スォスディ、旅ブロガーのファインです。
カンボジアは、英語の他、フランス語も通じやすい印象を受けました。
まぁ、どちらも話せないのでファインにはあまり関係ないですけどねwww
前回、タイからカンボジアへのバス移動(ミニバン)について語りました。
今回はその続きです。
このミニバンでは、一番後ろの席は避けることをオススメします。
理由は、運転が激しく道も悪路の為、後ろに積んである荷物が時々頭に落ちてきます。
バンコクからシェムリアップまで、ファインのバスは10時間かかりました。
(バス移動の平均は約8時間です。)
90分の休憩後に、シェムリアップの「Nattakan Bus Station」到着しました。
「ナッタカンバスステーション」と言っても、砂利のただの駐車場です。
シェムリアップには「ローカルバス」や「電車」が走っていません。
ここには、たくさんのトゥクトゥクドライバーが観光客を待ち構えていたのです。
(シェムリアップには約1500人のトゥクトゥクドライバーがいると言われています)
ここから、死を覚悟した体験をするとはこの時は少しも考えていませんでした。
シェムリアップのトゥクトゥクは、大きく2種類に分けられます。
まずは、完全フリーで働いているトゥクトゥクドライバーです。
次は宿泊施設側と契約を交わしているドライバーです。
ということで、「シェムリアップ」への移動した時のトラブルについて語ります。
ナッタカンバスターミナル:Nattakan Bus Station
バンコクからシェムリアップへバス移動した場合、ほぼこのバスターミナルに到着します。
シェムリアップ市街地から歩けなくもないですが、夜はトゥクトゥクでの移動が必要です。
このバスターミナルには「公共交通機関」も「タクシー」や「Grab」もありません。
バスが到着するとたくさんのトゥクトゥクドライバーが観光客を待ち構えています。
ひとりの男性が、片言の日本語で話しかけてきました。
ファインは、この時「地球の歩き方」を手に持っていたのです💦
(※日本語で話しかけてくるドライバーは要注意との情報がたくさんあります。)
ファインは東南アジアのトゥクトゥクを信用していないので、1度は無視しました。
2.3kmくらいなら、シェムリアップまで歩いて行けるだろうと大通りに出たのです。
結論から申し上げますと、無理です。
夜遅い時間にバスターミナルに到着したので、すでに道路が真っ暗でした。
日本で部屋の電気を小さくすると、オレンジ色の電球がつきますよね?
あのような暗~い街灯が、たまにポツンと見える程度でほぼ闇だったのです。
トゥクトゥクのライト以外の灯りがない状況なので、徒歩移動を断念しました。
仕方なくNattakan Bus Stationに戻ると、先ほどの男性が待ち構えています。
おそらく彼は、ファインが戻ってくるであろうことは想定内だった様子です。
予約した「シティプレミアムゲストハウス」の住所を伝えトゥクトゥクに乗りました。
アクセス:Access
シェムリアップ市街までの距離:約2.3㎞
トゥクトゥクドライバーとトラブル
シェムリアップのトゥクトゥクは、2輪バイクの後部に座席シートを付けたものです。
カンボジアのトゥクトゥク運賃相場:ざっくり1km≒1ドル
ファインの予約した「シティプレミアムゲストハウス」まで3kmと言われました。
(実際は2.3㎞しかありません)
しかし、宿に向かう途中でドライバーが明日以降のファインの予定を聞いてきました。
ファインが
「アンコールワットの遺跡群だよ」
と答えると、
「明日の観光に俺のトゥクトゥクをチャーターしろ」
と言ってきたのです。
このドライバーに好印象を抱いていなかったファインは、丁寧に断りました。
すると、急に大通りを外れ地元民しかわからないような路地へ入ったのです。
ホームレスや野犬がたくさんいるので、かなり危険な雰囲気を感じました。
すると突然
「明日、俺を雇わないと宿まで連れて行かない」
と言い出したのです。
あなたは、そんなことをいうドライバーをチャーターしようと思いますか?
