セゥラマット シアン、旅ブロガーのファインです。
今回から「インドネシア編」突入です。
インドネシア共和国は、2021年・世界平和度指数ランキングで42位になっています。
現在の首都はジャカルタですが、2024年カリマンタン島のヌサンタラに移転予定です。
カリマンタン島はインドネシアでの名称で、マレーシアではボルネオ島と呼ばれています。
国別の世界人口数ランキングでは、アメリカに次ぐ世界で4番目の人口を誇ります。
ちなみに、日本の人口数は11位です。
以前は日本から「エアーアジア・ジャパン」利用して往復3万円台で行くことが出来ました。
東南アジア周遊する方は、ブルネイやマレーシア、シンガポールから数千円台で行けます。
ということで、今回はインドネシアの首都ジャカルタ市内への移動方法について語ります。
スカルノ・ハッタ国際空港:Soekarno–Hatta International Airport
インドネシア初代大統領の「スカルノ」と副大統領「ハッタ」から命名されました。
ジャカルタのタクシー運転手は、「チェンカレン空港」と呼びますが同じ空港です。
空港のある場所が「チェンカレン地区」に隣接しているのそう呼んでいます。
スカルノ・ハッタ国際空港からジャカルタ市内中心部までの距離:約30㎞
距離的には、成田国際空港から千葉県八千代市くらいまでと言う感じです。
関西国際空港なら、ざっくりですが堺市までの距離と同じくらいでしょうか。
スカルノハッタ国際空港からの移動方法は、5つあります。
①タクシー:Taxi
▼メータータクシー
乗った距離に応じて料金を支払う方式
ジャカルタ市内は渋滞が本当にひどいのでタクシー移動はオススメしません。
時間帯により徒歩より遅いという光景も日常茶飯事です。
メーター料金以上の請求や遠回りなどのトラブルは他の国と同様にあります。
▼定額制リムジンタクシー
乗車前にタクシーカウンターで行き先を告げ、場所に応じた料金を前払いする方式。
料金先払いなので、メータータクシーのようなトラブルは避けられます。
コタ駅へ90,000IDR(約793円)~
ガンビル駅へ120,000IDR(約1,057円)〜
ブロックMへ150,000IDR(約1,321円)~
上記料金に高速道路の利用料は別途25,000IDR(約220円)ほどかかります。
~お勧めタクシー会社と運賃相場~
▼ブルーバード社
運転手もフレンドリーで、比較的トラブルが少ない傾向です。
▼シルバーバード社
シルバーバード社は市内まで300,000IDR(約2,649円)
他社よりは高めですが、英語を話せる運転手と車両が高級車ベンツなのが特徴です。
運賃相場:空港から市内まで約200,000IDR(約1,766円)
上記料金に高速道路の利用料は別途25,000IDR(約220円)ほどかかります。
~乗車場所~
到着フロアを出た所
所要時間:市内中心地まで50分~120分(渋滞により変動します)
②バス:Bus
空港から市内のガンビル駅(Gambir)やブロックM駅(Blok M)などを結んでいます。
通勤時間帯を除く所要時間:40~60分
通勤時間帯の所要時間:2~3時間
乗車場所:空港の到着ロビーを出た左側
運賃:50,000IDR(約440円)
運行時間:5時台~24時台(ダムリ社は午前2時から午後11時まで)
運行間隔:15~30分間隔
※ダムリ社、ブルーバードグループ社、HIBA UTAMA社、PPD社等複数のバス会社あり
どのバス会社を選んでいいかわからない場合、一番安定しているのがダムリ社です。
~チケット購入方法~
①「券売機」で行き先とバス会社を選んでから予約票を発券します。
②「予約票」をバス会社のカウンターに持って行き運賃を支払います。
③「予約票」にスタンプが押印されたのが「切符」になります。
④「切符」を自動改札機にかざしてバスに乗車します。
車体の色も行先もバラバラなので、車掌さんが連呼する行先をよく聞いておきましょう。
時刻表はありますが、時間通りに運行しないので確認してもあまり意味がありません。
③鉄道:Train
スカルノハッタ空港スカイトレイン(Kalayang Bandara Soekarno-Hatta)
空港ターミナルまでは直接乗り入れてないので「スカイトレイン」を利用します。
