ブエナスタルデス、旅ブロガーのファインです。
あなたは、スペインの古都「トレド」をご存じでしょうか?
マドリードやバルセロナなどは知っていてもトレドを知っている日本人は多くありません。
今回のタイトルは、ガイドブックやブログ等で目にするとても有名な格言なのです。
それ程の格言が残っているのなら、一度行ってみようという気になりませんか?
マドリードからも日帰りで行けるので、ファインはこの格言を確かめたくなりました。
ちなみに、スペインには1日だけじゃなく、2週間以上は滞在しましたけどね💦
ということで、今回は、世界文化遺産の古都「トレド」について語ります。
トレド:Toledo
マドリードから約70km南にある絶景の古都が「トレド」です。
過去にイスラム教、ユダヤ教、キリスト教の異文化が交錯した複雑な地でもあります。
レコンキスタ(再征服運動)により、キリスト教のカスティーヤ王国の首都がおかれた要塞都市でもあり、歴史的にも地形的にもとても重要な地とされているのです。
タホ川に囲まれた旧市街は、街全体が1986年に世界文化遺産に登録されています。
ダマスキナード:Damasquinado
トレド定番のお土産として有名な金銀細工の伝統工芸品です。
職人さんの1つの素材に別の素材を嵌込む技法を店頭で見ることもできます。
ダマスキナードの他に、刀剣の産地でもあるのです。
アクセス:Access
マドリードからトレドへのアクセス方法は大きく2つあります。
①バス:Bus
ファインは、安定のALSA社で移動しました。
エリプティカ広場バスターミナル(Intercambiador de Plaza Elíptica)発
トレドバスターミナル(Estación de Autobuses de Toledo)着
所要時間:60分~95分(ファインが移動した平日は約88分かかりました)
運賃:6€(約778円)
運行間隔:1時間に2本
本数は沢山あるので予約する事前に必要はありません。
チケットは、窓口でも券売機でも購入できます。
「トレドバスターミナル」は、ソコドベール広場近くにあります。
マドリードへ戻るバスは、赤茶の建物の地下から出ています。
ちなみに地上に停車しているバスは、ツアー会社のバスです。
コインロッカーもあるので、移動の途中でも観光することもできます。
②電車:Train
高速列車:Renfe Avant
プエルタ デ アトーチャ駅 ⇔ トレド駅
所要時間:約33分
運賃:13€(約1,686円)
時間がない人やスペインの新幹線に乗ってみたいという人にはお勧めの移動手段です。
駅構内に入るためには、空港と同じような手荷物のX線検査があります。
アトーチャ駅は1番線から15番線まであり、マドリードの玄関口となる駅です。
トレド大聖堂:Catedral de Santa María de Toledo
エル・グレコの「聖衣剥奪」や「十二使徒」などの絵画が飾られています。
1493年に完成したトレドを象徴する立派な大聖堂です。
<トラスパレンテ:El Transparente>
ゴシック様式の大聖堂の中で異彩を放つバロック様式の祭壇画が最大の見どころです。
全長120m、幅59m、高さ44.5m (Bell tower 鐘楼の高さは92m)
※鐘楼とは、教会などにおいて鐘を設置するために設けられた施設のこと。
<入場料>
入場料:10€(約1,297円)
大聖堂+鐘楼への入場料(Complete Tour):12.50€(1,622円)
※鐘楼へは入場制限あり
<営業時間>
月〜土:10:00〜18:30
日・祝:14:00〜18:30
定休日:1/1、12/25
アクセス:Access
ソコドベール広場から徒歩7分
エルグレコ美術館から徒歩8分
アルカンタラ橋:Puente de Alcántara
タホ川に囲まれた旧市街をつなぐ重要な橋です。
駅舎を出てロサ通りを右に進み、交差点で左折しタホ川沿いの坂を上ります。
<バロック式凱旋門>
バロック式とは、建築そのものだけではなく、彫刻や絵画を含めた様々な芸術活動に
よって空間を構成し、複雑さや多様性を示すことを特徴としている建築様式。
重厚な門が残るアルカンタラ橋の手前には、小さな展望台があります。
この展望台から橋を見上げて写真を撮る観光客が多いです。
アクセス:Access
トレド駅から徒歩10分
ミラドール デル バジェ:Mirador del Valle
タホ川南側の丘にあるトレド市街を一望できる展望台です。
この展望台が、トレド観光のメインスポットと言っても過言ではありません。
メインスポットの割に観光客は少ない理由は、かなりアクセスが悪いためです。
アクセス:Access
<市バス>
ファインは、往路は市バスで行きました。
ソコドベール広場(Plaza De Zocodover)から7番のバス
所要時間:約13分
運行間隔:1時間に1本
バスを降りるときに、時刻表を確認して下車。
1時間後なので滞在時間的にもちょうどいいかな~と思っていました。
見どころは眺望しかないので、景色に飽きたらやることがありません。
確認した時刻表の時間にバスを待っていると、
5分過ぎて(まあ、海外だからね)
10分過ぎて(うんスペインだからね)
15分過ぎて(あれっちょっと遅いな)
30分過ぎて(バス停間違えたかな?)
