セゥラマット シアン、旅ブロガーのファインです。
日本人が大好きなインドネシアのバリ島♪
せっかく癒しを求めてバリ島を訪れてもトラブルに巻き込まれたら大変ですよね。
比較的治安のいいバリ島でも、注意しなければならないことはあります。
バリ島での日本人在住者は、約3,000人弱です。
そんなバリ島在住者の日本人と知り合ったファインは、夕食を一緒にしました。
その時に、バリ島の治安について話をしたのです。
そのバリ島在住者から得た日本人観光客が遭遇しそうなトラブルについて説明します。
また、バリ島に到着したら最初に必要なのが現地通貨です。
貴重な旅行資金は、損はしたくないですよね?
そんなバリ島初心者に、失敗したくない両替事情もお伝えします。
ということで、今回は日本人がバリ島滞在の注意するべき点について語ります。
両替&キャッシング
インドネシアでは法律によりインドネシアルピー以外の現金は使うことは出来ません。
日本からバリ島に来られた方は、インドネシア通貨の入手が必要になります。
<キャッシング:Cashing>
バリ島では、「VISA」「MASTERCARD」「JCB」の流通量が高い傾向にあります。
American Express、 Diners Club、 UnionPayの流通量は低いので注意が必要です。
バリ島では、インドネシア・ルピー以外にもアメリカドルや少し日本円も使えます。
ファインは、キャッシングで現地通貨を引き出す方法が主流になりつつあります。
ただバリ島ではスキミング被害が報告されているので、キャッシングに注意が必要です。
特に、
「無人のATM」
「コンビニのATM」
この2つはバリ島の中でも被害報告が、かなり多いので使わない方がいいでしょう。
ファインはブラジルでスキミング経験後、銀行ATMを利用するように心がけています。
スキミング被害に対しての補償は、カード会社により対応が異なります。
キャッシングが出来るATMには「Cirrus」「PLUS」のマークがあります。
キャッシングしようとしたら、最初にATMに上記マークがあるか確認しましょう。
ファインが、バリ島でキャッシングしたときのATM手数料は約57円でした。
利用日数分の利息を含めても、約70円くらいしかかかっていません。
キャッシング金額の約1%が手数料です。
両替手数料と天秤にかけると、ファインはキャッシングを優先的に選択しています。
<両替所:Money Exchange>
日本円からインドネシア通貨の「IDR:ルピー」に両替するときにも注意が必要です。
インドネシア通貨で一番高額紙幣が10万IDR(約872円)です。
次が、5万IDR(約436円)。
一番利用頻度が高いのが、2万IDR(約174円)1万IDR(約87円)でしょう。
チップなどに重宝するのが、5,000IDR(約44円)2,000IDR(約17円)です。
1,000ルピアは古い札とコインの2種類があります。
インドネシア・ルピアのコインもありますが、あまり流通していません。
500IDR(約4.36円)、200IDR(約1.74円)、100IDR(約0.87円)
まず絶対に損をするのが、日本の空港で両替してからバリ島に向かう事です。
バリ島だけでなく、首都ジャカルタなどインドネシア全般に言えることです。
ファインがバリ島を訪れた時で、約30%も違いましたからね💦
次に損をするのが、到着したデンパサール空港で両替してしまうことでしょう。
空港より街中の両替所の方がレートは良いのは、他国同様にここバリ島でも同じです。
ざっくりですが、デンパサール空港と街の両替所では3%は違います。
空港から市内移動する際に必要な最低限の現地通貨のみ両替すれば問題ありません。
あなたが、滞在するホテルでも両替してくれる所は多いでしょう。
しかし、レートに関してはあまりいいとは言えません。
面倒でなければ(損をしたくなければ)、ホテルでの両替はオススメできません。
結論を言えば、街の両替専門店で現地通貨をゲットすることをお勧めします。
但し、高レートの両替所でプレハブ的な所やお土産屋の奥にある両替所は避けましょう。
特に、ホワイトボードなどで良いレートが書かれている両替店などは悪徳両替所です。
そのような両替店でのトラブルは多数報告されています。
