ブエナスタルデス、旅ブロガーのファインです。
前回の「バジャドリード」から無事にカンクンに戻ってくることが出来ました。
カンクンに戻ってきて「ほっ」としていた時は、この後顔面が強張ることが起こるとは思ってもいませんでした。
まあ、結論から申し上げますとメキシコ入国の際にやってしまっていたのです。
今回は、かなり焦りました。
ということで今回はカンクン泊後、翌日ペルーに移動した時の失敗談について語ります。
外務省海外安全情報
皆さんはファインと同じようなミスを犯さないためにも外務省が出している渡航先の詳細事項についてはきちんと読んでおきましょう。
ちゃんと書いてありました。
以下一部抜粋
1 査証
(1)査証が免除される場合
日本とメキシコの査証免除取極により、メキシコに観光、商用等(報酬を受ける活動を除く)を目的とした180日以内の滞在の場合は査証を取得する必要はありません。ただし、ツーリストカードである「数次入国フォーム(FORMA MIGRATORIA MÙLTIPLE:FMM)」を航空機内等で入手して記入し、入国時に提出する必要があります。手数料(DERECHO DE NO INMIGRANTE:DNI)は、空路での入国の場合は航空運賃に含まれていますが、陸路での入国は、メキシコ国境通過後、いわゆる入国管理局に相当する国家移住庁(Instituto Nacional de Migracion:INM)の事務所に自ら立ち寄ってFMMを記載して提出した上で、同手数料の支払い及び税関申告を必ず行ってください。国境通過時に入国審査が無いからといって手続きを怠ったため、入国後検問等にて身柄を拘束され、強制送還される事案も発生しています。
出国トラブル:Problems leaving the country
ファインは#12でサンディエゴからメキシコの「ティファナ」に陸路で入国しました。
メキシコ入国後、72時間以上滞在の場合はツーリストカードが必要なのです。
入国時に渡される半券は、メキシコ出国時に必要なことも知っていました。
しかし、サンディエゴ(アメリカ)出国からティファナ(メキシコ)入国時、
周りには入国審査官らしき人は一人もいなかったのです。
その時に手続きを怠って、やらかしてしまいました。
INMの事務所へ立ち寄らずに、あっさりとメキシコへ入国してしまったのです。
INM(Instituto Nacional de Migracion)=メキシコ出入国管理庁
FMM:FORMA MIGRATORIA MULTIPLE
FMM=ツーリストビザ
「さすがに入国スタンプ無しFMM手続きなしでは出国時まずいだろ~」
と思い、ファインはINMのティファナ国境でINMの事務所を探しました。
ファインはきちんとイミグレーションで確認したのです。(ポンコツの言い訳)
一人で荷物検査していた方が間違いなく、
「ノープロブレム:問題ない」
と言ったのです。
「いいのか?」
「本当にいいのか?」
「このまま入国しちゃうぞ」
何度も念を押しても
「大丈夫だ~」
のジェスチャーの返事しか返ってきません。
ファインは、荷物検査員のことを信じてしまったのが後に悔やまれます。
出国審査:Immigration Check
数週間のメキシコ滞在を終えて、ペルーのリマへ移動するときに問題発覚しました。
ウキウキ気分のファインは、一気に顔面蒼白の状態に陥ったのです。
「外務省海外安全情報」にもちゃんと書いてありました。(一部抜粋)
2 出入国審査
(1)空路での出入国
入国審査時に手続きしたFMMの半券は出国時に必要となります。この半券(出国カード)は航空機への搭乗時に回収されますが、所持していない場合には航空会社から搭乗を拒否されます。よって、盗難等によって紛失した場合は、検察官事務所等で盗難証明を入手(無料)した上で、国家移住庁にて出国カードを再発行申請(有料)する必要がありますので、出国カードや在留許可証は紛失しないよう十分注意してください。
メキシコシティ国際空港で乗り継ぎの際に、もちろん半券の提示を求められました。
ファインは、経緯を説明すると、
「このままでは搭乗させられないから、別室へ行け」
何度も飛行機を搭乗したファインは、搭乗拒否をここメキシコで初めて体験したのです。
結論から申し上げると、手続きをしていないファインは不法入国?滞在?したらしい。
このとき
「強制送還?」
