【タイの玄関口】スワンナプーム国際空港とドンムアン国際空港からの移動方法#93

Thailand
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サワディークラッㇷ゚、旅ブロガーのファインです。

東南アジアで、日本人に一番人気のある国と言えば「タイ王国」ですよね。

2021年の世界平和度指数ランキングで、113位にランキングされています。

タイ王国は治安がいい印象なので、ファイン的にはこのランキングはかなり意外でした。

タイ王国の首都「バンコク」には、国際空港が2つあります。

初めて「タイ」を訪れるという方のために、わかりやすくまとめてみました。

タイ王国が正式名称ですが、この記事では馴染み深い「タイ」で統一します。

 

ということで、今回は微笑みの国「タイ」の空港から市内移動方法について語ります。

 

 

FSCとLCC

日本からバンコクの直行便:約6時間

食べ物も日本人に合うし、治安も比較的にいいので日本人に人気の国です。

タイへは、ざっくりと2種類の航空会社のどちらかを選択して渡航することになります。

 

<FSC:フルサービスキャリア>

「レガシーキャリア」とも呼ばれていますが、ここでは「FSC」で統一します。

従来型の旅客サービスを提供している航空会社を「FSC」と呼びます。

FSCは、ファースト・ビジネス・エコノミーなど複数の座席種類を提供しています。

機内食や飲料も運賃に含めて提供する共通点があるのも「FSC」の特徴です。

荷物に関しても、重量制限はあるものの運賃に含まれている許容範囲きょようはんいが広いです。

日本では、日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)が「FSC」に該当がいとうします。

JAL

 

<LCC:ローコストキャリア>

余分なコストをはぶき、効率化により安い運賃を提供している航空会社のことを指します。

LCCは、座席幅が狭かったり受託手荷物や飲食も有料の場合が多いのが特徴です。

少ない機材で何度も往復するので、清掃がきちんとされていないこともあります。

一度遅れると、次も、またその次の便も遅れることになり遅延が頻繁ひんぱんに起こります。

アジアでは、エアアジア、スクート、ノックエア、ライオンエアがLCCに該当します。

エアアジア

 

お金があるけど時間がない人は「FSC」

時間はあるけどお金がない人は「LCC」

ざっくりですが、お客のニーズを考慮するとこんな感じになるでしょう。

<日本からタイの航空運賃>

「FSC」約60,000円台~80,000円台

「LCC」約20,000円台~40,000円台

キャンペーンや時期により変動しますが、上記がタイまでの相場運賃です。

 

 

 

2つの国際空港

冒頭でもお伝えしましたが、バンコクには2つの国際空港が存在します。

乗り入れている航空会社により、到着する空港が異なります。

①スワンナプーム国際空港(FSC)

②ドンムアン国際空港(LCC)

 

 

 

スワンナプーム国際空港からの市内移動方法5選

①タクシー:Taxi

ファイン的には、悪質ドライバーがいるので初バンコクの方にはオススメできません。

また、他の移動手段よりも運賃が高額です。

通常の運賃+空港使用料+高速代

バンコク中心部までの運賃相場は、400〜500B(1,467円〜1,833円)です。

営業時間:24時間

所要時間:40分~60分(バンコクの道路は渋滞が激しいので60分以上かかる場合あり)

<利用方法>

利用するには1階の4番から7番付近にある「発券機」で配車票を発券します。

発見方法は、券売機画面の「PRESS HERE」をタッチするだけなので簡単です。

発券された配車票の記載番号レーンに並んでタクシーに乗車しましょう。

スワンナプーム国際空港タクシーの中には、悪質なドライバーが紛れ込んでいます。

初めて訪れたバンコクで、土地勘がないと遠回りされているかもわからないでしょう。

そのような方は、ぼったくり防止の観点から必ずメーターの確認だけはして下さい。

料金は初乗りの35B(約128円)からスタートします。

バンコク市内の渋滞道路を埋め尽くすタクシー

 

②ATOリムジン

「ATOリムジン」って、関東の方にはあまり馴染みがないでしょうか?

これは、スワンナプーム国際空港公式のハイヤーサービスのことです。

ハッキリ言って運賃が高額です💦

メリットは、行先により運賃が決まっているので安心感が得られる点でしょうか。

女性の一人旅、又は深夜到着便でやや不安な方には利用価値は高いと思いますが・・。

運賃相場:1,050B~1,500B(約3,843円~約5,490円)

<利用方法>

スワンナプーム国際空港到着ロビーにあるカウンターで、直接予約できます。

営業時間:24時間

所要時間:40分~60分

 

③配車アプリ:Grab

荷物の多い方に、オススメの移動方法です。

スワンナプーム国際空港に到着後、アプリを起動したら到着出入口の番号が出てきます。

その中から、「Arrival Entrance 4」を選択します。

目的地を選択し、「book」をタップするだけです。

利用方法の詳細は、過去記事の<番外編>をご覧ください!

