ブエナスタルデス、旅ブロガーのファインです。
あなたは、ユカタン半島でリピート率が高い地域はどこかご存じでしょうか?
ちなみに、前回紹介した「カンクン」や「イスラ・ムヘーレス」ではありません。
欧米人や旅人が一度訪れたらまた戻ってきたくなるのが「トゥルム」なのです。
日本人には、旅や遺跡好き以外はあまり聞いたことがない地名ではないでしょうか?
それほどまでに、欧米人や旅人のリピート率が高い理由は何なのでしょうか?
ということで、今回はユカタン半島でリピート率が高い「トゥルム」について語ります。
トゥルムツアー:Tulum Tour
カンクンの旅行会社では、豊富な種類のトゥルムツアーを取り扱っています。
トゥルムツアーは、遺跡巡りとセノーテのセットになっているツアーが多い傾向です。
①トゥルム遺跡巡りツアー
②トゥルムセノーテツアー
③トゥルム遺跡&セノーテツアー
④トゥルムテーマパークツアー
時間と料金により、上記以外にも日本語ガイド付きなど様々なツアーが催行されています。
ちなみにツアーを否定するつもりはないのですが、個人でも簡単に安くことが出来ますよ。
トゥルム遺跡
ユカタン半島では、ツアーでなく、個人で行ってもボッタクられる心配はありません。
個人ではすべて自己責任ですが、自由度が高く費用も安く抑えられるのでオススメです。
カンクンからの日帰りで、トゥルムに来ていた日本人カップルも一組見かけましたよ。
アクセス:Access
①タクシー/9人乗りのバンタイプ
運賃:2000ペソ/約1万600円
所要時間:約2時間
②コレクティーボ/相乗りタイプのバン(最安値)
運賃:85ペソ/約450円運賃
カンクンからプラヤ・デル・カルメン40ペソ+プラヤ・デル・カルメンからトゥルム45ペソ
※プラヤ・デル・カルメンで乗り換えが必要で、客層も貧困層が多い傾向です。
所要時間:約2時間半
カンクン~プラヤ・デル・カルメン60分+プラヤ・デル・カルメン~トゥルム60分
<コレクティーボの注意事項>
★運転が荒くスピードを出して、かなり揺れるので酔いやすい人は検討が必要です。
★状況により、スーツケースなどの大きい荷物は載せられない可能性もあります。
★プラヤ・デル・カルメン乗り換え時のコレクティーボへの勧誘がかなり激しいです。
★盗難の可能性を考慮して、バス座席の棚に貴重品を入れない事
★眠くても、コレクティーボ車内では寝ない事
③ADOバス(早朝から深夜まで直行便があり快適)
簡単で、安全で、日本のバスと遜色ない快適さ、なので個人的には一番オススメです。
運行時間:5時台~23時台
運行間隔:1時間に2本
所要時間:約2時間半
運賃:190ペソ~276ペソ/約1,000円~1,500円
※ファインが利用した時はクレジットカード不可で、現金のみでした。
カンクンは比較的欧米人が多いので、チケット購入時の窓口でもほぼ英語が通じます。
バス車内はエアコンが効いて寒いので、乗車前に上着を持ち込むことをオススメします。
最安値コレクティーボと数百円程度の差なので、総合的にはADOバスをお勧めします。
<カンクン国際空港からトゥルムへの移動>
カンクン泊しない人は、カンクン国際空港から直接トゥルムに行くことも可能です。
運行本数:1日5便
運賃:252ペソ/約1,336円
カンクン国際空港タクシーカウンターの横にADOバスのカウンターがあります。
そのADOのカウンターで、トゥルム行きの直通バスのチケットを購入できます。
ちなみに、トゥルムバスターミナルはメインストリート沿いの便利な場所にあります。
プラヤ・デル・カルメン:Playa del Carmen
上記で紹介したコレクティーボの乗り換え地です。
欧米人には、「カンクン」より「プラヤ・デル・カルメン」の方が人気あります。
