シンチャオ、旅ブロガーのファインです。
あなたは、社会主義国をすべて答えられますか?
世界には、社会主義国と呼ばれる国は以下の五ヶ国しかありません。
「中国」「北朝鮮」「ベトナム」「ラオス」「キューバ」
その中でも、ファインが一番好意を寄せている国はベトナム社会主義共和国です。
ベトナムは、世界平和度指数ランキングで、50位にランキングされています。
ファインの肌感覚では、もう少し上位にいてもおかしくないと感じています。
ということで、今回からファインの大好きなベトナム編のスタートです。
ニャッタン橋:Nhatan Bridge
ベトナムの首都は、ホーチミンと思っている人が多いようですが「ハノイ」です。
日本からハノイの「ノイバイ国際空港」へ直行便4社、乗継便は22社就航しています。
ノイバイ国際空港は、市内中心部から約45km北東に位置します。
ベトナム航空
2014年に国際線専用のターミナル2が開港し、ターミナル1は国内線専用となりました。
ニャッタン橋
上記写真は、ハノイ市街とノイバイ国際空港の間を結ぶ世界最大級の斜張橋です。
世界最大級のニャッタン橋は、日本の政府開発援助で建設されました。
入国審査:Immigration check
ベトナムの入国審査は厳しく「滞在期間が15日以内であること」が設けられています。
たったの15日間では、ベトナム全土の半分も観光できません。
国内の観光収入を見込めるのに、この15日間の制限にはいつも疑問に感じています。
ファインの個人的な印象では、ベトナム周遊するには4週間は必要だと思います。
ベトナムを周遊するバックパッカーの間では、以前はビザランが通用していました。
ビザラン=滞在期間以内に一度隣国へ移動し、またすぐに戻ってくること
しかし、現在は「ベトナム入国の時点で旅券の有効期間が6か月以上あり、かつ、
前回のベトナム出国時から30日以上経過していること」
この条件が加わったのです。
一度ベトナムを出国しても、30日以内には再度ベトナムに戻れないのです。
知り合いの添乗員が、このルールにひっかかり再入国できないことがありました。
「往復又は第三国へ出国するための交通手段の切符を所持していること」
この条件で以前は出国の航空チケットがなければダメでした。
近年は、バスチケットがあれば航空チケットがなくても大丈夫になったようです。
この厳格なルールにより、スケジュールを決めてから入国する旅人が多い傾向です。
スケジュールに縛られたくないバックパッカーは、ダミーのチケットを用意する人もいます。
<インビテーションレター:Invitation Letter>
ベトナム移民局・入出国管理局が発行する許可番号が記載された公的な招待状です。
このインビテーションレターに記載された許可番号がアライバルビザを申請するときに必要となります。
インビテーションレターがなく、アライバルビザを申請してもビザ発給してくれません。
入国拒否される可能性もあるので、ご注意ください。
ちなみにオンライン上で発行できるので、わざわざ大使館へ行く必要はありません。
日本の大使館で申請した場合、8,000円から1万円の手数料がかかります。
<アライバルビザ:Arrival Visa>
ベトナム滞在が15日以上、もしくは出国後30日以内の入国に必要です。
また滞在期間が15日以内でも、パスポート残存期間が6ヶ月未満の方や一度ベトナムを出国してから30日以内にベトナムへ再入国する人も必要になります。
ベトナムに空路入国の際に、アライバルビザが申請できるのは以下の4つの空港のみです。
①タンソンニャット国際空港(SGN)
②ノイバイ国際空港(HAN)
③ダナン国際空港(DAN)
④カムラン国際空港(CXR)
ノイバイ国際空港のイミグレーション手前に「アライバルビザ発給窓口」があります。
そこで(Visa upon Arrival / Visa Application)ビザを取得できます。
パスポートサイズ(縦6.0cm x 横4.0cm)の証明写真2枚
