ニイハオ、旅ブロガーのファインです。
前回紹介した北投温泉以外にも、台北郊外にオススメ温泉地があるのです。
台北から約28kmの距離に台湾原住民の14部族が住む観光地です。
14部族の中でも、「タイヤル族」が一番多く300年前に温泉を彼らが発見しました。
ウーライ=タイヤル語で「温泉」や「熱い湯」という意味
ということで、今回は台北郊外の観光地「烏来:ウーライ」について語ります。
※烏来の読みが独特なので、ここではカタカナ表記の「ウーライ」で統一します。
烏来の温泉:Hot Spring of Wulai
約300年前にタイヤル人が、川辺に湯気が上がっているのを見つたのが始まりです。
ウーライに到着した時は本当に温泉なのか?と思うほど匂いが全然しませんでした!
北投温泉は、新北投駅に降り立った直後から硫黄の臭いが立ち込めていましたから。
通称「美人湯」は飲むことも出来ます。
弱アルカリ性炭酸泉=無色無臭=透明
泉温は約80度
<効能>
角質を軟らかくし、皮膚に潤いをもたらします。
美白効果や怪我の傷跡が薄くなる皮膚病の治療にも効果的と言われています。
烏来遊客中心:ビジターセンター
ウーライ観光の案内所で、無料の足湯があります。
近くの水道で足を洗ってから入るのがマナーです。
日本語パンフレットもあるので、パンフレットを読みながら足湯を利用しましょう。
周辺には、いろいろな大浴場・家族風呂・個人風呂なども営業しています。
烏來觀光台車:トロッコ列車
路線は攬勝橋の正面から始まり、滝前までの全長2.5km。
細い階段がトロッコ列車の駅につながる路で、3~4分で駅に到着します。
トロッコ列車は3両編成の10人乗り、1両は4人乗り
木材を運ぶ目的で作られたトロッコは、遊園地の列車という感じですが速度がメッチャ速いです。
所要時間:約5分
運賃:50元
乗車場所:攬勝橋
終着駅:瀑布駅
ちなみに、頻繁に故障します。
トロッコが運休した場合は、線路の隣にある遊歩道を歩いて帰ることもできます。
烏来瀑布:Wulai Waterfall
別名:白糸の滝
最大落差82m、幅10m、台湾一の滝とも称されています。
水しぶきが霧のように見えることから「雲仙の滝」とも呼ばれています。
上流に20mと60mの小さい滝も2つあります。
ファインの印象では、岩手県の降る滝に似ていると感じました。
瀑布駅を下車したら真正面に見えます。
雲仙樂園ロープウェイ:Wulai Aerial Lift
トロッコ列車駅の目の前に、165mの落差がある雲仙樂園ロープウェイがあります。
全長382mのロープウェイは、総合レクリエーション施設の雲仙楽園まで行きます。
遊園地、ボート、アーチェリー、アスレチック、プ―ル、レストラン、等があります。
山間部にある遊園地で、兵庫県にある東条湖おもちゃ王国のようなイメージですね。
遊園地のクオリティは微妙ですが、山頂の展望台からの景色は素晴らしいですよ。
ロープウェイ料金:往複220元「雲仙楽園」の入園料込み
運行間隔:10~15分間隔
営業時間:8:30~22:00
烏來泰雅民族博物館:Wulai Atayal Museums
新北市が2005 年に開設した地上3階建ての博物館です。
「原住民族」タイヤル族の生活習慣や歴史・風習などが紹介しています。
タイヤル族は、顔のイレズミが特徴で、女性は入れ墨がないと結婚できません。
また、男性は敵の首をとらなければイレズミができない決まりがあります。
映像や展示物から、台湾と「原住民族」の歴史について深く知ることができます。
タイヤル伝統の織物は、芸術性が高く評価されているのがよくわかります。
入場料:無料
営業時間:9:30~17:00(土日18:00)
定休日:毎月第1月曜日、年末年始
温泉桜祭り:Cherry Blossom Festival
あまり知られていませんが、ウーライはサクラの名所なのです。
毎年、2月から3月にかけて「温泉桜祭り」が開かれています。
①ヒカンザクラ
②ソメイヨシノ
③ヤエザクラ
④ムシャザクラ
⑤フジザクラ
上記の数多くの種類の桜が山や谷をピンク色に染めていきます。
卒業旅行シーズンなので、この季節に訪れてみてはいかがでしょうか?
ウーライのサクラ
グルメ:Gourmet
「老街」の両サイドに美味しそうなお店がずらりと並んでいます。
ウーライを訪れる際には、なるべく朝食は抜いてきた方がいいかもしれません。
たくさん紹介したいのですが、ファインの好みを厳選して10種類だけお伝えします。
①炸渓蝦100元:川エビの炒め物
②竹筒飯70元:もち米が香ばしく蒸されています
③炭烤山猪肉150元:猪の炭火焼(猪=豚)
④山猪肉香腸35元:猪のソーセージ
⑤月桃飯50元:烏来風ちまき
⑥小米麻糬30元:アワ餅
(トッピングに蜂蜜、ピーナッツ、黒糖、ゴマ、練乳、チーズ、チョコ)
⑦小米酒150元:アワを醸造したお酒
⑧温泉たまご100元:7個入り
⑨滷桂竹筍100元:タケノコ煮
⑩五菜一湯599元:五つの料理と一つのスープのセット
アクセス:Access
<新店客運バス>
①MRT新店駅から849番バスで約40分
運賃:15元
観光案内所の裏手のバス停
新店駅発のバスは、週末だと座れない可能性があります。
②MRT台北駅Ⅿ8出口から(公園バス停)or(青島バス停)849番バスで約70分
運賃:45元
運行間隔:15分に1本
運行時間:5時台~21時台
※案内看板で見かける臺北車站とは台北駅(台北車駅)のこと
台北からウーライに向かうバスは、後半にグネグネした山道を登っていきます。
その時の車窓からの風景が、ペルーのマチュピチュへ向かう景色によく似ています。
後に紹介する予定の「太魯閣渓谷」の絶景にも似ていると感じました。
もし台北の都会に飽きたら、一度訪れてみてはいかがでしょうか?
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回紹介した「ウーライ」はいかがでしたでしょうか?
個人的にウーライで一番紹介したかったのが「烏来熱力温泉」だったのです。
ファインが訪れたときは、河原にある無料の公衆露天風呂がありました。
水着着用ですが、自分たちで穴を掘り、石を重ねて自分流の温泉を作るのです。
しかし残念ながら、現在は閉鎖されており新しい施設を建設中のようです。
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