②バイクタクシー:Bike Taxi
現地では「セオム(セーオム)」と呼ばれているものです。
バイクの後ろに観光客を乗せて、目的地まで連れて行ってくれます。
ほとんどが個人事業主なので、明確な料金相場がなく交渉が必要です。
高額な料金を請求される危険性もあり、実際にトラブルも多発しています。
ダナンの街中にたくさんいるので気軽に利用できます。
女性は、人気のない所へ連れていかれた との情報もあるのでオススメはしません。
バイクタクシー
③公共路線バス:Public Route Bus
ダナン~ホイアン間の路線バスは運行本数が多く、移動料金最安値です。
「ダナン大聖堂」前のバス停から乗車できるので、観光客でもわかりやすいです。
但し、公共交通機関なのに料金徴収係によって言い値が違います。
往路と復路では、運賃が異なるという不思議な状況に最初は驚きますよ。
また、ローカルバスの車内が混雑している時にはスリにも注意しましょう。
ちなみに、Grabやバイクタクシーより時間がかかるので急いでいる人には不向きです。
所要時間:約1時間
外国人運賃:約5万5千VND(約287円)
④レンタルバイク:Rental Bikes
ベトナムでは、日本で取得した「国際運転免許証」が有効ではありません。
しかし、50ccのバイクであれば2人乗りで利用することができるのです。
ちなみにバイクをレンタルするには、パスポートを預ける必要があります。
レンタル料相場:1日約21万VND~22万ドン(約1,094円~約1,146円)
ベトナムでのレンタルバイクは、ガソリンが入っていない状態が普通です。
ベトナムと言うより、東南アジア全般でガソリンが入っていない状態が当然なのです。
バイクを借りたら、まず最初にガソリンを入れてから目的地に向かいましょう。
ちなみに、ベトナムは日本とは車線が反対なので慣れるまでやや怖いかもしれません。
「ハノイ」や「ホーチミン」と比較したら、道路の激しさはかなり和らぎます。
海外でのレンタルバイクデビューには、ダナンは最適だと思いますよ。
海外旅行保険が適用されない場合もあるので、日本で必ず保険会社に確認しておきましょう。
自由な旅を求めるならレンタルバイクはオススメの移動手段です。
⑤シャトルバス:Shuttle Bus
ダナン国際空港からホイアン市内を運行する乗り合いの「ホイアン・エクスプレス」です。
ダナン空港以外にも、主要ホテルや旅行会社などでも予約することが出来ます。
ダナン国際空港に着いたら、ダナン市内へ移動せず直接ホイアンへ移動できるのでホイアンに宿泊する人には一番人気がある移動手段です。
公共路線バスよりも高額ですが、快適さを考慮すれば大きな差ではありません。
運賃相場:約10万千~10万2千ドン(約526円~約531円)
所要時間:約55分
番外編
<Grab>
前々回の記事で紹介した「配車アプリ」です。
何故かフエでは利用できなかった「Grab」がダナンでは利用できるのです。
配車アプリはタクシーより安全で、運賃も安いので特に女性にオススメします。
ベトナム語を話せなくても、会話の必要がないので全く問題ありません。
現地でSIMカードを購入しスマホを使えるようにしておけば、とても重宝しますよ。
日本でSIMロックを解除しておけば、受付の方が全てやってくれますから♪
ベトナムの国際空港では、ベトナムの3大携帯会社の窓口は必ずあります。
①Mobifone
②Viettel Mobile
③VinaPhone
ファインの様なひとり旅には、車よりも安価な「Grab bike」が最適です。
上記で紹介したセオム(セーオム)のようなトラブルはありません。
ドライバーの身元がハッキリしているし、利用前に運賃がわかるので安心です。
登録したクレジットカードで支払うので、海外のドライバーでよく耳にする
「今、お釣りがないんだ」
という大嘘に不愉快な思いをすることもないのです。
但し、同じ距離でも需要がある時間帯の運賃は高くなることはあります。
その価格変動は、ぼったくりではないので情報として頭の片隅に入れておきましょう。
ドライバーによっては、
「今、到着したよ~」
「あと〇〇分で、到着するよ」
と電話やチャットで連絡をしてくる人がいます。
ベトナム語が解らないファインは、返事をしたことがありません。
ドライバーが到着したかもうすぐ着くかと想定して、バイクナンバーを探すだけです。
<注意点>
現地のSIMカードを購入して、現地でダウンロードすればいいと考える人は多いです。
Grabアプリをダウンロードすると、あなたの携帯に4桁の暗証番号が送られてきます。
この暗証番号を入力しないと、Grabを利用することが出来ないシステムです。
海外のSIMでは、ネット利用だけの人は携帯番号が使えません。
ベトナムで、Grabを利用しようと考えている人は日本でダウンロードしておきましょう。
<利用手順>
①配車アプリ「Grab」をダウンロード
あなたのスマートフォンがiphonでもAndroidでも簡単にダウンロードできます。
「iphon」 → Apple Store
「Android」 → Google Play
どちらかで緑の「Grab」を検索すればすぐに出てきます。
②アカウント
ダウンロードに成功したら以下の3つ方法の中から「アカウントの登録」をします。
★携帯の電話番号
★Facebookアカウント
★Googleアカウント
たまに「携帯電話番号」で登録が出来ない人がいます。
原因は、過去にその番号を利用していた人が「Grab」を登録していた可能性が高いです。
③言語の選択
無事に登録が出来たら、言語設定を行う必要があります。
ベトナム語または英語のどちらかを選択します。(ファインは英語を選択しています)
④クレジットカード登録
ファインは通常「クレジットカード」払いにしています。
「Grab」では、「Prepaid」を選択することも可能です。
ファインは、プリペイドを選択したことがないのでここでは割愛します。
「Pay Directly With Cards」を選択して、クレジットカードの情報を入力します。
<利用方法>
現地で、「Grab」をタップしてアプリを立ち上げます。
①複数の選択肢の中から、ファインはひとり旅なので「Bike」を選びます。
②現在地と目的地を入力します。
③プロモーション(割引)は、利用したことないのでここでは説明しません。
④支払い方法を選択します。(現金かクレジットカードで支払い方法を選びます)
⑤支払い方法を選択出来たら、予約ボタンをタップするだけです。
⑥近くにいるドライバーの写真、車種、名前、番号、所要時間などがわかります。
⑦無事にドライバーと会えたら、名前を告げてバイクの後ろに乗車しましょう。
⑧目的地に着いたら「cảm ơn (カム オン)」と伝えてバイクを降りるだけです。
運賃に関してクレジットカードで支払うことは、ドライバーにも伝わっています。
思っていたより簡単でしょう?
一度登録しておけば、東南アジアの他の国でも利用できるので便利ですよ。
Grab Bike
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介したダナンの移動方法はいかがでしたでしょうか?
思っていたより簡単で、リーズナブルに移動できると思いませんでしたか?
ベトナム中部では、人気急上昇中の「ダナン」を拠点にするのがお勧めです。
アグレッシブな方は、海外でのレンタルバイクデビューをオススメします。
「ハノイ」や「ホーチミン」でレンタルバイクデビューするよりも難易度が低いですよ。
運転に自信がない方は「Grab」や「公共バス」でも安く移動することができます。
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