羽田の浜松町駅までのモノレールをイメージするとわかりやすいでしょうか。
スカルノハッタ空港第1⇒スカルノハッタ空港駅⇒第2⇒第3ターミナル
運賃:無料
所要時間:約7分
運行間隔:約14分
~スカルノ・ハッタ空港駅からの鉄道利用方法~
空港鉄道:Kereta Bandara
スカイトレインで、空港からスカルノハッタ空港駅へ移動します。
停車駅は5駅のみです。
①スカルノハッタ空港駅:Soekarno Hatta Airport(出発駅)
②バトゥ・チェペル駅:Batu Ceper
③デュリ駅:Duri
④スディルマンバル駅/旧Sudirman Baru:BNI CITY駅(名前が変更していますが同じ駅です)
⑤マンガライ駅:Manggarai(終着駅)
~チケットの購入方法~
チケットは2種類あります。
①Regular Ticket
②Reserve Seat
▼Mobile Raillinkのアプリ
▼チケット自動販売機(頻繁に故障するので常時スタッフがついています)
電車のチケットを購入するのに、電話番号の入力が必要です。
また、発車10分前になると乗車チケットは購入できなくなります。
※現金利用不可、「デビットカード」「クレジットカード」「プリペイドカード」のみ
運行時間:6時台~23時台
運行間隔:30分間隔
所要時間:約57分
運賃:70,000IDR(約618円)
※アプリで購入する場合は40,000IDR(約353円)
※以下の写真のように車内は混雑しており、平均時速55㎞でゆっくり走ります。
④配車アプリ
Grabのドライバー総数は、8ヶ国168都市で230万人以上いると言われています。
スカルノ・ハッタ国際空港からは、もちろん配車アプリの「Grab」も利用できます。
タクシーは勿論、ひとり旅には最適なバイクタクシーも使えるのでとても便利です。
配車アプリは登録時にSMS認証があるので、あなたの携帯番号が利用できる日本国内でダウンロードしておくことをオススメします。(日本語表記はありません💦)
~利用方法~
①iphoneユーザーの方は、app store からダウンロードします。
アンドロイドユーザーの方は、google play からダウンロードできます。
②初めてGrabを登録する方は、アプリ起動後「Your Mobile Number」タップします。
③「To protect your account ,We need to access your device details」をタップ
訳「あなたのアカウントを保護するために、デバイスの詳細情報にアクセスする必要があります」
④「Don’t allow」 「ok」 の表示で「ok」をタップします。
訳「許可しない」 「許可」
⑤あなたの電話番号を入力します。
この時に最初の「0」を省略して入力してください。
例えば「070」「080」「090」から始まる携帯番号なら、「7」「8」「9」から入力します。「+81」というのは日本のコード番号のことを意味しています。
⑥「full name」の表示が出たら、「名」「性」を入力します。
漢字で入力すると、現地のドライバーは読めないのでローマ字で入力しましょう。
⑦「email address keep updated with our promotions and news」
訳「キャンペーンやニュースなどの最新情報をお届けするメールアドレスです。」
⑧あなたが入力した電話番号に認証コードが届きます。
⑨届いた認証コード(PIN番号)を入力すれば、登録完了です。
⑩「Set a 6-digit Grab PIN」
訳「6桁のPIN番号設定」
⑪「Add an emergency contact」
訳「緊急連絡先を追加する」
⑫「Veritfy your email address」
訳「メールアドレスの確認」
⑬「Mobile number verified」 ←これを登録しなければPINコードが届きません。
訳「携帯電話番号の確認」
※現地でSIMを購入し、現地の電話番号があれば変更することも可能です。プロフィール編集画面から、名前やメールアドレスの変更もできます。変更後、「Edit(編集)」をタップしたら変更終了です。
