ナマステ、旅ブロガーのファインです。
あなたは、ラージャスターン州にある「シティ・パレス」をご存じでしょうか?
ラジャスタン様式とムガール様式が融合したとても美しい建造物です。
首都ジャイプールの定番観光地「シティ・パレス」は1726年に建てられました。
現在もマハラジャが住居にしています。
マハラジャ=偉大な王、高位な王、藩王
そのマハラジャが居住しているシティ・パレスに現在泊まることが可能なのです。
ということで、今回はジャイプール観光の定番「シティ・パレス」について語ります。
シティ・パレス:The City Palace
シティ・パレスは、首都ジャイプールのピンク・シティ中心部に位置しています。
ラジャスタンの様式とムガールの様式が融合した独創的かつ芸術性の高い建造物です。
白く輝く7階建ての宮殿は、200年以上マハラジャの住居として使用されています。
マハラジャの住居以外の大部分は博物館として一般公開されています。
ムバラク・マハル:Mubarak Mahal
シティ・パレスに足を踏み入れると最初に目に飛び込んでくるのが、外壁の細かい彫刻に目を奪われる白亜の迎賓館です。
入口には白装束で頭に赤いターバンを巻いたインドらしい門番が多数常駐し警備しています。
多くの観光客が写真撮影していたので、どさくさに紛れ一緒に写真を撮ってもらいました。
現在は門番の役割よりも、観光客の為の役割の比重が大きのでしょう。
もちろん、写真を撮ったらチップを渡さなければなりませんけどね。
元々は、外国要人のレセプションホールを目的として建設されました。
現在は、「マハラジャサワイマンシン2世博物館」となっています。
博物館内には、マハラジャが使用した豪華な衣装や武器が多数展示されています。
ラジャスタンの装飾文化と衣装は、これぞエキゾチックという感じでお洒落女子に人気です。
チャンドラ・マハル:Chandra Mahal
1727年から1734年にかけて建設された7階建ての壮大なシティ・パレスの主殿です。
「月の宮殿」を意味し、ピラミッドのような形状やおびただしい数のアーチが印象的です。
現在も王族の住居となっており、一般人は立ち入ることはできません。
但し、1階の小さなギャラリーだけは公開されています。
白を全体の基調にし、屋根やバルコニーは赤いアクセントで塗色されています。
イスラム文化のムガール建築の影響を受け、細い柱とアーチ状の窓、丸い屋根が特徴です。
ここの見所は、内部の細かい彫刻と中庭を囲む回廊の4方向の扉に施された装飾です。
チャンドラ・マハルを代表する装飾が「くじゃくの扉」です。
たくさんのアーチが組み合わされた形状を孔雀の羽として表現しています。
ピタム・ニワス・ チョウク:Pritam Niwas Chowk
チャンドラ・マハルの正面にある中庭です。
豪華な「孔雀の扉」をはじめとし4つの美しい扉がありインスタ映えスポットで人気です。
青を基調とした扉や赤を基調とした扉など一つひとつ異なるデザインの扉が4つあります。
①ピーコックゲート
②ロータスゲート
③レヘリヤゲート
④ローズゲート
その中に、蓮の花が描かれたピンクとグリーンの扉に目を奪われます。
華やかな色彩と緻密な装飾…見事な芸術性に思わず目が釘付けになってしまいます。
ガイドさん曰く、4つのゲートは四季を表現しているとのことです。
アナンド・マハル:Anand Mahal
かつてハレムとして使われ、現在はたくさんの武器が並んでいる武器博物館となっています。
ハレム = 宮殿などの婦人たちの居住する場所
「禁ぜられた」「神聖なる」という意味があります。
イスラム社会での女性専用の居室を意味し、一定の近親や夫以外の男は出入を禁止されているエリアです。
ここはあまり人気がないようで、写真も撮らずスルーされる観光客が多いです。
武器が並んでいるので、どちらかというと男性の方が興味を示すかもしれません。
ディワニ・アーム:Diwan-i-Aam
中央に位置し、かつては一般謁見の間でしたが、現在は美術ギャラリーとして使われています。
豪華な吹き抜けの建物で、シャンデリアや高さ1.6mもある銀製の壺が置いてあります。
この銀製の壺は、ギネスブックに「世界で一番大きな銀製品」として認定されています。
ピンクを基調にして、真っ白な柱はなんとなく女子うけしそうな雰囲気です。
当時マハラジャがイギリスを訪れる際、ガンジス川の水で沐浴する目的で作られました。
インドからイギリスへ移動する間に水は腐ちゃうよ、と思いませんでしたか?
