皆さんボンジュール、旅ブロガーのファインです。
あなたは、「コンコルド広場」をご存じでしょうか?
論破王の「ひろゆき」さんも、この辺りを訪れた動画をアップしていますね。
パリの主要観光地の拠点となるので、パリを訪れた方はほぼ来たことあるでしょう。
前回お話しした通り、パリ中心部を流れるセーヌ川の氾濫が起きてしまったので、ファインの観光予定も大幅に変更することになりました。
メインではないですが、セーヌ川の影響を受けない観光地に絞りウロウロしちゃいます。
パリは見どころが沢山あるので、滞在期間1週間ではちょっと短かったと感じました。
ということで、今回もパリのあまり有名ではない観光地について語ります。
アレキサンドル三世橋:Alexandre III Bridge
前回紹介した「アンバリッド」の正面に「アレキサンドル三世橋」があります。
パリ万博と言えば、殆どの人々がエッフェル塔を想像しますが、このアレキサンドル三世橋もパリ万博に合わせて建設されたものなのです。
ちなみに、アレキサンドル3世は現在世界中の注目を集めているロシアの皇帝です。
歴史的には、フランスとロシアの友好の象徴としての役割が大きいと言われています。
幅:40m
長さ:107m
高さ:6m
3つの関節を持つアーチ橋です。
ガイドブックなどで、高さ17mと記載されているのは4本の柱の高さのことです。
ファインも訪れるまでは大した期待はありませんでした。
しかしパリの絶景スポットの一つで、「グラン・パレ」と共にインスタ映えしますよ。
グラン・パレ=パリ万博の時に建設された大規模な展覧会場
アレキサンドル三世橋は香水のCMをフルヌードで撮影した橋としても知られています。
過激だとか、下品だとか、かなり非難されたCMでしたが、話題性は抜群でした。
またシャンゼリゼ地区とインヴァリッド地区を結ぶ橋の絵葉書などは沢山売られています。
アクセス:Access
最寄り駅:Invalides駅 徒歩4分
パンテオン:Pantheon
フランスの文化に貢献した偉人を祀る霊廟です。
実はパンテオンはフランス語ではなくギリシャ語なのです。
日本語では、「万神殿」と訳されています。
カルチェ・ラタンの中心にあり、ドームと正面の支柱が特徴のギリシャ様式建築です。
幅:110m
奥行:84m
▼キュリー夫妻
▼文豪ヴィクトル・ユゴー
▼哲学者ルソー
彼らは日本でも有名ですね。
現在は霊廟としての役割を果たしていますが、当初は教会として建てられたのです。
アクセス:Access
最寄り駅:地下鉄10号線カルディナル・ルワナール駅 徒歩6分
コンコルド広場:Place de la Concorde
フランス革命で、国王とマリー・アントワネットの処刑された広場です。
以前は「革命広場」と呼ばれていましたが、現在は「コンコルド広場」に改名されました。
「ツール・ド・フランス」という世界的自転車レースも毎年コンコルド広場を通ります。
シャンゼリゼ通りを歩いていると到着するの簡単に見つかりますよ。
<Luxor Obelisk:クレオパトラの針>
「コンコルド広場」のシンボルは、遠くからでもとても目立ちます。
このオベリスクは別名「クレオパトラの針」とも呼ばれています。
このクレオパトラの針については、因縁深い歴史があるのです。
現地ガイドの説明とエジプトのルクソール宮殿のガイドの説明では内容が異なります。
フランスでは、
エジプト総督ムハンマド・アリから、ルイ・フィリップに贈られたと説明しています。
エジプトでは、フランスに強奪されたものだと説明されています。
元々は、エジプトのルクソール宮殿にあったオベリスクを切り出しパリまで運びました。
前回紹介したアンヴァリッドに行くとどちらの主張が正しいのかわかります。
ナポレオンが戦利品としてエジプトから持ち帰ったオベリスクと説明が残されているのです。
つまり、戦争で戦利品としてフランスがエジプトから持ち帰ったと認めているのです。
エジプトのルクソール宮殿へ行かれた方は1本なくなっているのを観たことあるでしょう。
ルクソール宮殿では、対となっていたもう一本のオベリスクが寂しそうに建っています。
コンコルド広場のオベリスクは、エジプト側が現在でも返却を求め続けているのです。
「川の噴水」と「海の噴水」
「コンコルド広場」には、ふたつの大きな噴水があります。
どちらの噴水も中央の像は船の舳先に座っているようなデザインです。
ファインが訪れたのは冬だったので、両噴水とも水は止められていました。
アクセス:Access
最寄り駅:メトロ1号線・8号線・12号線コンコルド駅 徒歩2分
以下で紹介する「オランジェリー美術館」からも徒歩2分
パリのスリ
ここにもいました。
オベリスクの近くで寄付や署名をしている見た目は真面目そうな人たちです。
彼女たちは、署名の為に使用しているバインダーの下からスリを働くそうです。
その手口を、フランス在住ののりこさんがわかりやすく説明してくれています。
皆さんも、このような方々にパリで声をかけられたらくれぐれもご注意ください。
パリの地下鉄では、日本語で
「スリにご注意ください」
とのアナウンスが流れます。
これが、どういう意味かお判りでしょうか?
残念ながら日本人が、多くの被害にあっているという事なのです。
日本のアニメが好きなフランス人が多いことはご存じでしょうか?