ベトナム中部「フエ」から「ダナン」と「ホイアン」から「ダナン」の移動方法#85
ダナン・フエ・ホイアン移動方法、タクシー、バス、鉄道、チュンタム・ダナン・バスターミナル、アン・クー・バスターミナル、ツーリストバス(スリーピングバス)、ミーケービーチ、Grabの登録と利用方法、レンタルバイク、ホイアン・エクスプレス、スリ

 

④ロットゥー

個人的にオススメなのが、移動手段運賃最安値の「ロットゥー」です。

車両は、ハイエースのようなバンタイプです。

10人ぐらいの乗り合いバスで、多少旅慣れている方向きかもしれません。

「旅をしているなぁ~」

という感覚が強く感じられて楽しいですよwww

オススメしておいてなんですが、デメリットがあります。

乗車場所が、スワンナプーム国際空港から4km離れた場所にあるのです💦

(空港からロットゥ―が発着するバスターミナルまでは無料シャトルバスがあります)

更に、降車場所は「BTSオンヌット駅」「戦勝記念塔」の2ヶ所しかありません💦

(「戦勝記念塔」は「BTSビクトリーモニュメント駅」の近くです。)

また、大きい荷物は追加で1人分の料金を請求される可能性があります💦

所要時間が余分にかかるので、急いでいない方向きの移動方法です。

運賃:30B~50B(約110円~183円)

ロットゥー

 

⑤エアポートレールリンク:ARL

最後に紹介するのが高速鉄道です。

「エアポート・レール・リンク(ARL)」と呼ばれており、2010年に開業しました。

「エアポートレールリンク」は、高速鉄道でロットトゥと並ぶオススメ移動方法です。

「スワンナプーム空港」から「パヤー・タイ駅」まで全8駅

所要時間:約27分

運行時間:5時台~24時台

 

<運賃と時間>

▼LAT KBABANG(ラートクラバン駅)5分 15B(約55円)

▼BAN THAP CHANG(バーンタップチャーン駅)10分 20B(約73円)

▼HUA MAK(フアマーク駅)14分 25B(約92円)

▼RAMKHAMHAENG(ラームカムヘーン駅)18分  30B(約110円)

▼MAKKASAN(マッカサン駅)22分  35B(約128円)

▼RATCHAPRAROP(ラーチャプラーロップ駅)25分 45B(約165円)

▼PHAYA THA(パヤー・タイ駅)27分 45B(約165円)

 

<乗車場所と切符購入方法>

「スワンナプーム国際空港」の地下1階と直結しています。

空港到着ゲートを出たら「Airport Rail Link」の看板通り地下1階に移動しましょう。

看板通りに進むとチケット売り場があります。

改札左が窓口で

「ワン(一人)

「アダルト(大人)

と目的の駅名を伝えるだけです。

発音に自信がなければ紙に書いて窓口の人に渡せば理解してくれますよ。

 

<早朝or深夜で窓口が開いていない場合>

チケット券売機(タッチパネル式)

①言語を「ENGLISH」にします。

②目的駅をタッチします。

③購入枚数を選択(1から5まで)

④Total price(合計金額)が表示されたら、その金額を入れます。

⑤コインの形をした「トゥークン」が出てきます。

⑥「トゥークン」を改札の黄色い部分にタッチしましょう。

⑦セキュリティゲートでチェックを受けます。(バンコクの駅ではよく見かける光景)

⑧電車に乗り、自分の目的駅で降車します。

⑨「トゥークン」を改札に入れて駅を出ましょう。

「マッカサン駅」と「パヤー・タイ駅」はBTSと直結していてここで降りる人が多いです。

 

 

 

ドンムアン国際空港からの市内移動方法3選

市内までの距離:約30km

 

ドンムアン国際空港

 

①メータータクシー

営業時間:24時間

運賃:通常運賃+高速道路使用料(高速道路使用時)50~70B+空港使用料50B

ドンムアン空港内の配車カウンターを利用すれば、トラブルを軽減できるでしょう。

空港1階到着ロビー8番出口前に乗車エリアがあります。

<利用方法>

乗車時にメーターのスタートの数字は「35」になっているか必ず確認しましょう。

所要時間:約50分(渋滞時には90分以上かかることも覚悟しましょう)

