セゥラマット シアン、旅ブロガーのファインです。
あなたは、「ヘナタトゥ」って聞いたことあるでしょうか?
簡単に言えば「消える入れ墨」です。
ヘナタトゥは、角質に染める入れ墨なのです。
人間の角質は、14日前後で生まれ変わると言われています。
つまり約2週間で、表皮の一番外側が剥がれ落ちるということなのです。
最近では安産祈願としてお腹に描くのが妊婦さんの間でも流行っています。
インドやスリランカが本場と言われており、手の甲なら100ルピーが相場です。
ジョグジャカルタでは、そのヘナタトゥの勧誘が激しいという印象を受けました。
日本では、偏見が激しい入れ墨を海外旅行期間だけここで楽しむことが出来るのです。
ということで、今回はジョグジャ・カルタのメインストリートを散策してきました。
ヘナタトゥ:Henna-tattoo
ヘナタトゥの「ヘナ」とは、インドやアラブ、北アフリカなどが原産のハーブの一種です。
「ヘナアート」や「メヘンディ」とも言われています。
ヘナと言う植物の葉をペーストにして、一番外側の皮膚に塗り込んでいくのです。
エジプトの女王クレオパトラも「ヘナ」を愛用していたと伝えられています。
当時は、乾燥させた葉をマニキュアや髪の染料として使用されていました。
ヘナタトゥをすると
「邪悪なものから守る」
「幸せを呼び込むことが出来る」
など、縁起がいい物と信じられているようです。
散歩中のファインに突然声をかけてきた人は、「ヘナタトゥ」の勧誘でした。
場所は、ジョグジャカルタのメインストリート「マリオボロ通り」です。
「2週間で消えるから安心だよ」
と言われましたが、笑顔が怪しかったので断りました。
ファインは、女性がやるものだと思っていたので、
「男でもやる人いるの~」
と聞いたところ、軽くうなずいたのです。(あまり見かけないけど・・・・・💦)
本物のヘナタトゥは、確実に消えます。(本物はね)
ボディーアートとして、最近は若い日本人女性に人気が出てきました。
人間の表皮は28日周期で新陳代謝するので、実際には2週間では薄くなる程度です。
完全に消えるのには1ヶ月くらいはかかります。
「ヘナ」は天然成分なので安全性は高いと言われています。
しかし、化学物質が添加された「ブラック・ヘナ」については注意が必要です。
興味のある方は高くてもきちんとしたお店で天然の「ヘナ」で施術することをお勧めします。
安い化学物質が入っているヘナタトゥの特徴としては、黒、赤、青、などバラエティー豊かな色があることです。
天然素材のヘナタトゥは、ブラウンもしくはオレンジの2色しかありません。
料金相場:30,000IDR(約261円)
但し、デザインにより料金が異なるので、施術前に必ず金額を確認しましょう。
ヘナタトゥは、
「長持ちするよ~」
とか、
「安くできるよ~」
など相場以下の料金提示には注意が必要です。
<ヘナタトゥが消えない2つのトラブル回避方法>
①相場以下の料金提示(化学物質入りのヘナタトゥはかなり安いですから)
②オレンジまたはブラウンのみ(化学物質が入っていると他の色も作れるのです)
ヘナタトゥをやっている方に聞いてみると
冷たく、くすぐったい、らしいです。
5分位で片手が終わると、ヘナが付いているところがスース―するみたいです。
ヘナタトゥ終了20分後、ポロポロと取れ始めます。
1時間後、どんどん剥がれてきて、やや薬草の臭いがしました。
宿に戻ってからヘナがポロポロ取れていくと、薄いオレンジ色に変わっていきました。
1日経つと、色がしっかり濃くなっているのです。
2日~3日経過すると、ヘナタトゥのデザインが徐々に濃くなるのがわかります。
このヘナタトゥの色が濃ければ来いほど、愛されると伝えられているようですwww
ここで、同じゲストハウスに宿泊していたヘナタトゥをした女性とは別れました。
2週間後に、彼女から連絡が来て半分くらい消えかかっていると報告がありました。
王宮舞踊:Royal Palace Dance
別名:王宮ジャワ舞踊
王宮=クラトン
現在でも「ハメンクブウォノ10世」がこの王宮で暮らしています。