上記の許可番号が記載されたインビテーションレターと一緒に提出します。
ちなみに、ベトナムへ陸路からの入国の場合はアライバルビザの発給は行えません。
またインビテーションレターは、空路入国の際はコピーでも認められています。
しかし、陸路入国の際はインビテーションレターの原本が求められます。
<ビザの種類>
①観光ビザ(DN)
②ビジネス・業務ビザ(DL)
③就労ビザ(LD)
④家族体動ビザ(TT)
⑤テンポラリー・レジデンスカード(TRC)
⑥投資家ビザ(DT)
このブログでは、旅をコンセプトにしているので観光ビザについて解説します。
15日以上滞在する人は、観光ビザを取得しないと不法滞在になってしまいます。
観光ビザは、日本人の場合有効期間は1ヶ月と3ヶ月です。
<シングルビザ:Single Visa>
シングルビザというのは、一度出国すると無効になってしまう1度だけのビザです。
ビザ申請費:1ヶ月、3ヶ月、ともに25米ドル(ベトナムドンでも支払い出来ます)
<マルチビザ:Multiple visa>
ビザの有効期間内に何度も入出国ができるビザになります。
ビザ申請費:1ヶ月、3ヶ月ともに50米ドル(ベトナムドンでも支払い出来ます)
<電子ビザ:eビザ>
eビザという名称ですが、プリントアウトが必要なので中途半端な電子ビザです。
ベトナム公安省出入国管理局のHPから申請できます。
ベトナムは複数のビザがあり、eビザは1回限りの観光ビザ扱いとなります。
アクセス:Access
ノイバイ国際空港から、ハノイ市内への移動方法は以下の5つです。
①タクシー:Taxi
空港到着ロビーを出たら、左端にタクシー乗り場があります。
ハノイ中心部までの所要時間:50分~60分
運賃相場:約45万ドン(約2,276円)
<評判のいいタクシー会社一覧>
①エアポートタクシー:(車体にベトナム航空のゴールデンロータスのマーク)
②マイリンタクシー:(車体が緑色)
③タクシーグループ:(白色の車体に赤色のライン)
④タクシーダイナム:(白色の車体で、青地に黄色の龍のマーク)
⑤ノイバイタクシー:(白色の車体に黄色のライン)
⑥ビナサンタクシー:(車体の色が白ベースで、下方部に赤いライン)
マイリンタクシーは観光客に人気があり、ビナサンタクシーはべトナム人に人気があります。
口コミでは、両社とも比較的トラブルが少ない傾向です。(少ないとは全然ないわけではありません)
<タクシーを利用しなければならないとき>
あらかじめ目的地までの相場の金額を調べておきましょう。
ドライバーに相場の金額を紙に書いて見せて、okの場合のみ乗車します。
目的地で不当な金額を請求された場合、先ほどの紙を渡せば相手も引き下がります。
それでも揉めた場合、躊躇せず警察を呼びましょう。
②エアポートミニバス:Airport Minibus
ノイバイ国際空港と市内各所を結ぶ乗り合いバスです。
到着ロビーを出た右側に乗り場があります。
満席にならないと出発しないので、急ぎの方は避けましょう。
ハノイ市内までの所要時間:約1時間
運賃:5万ドン(約253円)
料金は固定制ですが、トラブルも多いため乗車前には必ず金額を確認しましょう。
③86番バス
ファイン的には、これが一番お勧めです。
86番バスの順路:国内線ターミナル ⇒ 国際線ターミナル ⇒ハノイ駅
到着ロビーの出口を出ると、左奥に86番バス乗り場があります。
オレンジ色のバスは目立つのですぐわかるでしょう。
支払いは車内で、大きなお札しかない場合はお釣りがない可能性があります。
スーツケースなどの荷物はトランクではなく車内に持ち込みます。
料金:35,000ドン(約177円)
ノイバイ国際空港からハノイ駅までの所要時間:約60分
運行時間:6時台~23時台
運行間隔:約25分間隔
86番バス
ホアンキエム湖周辺の宿に泊まる予定の方は、終点ハノイ駅まで行くと遠くなります。
GoogleMapなどの地図アプリを見ながら、途中のホアンキエム湖周辺で降りましょう。
