
皆さんボアタールデ、旅ブロガーの「ファイン」です。
ポルトガルの首都「リスボン」は、テージョ川河口の丘に囲まれています。
リスボンはポルトガルの首都ですが、とてもコンパクトな街です。
「7つの丘の街」と呼ばれるほど坂が多く、人口は54万人と首都にしては少ないです。
治安もよく物価も安いので、リタイヤした方の移住者が増えている人気の都市です。
今回は、そのリスボンの見所を解説しちゃいます。
目次
お洒落女子はご注意
ヨーロッパ旅行でお洒落をして旅をしたい気持ちはよくわかります。
しかし、リスボンでのヒールは絶対ダメです。
急坂は多いし道は石畳でぼこぼこしているし、ヒールだと転んじゃいます。
ヒールを履いていたら、観光時間1時間も歩けないと思いますよ。
リスボン観光は、スニーカーがマストです。
ハイヒールで観光する女性
サンタ・ジュスタのエレベーター:Elevador de Santa Justa
高さ45メートルの展望デッキです。
夏季:7時30分〜23時
冬季:7時30分〜21時
大人:5€(往復片道同料金)
地下鉄と共通のチャージ式カードのヴィヴァ・ヴィアジェンカードも利用可
以前ファインがお勧めしたリスボアカードも利用できます。
地下鉄「バイシャ・シアード」駅(Baixa-Chiado)バイシャ側出口から徒歩5分
ロシオ広場周辺に宿泊する方は、歩いても行けますよ。
別名カルモのエレベーター
別名の由来は、連絡橋を抜けるとカルモ教会の横に出るためです。
サンタ・ジュスタのエレベーター
建設したのは、ラウル・メスニエル・デ・ポンサルド氏です。
設計は、エッフェルさんの弟子ルイス・レイナルド氏が手掛けています。
エッフェル塔のギュスターヴ・エッフェル氏設計と思い込んでいる人が多いですね。
エッフェル氏が設計に参加して有名なのはアメリカにある自由の女神です。
どの階も、異なるパターンで装飾されており、最上階はらせんのはしご段で上ります。
テラスからは「サン・ジョルジェ城」「ロシオ広場」の素晴らしい眺望が楽しめます。
2つのエレベーター・ブースの内装は木製です。
1台におよそ24人が乗車できます。
サン・ジョルジェ城:Castelo de Sao Jorge
紀元前2世紀の古代ローマ時代の要塞です。
サン・ジョルジェ城内には孔雀が放し飼いにされています。
サン・ジョルジェ城
360度のリスボンの街と海の眺望を楽しむことが出来ます。
10本の塔から見える旧市街がインスタ映えスポットで夜景も素晴らしいです。
営業時間:10:00~21:00
大人:10€(チケット売り場に日本語のパンフレットがあります)
残念なことに、この施設はリスボアカードの対象外でした。
ジェロニモス修道院:Mosteiro Dos Jerónimos
300年の月日をかけて、完成された修道院です。
白亜の大寺院は、1983年には世界遺産に登録されました。
「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」の構成資産の一つです。
ジェロニモス修道院
毎月第1日曜日の14時までは無料。
入場料が高いので、訪問のタイミングが合う方はこの機会を利用しましょう。
10時〜18時30分(10〜4月:10時〜17時30分)
大人:10€
ベレンの塔とセット券は12€。
リスボアカードは無料で入れます。
アクセス:トラム(15番) Mosteuro dos Jeronimos停留所から徒歩1分
ベレンの塔:Tower of Belém
こちらも世界遺産に登録されています!
