セゥラマット シアン、旅ブロガーのファインです。
あなたは、バリ島が「神々の島」と言われている理由はご存じでしょうか?
東京都の2.6倍しかない小さな島で、数千以上もの「ヒンドゥー寺院」があるのです。
またバリ島最高峰3,142mを誇るアグン山は、「信仰の山」として知られています。
これらの理由から、バリ島が「神々の島」と言われている所以なのです。
人口は約436万人で、近年イスラム教徒の移住も増えてきています。
バリ島は火山脈が走っているので、温泉が噴出しているのも人気のひとつです。
ということで、今回は「神々の島・バリ島」への移動方法について語ります。
バリ島:Bali Island
<気候>
バリ島を観光で訪れるには、季節が重要です。
北西季節風の吹く雨期は10月~3月、南東季節風の吹く乾季は4月~9月と分かれています。
乾期の間は、時々水不足に陥ります。
雨季は、一日中雨が降る訳ではなく、一日に2時間弱のスコールが降る感じです。
ただし、強いスコールのときには道路が30cmほど浸水することもありましす。
年間の最低平均気温は約24度、最高平均気温は約31度、でほとんど変化はありません。
アクセス:Access
<日本発>
成田や関空からバリ島への直行便は「ガルーダ・インドネシア航空」のみです。
所要時間:約7時間
他は、ジャカルタ経由、台湾経由、シンガポール経由、仁川経由、上海経由等あります。
<ジャカルタ発>
~飛行機~
首都ジャカルタからは、現在8社の航空会社が運行しています。
運賃:航空会社に寄りますが、繁忙期でなければ500,000RP(約3,850円)くらい
①バティック・エアー(ライオングループのフルサービスキャリア)
②スリウィジャヤ航空(2021年に墜落事故を起こしたニュースは記憶に新しい)
③インドネシア・エアアジア航空(エアアジアXインドネシアの名称に変更)
④ライオン・エア(国内線のシェアはトップで30都市に就航している)
⑤ナム・エア(スリウィジャヤ航空の姉妹企業)
⑥スーパー・エア・ジェット(インドネシアの格安航空会社)
⑦シティ・リンク(ガルーダ・インドネシア航空の子会社)
⑧ガルーダ・インドネシア航空(インドネシアの国営航空会社)
所要時間:約2時間
運賃:繁忙期でなければ、1万円以下
<デンパサール国際空港(ングラ・ライ国際空港)から市内移動>
~トランスサルバギータ~
バリ島の玄関口からローカル向けの路線バス
運行頻度:1日各6本のみ
ルート:2路線
①ヌサドゥア~空港~バトゥブラン
②バトゥブラン~空港~ヌサドゥア
運賃:3,500IDR(約30円)
~エアポートタクシー~
運賃相場:クタまでが12万IDR(約1,045円)~15万IDR(約1,306円)
ヌサドゥアまでが20万ⅠDR(約1,742円)~
~配車アプリ:Grab~
現在デンパサール空港内にGrab Taxiのラウンジができたのはご存じでしょうか?
