ニイハオ、旅ブロガーのファインです。
台湾の3大有名観光地のひとつに数えられるのが台湾東部の「太魯閣国家公園」です。
台湾中部の「日月潭」、台湾南部の「阿里山」と並び、高い人気を誇ります。
太魯閣国家公園は、行政区画上では花蓮、台中、南投に属しています。
その中でも「太魯閣渓谷」は、群を抜いて人気のある観光地です。
太魯閣は、中華民国交通部観光局が選出した「台湾八景」にも選出されています。
ということで、今回は台湾を訪れたら絶対に行くべき「太魯閣渓谷」について語ります。
太魯閣渓谷たろこけいこく:Taroko Valley
前回紹介した「花蓮空港」で使用されている大理石はここから運ばれたものです。
地名の由来は「連なる山の峰」からきており、台湾原住民タロコ族の言葉とされています。
太魯閣国家公園は、南東38キロ、東西41キロにおよび、太魯閣渓谷はその一部にすぎません。
宿のご主人から、「太魯閣渓谷は1日では回り切れないよ」
と言われたので、同じ宿に宿泊していた他の日本人と共に宿のツアーに参加しました。
長春祠チョウシュンシ:Changchun Shrine
朱色の屋根が鮮やかな建物で、太魯閣渓谷のパンフレットの写真によく登場します。
工事中に亡くなった212名の方々の霊を弔う為に1958年に建築されました。
トンネルを抜けると展望台もあるので、太魯閣渓谷の眺望を楽しむことが出来ます。
花蓮客運バス番号:1126、1133、1141に乗車
「長春祠バス停」降車
恐怖のルート
<1日20名限定>
幅約50cmほどの柵もない道を歩くツアーがあります。
日本統治時代には、上官をカゴに乗せ崖に落ちたとも言われています。
高い所が得意でないファインは、歩くのさえ恐怖を覚えて参加できませんでした。
足が竦む高さの崖なので、お金を貰っても行きたくありません。
慈母橋ちむちゃお:Cimu Bridge
橋の長さ:136m
橋の幅 :9.9m
歩道と橋の白い部分が、すべて大理石でできている太魯閣峡谷を代表する橋です。
真っ赤な橋は、大理石の狛犬
白楊步道:Baiyang Trail
全長:片道2.1km
天祥から出発するフラットに舗装されている遊歩道です。
いくつかトンネルを抜けると水のカーテンに出会うことが出来ます。
心霊スポットのようなトンネルは真っ暗で、スマホのライトが大活躍してくれます。
水のカーテンに濡れたくない人は、レインウェアを用意した方がいいかもしれません。
スニーカーもびしょ濡れになるので、現地では滑らないサンダルを推奨していました。
後に紹介する「砂卡礑歩道」よりも距離的に楽なので、ファミリー層が多い傾向です。
真っ暗な400m続くトンネル以外は、気持ちよくハイキングを楽しめますよ。
絶景が連続で観れるので、リピーターも続出しているくらい人気のある遊歩道です。
スマホが防水でなければ、濡れないようにバッグにしまっておいた方がいいでしょう。
燕子口えんしこう:Swallow’s mouth
太魯閣峡谷観光で「燕子口」を一番オススメするガイドさんは多いです。
自力で行く場合、燕子口バス停から徒歩約3分くらいのところにあります。
ここでピンクのビニール袋に入った大量のヘルメットが山済みされていました。
落石が多いので、ヘルメットを被って見学することになります。
ちなみに、ヘルメットは気休めだと思うくらいの大きな岩がゴロゴロ落ちています。
ファインが歩いている近くにも、心配になるくらい小石などがころころと落ちてきました。
数日前に落石した大きな岩を見せられ、日本では間違いなく通行禁止になるレベルですよ。
岩肌にたくさんの燕が巣をつくっていると言われているのは嘘らしいです。
時期的には、春から夏にかけて燕が飛ぶ姿が見れるみたいですが、2月は早かったです。
ガイドさん曰
ちなみに、バス停の前にある吊り橋を渡るには事前申請が必要です。
アクセス:Access
バス:Bus
ファインはツアーに参加しましたが、個人で行くことも出来ます!
