バンコクから約80km離れた世界文化遺産「古都アユタヤ遺跡」の移動方法#97

Thailand
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サワディークラッㇷ゚、旅ブロガーのファインです。

あなたは、タイの世界遺産をいくつ知っていますか?

現在、タイの世界遺産は6つです。

その中で、世界自然遺産は3つあります。

「ドンパヤーイェン – カオヤイ森林地帯」

「トゥンヤイ – ファイ・カ・ケン野生生物保護区群」

「ケーンクラチャン森林保護区群」

世界文化遺産は3つあります。

「古代都市スコータイと周辺の古代都市群」

「バンチェンの古代遺跡」

そしてこの記事で紹介する「古都アユタヤ・Historic City of Ayutthaya」です。

 

 

今回は、知名度と人気度ではおそらく1番であろう「アユタヤ」について語ります。

 

 

アユタヤ:Ayutthaya

約660年以上前に栄えていた旧王朝でミャンマーとの戦争によって衰退していきました。

1976年に、世界文化遺産に登録されています。

アユタヤを訪れると、川に囲まれている地形だという事がわかります。

これは、敵からの攻撃に備えて防御の為に人工的に掘られたものです。

アユタヤの世界遺産に登録されている歴史公園内だけでも9つのワットがあります。

ワット = 寺院

全てのワットを巡る観光客もいますが、ここでは人気のワット4つを紹介します。

 

<ワット・マハータート:Wat Mahathat>

アユタヤを訪れてここを外す人は恐らくいないであろう1番のメインスポットです。

テレビやガイドブックには、必ずと言っていいほど取り上げられています。

木の根に取り込まれた仏陀の顔を目にしたことがある方も多いでしょう。

これは、ミャンマー軍により仏像の頭を切り落とされた形跡です。

「奇跡の仏塔」とも呼ばれ、戦争の悲惨さを後世に伝えるために残してあります。

ちなみに、観光客が写真を撮る時には、ひとつ注意が必要です。

写真を撮るときのマナーとして、仏陀ぶっだの顔よりご自身の頭が上にあってはいけません。

仏陀を上から見下ろす行為は、ここでは失礼で無礼に当たります。

万一そのような写真を撮ってしまっても、SNSにアップしてはいけません。

仏教徒から強いバッシングを受ける可能性があるのでくれぐれも注意して下さい。

ワット・マハタート

 

<ワット・ヤイ・チャイ・モンコン:Wat Yai Chai Mongkon>

アユタヤの象徴とも言える仏教寺院の遺跡です。

別名:「ワット・プラ・チャオプラヤータイ」

当時のスリランカに留学中の修行僧たちの瞑想めいそうのために建てた寺院だと言われています。

ここは70m以上の高さを誇る大きな仏塔がメインスポットです!

ビルマ軍との戦いに勝利した記念の塔ですので、凱旋門的意味合いが強いでしょう。

ここは、日本人に人気があります。

何故かわかりませんが、ドラえもんぬいぐるみが沢山奉納されているのです。

子宝祈願で有名だから、子供に人気のあるドラえもんが供物として置いているのでしょう。

営業時間:8時~17時

入場料:20B(約74円)

ワット・ヤイ・チャイ・モンコン

 

<ワット・プラシー・サンペット:Wat Phra Si Sanphet>

アユタヤ遺跡を歩いていると、どこも破損個所が多いと感じると思います。

その中では、「ワット・プラシー・サンペット」は保存状態がとても綺麗でした。

この3つの塔には、ボロムトライロッカナート王と2人の王子が眠っています。

ワットという名称がついていますが、実はここは寺院ではありません。

アユタヤの王が仏と同一視されたのでこの名前が付けられたと言われています。

営業時間:8時~18時

入場料:50B(約184円)

ワット・プラシーサンペット

 

<ワット・ロカヤスタ:Wat Lokayasutharam>

ワットという名が付いていますが、寺院などの建物はありません。

全長28m・高さは5mの大きな涅槃仏ねはんぶつが有名です。

現在の涅槃仏は、1956年に復元されたものです。

涅槃仏は、インド、中国、カンボジアなど広く存在しています。

ちなみに、寝ている仏陀は入滅(亡くなる)寸前の仏陀の姿らしいです。

目を開けていれば、仏陀が最後の説法をしている姿です。

目を閉じていれば、入滅(亡くなった)後の姿を表現していると言われています。

ワット・ロカヤスタ

 

 

アクセス:Access

バンコクの距離:約80km

バンコクからの日帰り観光も可能です。

ツアーに参加するのもありですが、ここでは自力で行く方法をお伝えします。

 