紙幣数をごまかすのは当然で、枚数を数える振りをして、カウンターの下へ落とす「マジック」という悪質な手品師の様な技を使う両替店もあるほどです。
彼ら詐欺師は、両替後金額をあまり確認しないのが日本人の特徴だと知っています。
また金額を確認しようとすると、後ろに並んでいる人から
「早くしろ」
と催促されます。
この場合、その場を離れてから両替した金額を確認してしまう日本人が多いのです。
その場を離れた瞬間、金額が足りないことに気がついてもどうしようもありません。
ちなみに、、
「早くしろ」
と後ろに並んで催促した人もこの両替所とグルですからね。
対策方法は、両替する前にある程度通貨レート計算をしておくことです。
両替所の前で、スマホに数字を打ち込んでいる姿を見せるだけで予防効果はあります。
ファインがバリ島でオススメできる両替所は2ヶ所のみです。
<ディルガハユ・バルタ・プリマ:Dirgahayu Valuta Prima>
緑色の看板が目印です。
「ウブド」や「クタ」などの観光エリアに多く出店していて、レートも良いですよ。
お店の雰囲気も明るく、両替による詐欺事件が一度も発生していないので安心です。
但し、土日祝祭日に両替することは避けましょう。
平日と比較して、かなり両替所のレートが悪くなるのはバリ島の常識なのです。
バリ島在住者は、土日祝祭日には決して両替はしませんから。
<セントラルクタ:Central Kuta>
インドネシアの中央銀行が経営している政府公認両替商です。
コンビニの中の支店を利用しなければ、安心感もあり信用度は高く便利でしょう。
バリ島内でデュルガハユ・バルタ・プリマよりも支店が多いので利便性が高いです。
但し、人気のある両替所なので常時混んでいます。
ある程度、待たされることを想定して両替に行きましょう。
営業時間:8:00~21:00
<上記2つの両替所が見つけられなかった場合>
日本人の多くが滞在する「クタ」や「ウブド」で、両替できない人もいます。
そういう方は、No Commissionと表示されている両替所を探しましょう。
簡単に言うと、「手数料なし」という意味です。
バリ島の両替所では、宿泊ホテルを必ず聞かれます。
聞かれない場合でも、用紙に記入するところが多いです。
あなたが宿泊するホテルの名刺カードを財布に忍ばせておくと安心ですね。
両替所によって「Local address」と表示されている場合もあります。
その場合も宿泊ホテル名を記入しておけば問題ありません。
ちなみに、日本円からインドネシア・ルピーへの両替は、最低金額が千円札からです。
バリ島最終日に、インドネシア通貨を調整しよう500円を出しても両替は出来ません。
1万円を出して、最終日に現地通貨が余るのを嫌う人は、日本の1,000円札を多く用意しておくといいでしょう。
ファインは、バリ島に限らず帰国日に現地通貨がなくなれば、カードだけで切り抜けます。
<簡単な計算方法>
インドネシアルピーは桁数が多いので、日本人には混乱しがちです。
その場合、ゼロを3つ取ります。
その数字に「8」をかければざっくりした金額が出ます。
宿泊エリア
バリ島で滞在エリアを選択する場合、ざっくりと海側と山側に分かれます。
<海側:Sea side>
海側なら「クタ」「レギャン」エリアに宿泊する方が大半を占めます。
このエリアは「クタビーチ」に徒歩圏内で、いつでも海に行くことが出来るのです。
パンタイクタ通り(Jl. Pantai Kuta)にはスーパーやショップなども沢山あります。
パンタイクタ通りの1本内陸側には、賑やかなレギャン通り(Jl. Legian)です。
1泊数百円台~の宿もありますので、リーズナブルに過ごすことも可能です。
オーシャンビューを楽しみたい方は、海沿いにも高級ホテルが並んでいます。
基本的には、クタビーチ周辺の宿泊費は海から離れるほど安くなる傾向にあります。
バリ島で食事や買い物をいつでも楽しめるのが、「スミニャック通り」です。
「レギャン」エリアに宿泊する人は、スミニャック通りを目的にしている人が多い傾向です。
カフェや雑貨、サーフショップなど並んでおり、人気が高まっています。
<山側:Mountain side>
