ナマステ、旅ブロガーのファインです。
前回のブログで、インド編は最終回とお伝えしました。
しかし、インドの「食」について全然触れていないことに気がついちゃいました
海外旅行で「食」はとても重要ですよね。
インドはカレーばかりだと思っていませんか?(実際の所、カレーが多いんですけど)
ということで、今回は番外編として「インドグルメ」について語ります。
ビュッフェ形式:Buffet
インドのツアーに参加すると、ビュッフェ形式で食事することが多い傾向です。
但し、日本人の多くが勘違いをしているのがバイキング形式との違いです。
セルフサービス的な意味では共通しています。
しかし、海外のビュッフェ形式は「食べ放題」とは限りません。
お皿に取った分だけの料金を支払うのが、通常のビュッフェ形式です。
バイキング形式は、和製英語である日本の文化で「食べ放題」となります。
日本人がやりがちな勘違いは、もう一つあります。
それは、お皿です。
日本人はおかわりをするときに、お皿を取り換えない人が多いのが目立ちます。
海外では、特にインドでは食べ終わったお皿は「不浄」のものとされています。
不浄のお皿に食事を乗せると、インド人は眉を顰めます。
インドで食事をするときは、この常識を頭の片隅に置いておくといいかもしれませんね。
以下は国に関係ないルールです。
・お皿にとった食事は残さないこと(中国を除く)
・食事は左側から時計回りにとること
日本人の行動は、けっこう見られていますよ。
海外で恥をかかないよう、最低限のマナーに注意して食事を楽しみましょう。
タンドリーチキン:Tandoori chicken
北インドの料理では、「タンドール」という円筒形の土窯がよく使われます。
このタンドールで焼くチキンが、インド定番料理の「タンドリーチキン」です。
ヨーグルトやスパイスなどで漬け込んだ鶏肉を、金串にさしてつりさげて焼きます。
カレーと一緒に食べる「ナン」は、タンドールの内側に貼り付けるようにして焼きます。
タンドリーチキンは、骨付き肉の王朝料理でした。
ヒンドゥー教徒は、牛肉・豚肉を食すことを避けるため、鶏肉や羊肉が主流なのです。
タンドリーチキンに使われるスパイス
・コリアンダー
・クミン
・カルダモン
・ターメリック
チキンティッカ:Chicken Tikka
骨なしの鶏肉でタンドリーチキンと同じように作られる料理です。
基本的に「タンドリーチキン」は骨付きです。
スパイス:Spices
インドでは、スパイスの種類が沢山あり、カレーでも1種類だけ使うことはありません。
ツアーでインドをとずれると、朝・昼・晩とカレーが出てくることがあります。
毎回カレーは飽きるとクレームを伝える客に対して、毎回スパイスが違うと答えます。
日本人になじみのあるカレー粉は、すでに数種類のスパイスが配合されています。
市販商品は、美味しく仕上がるような味の調節がされています。
スパイスを楽しむのがインド通らしいですが、辛さの強弱くらいしか違いがわからない。
パニプリ:Pani puri
屋台などでも食べられるインド定番のおやつです。
丸くて薄い揚げボールに穴が空いていて、中にじゃがいもや豆などの具が入っています。
一緒に出てくる意味不明の液体を注いで食べます。
この意味不明な液体は、「タマリンドウォーター」と「チリウォーター」の混合みたいです。
軽くうなずいたけど、説明されても理解できませんでした。
試しに飲んでみると、酸味と辛味とほんのり甘味がブレンドした感じです。
見た目ほど不味くはありません。
スナックと一緒に口に入れるとパリパリのスナックが、「シャクシャク」になります。
これは、好き嫌いがはっきりと分かれるのではないでしょうか?