一部親日の方は、スリ被害にあった日本人に謝罪する光景を見たことがあります。
そのフランス人は加害者でもないのに・・・・・。
いい人も悪い人いるのがパリの特徴という事でしょうか?
チュイルリー公園:Tuileries Park
彫刻や噴水で美しく飾られた野外美術館があるパリ市内最古の庭園です。
「コンコルド広場」からこの公園を通り、「ルーヴル美術館」まで歩いて行けます。
チュイール = 瓦
昔、この周辺に瓦工場があったために命名されたそうです。
ちなみに、ヴェルサイユ宮殿を手掛けた造園師がこの庭園も設計しています。
公園内には2つの美術館があります。
・ジュ・ド・ポーム美術館
・オランジュリー美術館
オランジェリー美術館は、モネの睡蓮が展示されています。
この写真を撮影した時は雨が降っていたので、人通りが少なかったのです。
晴れた日には歩いているだけで楽しい気分にさせてくれるのでお勧めの公園ですよ。
有名観光地に囲まれているので、立地的にも恵まれていると思います。
アクセス:Access
最寄り駅:Tuileries駅 徒歩3分
ミュゼ・ドルセー駅 徒歩3分
ルーヴル美術館:Louvre Museum
ファインの最大の目的であり、世界最大級のフランスの国立美術館です。
要塞のルーブル城が、元となっています。
現在でも一部要塞の面影を残しているそうですが、ファインは全く感じませんでした。
収蔵品38万点以上あり、1日では観きれないほどの規模です。
総面積6万600平方メートルといわれてもピンときませんよね?
毎年800万人超の入場者を誇り世界でもっとも入場者数の多い美術館です。
ファインが訪れた2018年は、なんと1,000万人を超えたんですよ。
ちなみに、ルーヴル美術館も世界文化遺産です。
ルーブル美術館といえば「ガラスのピラミッド」ですよね。
ピラミッド内は「ドゥノン翼」「シュリー翼」「リシュリュー翼」の3つに分かれています。
ルーブル美術館を代表するレオナルド・ダ・ビンチの『モナ・リザ』を生で観たい。
スポーツウェアメーカー「NIKE社」の由来となった『サモトラケのニケ』も観たい。
『ミロのヴィーナス』、『ナポレオン1世の戴冠式』など、時間をかけて観てやろう。
と考えていましたが、セーヌ川の氾濫の影響はここにもありました。
ちなみに、「ミロのビーナス」の両腕は、元々はあったとご存じですか?
ミロ島で発見されたことから命名されています。
畑を耕していた農夫が見つけたというから、ビックリですよね。
ルーヴル美術館は、なんと、一部しか公開できないことになっていたのです。
どれが観れてどれが観れないのか、説明もフランス語なのでちんぷんかんぷん。
セーヌ川の氾濫が落ち着いたら全公開するということだけ理解し明日以降に順延です。
アクセス:Access
最寄り駅:地下鉄Louvre – Rivoli駅 徒歩2分
白亜のサクレ・クール寺院:Temple of Sacré Coeur
映画『アメリ』の影響で、サクレ・クール周辺は観光スポットとして有名になりました。
ルーブル美術館でショックを受けたファインは「モンマルトルの丘」に移動します。
駅を出たら両サイドにはお土産屋さんが並んでいる坂道を昇ります。
遠くにだんだんと白い寺院が見えてきます。
丘の上にあるので、セーヌ川の氾濫の影響をまったく受けておりません。
サクレ・クール寺院の正面に「ジャンヌ・ダルク像」があります。
神のお告げを聞いたジャンヌダルクは、フランスの救世主として崇められています。
意外なことに、農家の娘のジャンヌダルクは文字の読み書きが出来なかったそうです。
最後は、英仏100年戦争でイングランドに捕えられ魔女として処刑されてしまいます。
「テルトル広場」は、モンマルトルの中心にあります。
観光客相手の似顔絵かきがたくさんいますが、トラブルも多いので要注意です。
チラリとキャンバスを見ただけで、突然その観光客の絵を描き始めるのです。
勿論、頼んでもいない絵の代金を請求してきます。
ここには、許可を得た画家と許可を得ていない画家がいます。
テアトル広場を初めて訪れる人は、くれぐれも押し売りの画家にご注意ください♪
モンマルトルの丘はかなりの坂なので、歩くのがきつい人はケーブルカーもあります。
ファインお勧めのインスタ映えスポットは小説の主人公「壁抜け男」です。
モンマルトルに住む、どんな壁でも通り抜けられる男の物語です。
場所は、「マルセル・エイメ広場 place Marcel-Aymé」にあります。
アクセス:Access
最寄り駅:Anvers駅 徒歩9分
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介したコンコルド広場周辺の観光地はいかがでしたでしょうか?
ファインは、欧州に来るまで「ビズ」をよく理解していませんでした。
ほっぺにキスすると思っていたので、最初笑われました。
頬っぺた同士をくっつけて、「チュッ」って音を立ているだけなのです。
ご存じの方は、常識だという人もいるかもしれません。(ファインと同じく勘違いしている人はいるはず)
でも知らない人は、頬っぺたにキスしちゃいますよね(-_-;)
これもナント在住ののりこさんがわかりやすく説明してくれています。
フランス旅行前に知っておきたい【基本マナー】/ Savoir-vivre en France – YouTube
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