日本人には汚いガンジス川でも、ヒンドゥー教徒にとっては神聖なものなのです。
ちなみに、ガイドさんが比較説明されるディワニ・カースは 貴賓謁見の間のことを指します。
BARADARI
シティ・パレス内にある高級レストランです。
インドの喧騒と衛生面が気になる方にはオススメのレストランです。
インド人はほとんど見かけず、客層は外国人ばかりでした。
吹き抜けの空間にイスとテーブルが置いてある欧州風のレストランです。
テラスだけを見ると、ここがインドであることを一瞬忘れさせてくれます。
この高級レストランは、値段的には日本のレストランと同じくらいでしょうか。
ビールが、200Rsです。
1Rsを大体1.5円で計算すると、日本円で300円くらいでしょう。
入場料:Entrance Fee
シティ・パレスの入り口にチケット売り場があります。
外国人とインド人でチケット売り場が別の窓口になっています。
ちなみに、インド人の入場料は130Rsですよ。
外国人観光客とは5倍以上も入場料に開きがあります。
クレジットカードはJCBは利用できませんが、VISAは使用可能でした。
入場料を払うと印刷したA4サイズ以上の大きな紙を貰えます。
日付と営業時間とバーコードと領収書代わりなのか支払った金額も印刷されています。
その紙を入口で係りの方に見せて入場します。
チケットにしては、あまりにも紙が大きかったですけどね。 笑
営業時間:9時30分~17時
<外国人入場料の種類>
COMPOSITE:700Rs(シティ・パレス内のすべてのギャラリー)
MUSEUM:1,000Rs(上記+ジャイガル王の慰霊碑)
ROYAL GRANDEUR:2,000Rs
ROYAL SPLENDOUR:3,500Rs(軽食付きロイヤル・パレスツアー)
インスタグラムなどでよく見かける写真が撮れるのがロイヤル・パレスツアーです。
日本円に換算すると約5,250円なんて、いくら宮殿ガイド付きでもちょっと高くないですか?
なんと、あのタージマハルよりも高額なんですよ。
まぁ、現在もマハラジャたちが住んでいる場所を見せてもらえるなら仕方ないですが💦
ロイヤルパレスツアーの3つの見どころ
①ショバ・ニワス
②チャヴィ・ニワス(よくインスタにアップされている青い部屋のがここです)
③ランマン・ディール
アクセス:Access
風の宮殿(Hawa Mahal)から徒歩3分
エアービーアンドビー:Airbnb
エアービーアンドビーとは、日本でも一時期騒がれたざっくり言えば民泊のことです。
このシティ・パレスでは、なんとAirbnbを利用して宿泊することも出来るんです。
とてもカッコいいマハラジャがシティ・パレスでAirbnbを始めたのです。
2019年は記念プロモーション価格で1泊約10万円でした。
現在は、定価の83万円台から88万円台で落ち着いているようです。
ファインにはどちらにしても関係ない話ですが、興味のある方は以下をチェックして下さい。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介した「シティ・パレス」はいかがでしたでしょうか?
シティ・パレスのマハラジャはかなりのイケメンじゃないですか?
まあ、プロモーション価格でもファインには手が出せない金額でしたけどね 笑
過去に紹介した「風の宮殿・ハワーマハル」から近いので、セットで観光する方が多いです。
ジャイプールを訪れた際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
コメント