と頭をよぎりました。
指示された別フロアの別室に入室しました。
見た目も厳しそうな男性担当者が言いました。
「immigration は24時間開いていてFMMの手続きする必要がある」
との事。
やっぱりそうですよね。
ファインは、
「そんなことは、知っている」
イミグレで
「ノープロブレム」
と言われたと説明してもあきれ顔で首を横に振るだけ。
冷たい、対応が冷たすぎる、(アホな日本人は相手にしてられないってか)
FMMの手数料
入国時ではなく、メキシコ滞在中に銀行で振り込むよう求められる場合。
入国後に国家移住庁の事務所に立ち寄って支払うよう求められる場合。
流動的で、様々な方法があるみたいです。
係りの方の説明をまとめると以下の通り。
★ティファナのイミグレーションは、地元の人は手続き不要のため使わな
い。
★アメリカ人も72時間以内に戻る人が殆どなので、手続きをする人が少な
い。
★ファインのような観光客は、自分でINMの事務所を探す必要があること。
★もし入国審査官がいない時でも、自ら審査官を探す必要があったとのこと。
国境で、入国審査官を自身で探さなければならないなんて・・・・・・・
「日本の常識は世界の非常識」を肌で痛感した瞬間でした。
担当者からFMM手数料を払うよう求められました。
「はいはい、もちろん払いますよ。」
ふてくされ気味のファインは、クレジットカードを出すと首を横に振られました。
「えっ、メキシコはクレジットカード社会なんじゃないの?」
アメリカドルを出しても首を横に振られました。
「えっ、メキシコ国内でアメリカドルは流通していたし何度も使ったよ」
日本円・・・・なんか出しません。(無理なのわかっているから)
支払い方法は以下の通り
・クレジットカードはダメ
・アメリカドルもダメ
・メキシコペソの現金のみ
ファインは、その時メキシコを出国するから、無理やりペソを全部使い切っていました。
その結果、無駄なキャッシングすることになりました。(自分自身が悪いんだけどね、わかっているけど・・・悲しい)
空港内のATMまで遠い、遠い、焦る、焦る、走る、走る。
やっと見つけたATMは故障で、使用不可だったのです。(なぜこんなタイミングで)
搭乗予定の便に間に合わない未来予想図が頭をよぎりました。(泣きそう)
こういう時は、のんびり歩いている人が無性に腹が立ってくるものです。
(わかってます、ただの八つ当たりだという事も)
別のフロアに銀行があるので、そこのATMでなんとかメキシコペソを引き出しに成功しました。
引き出したメキシコペソを先ほどの別室で支払い、無事に手続き終了しました。
ちなみに、この担当者とのやり取りの部屋ではスマホ使用は禁止なのです。
つまりスマホの翻訳機能が使えなかったのです。
スペイン語も英語も話せないので、どうやって説明するのか!
身振り手振りで頑張りました。(担当者はスマホを出そうとすると注意するんだもん)
担当者は英語が話せたので、小学生並みの英語でなんか対処しました。(対応してくれました)
皆さんも、陸路移動する際にはファインみたいな馬鹿な失敗はしないようにしましょう!
でも、イミグレーションで
「必要なし」
と言われたら普通は信じちゃいますよね?(まだ言うか)
今思い返せば、ティファナ国境で
「ノープロブレム」
と言った方は、
荷物検査をしているだけでFMMのことも理解していない人だったかもしれません。
言葉の通じない状況で、出入国手続きのトラブルは本当に動揺しますよ~♬
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回のファインの失敗体験談はいかがでしたでしょうか?
今回のようなことが起きると、もう少し英語を勉強しておけばよかったと後悔します。
下記サイトより、メキシコ政府オンラインサイト|出入国カード(FMM)
①パスポート情報
②入国手段(空路の場合は航空会社・便名・空港情報)
③自宅住所
④メキシコでの滞在先情報
⑤Eメールアドレス
を入力すると出入国カード(FMM)がダウンロード可能です。
出入国カード(FMM)はメキシコ入国時に、半券は出国時に提出が必要となるため、
白黒またはカラーで印刷して渡航時に無くさないように注意してください。
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