山側を宿泊エリアとして選択するなら間違いなく「ウブド」でしょう。
暑いバリ島でも、ウブドは標高の高い涼しい高原エリアに位置します。
但し、ウブドまでは「ングラ・ライ国際空港」からは車で約1時間半ほどかかります。
ちょっと、空港から遠いのが「ウブドエリアを選択しない理由」第1位ですから。
しかし、渓谷や棚田、芸術の木細工、シルバー、などの工芸品の製作が有名です。
毎晩どこかでバリ舞踏の「レゴンダンス」や「ケチャックダンス」が行われています。
落ち着いた雰囲気を好む大人の観光客は「ウブド」滞在を選択する傾向にあります。
バリ島の治安:Security in Bali
世界中から観光客が訪れるので、比較的に安全に過ごすことが出来るでしょう。
但し、凶悪犯罪が少ないと言うだけで、軽犯罪は頻繁に起こります。
勿論、日本よりは治安が悪いので以下の点は注意が必要です。
▼例1
賑やかな通りを歩いていると
「日本人ですか?」
と声をかけられます。
「日本のお金を見たことがないので見せて欲しい」
とお願いされたら逃げましょう。
これは、インドではやっている手口ですが、近年バリ島でも増加傾向にあります。
もし、あなたが財布を出した瞬間にひったくられます。
彼らは、自分より足の遅いと思われる女性を狙う傾向にあるので要注意です。
ファインは、勿論無視しますが、用心のために盗まれてもいいダミーの財布を持っています。
▼例2
レギャン通りを歩いていると、片言の日本語で
「葉っぱ」
「大麻」
と声をかけてくる人がいます。
日本語が話せない人は、
「hemp」
または
「cannabis」
「Shinto paper offerings」
と連呼してきます。
彼らの手口は、我々が日本人だとわかると4人くらいで取り囲んできます。
ターゲットの日本人を囲んだら、
「安くするよ」
などと言いながら肩や腕や足などを触ってきます。
いつも連呼しているこのくらいの言葉しか話せないことが多いです。
多くの日本人は売人だと思い無視しますが、彼らの目的はあなたの財布です。
4人から同時に体を軽く触られ続けると、財布を抜かれてもほぼ気がつきません。
一人が財布を抜き取ったら、サーッといなくなります。
▼例3
パンタイクタ通りは、薄着の日本人女性が狙われています。
リゾート気分で解放感に浸っていて、体を触られる経験した日本人は少なくありません。
それは、意図的に日本人女性を狙っているからです。
欧米の女性は体を触られたら、毅然とした態度で反撃します。
しかし、日本人女性の多くは苦笑いするだけ。
日本人女性は体を触っても文句を言わないという噂はここバリ島では有名な話です。
体を触られて嫌だと感じたら毅然とした態度を取るしか防御方法はないでしょう。
日本の外務省が発表しているインドネシアの「危険情報」は、4段階中最も危険性の低い「レベル1(十分注意してください)」となっています。
上記の3つの注意点さえ気をつけておけば、それほど心配する必要はありません。
2002年に起きた「爆発テロ事件」を知らない観光客も増えてきているほどです。
<補足>
ファインはアルコールが飲めないので、ナイトクラブに足を運ぶことはありません。
但し、バリ島のナイトクラブでは睡眠薬強盗などの犯罪が多発しています。
ターゲットは女性なので、声をかけられたら警戒を怠らないようにしましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介したバリ島の両替事情と治安については、いかがでしたでしょうか?
この記事でバリ島の治安について触れましたが、近年バリ島で荷物を勝手に運び、チップを請求する輩は激減したと旅人から聞きました。
バリ島は、観光で成り立っているので自治体が観光客を守ろうと動いているようです。
以前のバリ島では、「テロ」や「殺人」「違法薬物」などの問題もありました。
自治体の努力の成果でしょうか、最近はほとんど見られなくなっています。
今回紹介した注意事項は、ごくごくわずかな代表的な注意しなければならない例です。
比較的安全なバリ島は、コロナ禍収束後オススメできる観光地なのは間違いないですよ。
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