⑭現地で実際に使用するときは、Grabアプリを起動します。この時に、ドライバーさんが停車しやすい場所、見つけやすい場所、を指定します。ファインは、配車アプリ初心者の時、このミスに気がつかないで運転手と出会えなかったことがあるのです💦
⑮目的地を入力し、バイクタクシーGrabタクシーか車種を選択します。車両により運賃が異なります。基本的なGrabタクシー運賃は、4分乗車して9,000IDR(約79円)です。バイクタクシーの運賃相場は、4分乗車して8,000IDR(約70円)です。
⑯目的地を入力し、運賃と車種を確認したら「Book:予約」をタップします。
⑰決済方法が「クレジットカード」か「現金」かを必ず確認しましょう。
⑱ドライバーさんのプロフィールが表示されます。評価が高いと★が多い人です。
⑲ドライバーを選択したら、どの辺りを走行しているのか地図で表示されます。
⑳ドライバーが到着したら名前とナンバーを確認して乗車します。
㉑目的地に到着したら、ドライバーさんの評価をしましょう。Grabアプリからそのドライバーさんに、チップを払うことも出来ます。
※ファインは一度も経験ありませんが、Grabアプリを利用中に「our drivers are busy」との表示が出ることがあります。これは、近くにいるドライバーが見つからないことを意味します。
スカルノ・ハッタ国際空港の第1・第2・第3ターミナルから利用可能です。
到着ロビーを出たところに、「Grab」の緑の看板があります。
しかし、緑の看板にGrabとは無関係の車両が停まっていることもあるので要注意です。
その車両は「Grab詐欺」の可能性があります。
ナンバーを確認しないで、その車両に乗車すると高額請求される可能性が高いです。
ファインが利用した時は、ジャカルタ市内まで合計177,000IDR(約1,561円)でした。
⑤空港送迎サービス
スカルノ・ハッタ国際空港から、予約したホテルまで送迎してくれるサービス
空港サービスを利用するには、事前申し込みが必要です。
運賃相場はタクシー以上ですが、身元がハッキリしているのでトラブルはありません。
空港出口で、ネームプレートを掲げている人を見かけたことはありませんか?
あの方々が、空港送迎サービスのドライバーさんたちです。
車種にもよりますが、ざっくり6,000円から10,000円くらいが一般的な運賃相場です。
数人で割り勘にすれば、驚くほど高額ではありません。
ファインは、ひとり旅で高額になるのであまり利用はしませんが・・・・・・💦
SIM:Subscriber Identity Module
日本人の多くが到着するターミナル3には2ヶ所、SIM売り場があります。
しかし、国際線到着ロビーでSIMを購入するのはあまりオススメできません。
少し移動が必要ですが、国内線ロビーの方がSIMを半額以下で買うことが出来ます。
携帯会社では、「TELKOMSEL」が高いですが比較的に安定しています。
料金重視の方は、「XL」を選択する人が多いです。
また、空港内でのSIM購入に関しては、個人的には推奨していません。
急ぎでなければ、空港よりも安くSIMを購入できますから♪
SIM代は日本字にとってそれほど大きな金額ではありません。
しかし、このような小さな積み重ねが節約旅行では大きな金額になるのです。
※今回は日本で「SIMロックを解除している」という前提で説明しました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介した空港からジャカルタ市内への移動情報はいかがでしたでしょうか?
個人的な考えで順位をつけてみましたので、参考にして頂ければ嬉しいです。
<ファインのお勧め順位>
1番:「鉄道」渋滞に左右されることがない(但し、チケット購入が少し問題あり)
2番:「バス」運賃が安い(渋滞が激しいので、時間に余裕がある人向き)
3番:「Grab」ナンバー確認さえすれば安心(荷物が多い時にオススメ)
4番:「タクシー」トラブルが多い(ジャカルタ初心者にはオススメできません)
5番:「空港送迎サービス」運賃が一番高い(トラブルはないが最初から高額設定)
ぜひご自身に合った移動方法で、無事にジャカルタ市内へ移動してくださいね♪
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