ニイハオ、旅ブロガーのファインです。
あなたは「哈日族(ハーリージュー)」という言葉を耳にしたことはありますか?
「哈日族」とは、日本の大衆文化を好む若者のことを指して呼びます。
哈日族が集まる西門町の隣には、台北一有名な「龍山寺(ロンシャンスー)」があります。
ということで、今回は台北の渋谷と呼ばれる「西門町」と「龍山寺」について語ります。
哈日族:ハーリージュー
日本の大衆文化を好む台湾の若年層のことを「哈日族(ハーリージュー)」と呼びます。
彼らは、日本のアニメや音楽、ファッション・文化などに強い関心を持っています。
元々「哈日族」は台湾で派生した言葉でした。
現在は香港、マカオ、中国本土、など中国圏まで広がりを見せています。
その哈日族がたくさん集まる街が西門町なのです。
西門町の中華路は、新しい流行・文化の発祥地で「台北のシャンゼリゼ通り」と呼ばれています。
大小のイベントスペースに、文芸活動や運動、ライブ活動など多くの若者が集まります。
アクセス:Access
最寄り駅:地下鉄板南線・松山新店線「西門町駅」
台北駅からも徒歩20分なので、観光客が気軽に立ち寄れる場所にあります。
西門紅樓:シーメンホンロウ
西門紅櫻とは、若者の街に溶けこみ100年以上の歴史がある赤レンガの文化施設です。
戦後は、映画館として利用されていました。
(西門町はもともと映画産業を中心にして発展を遂げた街です)
2000年に火災が起き、2018年3月に全面改装しました。
設計者は日本人の近藤十郎氏で、赤レンガに日本の面影を感じます。
西門紅櫻は、歴史に関する展示物の他にカフェやショップも併設されています。
2階はまるごと劇場になっています。
高さ6メートルある天井には、日本から運ばれてきた鉄骨が張り巡らされていました。
西門紅樓
1階の「紅楼セレクトショップ」で台湾土産がたくさん売られています。
日本人には「小籠包」「タピオカ」「台北101」関連の商品が人気です。
1階には喫茶スペースがあるので、歩き疲れたら休憩出来ますよ。
阿宗麺線:アーゾンミエンシエン
店にテーブル席がないので、立ち食いスタイルで食事をします。
西門町では、「阿宗麺線」の椀を持った若者をよく見かけます。
台湾では珍しく出汁が効いたスープが特徴で、柔らかいモツがたまりません。
(台湾のスープは薄味が多い傾向)
豪大大鶏排:ハオダーダージーパイ
夜市で必ず見かける巨大フライドチキンのことです。
男性でも大変なので、女性では一人で食べきるのが難しいかもしれません。
あなたの顔よりも大きいサイズなのですから♪
杏仁豆腐雪花冰:シンレンドウフシュエホワビン
西門町スイーツの代表格です。
杏仁ミルクを凍らせて、ふわふわに削ったカキ氷にハマる人が続出しています。
見た目より、甘さ控えめな感じはします💦
龍山寺:ロンシャンスー
1738年に疫病が流行した時、神のご加護と平安を祈る為に建てられました。
台北最古のお寺で、台湾で一番有名な寺院ではないでしょうか。
上記で紹介した「西門町」の隣の駅に位置します。
「西門町」から徒歩でも行けるのでセットで訪れる日本人は多いです。
営業時間:6:00〜22:00
正式名称:「艋舺龍山寺(マンカーロンシャンスー)」
第二次世界大戦中、龍山寺は空襲により本殿が全焼する大惨事に巻き込まれました。
しかし、「観音菩薩像」だけはまったくの無傷だったそうです。
観音様の周囲は絶対安心だと信じられ、空襲の度に人々は龍山寺に集まったそうです。
龍山寺の名前のとおりあちらこちらに龍の姿がみられます。
①仏教:観音菩薩
②航海の守護女神:媽祖
③学問の神:文昌帝君
④商業の神:関羽
多様な神様を一緒に祀っているところが、台北の龍山寺の特徴です。
良縁、健康祈願、子宝、安産など、目的が多種多様なところが人気の秘密でしょうか。
龍山寺
<参拝方法>
正面入口でお線香が売っています。
10元(7本のお線香)
7つの香炉にそれぞれ1本づつお供えするので、足りなくなることも余ることもないです。
①観音炉(観音菩薩)
②本殿前の天公炉(天空の神)
③文昌炉(学問、受験の神)
④水仙炉(水を治める神)
⑤媽祖炉(航海の守護神)
⑥註生炉(子宝の神)
⑦關帝炉(商業、お金の神)
お参りする順番が決まっているそうで、①~⑦の順に回りましょう。
<マナー>
お祈りのときに持つお線香は、おでこの位置に持ちます。
常に混んでいるので、お線香が隣の人に当たらないように注意しましょう。
作法に不安の方は、日本語で参拝方法の説明が入口にあります。
また行天宮同様「ボランティア」の方もいるので、わからないことがあれば遠慮なく聞いちゃいましょう。
龍山寺②
アクセス:Access
最寄り駅:MRT龍山寺駅 1番出口 徒歩2分
もし雨でも「地下ショッピングセンター」から地上に出るとすぐ目の前にあります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介した「西門町」と「龍山寺」はいかがでしたでしょうか?
「西門町」は、若者の街と紹介されることが多いですが、中高年も多くいますよ。
また「龍山寺」の出口に、お守りや数珠などがたくさん売っています。
お守りの種類は100種類以上あるので、あなたの願い事もきっとあるはずです!
料金:25元~
夜は22時までお参りできるので、夜訪れると提灯の灯りで映える「龍山寺」もオススメです。
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