①列車:Train

<タイ国鉄>

フアランポーン駅(Hua Lamphong Station)がバンコクの出発駅となります。

地下鉄(MRT)フアランポーン駅と直結しており、チケットは窓口で購入できます。

1日30本以上往復するので、予約しなくても問題なく購入することが出来るでしょう。

「Ayutthaya」のメモを見せて、

「アダルト」

「ワン」

と伝えお金を出すだけで、ファインは購入することが出来ました。

(日本語でアユタヤと言っても通じなかったので、メモの方が通じるかも♪)

 

タイの国鉄「フアランポーン駅」

 

<列車は4種類>

①Ordinary(普通)   2等席35B(約129円)    3等席15B(約55円)

②Rapid(快速)      2等席65B(約239円)      3等席45B(約166円)

③Express(急行)   2等席245B(約902円)    3等席165B(約608円)

④Special Express(特急) 315B(お弁当付きで約1,161円)

所要時間:快速や特急は1時間15分~1時間40分

     普通は、1時間40分~2時間

 

<注意事項>

タイ国鉄に、時刻表は勿論ありました。

しかし、タイに限らず東南アジアの列車は遅延が頻繁に起ります

遅延と言っても、1分や2分の遅延ではありません。

1時間や2時間の遅延です。(ファインは90分遅れで出発しました)

時刻表を見て、快速や特急のチケットを買っても早く着くとは限りません。

帰国日に日帰りで訪れるときは、注意が必要かも知れません。

 

チケットを買ったら、電光表示板を見て自分の乗車する列車を確認しましょう。

列車番号に「Ayutthaya」と表示されていなくても大丈夫です。

「Ayutthaya」は終着駅ではないので、列車番号だけ合っていれば間違いありません。

3等の自由席を購入した場合、窓側の席を確保したい方は早めに並びましょう。

車窓からの景色は時間がゆっくり流れている感じで、とてもいやされますよ。

 

<Ayutthaya駅到着後の移動方法>

★タクシー

タクシーは、規制があるのでアユタヤ遺跡周辺では殆ど見かけることはありません。

どうしてもタクシーで移動したいならバンコクで捕まえましょう。

タイでは、タクシーやトゥクトゥクを利用して、料金トラブルになる観光客を時々見かけます。

彼らは日本人が相場の以上の料金を提示しても、すぐに引き下がると思っています。

同じ観光客でも、欧米人や中国人韓国人と比較してもカモという意識なのです。

楽しい観光で癒されても、料金トラブルで不快な気分になったら嫌でしょう?

その後の、観光も嫌な気分を引きずることになりかねません。

個人的には、タクシーはオススメできません。

★トゥクトゥク

1時間相場:約170B(約626円)

1回相場:50B~100B(約184円~368円)

落ち着いてじっくり観て回るなら、2時間から3時間は必要です。

ちなみに、車が少ないのでバンコクよりもかなりスピードを出す傾向があります。

★レンタル自転車

ファインは、レンタル自転車を選択しました。

自分のペースでゆっくり観ることが出来て、料金が安いのです。

駅前にレンタル自転車はありすが、川を渡った後に自転車を借りる方がいいでしょう。

駅からメインストリートを横切り、真っ直ぐ進むとボート乗り場が見えてきます。

川を渡りボートを降りると、レンタル自転車屋が数件あります。(ボート代5B)

料金はどの店も同じなので、綺麗で整備のしっかりした自転車を選びましょう。

レンタル料金:1日50B(約184円)

レンタル時に「パスポート」もしくはデポジットで200Bが必要になります。

返却時に破損個所がなければ全額返却してくれます。

★レンタルバイク

この方法は、トラブルが多いのであまりオススメできません。

タイでバイクを借りるには、法的に自動二輪の押印された国際免許の所持が必要です。

但し、レンタルバイク屋ではパスポートさえ渡せば、バイクを貸してくれます。

それを知っている現地警察官は、外国人の無免許運転を集中的に取り締まっています。

理由は、罰金を自身の懐に入れる為です。

レンタル料金相場:1日200B(約737円)

 