 

<時間と空港利用料を節約する方法>

タイへ何度も来ている人は3階出発ロビーからタクシーに乗ります。

3階出発ロビーは市内からタクシーで空港へ来た人が降りる場所です。

実はここから乗車すれば、空港利用料の50B(約183円)がかかりません。

小さい空港なので1階8番でタクシー待ちの行列ができることが頻繁ひんぱんに起こります。

3階から乗車すればタクシー待ちの無駄な時間も空港利用料50Bも節約できますよ。

※女性は夜間タクシーに乗ることはお勧めしません。

現地のタイ人女性も危険を避けるために深夜タクシーにはあまり乗らないのです。

 

 

②バス:Bus

第1旅客ターミナル6番出口前乗車

★BMTA BUS:4路線

A1:ドンムアン空港~BTSモーチット駅~モーチットバスターミナル

運行時間:6:50~24:00

運賃:30B(約110円)

A2:ドンムアン空港~BTSモーチット駅~戦勝記念塔

運行時間:07:00~23:00

運賃:30B(約110円)

A3:ドンムアン空港~プラトゥーナム~BTSラーチャダムリ駅~ルンピニー公園

運行時間:07:00~23:00

運賃:50B(約183円)

A4:ドンムアン空港~ワット・チャナソンクラーム前(カオサン通り)~王宮前広場

運行時間:07:00~23:00

運賃:50B(約183円)

 

★Limo Bus

ドンムアン空港~シーロム~サイアム~カオサン通り

運行時間:09:30~24:30

運賃:一律150B(約550円)

 

★スワンナプーム国際空港行きシャトルバス

乗車にはスワンナプーム国際空港発の航空券が必要になります。

運行時間:05:00~24:00

運賃:無料

※ドンムアン国際空港とスワンナプーム国際空港を間違える人が頻繁に利用します。

 

★路線バス

旅客ターミナル前を通るウィパワディランシット通りに路線バスのバス停があります。

<バス路線>

29番系統(ランシット~ドンムアン空港~BTSモーチット駅~マーブンクロンセンター前~フアランポーン駅)

運行時間:05:00~22:00

59番系統(ランシット~ドンムアン空港~カオサン通りそば~王宮前広場)

運行時間:05:00~22:00

運賃:エアコンなし6.5B(約24円)

:エアコンあり9B(約33円)

 

③国鉄

1階到着ロビーから2階へ移動しましょう。

道案内表示に従って歩道橋を渡ると国鉄ドンムアン駅に到着します。

「フアランポーン駅」までの所要時間:約40分~60分

チケットカウンターは駅のホームにあります。

「フアランポーン」と窓口で伝えるだけで大丈夫です。

運行時間:3時台~22時台

運行間隔:10分~40分

運賃:5B(約18円)

バスやタクシーのように渋滞に巻き込まれることないし、安いので一番お勧めです。

ローカルな雰囲気が味わえるので、タイに来たことを感じることが出来ますよwww

 

<要注意>

2021年11月レッドライン開業

バンスー中央駅(バンスーグランドステーション)が新しいターミナル駅になります。

地方へ向かうタイ国鉄の長距離列車もバンスー中央駅が始発(終着)駅になります。

フアランポーン駅

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

追伸

今回ご紹介した2つの国際空港からの移動方法は、いかがでしたでしょうか?

バンコクは、日本人も多く、食事も美味しく、とても魅力があります。

バンコク中心部への移動方法は沢山あるので、ぜひご自身に合った方法を見つけて下さい。

また新ターミナル駅の開業後「フアランポーン駅」が廃止となるか継続となるか要注目です。

雰囲気がありとても好きなターミナル駅だったのに、個人的に廃止になったら残念です。

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管理人

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居住地域  :千葉
<自己紹介>
飛行機が飛ばない状況でも、未知の国へ行く意欲がまったく衰えない旅ブロガーです。ひとり旅を好むが寂しがり屋という矛盾した性格をしています。都内の大学卒業後、旅行会社へ就職。転職後も旅行関連の資格を取得し観光業界へ従事。添乗員を目指している方、国家資格取得を目標にしている方の参考になるネタを投稿していく予定です。海外旅行では、失敗だらけだけど無事に帰国できればokという考えで旅を続けています。同じ旅好き、もしくは観光業界への就職を目指している方々の役に立ちたいという思いでブログをはじめました。旅行に関する情報をシェアしあなたと一緒に成長できれば嬉しく思います♪

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