40分過ぎて(もう待てるかぁ~)
我慢できずに歩いて戻る途中に、バスに抜かされました。
(こら待て~、俺も乗せてくれ~、と追いかけたけど・・・・・行っちゃいました)
次は何時に来るかわからないので、市街までしぶしぶ徒歩で戻りました。
<ソコトレイン:Zocotren>
電車とバスを足して2で割ったような、遊園地にあるような乗り物です。
事前調査によると、展望台の滞在時間が短いのでファインは利用しませんでした。
これを利用すると写真撮ったらすぐに戻らなければいけないのでゆっくりできません。
ソコトレイン利用者から、「滞在時間5分もない」と聞いたら選択肢からは外れます。
乗車するとイヤホンを渡されて、日本語のチャンネルもあるみたいですね。
途中下車はできませんが、ビサグラ新門・アルカンタラ橋・アルカサル・
サン マルティン橋・太陽の門などを経由してソコドベール広場へ帰ってきます。
<シティー観光バス>
バルセロナで利用した観光バスのトレド版といった感じです。
こちらも滞在時間が短いので、利用価値が低いと感じました。
<タクシー>
運賃:9€(約1,168円)
展望台で、タクシーを降りたら運転手を待たせておかなければなりません。
日本人の感覚では、タクシーを待たせていると落ち着いて観光できないです。
周囲には四つ星ホテルがあるので、そこで呼んでもらうのは図々しいでしょうか?
<レンタカー>
トレド観光でアクセスが悪いのは、この展望台だけです。
だから、その為だけにレンタカーを借りる必要性は感じません。
展望台周辺は、一時停車できる路側帯があるので便利です。
FLY TOLEDO
タホ川を空中散歩できるアクティビティです。
ロープにぶら下がって上部から下部へ移動するのアスレチックで見たことありません?
あれを、タホ川の上でできるのです。
トレドの「FLY TOLEDO」は全長180mありヨーロッパで一番長いらしいですよ。
おそらく、復路を市バスに乗っていたらスルーしてかもしれません。
徒歩でとぼとぼ歩いていたら偶然発見して、
「楽しそう~」
「やってみたい~」
との衝動が抑えられませんでした。
ここではアスレチックのような綱ではなく、ワイヤーを使ってタホ川の上を滑空します。
ちなみに、最年長参加者の年齢は88歳のおばあちゃんだそうです。
料金:10€(約1,297円)
16歳以下であれば10€と値段は同じですが2回できるみたいです。
<場所と営業時間>
サン・マルティン橋:Puente San Martín
営業時間:11時~18時30分
体重制限:20キロ以下の方は搭乗できません。
ソコドベール広場:Plaza de Zocodover
観光や買物、食事などの中心となる広場です。
周辺には土産店も多く、いかにも観光客が集まりやすい雰囲気が漂っています。
市内観光バスの発着点でもあるので、多くの観光客はここからトレド観光を始めます。
アクセス:Access
トレド駅から約1.4㎞
アルカンタラ橋から約750m
アルカサルから約450m
アルカサル:Alcázar de Toledo
街の中心地にある巨大な宮殿です。
現在は軍事博物館となっており、トレドのランドマーク、といったところでしょうか。
営業時間:11:00~17:00
入場料:5€(約649円)
定休日:水曜日
アクセス:Access
ミラドール デル バジェから約2.3㎞
トレドバスターミナルから約950m
トレド大聖堂から約450m
太陽の門:プエルタ デル ソル
「ビサグラ新門」からソコドベール広場へと続く坂道の中腹にある凱旋門です。
立派な造りで、多くの観光客の目を引きます。
ここは、トレド市街を適当に散歩していたら偶然に見つけた場所です。
曲がりくねった坂道を歩くので、体力がない方は少し疲れるかもしれません。
レコンキスタ以前に建てられているので、トレドの歴史を感じることが出来ます。
アクセス:Access
アルカサルから約800m
トレド大聖堂から約700m
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介した古都「トレド」はいかがでしたか?
マドリードからの日帰りでも、楽しめるトレドを訪れないのは勿体ないですよ。
ファインは日帰りで行きましたが、トレドの夜景もかなりの評判で1泊する観光客も多いらしいです。
特に、記事内で紹介した展望台「ミラドール デル バジェ:Mirador del Valle」からの夜景が素晴らしいらしく、日本人女性の観光客が絶賛していました。
コメント