哈日族(ハーリージュー)が集う「西門町」と龍山寺(ロンシャンスー)#203

哈日族(ハーリージュー)が集う夜の「西門町」Taiwan
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ニイハオ、旅ブロガーのファインです。

あなたは「哈日族(ハーリージュー)」という言葉を耳にしたことはありますか?

哈日族ハーリージュー」とは、日本の大衆文化を好む若者のことを指して呼びます。

哈日族が集まる西門町の隣には、台北一有名な「龍山寺(ロンシャンスー)」があります。

 

 

ということで、今回は台北の渋谷と呼ばれる「西門町」と「龍山寺」について語ります。

 

 

 

哈日族:ハーリージュー

日本の大衆文化を好む台湾の若年層のことを「哈日族(ハーリージュー)」と呼びます。

彼らは、日本のアニメや音楽、ファッション・文化などに強い関心を持っています。

元々「哈日族ハーリージュー」は台湾で派生した言葉でした。

 

現在は香港、マカオ、中国本土、など中国圏まで広がりを見せています。

その哈日族ハーリージューがたくさん集まる街が西門町なのです。

 

西門町の中華路は、新しい流行・文化の発祥地で「台北のシャンゼリゼ通り」と呼ばれています。

大小のイベントスペースに、文芸活動や運動、ライブ活動など多くの若者が集まります。

 

 

アクセス:Access

最寄り駅:地下鉄板南線・松山新店線「西門町駅」

台北駅からも徒歩20分なので、観光客が気軽に立ち寄れる場所にあります。

 

 

 

西門紅樓:シーメンホンロウ

西門紅櫻とは、若者の街に溶けこみ100年以上の歴史がある赤レンガの文化施設です。

戦後は、映画館として利用されていました。

(西門町はもともと映画産業を中心にして発展を遂げた街です)

 

2000年に火災が起き、2018年3月に全面改装しました。

設計者は日本人の近藤十郎氏で、赤レンガに日本の面影を感じます。

 

西門紅櫻は、歴史に関する展示物の他にカフェやショップも併設されています。

2階はまるごと劇場になっています。

高さ6メートルある天井には、日本から運ばれてきた鉄骨が張り巡らされていました。

 

西門紅樓西門紅樓

 

 

1階の「紅楼セレクトショップ」で台湾土産がたくさん売られています。

日本人には「小籠包」「タピオカ」「台北101」関連の商品が人気です。

1階には喫茶スペースがあるので、歩き疲れたら休憩出来ますよ。

 

 

 

阿宗麺線:アーゾンミエンシエン

店にテーブル席がないので、立ち食いスタイルで食事をします。

西門町では、「阿宗麺線」の椀を持った若者をよく見かけます。

台湾では珍しく出汁だしが効いたスープが特徴で、柔らかいモツがたまりません。

(台湾のスープは薄味が多い傾向)

 

 

 

豪大大鶏排:ハオダーダージーパイ

夜市で必ず見かける巨大フライドチキンのことです。

男性でも大変なので、女性では一人で食べきるのが難しいかもしれません。

あなたの顔よりも大きいサイズなのですから♪

 

 

 

杏仁豆腐雪花冰:シンレンドウフシュエホワビン

西門町スイーツの代表格です。

杏仁ミルクを凍らせて、ふわふわに削ったカキ氷にハマる人が続出しています。

見た目より、甘さ控えめな感じはします💦

 

 

 

 

龍山寺:ロンシャンスー

1738年に疫病が流行した時、神のご加護と平安を祈る為に建てられました。

台北最古のお寺で、台湾で一番有名な寺院ではないでしょうか。

上記で紹介した「西門町」の隣の駅に位置します。

 

「西門町」から徒歩でも行けるのでセットで訪れる日本人は多いです。

営業時間:6:00〜22:00

正式名称:「艋舺龍山寺(マンカーロンシャンスー)」

 

第二次世界大戦中、龍山寺は空襲により本殿が全焼する大惨事に巻き込まれました。

しかし、「観音菩薩像」だけはまったくの無傷だったそうです。

観音様の周囲は絶対安心だと信じられ、空襲の度に人々は龍山寺に集まったそうです。

 

龍山寺の名前のとおりあちらこちらに龍の姿がみられます。

 

①仏教:観音菩薩

②航海の守護女神:媽祖まそ

③学問の神:文昌帝君ぶんしょうていくん

④商業の神:関羽かんう

 

多様な神様を一緒に祀っているところが、台北の龍山寺の特徴です。

良縁、健康祈願、子宝、安産など、目的が多種多様なところが人気の秘密でしょうか。

 

龍山寺龍山寺

 

<参拝方法>

正面入口でお線香が売っています。

10元(7本のお線香)

7つの香炉にそれぞれ1本づつお供えするので、足りなくなることも余ることもないです。

 

①観音炉(観音菩薩)

②本殿前の天公炉(天空の神)

③文昌炉(学問、受験の神)

④水仙炉(水を治める神)

⑤媽祖炉(航海の守護神)

⑥註生炉(子宝の神)

⑦關帝炉(商業、お金の神)

 

お参りする順番が決まっているそうで、①~⑦の順に回りましょう。

 

 

<マナー>

お祈りのときに持つお線香は、おでこの位置に持ちます。

常に混んでいるので、お線香が隣の人に当たらないように注意しましょう。

作法に不安の方は、日本語で参拝方法の説明が入口にあります。

また行天宮同様「ボランティア」の方もいるので、わからないことがあれば遠慮なく聞いちゃいましょう。

 

龍山寺②龍山寺②

 

 

 

 

 

アクセス:Access

最寄り駅:MRT龍山寺駅 1番出口 徒歩2分

もし雨でも「地下ショッピングセンター」から地上に出るとすぐ目の前にあります。

 

 

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

追伸

今回ご紹介した「西門町」と「龍山寺」はいかがでしたでしょうか?

 

「西門町」は、若者の街と紹介されることが多いですが、中高年も多くいますよ。

また「龍山寺」の出口に、お守りや数珠などがたくさん売っています。

お守りの種類は100種類以上あるので、あなたの願い事もきっとあるはずです!

料金:25元~

夜は22時までお参りできるので、夜訪れると提灯の灯りで映える「龍山寺」もオススメです。

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管理人

性別    :男性
居住地域  :千葉
<自己紹介>
飛行機が飛ばない状況でも、未知の国へ行く意欲がまったく衰えない旅ブロガーです。ひとり旅を好むが寂しがり屋という矛盾した性格をしています。都内の大学卒業後、旅行会社へ就職。転職後も旅行関連の資格を取得し観光業界へ従事。添乗員を目指している方、国家資格取得を目標にしている方の参考になるネタを投稿していく予定です。海外旅行では、失敗だらけだけど無事に帰国できればokという考えで旅を続けています。同じ旅好き、もしくは観光業界への就職を目指している方々の役に立ちたいという思いでブログをはじめました。旅行に関する情報をシェアしあなたと一緒に成長できれば嬉しく思います♪

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