夜は「5thアベニュー」を中心にとても賑やかですが、治安は比較的良いです。
というか、ナイトライフも充実しているというより、夜大騒ぎする為に訪れる街です。
過去記事で紹介した「ココ・ボンゴ」もプラヤ・デル・カルメンにもあります。
ユカタン半島で知り合った欧米人との会話で、カンクンに宿泊することを話すと
「カンクンは何もないのに、なぜそんな所に泊るの? 」と不思議がられます。
(ファインはお酒もクスリもやらないし、日本人宿があるからだよ)
ファインはトゥルムに宿泊しましたが、夜騒ぎたい人はこちらの方をオススメします。
プラヤ・デル・カルメンやトゥルム周辺には数多くのセノーテが存在します。
リピーターになる人は、これらのセノーテ巡りをして楽しんでいるみたいですね。
昼はセノーテ巡り、夜はナイトライフを楽しむという感じで、欧米人たちには「プラヤ・デル・カルメン」と「トゥルム」のリピーターになるそうです。
トゥルム観光:Tulum Sightseeing
ユカタン半島には、約3,500ヶ所のセノーテが存在します。
トゥルムバスターミナルはカンクン・チェトゥマルというメイン通りに面しています。
バスターミナル周辺には、タクシーがずらりと並んでいます。
つまり、トゥルムに到着後すぐにトゥルム観光へ行くことが出来るのです。
セノーテ =陥没穴に地下水が溜まった天然の泉
そのトゥルムバスターミナルからタクシーで約11分の所にあるのが「セノーテ・カー・ウォッシュ(Cenote Car Wash)」です。
別名:アクトゥン・ハ(Aktun Ha)
水中に花が咲いているような景色が見れるとして、カップル人気が高まっています。
ダイビングスポットですが、シュノーケリングでも潜ることが出来ますよ。
つまり、ライセンスカードを持っていなくても大丈夫ということです。
セノーテ・カー・ウォッシュ(Cenote Car Wash)を一躍有名にしたのが、「セノーテ・ウェディングフォト」です。
つまり、ダイビングライセンスを持つカップルが花畑をバックに写真を撮りに集まるのです。
(本当は観たかったのですが)一人旅のファインには、場違いという事でスルーしました。
トゥルムの2大セノーテ:Two major cenotes in Tulum
トゥルムを訪れたら、セノーテを訪れなくてはなりません。
むしろ、セノーテを訪れるためにトゥルムに来たと言っても言い過ぎではないでしょう♪
最近はテレビでも紹介されているので、日本人でもご存じの方も多いのではないでしょうか?
トゥルムで最も有名なセノーテは「グラン・セノーテ」と「ドス・オホス」です。
マスコミで紹介されていることも多く「グラン・セノーテ」は日本人に特に人気があります。
グランセノーテ
グラン・セノーテ/Gran Cenoteは、トゥルム市街地から約5kmほどの距離にあります。
ファインはレンタル自転車を借りて、「マップスミー」を頼りに5㎞のサイクリングをしました。
メキシコの自転車は、日本の自転車と違い、どれもブレーキがついていません。
ペダルを動かさないとブレーキになる構造で、慣れるまで時間がかかりました。
レンタル自転車
約5㎞の道のりの途中には、フルーツを売っている露店がチラホラあるので、サイクリングに疲れたら立ち寄ってみるのもいいかもしれません。
ファインは、マンゴーを購入しました。
こちらでは、チリパウダーをマンゴーにかけるのが主流みたいです。
決して不味くはありません。
しかし、甘いマンゴーに慣れている日本人には、好き嫌いが分かれると思いました。
<グラン・セノーテ:Gran Cenote>
入場料:180ペソ(約954円)/ 10USドル
※年々値上がりしている傾向にあります。
営業時間:8:10~16:45
グランセノーテ②