そのラウンジ前に、Grab Taxi専用の乗車場があります。
Grab専属スタッフがいるので、配車アプリ初心者でも安心です。
営業時間:07:30~26:00まで
<徒歩移動>
バリ島の中心部「クタビーチ」までなら空港から徒歩で移動できます。
ファインは、途中まで徒歩で移動していました。
ングラ・ライ国際空港の立体駐車場を抜け、遊歩道から歩行者用ゲートを通り抜けて行きます。
距離:クタビーチまで約2km
所要時間:約24分
ファインがクタビーチを目指して歩いていると、突然バイクのお兄さんに声をかけられました。
ポケットから
「これしか持っていない」
と伝えると、
まさかの
「ok」
の返事が・・・♪
バイクタクシー相場の8割くらいの現金しかなかったけどクタビーチまで乗せてもらえました。
夜は暗いのでお勧めできませんが、昼間は約3.3kmなので歩いても全然大丈夫です。
~バス:Bus~
首都ジャカルタからのバスターミナルは2ヵ所
①ラワマングンバスターミナル(Rawamangun)
②プロガドゥンバスターミナル(Pulogadung )
走行距離:約1,169Km
総所要時間:約25時間~30時間(渋滞により変動します)
運賃:450,000IDR(約3,916円)
バス会社は複数ありますが、長時間移動になるのでボロバスに乗るときついでしょう。
観光客に人気があるのは2社
①ロレナバス社
②パハラ ケンチャナ社
ジャカルタとバリ島は陸続きではないので、途中でフェリーに乗ることになります。
バニュワンギ港( Banyuwangi)からフェリーに乗車
ギリマヌク港( Gili manuk)着
所要時間:約40分
ギリマヌク港からデンパサールバスターミナル
所要時間:約3時間
<ジョグジャ・カルタ発>
~飛行機~
ジョグジャ・カルタからは、勿体ない気はしますがLCC日帰り観光する人もいます。
所要時間:約80分
①ガルーダインドネシア航空
②インドネシア・エアアジア
~バス~
所要時間:約18時間
運賃:270,000IDR(約2,350円)
ギワンガンバスターミナル(Giwangan)
ギワンガンバスターミナルへは市内からトランスジョグジャの「3A」に乗りましょう。
チケットカウンターで「PAHALA KENCANA社(夕食付)」のバスをオススメされます。
ギワンガンバスターミナルで観光客に声をかけてくる人にはちょっと注意が必要です。
運賃相場:260,000IDR(約2,264円)~300,000IDR(約2,613円)
運賃相場よりも安かったら、エアコンなしのオンボロバスの可能性が高いです。
長時間移動になるので、あまりにもオンボロだと日本人には厳しいかもしれません。
※ジョグジャカルタ出発時に、下車場所をきちんと確認する必要があります。
バリ島のバスターミナル
~トランスメトロデワタ~
現在の運賃:無料
K1B路線:セントラルパーキングクタ⇒ウブンバスターミナル⇒約15分⇒メングウィバスターミナル⇒タバナンバスターミナル
①メングウィバスターミナル:Bus Terminal Mengwi Bali
距離:クタまで約24㎞
所要時間:約1時間
バリ島最大の新しいバスターミナルで、現在はGrab専用の乗り場も出来ました。
メングウィバスターミナルからウブドまでは、Grabで約100,000IDR(約870円)
ここはとても広くて、まだ店もあまりオープンしていません。
将来的には、分散しているバスターミナルをここに集約する予定です。
バスターミナル内には、ダフ屋からチケット購入禁止の看板があります。
バス会社のカウンターがずらりと並んでいますが、午前中はほぼ無人です。
②ウブンバスターミナル:Terminal Bus Ubung
クタビーチまでの距離:約12.5㎞
所要時間:約34分
添乗員情報によると、このターミナルは州間を運行する大型バスは運行していないそうです。
コロナやメングウィバスターミナルに集約する目的の為でしょうか、
バリ州内の路線を運行しているバスのみしか発着していません。
③チョクロアミノト通り(Jl. Cokroaminoto)
クタビーチまでの距離:約13.3㎞
所要時間:約39分
※メングウィバスターミナルで降ろされるときは、注意が必要です。
長距離バスドライバーと現地タクシーがグルになりタクシーを使わせようとしています。
観光客から、お金をぼったくる魂胆が丸見えですね💦
彼らの長距離タクシーを使うと、結果的に飛行機代より高額になります。
東南アジアでは、バスの出発予定が遅れることはよくあります。
しかし、ジョグジャ・カルタでは出発予定時刻が早まることがあるのです。
あなたが、予定時間前にバスターミナルに到着したとしても
