スォスディ、旅ブロガーのファインです。
カンボジアの人口は、1,671万人と言われています。
年齢の比率に関しては、20代と30代が7割から8割を占めているとても若い国です。
ちなみに、カンボジアの正式名称をご存じでしょうか?
プレアリアチアナーチャッカンプチア
観光客どころか、添乗員でさえ知らない人が殆どです💦
プレアは、王の称号みたいな意味合いがあります。
リチアは、直訳すると「王」です。
ナーチャックは「国」と訳されます。
カンブチアとは、カンブの子孫を意味します。
アンコール・ワットが国旗に描かれているため、シェムリアップが首都だと思っている人がいます。
首都は、「プノンペン」です。
シェムリアップは、カンボジアで最も知名度が高い観光地がある都市です。
人口に関しては、カンボジアで5番目の都市なのは意外だと思いませんか?
ただ、シェムリアップは「アンコール・ワット群」だけが魅力の街ではありません。
ということで、今回はアンコール・ワット群以外の見どころについて語ります。
トンレ サップ湖:Tonle Sap
琵琶湖の約4倍の大きさを誇り、東南アジア最大の湖です。
ちなみに、琵琶湖の4倍の大きさは乾季のトンレサップ湖の大きさと報告されており、
雨期は乾季の3倍から6倍の大きさに変わり、「伸縮する湖」といわれています。
乾季と雨季で水位は8mから9mも上昇します。
tonle = 川
Sap = 巨大な淡水湖
ざっくりですが、ここでは1つのブロックに約1万人が水上集落で生活しています。
そのブロックが約100ブロックあり、統計上約100万人の水上集落者がいるのです。
ちなみに、シェムリアップから首都プノンペンへはバスで約8時間半かかります。
ハイエースの様なバンタイプだともう少し時間は短縮されますが・・・・・・・♪
このプノンペン~シェムリアップ間の移動に関して、にわかに注目を集めているのがボートでの移動方法です。
運賃に関しては、飛行機よりは安いですが車両移動の約2倍から3倍はします。
移動時間に関しては、1時間から2時間くらい短縮できる程度で大きな差はありません。
バックパッカーの間では、一味違った移動方法が体験できると、中々の評判です。
ファインも、次回カンボジアに行く機会があればこの移動方法を利用するでしょう♪
<ボート乗り場>
Chong Khneas:チョンクニア水上生活村エリア
海のように広い「トンレサップ湖」
アクセス:Access
シェムリアップからの距離:約16km
水上集落:Settlements on the Water
トンレサップ湖の水上集落に居住している人は、世界最大規模といわれています。
ブルネイ編で紹介した水上集落は3万人規模です。
ボルネオ島の親日国家「ブルネイ・ダルサラーム」って知っいますか? #114 | 元添乗員のひとり旅 (fineserviceagency.com)
比較するとトンレサップ湖の水上集落がどれほどの規模かおわかりいただけたでしょうか。
彼らは決して裕福とは言いませんが、水上集落は決してスラム街ではありません。
警察もきちんと存在しているし、郵便物も届きます。
学校や病院などもあるので普通の生活をしている人々と何も変わりません。
ちなみに、水上集落に住んでいる子供は学校に通う前に泳げるようになるそうですww
(水は決して綺麗ではないですが・・・・・)
学校は全員同じ時間に通うわけではなく、以下の時間に2シフトが決められています。
午前7時から午前11時
午後1時から午後5時
住んでいる家は、水上なので高く建てられています。
ボートで通り過ぎると、家から子供たちが湖にに飛び込む光景を観ることが出来ます。
カンボジアの小学校
トンレサップ湖は大きいですが、支流となる川幅が狭い所もあります。
その狭い支流をたくさんの観光船が通る時間帯に渋滞が起こることがあるのです。
水上で渋滞❓
日本人の感覚からしたら、ちょっとビックリしますよねwww
