1000万年の月日と大自然が作り出した奇岩の神秘「野柳地質公園」#201

Taiwan
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ニイハオ、旅ブロガーのファインです。

あなたは奇岩と言われたら何を思い浮かべますか?

多くの方がトルコの「カッパドキア」を想像するのではないでしょうか。

しかし、ここ台湾にも自然の強い影響を受けた魅力的な奇岩が存在するのです。

 

ということで、今回は台湾の奇岩群「野柳地質公園」について語ります。

 

 

 

 

野柳地質公園イエリョウヂシーゴンユェン:Yehliu Geopark

新北市の北側の台湾最北端エリアに、全長1700メートルの野柳岬という所があります。

ここは、1000万年もの月日をかけて奇岩が形成されました。

海に突き出た岬に、不思議な形をした奇岩がごろごろしているのです。

 

別名:野柳亀

 

巨大なカメが海中に潜って見えることが由来しています。

写真のような奇岩は、長年にわたり海食風化と地殻変動により形成されていきました。

 

 

キノコ岩

 

 

野柳地質公園は、かなり広いので大きく三つのエリアに分けられています。

その3つのエリアで、名前がついた奇岩が20個以上あります。

 

 

第1エリア

「カープ岩」

「仙女鞋(サンダル岩)」

「燭台石」

「キノコ岩」

「ショウガ岩」

「アイスクリーム岩」

「キュートプリンセス岩」

「マッシュルーム岩」

「クジラのひれ岩」

「壺穴岩」

キャンドル岩

 

 

第2エリア

「女王頭」は、野柳地質公園のメインスポットで写真を撮るための行列が出来ています。

女王頭(クィーンズヘッド)は数年後には浸食がすすみ、首から折れてしまうと言われています。

 

別名:クレオパトラの横顔

 

台湾国内では、保護するか自然に任せるか、議論されており正式には決まっていません。

ちなみに、公園内にある「女王岩Ⅱ」というのはレプリカです。

いつ折れてもおかしくないとの事から、広場にレプリカを作りました。

 

女王頭岩の前には、インスタ映え写真が撮れる位置に足形があります。

その足形で写真を撮るには行列に並ばなければなりません。

列に並ばない中国人が、監視員に笛を吹かれて注意を受けていました。

列に並ぶ習慣がない中国人は、海外ではよく見られる光景です。

 

「龍頭岩」

「ゾウ岩」

「天女の靴」

「地球岩」

「台湾岩」

「パイナップルパン岩」(日本だったら絶対にメロンパン岩だと思う)

「フライドチキン岩」

「ゴリラ岩・アーチ岩」(2つの岩がキスをしているようなイメージ)

 

 

 

第3エリア

第3エリアを海岸線まで進むと、キャンプ場の東屋のような展望台があります。

第3エリアには、林添禎氏の記念碑が建てられています。

彼は、溺れかけていた人を救助するために海に飛び込み命を落とした人物です。

 

「海狗石」

「マリンバード」

「鳥岩」

 

 

 

 

 

第3エリア

 

 

 

 

野柳特産街

「野柳地質公園」出口には、魚介類のお土産店や海鮮料理店がたくさんあります。

3時間も見学したらお腹が空きますよね。

新鮮な海鮮料理を食べるならオススメの市場です。

お腹が空いていなくても、見ているだけでも楽しい雰囲気を味わえます。

 

 

 

アクセス:Access

<バス>

①国光客運バス:台北駅M2出口東三門前から1815「金山方面」行きに乗車、「野柳」下車

所要時間:約85分

運賃:98元(悠遊カード可)

運行間隔:15分に1本

※座席は指定制ではありません。(MRT市政府駅にあるバスターミナルから乗車可)

 

②基隆客運バス:基隆駅前から790「金山方面」行きに乗車し40分「野柳」下車30元

又はMRT淡水駅前から716「基隆方面」行きに乗車し「野柳」下車

 

③淡水客運バス:MRT淡水駅前から862「金山方面」行きに乗車し、「野柳」にて下車

運賃:90元

所要時間:約90分

 

 

 

入場制限:Restricted Admission

野柳地質公園は混雑する時期と時間帯に3,000名の入場制限を設けています。

入場制限期間: 3月01日~5月31日、10月01日~11月30日

入場制限時間: 09:30~11:00、13:30~15:00

 

<入場チケット>

入場料(環境清潔費):80元

営業時間:8:00~17:00

 

 

インフォメーションセンター:Information Center

日本語の無料冊子や、有料にはなりますが公園の地図も置いています。

海外観光地としては珍しく、インフォメーションセンターのトイレがとても綺麗です。

プチ潔癖症のファインは、入場前に気持ちよく利用させていただきました。

 

 

 

監視員の笛:Watchman’s whistle

野柳地質公園を訪れると監視員の方が厳しく笛を吹く光景を目にします。

これには理由があるのです。

2009年、中国本土から来た60代の観光客が、岩に落書きをしてしまったのです。

それ以来、監視員の方々は厳しめに笛を吹くようになったと言われています。

一部触れてもいい奇岩はありますが、マナーは守りたいものですね。

<注意事項>

野柳地質公園内には、柵はありません。

危険エリアには赤線が引いてあり、その線を超えると笛を吹かれて注意されます。

 

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

追伸

今回ご紹介した「野柳地質公園」はいかがでしたでしょうか?

野柳地質公園は、日本の恐山と姉妹提携しています。

恐山とは、青森県の下北半島国定公園に指定されている活火山です。

 

敷地内はかなり広いので、急いで見学しても2時間、ゆっくりしたら3時間は必要です。

また、公園内には日差しを遮るものがないので、紫外線対策は必須です!

とても綺麗に整備されているので、日本人向きの観光地だと思います。

定番観光地を制覇したら、野柳地質公園にも足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

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管理人

性別    :男性
居住地域  :千葉
<自己紹介>
飛行機が飛ばない状況でも、未知の国へ行く意欲がまったく衰えない旅ブロガーです。ひとり旅を好むが寂しがり屋という矛盾した性格をしています。都内の大学卒業後、旅行会社へ就職。転職後も旅行関連の資格を取得し観光業界へ従事。添乗員を目指している方、国家資格取得を目標にしている方の参考になるネタを投稿していく予定です。海外旅行では、失敗だらけだけど無事に帰国できればokという考えで旅を続けています。同じ旅好き、もしくは観光業界への就職を目指している方々の役に立ちたいという思いでブログをはじめました。旅行に関する情報をシェアしあなたと一緒に成長できれば嬉しく思います♪

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