「バスは出発したよ」
と言われるたら驚きますよね。
バス移動を計画している方は、60分前にはターミナルへ到着していると安心です。
<インターネット購入>
バスのチケットはインターネットで購入できます。
チケット売り場に買いに行く必要はないですが、料金が35万IDR(約3,046円)もします。
手数料込みなのでしょうか?理由はわかりませんが、ネットで買うと高くなるのです。
配車アプリ
ファインが訪れたときは、利権問題により空港で「Grab」が利用できませんでした。
しかし現在空港には、Grabのピックアップエリアが5階の駐車場に設置されています。
インドネシアにはGOJEK(ゴジェック)という配車アプリもあります。
Grabとほぼ同じなので、配車アプリはどちらか1つ登録しておけばいいでしょう。
ちなみに、バリ島ではタクシー運転手の仕事を守るため、配車アプリの非買運動を行っています。
バリ島で、Grab車両の台数が少ないと感じるかもしれませんが、そういう事なのです。
Grab運転手も周りにバレないように、乗降場所を変更してくる場合も珍しくありません。
時には、乗降車を急かされたり、やや面倒だと感じるときもあるでしょう。
レンタルバイク&レンタカー:Bike Rental and Car Rental
バリ島は、駐車場が多くないのでレンタカーはやや不便を感じるかもしれません。
交通量が多いのに道は狭いので、運転に自信がない限りレンタカーはオススメしません。
但し、ファインがバリ島でレンタカーをオススメしない理由は他にあるのです。
あなたは、「ジュネーブ条約:Geneva Convention」をご存じでしょうか?
国際運転免許証で海外において運転することが許されている国々で結んだ条約です。
アジアでは、以下の国々で国際免許を取得すれば運転することが出来ます。
①フィリピン
②インド
③タイ
④バングラデシュ
⑤シンガポール
⑥マレーシア
⑦スリランカ
⑧ラオス
⑨カンボジア
⑩韓国
⑪ブルネイ・ダルサラーム
よくみると、インドネシアがジュネーブ条約に入っていないことに気がつきます。
そうです、インドネシアは国際免許証のジュネーブ条約に加盟していないのです。
つまり、国際免許証を保持していても運転すると「無免許」扱いということになります。
では、バリ島(インドネシア)で警察に摑まった場合、どうなるのでしょうか?
実際は、警察にワイロを渡せば見逃してくれるという事例がほとんんどです。
バリ島を観光していると、警察が時々検問をしている光景を目にします。
真面目に勤務しているように映りますが、頑張って賄賂の小遣い稼ぎをしているのです。
警察も警察ですが、個人的にはバイクや車を貸すお店もどうかと思います💦
勿論、彼らも商売という事で貸すのですが、無免許になること皆知っているのです。
レンタル会社で車両を借りようとしたら、
「車の損傷については、車両保険となります。」
説明されるでしょう。
但し、
「人身事故や相手の保障などの保険は含まれていません」
と必ず言われます。
どういうことかと言うと、
インドネシアで交通事故を起こした場合には海外旅行傷害保険は適用されないということを意味しています。
無免許運転をしている方に、保険会社から保険金は絶対におりませんから💦
バリ島(インドネシア)では、レンタカーで何か起きた時のリスクが大きいのです。
個人的には、レンタルは避け、上記で紹介した移動方法で観光することをお勧めします。
<補足>
一応、レンタカーとレンタルバイクの運賃相場は以下の通りです。
レンタルバイク24時間:60,000IDR(約522円)~100,000IDR(約871円)
レンタカー24時間:250,000IDR(約2,176円)~350,000IDR(約3,047円)
※交渉制が一般的なので、彼らは金額を高めに吹っ掛けてくることもあります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介したバリ島への移動方法はいかがでしたでしょうか?
バリ島を一度でも訪れた方は共感してくれると思いますが、バンプがとても多いのです。
バンプとは、道路にある速度制限用に意図的に作られた凹凸のことです。
バリ島で急ブレーキや急発進が多いと言われている原因のひとつがこの凸凹なのです。
しかし、運転マナーが悪いのも一理あります。
バイクの数が多いバリ島では、すり抜けは日常茶飯事です。
酷い人は、反対車線にはみ出してもすり抜けや追い越しをしてきます。
バイクや車を借りる方は、くれぐれもご注意ください。
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