水上集落にソーラーパネルを設置している家もあるので、勿論電気も通っています。
水上集落見学に、チョンクニア船着き場へ向かう途中、「簡易売店」を見かけました。
簡易売店では、ドリンクやちょっとしたカンボジアのお菓子を販売しています。
簡易売店
クルージング:Cruising
トンレサップ湖の「チョンクニア船着き場」にはチケットセンターがあります。
運賃は忘れちゃいましたが、安かったのでチケット購入して乗船します。
水上集落のクルージング船
マングローブ周遊したり、内容的には楽しいのですが個人での乗船は注意が必要です。
マングローブ周遊
<注意1>
乗船すると、すぐに子供からの
「お金をくれ」
攻撃が始まります。
<注意2>
欲しいものは何もないのに、強制的に水上スーパー立ち寄ることになる(相場の10倍)
<注意3>
学校訪問を勧められます。(訪問後、寄付と言う名目の高額な請求が待っています)
<注意4>
蛇を首に巻いた子供の写真を撮ると、高額な撮影料を請求されます。
<注意5>
湖の真ん中で、高額チップを要求されます。
(個人の場合、チップを払わないと船着き場に戻らないと脅されることがあります)
所要時間:約2時間
運賃:5ドルから50ドル(料金表がなく、お客を見て値段を決めているらしい)
ヘビを首に巻いた少年
ファインは、<注意5>だけは運良く経験しませんでした。
個人で乗船したら、旅行会社ツアーの数倍の値段になる可能性があります。
旅行会社はトンレサップ湖とオールドマーケットをめぐるツアーも催行しています。
このブログでは、個人旅を推奨していますがトンレサップ湖では旅行会社をオススメします。
個人で乗船すると警戒心の方が強くなり、観光を心から楽しめなくなりますからね。
ベン・メリア:Beng Mealea
ベン・メリア遺跡はアンコールワットよりも歴史の古いヒンズゥ教寺院です。
周囲は約3.69 kmあり、カンボジアでは「東のアンコール・ワット」とも言われています。
「崩れかけの遺跡として有名」との触れ込みですが、すでに崩れていますからwww
遺跡の崩壊が激しく、正直瓦礫の山です。
修復も全くされていおらず、遺跡の原型がわからないので状態はかなり悪いですね。
瓦礫の山を歩く観光客もいますが、苔も生えているので正直危ないと思います。
個人的には、
「瓦礫の山を観るためにここまで来る価値あるのだろうか?」
と感じました。
崩れた瓦礫が沢山あるので、危険な場所は木製の階段や通路が設置されています。
入口から参道を歩き、左側の階段を登ったところが図書館があった場所です。
図書館と言っても普通の書物が納められていたわけではなく、お経などがありました。
ベンメリア遺跡が崩れた理由が2つあります。
1つは、人間により壊されたこと(戦争中に遺跡の石で洞窟を作っていたとのこと)
2つめが、地盤沈下や木の成長により崩れたこと
ベンメリア遺跡は、アンコール・ワットと同じ時代に建設されていることから、
第1回廊、第2回廊、第3回廊、があり、建物自体はそっくりだったみたいです。
入場料:5ドル(アンコールワット群の入場料とは別)
入口でチケットのチェックがありました。
係りの方にチケットを見せ、パンチのようなもので穴を1つ開けてから入場します。
入口から遺跡までの道のりは、キャンプ場のような雰囲気です。
ガジュマルの木やイチジクの根が建物に絡みつき、遺跡を徐々に破壊しています。
ガジュマルの木を叩いてみると、中が空洞になっている音がしました。
中身が空洞なので全く役に立たず、薪にも使えないことから、
「ウドの大木」
と言われているみたいです(絶対に日本人が教えた言葉だろうwww)
イチジクの木は、石の水分を吸収して成長するので絡みついているらしい・・・・♪
アンコール・ワットを見学した時も感じましたが、階段が急斜面なのです。
カンボジアでは、階段を急角度で建設する文化があるのでしょうか?