しばらく口論の末、ファインはそのトゥクトゥクを降りました。
方向がわからない状況で、小柄な日本人がホームレスと野犬の間をゆっくり歩きます。
この時はまだSIMを用意できていないので、グーグルマップが使えませんでした。
暗闇の中で、たくさんの野犬がこちらを見ている状況を想像して下さい。
道の両サイドには、ギラギラした眼でファインを観ているホームレスが沢山います。
「狂犬病」の予防接種を受けていなかったファインは一度噛まれたら終わりです。
狂犬病を発症している犬にかまれた場合、99%死にますから💦
また、ホームレスに襲われたら多数対ひとりの状況で逃げ切ることはできません。
街灯の間隔も広く、たまにぽつんとオレンジ色の灯りがあるくらいの道です。
「ガルルルルゥ~」
という野犬同士の闘いを横目に歩みを進めます。
スーツケースのタイヤの音だけが、闇夜に響きます。
すると、小さな動きにビクつくファインの視界にぽつんと「交番」が見えたのです。
お巡りさんは不在でしたが、もうファインは交番から動けません。
方向もわからず、ホームレスと野犬の恐怖から逃れるために交番を頼るしかないのです。
しばらくすると、お巡りさんが戻ってきました。
その時のファインには数時間に感じましたが、実際の時間にして20分位でしょうか、
お巡りさんがファインの予約した「シティプレミアムゲストハウス」に電話してくれました。
15分後、スタッフが迎えに来てくれて、無事に予約した宿にたどり着きました。
後日知ったのですが、Nattakan Bus Stationでトゥクトゥクを乗車するときに翌日の観光で1日チャーターの約束をすると、シェムリアップまでの運賃をサービスしてくれるとか、してくれないとか、
また、ファインが訪れた時は暗くてよくわからなかったのですが、Nattakan Bus Stationには、旅行会社かバス会社のオフィスがあるとの事でした。
バスに積んである荷物をそのオフィスに勝手に運ばれて、ツアーの勧誘が始まるそうです💦
ちなみに、アンコールワット巡りの相場は、1日約15$~です。
ここのオフィスに連れていかれたら、2倍の金額を提示されるとの情報があります。
ツアーの参加を断ると、
「市内ではモーターバイクは、レンタルできないよ~」
との嘘情報を日本語で言ってきます。
断り続けている日本人観光客に対する彼らの最後の手段が、
「無料で宿まで送るよ~」
とのセリフです。(絶対に嘘ですから信じてはいけません)
シェムリアップの野犬
シティプレミアムゲストハウス:The City Premium Guest House
ファインは一人で行動しましたが、車両をシェアする旅人も見つけやすいでしょう。
チェックイン後、ベッドに横になると壁には弾痕の後がありました。
現在は、リフォームしたのでしょうか、写真で見る限り綺麗になっている様子です。
滞在期間中は快適に過ごしましたが、過去に何があったのだろうか???