王宮の一部が観光客にも公開しており、ファインも見学してきました。
メインストリート「マリオボロ通り」から近いので観光しやすい場所にあります。
入口は南と北に2つあり、それぞれ入場料が必要です。
クラトンで生まれ発展した舞踊は3種類あります。
ブドヨ:9人の女性による群舞
スリンピ:4人の女性による群舞(この記事の写真がスリンピです)
ウィレン:2人~4人の男性によって踊られる舞踊
ガンドロン:王や武将が恋に落ちている様子を描いた男性単独舞
クラトンでは舞踊は王に捧げるものとされています。
3種類の舞踊は合掌に始まり合掌に終わるのが基本です。
これは王と神に対して祈る行為である、とされています。
王宮舞踊で重要なのは、踊り手の自己を表現でなく、己を無にすることです。
つまり、ダンサーは無表情で踊り続けます。
衣装は、同一の衣装を着用し、振付はきわめて抽象的、象徴的でした。
全員同じ振付を踊り、同パターンの振りつけを繰り返えします。
背景となる物語は、なんとなく理解できてくるのですが、1時間続くと飽きてきます。
開館時間:火曜~日曜 8:30~15:00 / 午後に閉館
元旦とラマダン明け大祭、月曜は休館日
入場料:15,000IDR(約131円)
カメラ使用料:1,000IDR(約9円)
英語・日本語ガイド料:50,000IDR(約435円)
「ガムラン演奏」や「伝統舞踊」が毎日上演されています。
踊り終えたら衣装に身を包んだダンサーとツーショット写真を撮ってもらいました。
ファインが写真を撮ったのは、「ガンドロン」を踊っていたダンサーです。
ダンサーは化粧をしているので年齢不詳ですが、高校生くらいだと思います。
身長162㎝のファインとツーショット写真でも、ほぼ同じくらいの背丈でした。
他にも、王宮に仕える民族衣装を着た家臣たちとも一緒に写真を撮ってもらえますよ。
<注意事項>
クラトンを訪れる際は、帽子などの被り物は取ることがマナーとされています。
インドネシアは暑いので、帽子をかぶっている観光客が多いので注意しましょう。
マリオボロ通り:Malioboro-Street
ジョグジャカルタに訪れたら必ず訪れるであろう約2.5㎞のメインストリートです。
王宮(Kraton)からジョグジャ・カルタ塔までの繁華街です。
屋台は勿論、ストリートパフォーマンスも晴れていれば毎日楽しめます。
歌手やマジシャン、コミカルな動きのコメディアンなどたくさんいます。
そのマリオボロ通りで必ず見かけるのが、名物の馬車(Andhong)です。
運賃:一台150,000IDR(約1,306円)
交渉制なので、利用する際はぼられないように注意して下さい。
ちょっと高いと感じる方は、「ベチャ」に乗ってみるのはいかがでしょうか?
インドネシア伝統の三輪自転車型タクシーで、異国の雰囲気を味わうことが出来ます。
前回紹介した遺跡近くに宿泊する韓顧客が多いですが、ファインはジョグジャ・カルタで宿泊するならマリオボロ通り周辺をオススメします。
首都のジャカルタと比較しても、治安がいいので夜の一人歩きも問題ありません。
また、早朝から屋台が出店しているので朝食を地元民と一緒に頂くのも楽しいです。
日中は暑いですが、早朝や夜は涼しいので長時間の街の散策でも苦になりません。
またマリオボロ通りは、観光客へ客引きの声掛けもよく見かけます。
同じ商品でも声をかけてくる人の店は高く、声をかけてこない店は安い傾向にあります。
悔しい思いをしたくなければ、欲しいものの相場をリサーチしてから購入しましょう。
マリオボロ通りのランドマーク???であるシルバーライオン像で写真を撮る観光客は沢山いますが・・・・・・・やや大きめのクオリティの高くないライオンでしょうか。
お土産屋さんの中でも、インドネシア伝統衣装、バティック店が一番多い印象です。
マリオボロ通りの裏通りには、人気が少なく薄暗いですが壁画アートも楽しめます。
インドネシアグルメ:Indonesian Gourmet
①サテ:Sate
王宮舞踊を見学後に、インドネシア名物の「サテ」を頂きました。
10本セットで15,000IDR(約131円)