ベンメリアを訪れるなら、スニーカーは必須です。
サンダルでは転ぶ危険性が高く、実際に転んでいる観光客がいましたから💦
立ち入り禁止看板がある場所は、中国人観光客が遺跡の上で転んで設置されましたww
転ぶ場所によっては、大怪我になりますから看板は必要なのでしょうね。
第2回廊は真っ暗なので、スマホのライトは必要かもしれません。
第2回廊を出ると、天然のブランコがありました。
多くの観光客が並んで乗っていたので、ファインはスルーしました。
天空の城ラピュタのモデルになったと言われているので、日本人には人気の観光地です。
オーストラリアでも「天空の城ラピュタ」のモデルと噂の場所があります。
クイーンズランド州にある5つの世界自然遺産とケアンズのゴルフ場について#223 | 元添乗員のひとり旅 (fineserviceagency.com)
遺跡の入り口付近で待機している人はガイドさんです。
ガイド料:5ドル~10ドル
営業時間:7:00~17:30
ファインが訪れた時は遺跡内にトイレはありませんでした。
現在は、観光客用にトイレが設置されているみたいです。
ベンメリアはヒンドゥ教寺院として建造されましたが、仏教も感じることが出来ます。
お濠などもありますが、水草に覆われており、水などは見えない状況でした💦
ガイドさん曰く、森に囲まれたベンメリア観光では雨期の方がオススメとのこと♪
理由は、雨期は雨の影響で緑の景色が映えるが乾季は景色全体が茶色くなるみたい。
余談ですが、ポルポト政権時代はベンメリア遺跡にも地雷があったそうです💦
ベン・メリア遺跡
アクセス:Access
シェムリアップから70km
個人でトゥクトゥクチャーター:30ドル 所要時間:片道2時間
ミニバン:片道2.5ドル 所要時間:80分
パブストリート:Pub Street
シェムリアップの夜は、パブストリートで過ごす観光客で溢れています。
ガイドブックに必ず載っているパブストリートは、100メートルしかありません。
その短い通りにレストランやバーが立ち並び、派手な電飾が雰囲気を盛り上げています。
カンボジア屈指の繁華街は、お酒が好きな方は必ず訪れる場所です。
繁華街と言っても性風俗の雰囲気がないので、女性でも気軽に訪れることが出来ます。
パブストリートを代表するお店が「テンプルクラブ」です。
このお店の2階席で、毎晩19:30からカンボジア伝統舞踊のショーが見れます。
しかも、店内で何かを注文すれば無料で楽しめるので、一度は覗いてみる価値あり♪
21:30にはショーが終了するので、その前に入店することをオススメします。
このお店は、元々クラブなので、飲食のクオリティーを求める人には・・・ですね。
大きなお店ではないので、出遅れるとショーの開催する時間に入店することが難しいでしょう。
下戸であるファインのお勧めは屋台街です。
デザート系の屋台が1ドルから2ドルで楽しめます。
ちなみに、パブストリートではビールよりもコーラの方が高いですからね。
パブストリートは、いろんなお店から大音量の音楽が聞こえてきます。
大音量のお店の前にあるメニューを確認してみると、観光客価格でした。
プラプラ歩いていると、ドクターフィッシュのお店がチラホラあります。
インドネシアで経験しましたが、ここのドクターフィッシュは大きいです。
インドネシアのドクターフィッシュの2倍くらいはあるでしょう💦
ファインは、お酒が飲めないので徒歩圏内にあるオールドマーケットに移動します。
パブストリートの喧騒から逃れたい人は、オールドマーケットがオススメです。
21時まで営業しているので、夜に足を運んでも充分楽しめますから。
シェムリアップの「パブストリート」
コロナの影響で、多くの店舗がクローズしていた「パブストリート」ですが、
2021年11月頃より少しずつ営業再開する店舗が増えてきています。
アクセス:Access
シェムリアップ中心地からの距離:約1.1㎞
ここまで読んでいただきありがとうございました
追伸
今回紹介したシェムリアップの観光地はいかがでしたでしょうか?
ファインはシェムリアップ滞在中に、現金が足りなくなったので銀行で両替に行きました。
その時、帽子とサングラスをしていたら銃を持った警備員に入場を阻止させらたのです。
カンボジアでは銀行には、防犯上帽子やサングラスを取らないと入れてもらえません。
銃の入手が可能な国なので、しっかりした治安対策も必要なのでしょう。
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