サモサ:Samosa
インド軽食の代名詞と言っても過言ではないくらいどこでも食べることが出来ます。
じゃがいもやグリンピースなどの具を様々なスパイスで味付けした食べ物です。
小麦粉で出来た生地で包み揚げた見た目は揚げパイのように見えます。
1つ食べてみると、揚げ餃子に、香辛料であるクミン、コリアンダーシード、ターメリックなどで味付けた具材を巻いた少しスパイシーな感じです。
具材はじゃがいも、玉ねぎ、レンズ豆、羊のひき肉を潰したものが代表的です。
コルマ:korma
「ダヒ」と呼ばれているヨーグルトに生クリームやナッツをペースト状に潰した料理です。
カレーは食べ飽きたけど、これは抜群に美味しかったです。
インド旅行の食事で、個人的には一番と言っても過言ではありません。
ヨーグルト好きな日本人にも合うと思います。
インドは以外にもベジタリアンが多いので、ベジタリアン用のコルマを頂きました。
ビリヤニ:Biryani
世界3大炊き込みご飯のひとつです。
南インド発祥らしいですが、北インドでも食べられます。
ちなみに、他の2つはスペインのパエリヤと日本の松茸ご飯だそうです。
独特な香りの「バスマティ・ライス」というお米に、スパイスを配合した炊き込みご飯です。ビリヤニに入れる代表的なスパイスは、カルダモン、シナモン、ターメリック、コリアンダー・クローブなどです。
ビリヤニは、半茹でにした米と、別途調理された具材を合わせて炊き込みます。
チャナマサラ:Channa Masala
ひよこ豆のカレーです。
また「カレー」かいっ、って思いますよね。
ベジタリアンに人気の家庭料理です。
ひよこ豆は、日本で見かけることは少ないですが南米など海外ではよく目にしますよ。
チャナ=ひよこ豆
味は、店によって異なりますが辛味と酸味が混ぜ合わさった感じです。
インドの市場へ行くと、生き物を捌いているシーンを見かけます。
動物を捌いているところを見ると、しばらく肉が食べられなくなる人が多いです。
そんなときに、お勧めできるインド料理です。
チャパティ:Chapati
ロティの一種です。
薄いクレープのような形状です。
ちなみに、チャパティの生地を油で揚げたものが「プーリー」です。
ナンとの違いを聞く日本人が多いですが、ナンは高級品でチャパティは庶民的な感じです。
カレーとの相性がいいので、インド全土でナンよりもチャパティをよく食べています。
ラドゥ:Laddu
インドの伝統的なお菓子です。
原材料は、ベサン粉(ひよこ豆の粉)とギー(発酵バター)と大量の砂糖です。
ざっくり説明すると、団子状のクッキーですね。
チャイとセットで食べる人が多いみたいです。
大量の砂糖が入っていて、チャイも甘いので、甘党じゃない人は厳しいかも・・・・。
余談ですが、ヒンドゥー教の神様「ガネーシャ」もラドゥが好きみたいですよ。
誰が確かめたんじゃいっ 笑
ポコラ:Pakare
スライスした野菜にひよこ豆粉を溶いてインドのスパイスを混ぜて油で揚げます。
インド風天ぷらという感じなので、日本人に合わないわけがありません。
シュリンプカレー:Shrimp Curry
エビ入りのカレーです。
インドの内陸部では、食べない方が無難です。
面積も広く、輸送手段が脆弱なインドでは時間もかかるので腐っている可能性が高いです。
海辺に面している地域の「シュリンプカレー」はお勧めです。
マンゴラッシー:Mango Lassi
ラッシー:ヨーグルトベースの飲み物
ドロッとしたラッシーとさらっとしたラッシーなど店により違いがあります。
美味しいですが、インドが暑くても氷抜きで注文しましょう。
氷入りのラッシーを注文すると、ファインと同じ洗礼を受けることになります。
バナナフライ:Fried Banana
インドの屋台などで見かけます。
バナナを平らに潰してから油で揚げて作ります。
レモンライス:Lemon Rice
レモンライスとは、南インドの料理のひとつ。
様々なスパイスをインディカ米、レモン汁と炒めた料理です。
インドでは、ご飯に風味がついていてカレーやチキンと一緒に食べます。
パニール・ティッカ:Paneer tikka
ベジタリアンに好まれるチーズと野菜の串焼きで、北インド料理です。
paneer = インドのチーズ
tikka = 細かく分けたもの
一口サイズにカットしたパニールをヨーグルトに漬け込んだ後、窯で焼きます。
イドリ:Idli
豆と米粉から作った蒸しパンです。
専用のイドリ型に生地を入れて蒸して造ります。
南インド料理ですが、ツアーに参加すると高確率で朝食で提供されることが多いです。
北インドでは、おやつ感覚で食べる風習があります。
カチョリ:Kachori
インドの揚げパンと言ったところでしょうか。
ラージャスターン州でよく見かけます。
具材は屋台により異なります。
写真①のように、揚げてそのまま食べても美味しいです。
写真②のように、グレービーと呼ばれるソースをかけて食べるのが人気があります。
リャンチャ:Lemcha
西ベンガル で調理された インドで最も人気のある甘い料理です。
インドでも料理と言うよりもお菓子として食べられています。
辛いカレーに飽きたら、口直しに甘いデザートはいかがでしたでしょうか?
砂糖シロップに長時間漬け込んでいるので、甘党の方はかなり喜びます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
番外編の「インドグルメ」はいかがでしたでしょうか?
今回紹介した屋台で売られている「油料理」は要注意です。
古い油を使用していることが多いので、屋台によってはお腹を壊します。
基本的にインドの料理は、カレーをベースにしています。
「毎日カレーばかりで飽きないのか?」と日本人ならそう考えますよね?
ファインも同様に思いました。
インド人曰く、スパイスが違うので、同じメニューを食べている意識がないらしいです。笑
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