ファインが宿泊した部屋はシングルが埋まっていたのでダブルの部屋になりました。
エアコンなしの部屋でしたが、暑がりの方はエアコン付きの部屋にしたほうがいいでしょう。
朝食は、建物外にあるバーのようなところで食べることが出来ます。
オーナーさんは以前は女性だったのですが、現在は男性になっているみたいです。
国道6号線から細い路地を入っていくので、初めての方は見つけるが少し大変かも・・。
ここにレンタサイクルはないので、ファインは日本人宿「タケオハウス」で借りました。
日本人には、タケオハウスの方が知名度は高いですかね。
※Nattakan Bus Stationは2017年2月、約333mほど南に移動したそうです。
新しいバスターミナルから市街地までの距離は、約2.4kmです。
ファインが騙されたように、トゥクトゥク運転手は
「3kmある」
または
「5kmある」
と吹っ掛けてきます。
まあ、大きな金額ではないので要求通り5ドル払う日本人が多いみたいですけど♪
金額の問題ではなく、その行動は本当に正しいのか、疑問に思います。
<補足>
現在「シティプレミアムゲストハウス」は、コロナの影響か閉鎖しているみたいです。
アクセス:Access
Nattakan Bus Stationから約2.4㎞
シェムリアップのトゥクトゥクについて
上記の記事だけだと誤解を招く恐れがあったので少し補足をします。
<補足1>
シェムリアップの日本人観光客は、ファインが訪れた時は約25%くらいでした。
観光客で一番多いのは欧米人と中国人です。
彼らは、トゥクトゥク利用時に強気な料金交渉をしてくると聞きました。
その影響で、トゥクトゥクドライバーは、最初は高値を言うようになったそうですね。
最初から正規の料金を提案しても、値引き交渉がはじまってしまうのだとか。
日本人観光客の多くは値引き交渉をしてこない、というイメージが定着しています。
<補足2>
ファインがシェムリアップを訪れた時は、旧型トゥクトゥクが主流でした。
旧型トゥクトゥクは、3人から4人乗車できるように改造されています。
現在は、新型トゥクトゥクが増えてきており、1人~2人用に改造されています。
運賃相場:距離にも寄りますが、10分程度なら2ドル~
<補足3>
シェムリアップでは、地図が読めないドライバーがいます。
日本人の常識では信じられないかもしれませんが、珍しいことではありません。
~地図が読めないドライバーの車両に乗車した場合~
あなたのスマホで、GoogleMapを開きます。
お客が地図をみながらナビゲーションをする光景がみれるのがシェムリアップですww
(有名な観光地ならナビをする必要はありません)
目的地まで、かなり時間を要することがあっても意図的ではないことも念頭に置く必要があります。
英語が通じるドライバーが多いので、ライト(右)やレフト(左)など簡単な英単語で方向指示してあげるとスムーズに目的地にたどり着けるでしょう。
~英語が通じないドライバーの対処方法~
スダム:右
チョベイン:左
ボッスダム:右に曲がる
ボッチョベイン::左に曲がる
タウトロン:直進
タウモック:前進
クラオイ:後ろ
ボックラオイ:後ろに戻る
意図的か、わざと間違えているふりをしているのか、なんとなくわかりますよwww
頑張っている運転手には、これがシェムリアップだと思って笑って体験しましょう。
<補足4>
ファインは大丈夫でしたが、窃盗トラブルの報告があります。
トゥクトゥク乗車中、スマートフォンを持っていかれてしまう事案が報告されています。
これは、トゥクトゥクドライバーと盗んだ人が共犯であるというから悪質ですね。
現地では、トゥクトゥク乗車の際、端ではなく真ん中に乗るように注意されました。
撮影に夢中で、端に座りスマホを出している日本人が大体想像できますよね💦
<補足5>
新型コロナウイルスのワクチン接種証明があれば観光で、カンボジア入国が可能です。
現在は、新型コロナウイルス検査の陰性結果の証明を入手する必要はありません。
ワクチン未接種の観光客は、医療費に関する補償金が必要な場合があります。
~ホテルを予約していない場合~
①検査費用
②隔離宿泊費
③医療費
の為に、2,000USドル(約273,260円)のデポジットが必要です。
<補足6>
日本人は「トゥクトゥク」と言っていますが、カンボジア人は「ツッツッ」と言います。
カンボジアはバイクの免許はない為、子供が運転している風景を目にします。
初めてカンボジアに入国した時は、10歳前後の子供が運転する光景は衝撃的でしたwww
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回紹介したバスターミナルから宿までの移動体験記はいかがでしたでしょうか?
ファインのような目に合いたくない人は、宿の送迎をお願いしておくと安心です。
カンボジア人は、日本人より小柄で襲われても勝てそうな気がするでしょう。
「いざとなったら戦ってやる~」
というファインのような馬鹿な考えは控えましょう。
今回運良くファインは助かりましたが、いつ被害にあってもおかしくない状況でした。
タイからカンボジアへの陸路移動に関しては、くれぐれもご注意ください。
また、ガイドブックにカンボジア国民をクメール人との記載を頻繁に目にします。
クメール人は、カンボジア国籍の約90%以上を占めています。
クメール人 = カンボジア人 という認識でほぼ間違いありません。
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