グラン・セノーテでは、「光のカーテン」は朝みられるとマスコミがいうもんだから・・・
昼以降はツアー客で水が濁るため、朝がオススメと多くのメディアが言うもんだから・・・
「VELTRA」が、早朝6時カンクン発の日本人ガイド付きツアーを始めちゃいました。
しかも、70ドルで、11時半頃カンクンに戻る午前中だけのプランです。
遺跡には興味なく、セノーテに潜るためだけプランは、若者を中心に人気があります。
これまでは、昼にツアー客が到着するのを避けていた個人客の領域を・・・・・・。
でも、ファインが現地旅行会社の立場だったら、ぜったいに営業開始時間に到着するツアーを組みますけどねwww
セノーテの住人
ファインは、亀を見つめながら団体のツアー客がいなくなるのをしばらく待ちました。
人が多いと水が濁るので、ファインは水が落ち着ちついてからセノーテに入水したのです。
グラン・セノーテには、大きい更衣室があります。
日本の「海の家」みたいな雰囲気をイメージしてもらえれば理解して頂けるでしょうか。
グラン・セノーテ③
数は決して多くはありませんが、更衣室もきちんとありますよ。
ツアー団体客が訪れて、更衣室を占領されたら空くまで使えませんが。
<料金>
ロッカー代:30ペソ(約159円)
シュノーケルセット:50ペソ(約265円)
ライフジャケット:50ペソ(約265円)
せっかく、ここまで来たんだから、たっぷり泳ぎたいと思いますよね。
しかし、グラン・セノーテは水が想像以上に冷たいのです。
いっぱい泳ごうと思っていても、しばらく水中にいると唇が紫色になるくらい冷たかったです。
少し泳いで、芝生で日光浴して、の繰り返しじゃないと長時間滞在は厳しいかもしれません。
だから、日光浴をしている欧米人がたくさん見かけました。
ちなみに、シャワーを浴びないとセノーテに入っちゃだめというルールがあります。
このグラン・セノーテにある「強制シャワー」も残念なことに冷水なのです。
グラン・セノーテ④
セノーテに入る階段近くに監視員がいます。
体が水で濡れていないと
「シャワーを浴びてきなさい」
と注意されます。
<ドス・オホス:Dos Ojos>
トゥルムの2大セノーテの1つです。
広さは、グラン・セノーテの四倍以上と言われています。
とても広いためダイビングやシュノーケルを楽しむ方がグラン・セノーテよりも多い傾向にあります。
ドスオホスのイメージ
泳ぎまわってみたいという方には、グラン・セノーテよりもこちらの方が人気らしい。
ドス・オホスには「更衣室」「シャワー」「有料ロッカー」「レストラン」等があります。
入場料:350ペソ/約1,855円
営業時間:9:00~17:00
トゥルムから自転車では厳しい距離なので、コレクティーボを利用するのが一般的です。
「プラヤ・デル・カルメン行き」に乗車し、「ドス・オホス」に行きたい旨を伝えます。
ドス・オホス入口近辺にコレクティーボが停まっているので、帰路も心配ありません。
運賃:30ペソ/約159円
所要時間:約20分
ここまで読んでいただきありがとうございます。
追伸
今回ご紹介したトゥルムはいかがでしたでしょうか?
海辺に関しては、「カンクン」や「イスラ・ムへ―レス」の方が綺麗でしたね。
トゥルムの海岸は、汚くはないですが海藻が多い傾向です。
ちなみに、トゥルムに関して潜った経験者がグラン・セノーテの透明度が・・・・・という記事をよく目にします。
正確には、この表現方法は間違いだということをご存じでしょうか?
水を上から見てどこまで下が見通せるか、つまり、垂直方向の綺麗さを「透明度」と言います。
グラン・セノーテに潜って見た水平方向の綺麗さを、本当は「透視度」と言うのです。
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