「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」の構成資産の一つです。
ベレンの塔
元々は、テージョ川を通る船の監視的役割として利用されていました。
作家の司馬遼太郎が、ベレンの塔を「テージョ川の貴婦人」と表現しています。
ベレンの塔内部
ベレンの塔には、リスボアカードは無料で入れます。
毎月第1日曜日の14時までは無料。
ジェロニモス修道院とのセット券は12€。
営業時間:10時~18時30分(10~4月:~17時30分)
大人:6€(現在はコロナの影響で塔には登れませんが3€です)
市電15番 Largo da Princesaから徒歩5分
発見のモニュメント:Padrão dos Descobrimentos
大航海時代を象徴する33名の偉人達の像がサイドに彫られています。
発見のモミュメント
発見のモニュメントの反対側
先頭はエンリケ航海王子で、三番目が「ヴァスコ・ダ・ガマ」です。
五番目が初めて世界一周をした我々旅人の先輩「フェルナンド・マゼラン」です。
後ろから二番目の両手を合わせている人物が、「フランシスコ・ザビエル」です。
インスタ映えスポットとしても多くの観光客が写真を撮りまくっています。
10~19時(10月~4月:〜18時)
大人:5€
市電15番Mosteiro jerònimosから徒歩5分
パレード
ジェロニモス修道院と発見のモミュメントの間に芝生の公園があります。
パレードの練習をしている騎馬隊
そこで、騎馬隊と音楽隊が何やら練習をしていました。
1時間後に、パレードが行われるとのことで以下のような見物人が沢山いました。
パレードの見物人
パステイス ・デ・ ベレン: Pasteis de Belem
1837年創業の「パスティス・デ・ベレン」はファインが絶対に行きたかったところです。
エッグタルト発祥の地とされるジェロニモス修道院の近くに店を構えているのです。
このお店は、ポルトガルで一番おいしいエッグタルトと言われております。
パスティス・デ・ベレンに並ぶ行列
大勢の方が、パレードを観に行っているので少し空いてきたタイミングを狙いました。
秘蔵のレシピに基づいて作られており、レシピを知っているのは現在3人のみ。
パスティス・デ・ベレン店内
このお店は併設されたカフェで楽しむか、テイクアウトするかの2択です。
カフェはテイクアウトほど並びません。
裏技としては、カフェでドリンクとエッグタルトを楽しんでいる間に、
テイクアウトのエッグタルトを注文しておくのです。
そうすれば、上記のお客さんのように長時間並ばなくても購入できますよ。
4月25日橋: Ponte 25 de Abril
この橋は、1966年8月6日に開通しました。
当初はポルトガルの独裁者の名から、サザール橋と呼ばれていました。
しかし、1974年にポルトガルで軍事クーデター「カーネーション革命」が起きました。
その革命の日が4月25日だったのです。
4月25日橋
この橋の長さは2,277 mあります。
上段が、制限速度は70km/hに規制されている6車線の道路です。
下段が、1999年に完成した鉄道となっています。
クリスト・レイ像:Cristo-Rei
この4月25日橋の向こう側にカトリックの記念碑が立っています。
どこかで見たことあるなと思った人は正解ですよ。
リオデジャネイロのコルコバードの丘にあるキリスト像のパクリです。
クリスト・レイ
写真が遠くてスイマセン。
実はファインは、橋を渡らなかったです。
はっきり言ってレプリカだから、ファイン的に興味が薄かったんです。
高さは75m、キリスト像は28mあります。
リオデジャネイロのキリスト像を意識して、当時の独裁者が作らせたのだそうです。
眺望が好きな方は、184メートル地点の像の観察デッキからリスボン市街が眺められます。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
追伸
レトロなトラムは、リスボン観光にかかせません。
観光スポットを訪れる移動手段に、落書きだらけのトラムに乗りましょう!
一番人気の路線は28番線で、上記で紹介したサン・ジョルジェ城を訪れるのに便利です。
現在6路線が走っています。
12E・15E・18E・24E・25E・28E
往復の路線が分かれているので正確には11路線なんですけどね。
ベレン地区へ向かうには15番線
アジュダ宮へは18番線
市内が一周できる12番線も観光客が沢山乗車しています。
落書きだらけのトラム
トラム乗車中はフリーwi-fiが利用できます。
トラムの乗り場では、手を上げて乗車意思を伝えます。
降りる時は「Stop」ボタンを押せば次の停留所で止まってくれます。
料金:3€
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