最寄り駅:台鉄「花蓮駅」からバスが発着しています。
バス番号:1133A太魯閣線(Taroko Line)
運行頻度:1日9便
運行時間:7時台~15時台
<1133A>
①台鉄花蓮駅 Hualien Station
②七星潭Qixingtan
③台鉄新城駅Xincheng Taroko Station
④太魯閣牌樓 Taroko Arch
⑤太魯閣ビジターセンター Tourist Information Center
⑥砂卡礑 Shakadang
⑦布洛湾 Mugua
⑧燕子口 Yanzihkou
⑨緑水 Lu Shui
⑩天祥 Tianxiang
※1133Aバスは往路と復路で多少ルートが異なります。
②七星潭チーシンタン:Qixingtan beach
花蓮駅から約5km
バスは、自力で太魯閣渓谷へ行くときと同じ「1133A」に乗車します。
所要時間:約13分
宿のツアーに入っていなかったので、ファインは翌日1人で訪れました。
太魯閣渓谷から見た渓流のエメラルドグリーンよりさらに青さが際立っていました。
砂浜と言っても、砂の粒が小石サイズなので裸足で歩くと少しだけ痛い感じです。
水に削り取られた小石は丸みがあり、足つぼを刺激して気持ちいいという人もいます。
ファインが訪れた2月は、ビーチを訪れる観光客もまばらでした。
寂しそうに営業しているカットフルーツ屋台のおじさんも暇そうでした。 笑
④太魯閣牌樓:Taroko Arch
ただの門が立っているだけで、ツアーの場合は写真を撮るためのみ降車しました。
写真を撮ったらやることが何もないので、個人で来た場合降りなくてもいいかな💦
次のバスが来るまで1時間位待たなければならないことになるから・・・・・・♪
⑤太魯閣遊客中心: Tourist Information Center
資料館やお土産屋、日本語のパンフレットも置いてあるので便利です。
日本統治時代に日本軍とタロコ族の悲しい闘いの歴史も知ることが出来ます。
⑩天祥ティエンシャン:Tianxiang
自力で行く場合、バスの終着点となる標高480mに位置します。
天祥バス停から徒歩約3分
合流地点になっている「立霧渓」と「大沙渓」はタロコ族の拠点として栄えていた場所です。
天祥のシンボル「祥徳寺の天峰塔」からは、絶景が見れるので観光客が溢
迫力あるつり橋や「天峰塔のある天祥寺」などもあり、見どころ満載です。
⑥砂卡礑歩道シャカーダン:
花蓮を代表する観光スポットで全長4.5㎞もある遊歩道です。
太魯閣國家公園入口から一番近く白い大理石の門と100匹の獅子が迎えてくれます。
エメラルドグリーンの渓流と岩盤に覆われた小道を満喫できる遊歩道です。
ちなみに、最終地点の「三間屋」まで往復すると急いでみても3時間以上はかかります。
馨憶精緻民宿しんいせいちみんしゅく
今回ファインが花蓮で宿泊したのが高雄の「あひる家」で紹介された日本人宿です。
日本人オーナーという事で、とても衛生的な民宿というよりもホテルに近い感じです。
ファインが趣味でゴルフをすることを話すと、台湾のゴルフ事情をお話ししてくれました。
台湾の歴史も説明してくれて、日本語のツアーはやはりいいですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介した「太魯閣渓谷」はいかがでしたでしょうか?
渓谷の水の透明度は高く、橋の上からでもエメラルドグリーンが映えて見えます。
自力では行くことが困難な「清水断崖」にもツアーでは立ち寄りました。
欧米人や韓国人のツアーも来ていたいので、少々込み合っています。
台湾は、ユネスコの加盟資格がない国です。
もし世界中で国として認められていたら、間違いなく世界自然遺産レベルだと思います。
2019年4月の大地震の影響で、太魯閣渓谷の道路が所々封鎖されている模様です。
太魯閣渓谷を訪れる前に、最新の交通状況を確認する必要があります。
コメント