降りるときは下車ボタンを押すだけです。
「ホアンキエム」
を連呼していれば、乗客の誰かが教えてくれると思います。
④路線バス:Local bus
ノイバイ国際空港から市内へ運行している、市内移動最安値のバスです。
初めてハノイに来た時に、ファインも挑戦してみました。
空港を出て、左に歩いて空港の敷地外へ出ます。
運賃:9,000ドン(約46円)
料金は、乗車中に車掌さんに支払います。
到着ロビーを出た右手、ミニバス乗り場先の道向かいから乗ります。
あくまで地元民のためのバスなので、満員の場合は観光客は乗車拒否されます。
ファインは何度も何度も乗車拒否されました。
車内はスリも多いのでご利用の際はくれぐれも注意してください。
また、観光客とわかると運賃トラブルがあるのでこちらも注意が必要です。
ロンビエン・バスターミナル行き「17」
運行時間:05:00~22:00
運行間隔:10~15分間隔
所要時間:ロンビエン・バスターミナルまで約90分
カウザイ・バスターミナル行き「7」
運行時間:05:00~21:00
運行間隔:10~20分間隔
所要時間:カウザイ・バスターミナルまで約60分
⑤ 配車アプリ
以前は、「Uber」と「Grab」の2社がありました。
現在は、GrabにUberが買収されて「Grab」のみです。
それでもタクシーより安いし、綺麗で安全で愛想がいいので利用価値は高いでしょう。
バイクタクシーやライドシェアなどの選択肢もあり、配車アプリはオススメです。
<Grab利用方法>
・WiFiが飛んでいる場所で、Grabのアプリをインストールします。
・メールアドレスや電話番号で本人認証できれば登録終了です。
・「car」や「bike」など、自分が乗りたい種類を選択します。
・目的地と乗車場所を確認
・支払い方法を選択(現金 or クレジットカード)
※ベトナムだけでなく海外では、ドライバーがお釣り用意していない人が多い傾向にあります。トラブルを避けるために、個人的にはクレジットカードを推奨します。
・どちらかを選択したら「book(予約)」をタップしましょう。
・近くにいるドライバーの写真と番号が表示されます。
・そのドライバーの口コミが悪ければ、無料でキャンセルできます。
・そのドライバーで問題なければ、ドライバーからチャットが届く場合があります。
・英語に自動翻訳されるので、ベトナム語がわからなくても問題ありません。
・ノイバイ国際空港では、Grabを利用する観光客が非常に多いです。スムーズに待ち合わせできるように、ゲート番号を伝えると親切かもしれませんね。
・配車アプリは、会話不要とされていますが名前だけ確認する運転手は多いです。
・無事に乗車して、目的地に到着したら、ドライバーの評価をします。
・この時に、チップの金額を設定します(チップは上げなくても問題ありません)
※注意点としては、ノイバイ国際空港でピックアップしてもらうと空港使用料が加算されることです。ファインは空港の敷地外でピックアップしてもらうことをオススメします。ドライバーと出会うのも簡単で、空港使用料を加算されなくて済みますからね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介した入国方法とノイバイ国際空港から市内移動方についてはいかがでしたでしょうか?
海外旅行初心者には、ちょっと疲れちゃう入国審査だったのではないでしょうか?
ベトナムへの長期旅行を計画している方は、慣れないうちは大変だと思います。
もし、手続きに自信がなければビザ不要の15日以内の旅行を計画しましょう。
代行手数料を払えば、面倒な手続きを代わりにやってくれる会社もあります。
しかし、実際自分で手続きしてみるとけっこう簡単に出来ちゃうもんです。
海外旅行の勉強だと思って自分ですべてやってみると、少し自信になりますよ。
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