ナマステ、旅ブロガーのファインです。
今回は、汚い話しが多いのでタイトルに【閲覧注意】を入れさせていただきました。
日本は世界的に見てもかなり清潔で、ファインもご多分にもれず「自称プチ潔癖症」です。
そんなファインもインドの衛生面にはかなり厳しいものを感じました。
「プチ潔癖症」でも厳しいと感じたのに、本当の潔癖症の方はインドに行けないでしょう。
ということで、2027年には人口世界一になるインドの不衛生について語ります。
水の宮殿:Jal Mahal
過去記事で「アンベール城」について語りました。
そのジャイプールからアンベール城へ行く途中に見える不思議な光景が水の宮殿です。
マンサガール湖(Man Sagar Lake)に浮かぶ水の宮殿は、一般公開されていません。
但し、50Rsを払えば中に入れてもらえるという情報もあります。
(ファインは、中には入りませんでした)
一般公開されていないという事は・・・・・・・きちんと管理していないという事です。
「水の宮殿」を訪れた現地で出会った観光客情報によると、野鳥の糞が凄いみたいです。
ここには、約150種類の野鳥が飛来すると伺いました。
まぁ、それだけの種類の野鳥がいて、管理する清掃員もいなければ想像は出来ますよね。
衛生面を気にする方は、ファイン同様遠くから写真を撮るだけの方がいいかもしれません♪
遠くから写真を撮るだけでも、なかなかインスタ映えはしますよ。
また、夜は「水の宮殿」がライトアップされて遠くからの景色はとても綺麗だそうです。
マンサガール湖に浮かぶ「水の宮殿」
アクセス:Access
7月から9月の雨期になると5階建てのうち、4階までが水でいっぱいになります。
風の宮殿”から”アンベール城”まではバスで約15分ほどの道のりです!
バスはかなり揺れるので、汚れている座席が気にならなければ座った方がいいでしょう💦
ジャイプールの風の宮殿を正面に見て、左側にたくさんのバスが停まっています。
そのたくさんのバスの「5番」もしくは「29番」がアンベール城行のバスです。
運賃:10Rs
アンベール城までは、約15分で着きますが今回の目的地「水の宮殿」はその中間にあります。
不衛生なインド:Unsanitary India
人口13億人以上を誇るインドでは、約半数が屋外で用を足しています。
これが、観光客が感染症になる大きな原因のひとつとされているのです。
ジャイプールのあるラージャスターン州の隣に「ウッタルプラデシュ州」があります。
その北部ウッタルプラデシュ州のある村では、トイレがある家庭は皆無でした。
近年は政府援助でトイレが建設されましたが、99%が使われていないのが現状です。
トイレがあっても利用されないのには3つの理由があると言われています。
<理由1>
建物だけ作り、上下水道が整備されていない
<理由2>
汲み取り式の作業がない
<理由3>
雨が降ると、排泄物が溢れて悪臭が漂うことなる
つまり、形だけのトイレが逆に不衛生な状況を作り出しているのです。
これは、ジャイプールの隣の州だけではなくインド全体にある光景なのです。
ガンジス川:Ganges River
トイレがなければインド人はどこで用を足すのでしょうか?
インドには、日本人でもよく知られている大河が流れています。
そうです。
「聖なる大河」と言われているガンジス川で、インド人は用を足しているのです。
「母なるガンガー」と呼ばれているガンジス川は地元で飲み水としても利用されています。
その他に「体を洗う」「死体を流す」「遺灰を流す」「調理」などに利用されています。
それだけではありません。
ガンジス川周辺の工場排水や廃棄物など垂れ流し状態の不衛生な川となっているのです。
ちなみに川に死体を流すのは、宗教的理由ではなく火葬するお金がないからです。
その状況で免疫力のない日本人が、不衛生なインドで生活するのは厳しいものがあります。
これらの状況から、今回の記事のテーである潔癖症の旅人はインドに行くことが出来ないと言えるのです。
ファインは決して、インドを否定しているわけではありません。
むしろ、人生に一度はインドを訪れるべきだと推奨しています。
但し、衛生面を油断しているとかなりつらい旅になることは覚悟しなければなりません。
沐浴:Ablution
日本人観光客が、インドで沐浴を経験し強制帰国する事例は多く聞かれます。
ヒンドゥー教徒はガンジス川の水に「罪を洗い流す効果がある」と信じられています。
そのヒンドゥー教徒さえ警鐘を鳴らす、基準値の23倍のふん便性大腸菌が検出されました。
潔癖症の方には、旅の思い出作りとしてはあまりにも危険なのでご注意ください。
ガンジス川での沐浴
ガンジス河でバタフライ
長澤まさみさんの出演したこの映画を観たことあるでしょうか?
ガンジス川の菌は、人間の毛穴からも侵入してくるのです。
彼女も撮影のためにガンジス川で泳ぎましたが、見事に入院することになりました。
潔癖症の方は免疫力がないため、最悪死に至ることもあります。
命を懸けてまで、インドで沐浴する意味はありません。
140種の魚類や90種の両生類にも影響を与えている水質レベルですから・・・・・・。
またYouTubeの再生回数の為でしょうか?