②ロットゥー:Lotto

ハイエースを改造した車両で、相乗りが基本となります。

ロットゥーでは世界中のバックパッカーと友達になれる可能性があるのです。

バンコクから2時間近くロットゥー車内に一緒にいれば会話もするでしょう。

観光客同士意気投合し、一緒にアユタヤ観光する人も少なくありません。

但し、危険が高いことも頭の片隅にいておく必要があります。

危険な目に合って、2度とロットゥーに乗らないと決めている日本人もいる程です。

最も安い移動手段という事は、運転手やお客の質も比例する傾向にあるという事です。

ロットゥーご利用の際は、特に女性は用心して下さい。

所要時間:約1時間半〜2時間

アユタヤ行きのロットゥーは「チャトゥチャック・ミニバス・ステーション」(MINIBUS STATION CHATUCHAK)から出発します。

最寄駅:BTSモーチット(Mo Chit)駅

BTSモーチット駅(4番出口)から「チャトゥチャック・ミニバス・ステーション」行きの路線バスが出ています。

運賃:10B(約37円)

MRTチャトゥチャック・パーク駅(3番出口)でも行けるみたいです。

ファインは利用しなかったので、ここでは割愛します。

「チャトゥチャック・ミニバス・ステーション」は北バスターミナルの正面にあります。

北バスターミナルから無料のシャトルバスが出ているので、遠慮なく利用しましょう。

 

<チケット購入方法>

アユタヤ行きのロットゥーチケットは「Bの4番カウンター」で購入できます。

アユタヤまで:60B(約221円)

ちなみに「ロットゥー」は人数が集まりしだい出発するので発着時刻が決まっていません。

アユタヤの停車場は旧市街で、近くにレンタル自転車屋も多くあります。

レンタル自転車でアユタヤ遺跡巡りをするときは水を必ず用意しましょう。

まあまあ広く、日差しもかなり強いので水分補給は重要です。

 

 ③現地ツアー

お子様連れもしくは年配者はツアーに参加された方が楽かと思います。

日本円で2,000円くらいから半日ツアーや1日ツアーなど種類は豊富です。

ご自身に合ったツアーは、現地旅行会社を3社程回れば見つかるでしょう。

 

アユタヤ日本人町

14世紀から18世紀頃までアユタヤにあった日本人が多く住んでいた街です。

最盛期には、1,500人以上の日本人が住んでいたと言われています。

日本人町長の「山田長政氏」に興味ある方は訪れる価値はあるかもしれません。

しかし、ファイン的には、あまりオススメしません。

アユタヤ遺跡から8kmほど、離れており周囲には何もないのです。

炎天下の中、8kmの道のりを自転車で行くのはちょっと大変でした。

体力のない人は、熱中症対策が必要です。

営業時間:8時~17時

入場料:50B(約184円)

 

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

追伸

今回ご紹介した「アユタヤ遺跡」はいかがでしたでしょうか?

ファインは、「タイ鉄道」と「レンタル自転車」でアユタヤ遺跡を観光しました。

とても安く快適にアユタヤ遺跡観光を楽しむことが出来ました。

アユタヤ遺跡観光では「ゾウ」が有名ですよね。

しかし、ファインは利用しませんでした。

理由は、以下の記事で語っています。

【タイ観光の定番】「エレファントライディング」と「エレファントワールド」#99
エレファントライディング、絶滅危惧種、カンチャナブリ観光、ゾウの背中、エレファントワールド、アユタヤエレファントキャンプ、泰緬鉄道、クウェー川鉄橋、チョンカイの切り通し、アルヒル桟道橋、エラワンの滝、戦場にかける橋、白いゾウ、ゾウの保護施設

ちなみに「ロットゥー」を検討されている方は、くれぐれも自己判断でお願いします。

ロットゥーは、安いというメリットがありますが、トラブルもよく耳にします。

昨年、警察がロットゥーの摘発を行った結果、野球で使用するバットや、キャンプで使うなたなどが車内から出てきました。

ドライバーが観光客に何をしようとしていたか、彼らの目的は想像できますよね?

運転も荒く、事故も頻繁ひんぱんに起こしているのでタイ警察が常に注意喚起しています。

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管理人

性別    :男性
居住地域  :千葉
<自己紹介>
飛行機が飛ばない状況でも、未知の国へ行く意欲がまったく衰えない旅ブロガーです。ひとり旅を好むが寂しがり屋という矛盾した性格をしています。都内の大学卒業後、旅行会社へ就職。転職後も旅行関連の資格を取得し観光業界へ従事。添乗員を目指している方、国家資格取得を目標にしている方の参考になるネタを投稿していく予定です。海外旅行では、失敗だらけだけど無事に帰国できればokという考えで旅を続けています。同じ旅好き、もしくは観光業界への就職を目指している方々の役に立ちたいという思いでブログをはじめました。旅行に関する情報をシェアしあなたと一緒に成長できれば嬉しく思います♪

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