串に肉を刺して焼くので、日本の焼き鳥と同じですね。
10本焼き鳥を食べても、131円弱なんて幸せを感じましたwww
日本の焼き鶏との違いは、ピリ辛のピーナッツソースにつけて食べることです。
①サテ・アヤム=焼き鳥
②サテ・サビ=牛肉
③サテ・カンビン=ヤギ肉
②テンペ:Tempeh
テンペとはインドネシア発祥の大豆を発酵させた食べ物です。
「インドネシアの納豆」と呼ばれてるので日本人の口に合うと思います。
「テンペ」は固められたブロック状で売られています。
味は淡白で臭気や苦味はありません。
テンペゴレンは、ご飯とセットで8,000IDR(約70円)~10,000IDR(約87円)です。
テンペをケチャップで炒めたもので、豆の食感がとても美味しかった。
③チロック:Cilok
マリオボロ通りの屋台で売っています。
魚のすり身や小麦粉、タピオカ粉にニンニクを混ぜて団子にします。
屋台は、バイクの荷台に大きなお鍋が取り付けられています。
お店により大きさが異なり、2~3cm程度の団子から4~5cmサイズの団子まであります。
ビニール袋に「チロック」を入れ、お鍋の煮汁を少しかけてくれます。
仕上げに甘いソースとピーナッツソースをかけてくれます。
ピーナッツソースは、日本人には少々辛いかもしれません。
料金:5,000IDR(約44円)
次回紹介する「バリ島」では、「チロック」を1度も見かけませんでした。
もし、興味ある方はジョグジャカルタでトライして下さい。
つくね団子のピリ辛ソースがかかっているおやつと表現したらイメージできるでしょうか。
④バクソー:BAKSO
こちらも同じ団子料理でインドネシア定番の食べ物で「肉団子スープ」でしょうか。
「バクソー」は日本でいうおでんのつみれみたいなものです。
バイクで売りに来たり、屋台を押している人も見かけました。
丼をスプーンで叩きチンチンチンと鳴らしながら売りに来るのが合図です。
昭和の日本の豆腐売りの「ぷ~~~」という音色と同じ意味合いでしょうかwww
⑤グラメゴレン:gourami goreng
goreng = ご飯
gourami = グラメと呼ばれる淡水魚
以下の写真ではご飯は写っていませんが、東南アジアっぽいタイ米が一緒に提供されます。
ジョグジャガルタでは、少ししか見かけませんでしたがバリ島ではポピュラーです。
40,000IDR(約348円)
⑥クラック・テロール:egg crust
インドネシアでポピュラーな少し辛いオムレツです。
もち米と卵を一緒に焼いて、エシャロットや干しエビをトッピングしています。
ジョグジャ・カルタでは、以下の写真の様な天秤棒を担いだ屋台で食べました。
ブタウィ人の伝統料理で、最近は食べる機会が減っているみたいです。
⑦クロポン:Kelepon
草餅のような食感で、餅の中にはパームシュガーが入っています。
市場や屋台で見かけましたが、ワルン(食堂)やスーパーマーケットでも手に入ります。
米粉生地は、甘党は勿論、甘いのが苦手な方でも意外なほどペロッと食べられちゃいます。
ジョグジャ・カルタ以外でも、バリ島などでもポピュラーなスイーツとして有名です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介した「ヘナタトゥ」「王宮舞踊」それに「インドネシアグルメ」はいかがでしたでしょうか?
ファインが「王宮舞踊」と「ストリートパフォーマンス」を楽しんで、マリオボロ通りを散策していたら、突然スコールが降ってきました。
バケツをひっくり返したようなスコールに降られたのが、ちょうど警察署の前でした。
突然のスコールに困っていたファインを観て
「警察署で休んでいきな」
と言われたのです。
話しかけられるでもなく、ただ雨が止むまでイスを提供してくれたのです。
スコールは30分ほどで止みましたが、ずっと警察署で雨宿りさせていただきました。
インドネシア人の優しさに触れて、ファインはほっこりした気持ちになりました。 笑
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