ガンジス川に入り、沐浴姿を撮影している日本人を動画でも見かけます。
一時的な感情に流されず、沐浴後の事を考えてから行動することを強く推奨します。
屋台料理:street food
ファインは、海外の飲食で頻繁に屋台を利用します。
きちんとしたレストランもいいですが、ローカルな雰囲気の屋台は魅力的ですよね。
でも、ここインドでは「屋台で食事をするな」とまでは言いませんが注意は必要です。
インドの屋台で出される飲食は、ミネラルウォーターなど使っておりません。
不衛生な水で調理されたものが出てくる場合が殆どです。
チャイのように煮込んでいる飲み物は菌が死滅している確率は高いのでまだ大丈夫でしょう。
但し、あまり火を通していないものを口に入れることは避けた方が無難です。
できれば、きちんと火を通していない屋台での飲食は控えることをオススメします。
大気汚染:Air Pollution
近年のインド経済の発展は目覚ましく、工場などが次々に建てられています。
しかし、その工場の煙突からは有害なガスが大気中にばらまかれているのです。
インド旅で「呼吸が苦しくなる」と聞いたことありませんか?
原因が、この工場から大量に排出される大気汚染なのです。
日本のニュースでは、北京のPⅯ2.5が映像と共に酷い数値だと伝えられています。
しかし、ニューデリーの大気汚染は北京の3倍です。
WHOが認めている基準の15倍の濃度が確認されているのです。
インドを長期間旅行する際は、コロナ禍が収束してもマスク着用を推奨します。
野犬:Wild dogs
インドで、狂犬病が多いというのはご存じでしょうか?
狂犬病は、もし発祥したら99.9%助からないと言われている恐ろしい感染症です。
インドで狂犬病が多い理由が、野犬が人間の味を知っていることが挙げられます。
ガンジス川に流された遺体は、岸に流れ着いたら野犬の餌となっているのです。
つまり、インドの野犬は人間の味を覚えており、食事として噛みついてくるのです。
これが、インドで狂犬病発症率が高い原因のひとつと言われています。
狂犬病を発症した犬の多くは狂暴になり、我々観光客に咬みつくようになります。
狂犬病の犬は、やたらと歩き回り、食べ物でない柱などの物体にかみついたりします。
地面を掘ったり、遠吠えをするなどの異常行動をしている犬を見かけたら離れましょう。
分かりやすいのが、ヨダレを流している犬ですね。
この状態の犬はとても攻撃的で、逃げようとしたちょっとした動作でも敏感に反応します。
常に空腹の犬は、水分を欲するために水を欲しがります。
しかし、狂犬病に感染している犬は、水を極端に怖れるようになります。
水を飲むと、けいれんを起こし苦しむようになるのです。
日本人は動物好きな人が多い国民です。
だから不用意に犬を撫でたりする日本人観光客も多く見かけます。
しかし、上記の理由からインドでは決して野犬に触ろうとはしないで下さい。
狂犬病を持っている可能性が高いインドの野犬に嚙まれたら命にかかわるのです。
インドを訪れる前には、狂犬病の予防接種を強くおススメします。
牛のう〇こ:Cow feces
インドを旅していると、宗教上の理由で牛が街中を普通に歩いている光景を見かけます。
これまで紹介してきた地域で、牛のう〇こを見かけない都市は一つもありませんでした。
足元を見ないで油断をして歩き回っていると、いつかは踏んでしまうことになります。
スニーカーで踏んでしまった場合、あなたはう〇こがついた靴を我慢できますか?
サンダルを履いていた場合は、直接足に牛のう〇こが付着してしまうのです。
いかがですか?
想像しただけで、潔癖症の方には耐えられない状況でしょう。
また、インド人の考えに、ゴミはごみ箱に捨てるという発想はありません。
13億人が、ゴミをその辺にポイッと捨てたらどうなるか想像できますよね。
また、ゴミ収集車が走れないような小道が多いのはインドを訪れた人ならわかるでしょう。
インドは、観光で街歩きをしているだけで不衛生な状況に身を置いていることになるのです。
今回のタイトルの意味がご理解いただけたでしょうか?
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
いかがでしたでしょうか?
インドで潔癖症の方は、住むのは勿論、旅行でさえも難しいと理解できたでしょうか?
皮肉なことに、インドではコロナの影響で稼働していない工場が多い状況です。
その影響からか、工場排水やPⅯ2.5の数値が減っていると報告されているそうです。
どちらにしろ、潔癖症の免疫力ではインド国内で生きていくことは厳しいでしょうね。
追記(2021・10・19)
この記事を読んだ方から、潔癖症でインド在住の方がいるとご指摘を受けました。
その方は「ゆきんこチャンネル / Yukinko」というユーチューブをされています。
ファインは、決して彼女を批判する目的でこの記事を書いたわけではありません。
ご本人にもご連絡をして謝罪しており、ご理解いただいております。
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