ボアタールジェ、ボンジュール、旅ブロガーのファインです。
突然ですが、あなたはシェンゲン協定(Schengen Agreement)をご存じでしょうか?
シェンゲン協定とは欧州間においてパスポートコントロールなしで移動できる協定です。
ルクセンブルクのシェンゲンという都市で署名された協定という事から命名されました。
現在は、ヨーロッパの26ヶ国が加盟しています。
フランスは「シェンゲン協定国」なので、パスポートチェックはありません。
ちょっと寂しい気もしますが、パスポートチェックがない欧州移動は楽ですね。
ちなみに、バチカン市国とサンマリノ共和国はシェンゲン協定に加盟していませんが、国境審査を行っておりません。
詳細を語ると、本題からかなり離れてしまうのでここでは割愛します。
ということで、今回はポルトガルから日本人が好きなフランスのパリへ移動します。
シェンゲン協定加盟国
冒頭で述べたシェンゲン協定には、現在以下の26ヶ国が加盟しています。
①ポルトガル共和国
②スペイン王国
③フランス共和国
④イタリア共和国
⑤スイス連邦
⑥リヒテンシュタイン公国
⑦オーストリア共和国
⑧ドイツ連邦共和国
⑨ルクセンブルク大公国
⑩ベルギー王国
⑪オランダ王国
⑫デンマーク王国
⑬アイスランド共和国
⑭ノルウェー王億
⑮スウェーデン王国
⑯フィンランド共和国
⑰エストニア共和国
⑱ラトビア共和国
⑲リトアニア共和国
⑳ポーランド共和国
㉑チェコ共和国
㉒スロバキア共和国
㉓ハンガリー
㉔スロベニア共和国
㉕ギリシャ共和国
㉖マルタ共和国
ウンベルト・デルガード空港:Aeroporto Humberto Delgado
リスボンから約6km北に位置している「ウンベルト・デルガード空港」へ向かいます。
以前は、「リスボン・ポルテーラ空港」と呼ばれていました。
現在は、「リスボン空港」または「ポルテーラ空港」と呼ばれています。
ウンベルト・デルガード空港のフードコート
アクセス:Access
リスボン市内からウンベルト・デルガード空港へは5つのアクセス方法があります。
リスボン市内からウンベルト・デルガード空港までの距離:約8.8㎞
<①タクシー:Taxi>
ポルトガルのタクシーはメーター制です。
市内から空港までの運賃相場:12€(1,581円)
タクシーは夜間割増があり、荷物をトランクに入れる場合は1.7€追加されます。
他にも安全で安価な移動方法があるので、個人的には利用価値は低いと感じました。
所要時間:約19分(渋滞がなければ)
<②ウーバー:UBER>
リスボンに限らず、空港を拠点にしているタクシードライバーは観光客を騙そうとする悪質な人が多いので、なるべく「UBER」を利用することをオススメします。
市内からの運賃相場:8€~10€(約1,051円~1,314円)
身元が明確なので安全で、運賃もタクシーよりも安く、言葉の問題もありません。
空港へ向かう日に、現地通貨が足りなくなった経験はありませんか?
ウーバーはクレジットカード決済なので、ファイン的にはわざわざ最終日に両替する必要がないことも魅力のひとつに感じています。
所要時間:約19分(時間帯により変動)
<③アエロバス:Carris社>
ウンベルト・デルガード空港とリスボン市内中心部を結ぶシャトルバスです。
チケットは、乗車時に運転手から購入します。
アエロバスは、市内とウンベルト・デルガード空港間を結ぶ最も簡単な移動方法です。
運賃:3.5€(約460円)
所要時間:約35分
運行時間:07:00~23:20
運行間隔:約20分間隔
~乗車場所~
▼市内の主要ホテル
▼セッテ・リオスのバスステーション
▼ロシオ駅
▼カイス・ド・ソドレ駅
<④地下鉄:Metropolitano de Lisboa>
「ウンベルト・デルガード空港」のターミナル1と地下鉄Aeroporto駅は直結しています。
ターミナル2へも歩いて移動できますのでターミナル間移動の問題はありません。
運賃:1.4€(約184円)
地下鉄は運賃も安く、本数も多いのでとても便利です。
ファインが宿泊したゲストハスの最寄り駅は「ロシオ駅」で緑ラインでした。
・Rossio駅
・Martim Moniz駅
・Intendente駅
・Anjos駅
・Arroios駅
・Alameda駅(緑ラインから赤ラインへ乗り換え)
・Olaias駅
・Bela Vista駅
・Cheras駅
・Ollvais
・Cabo Ruivo
・Oriente駅
・Moscavide駅
・Encarnação駅
・Aeroporto駅
もう一つの主要駅「São Sebastião駅」からは11駅で「Aeroporto駅」に到着します。
ファインはポルトガルに限らず、地下鉄が通っている空港へは地下鉄を推奨します。
安くて、渋滞に巻き込まれることもなく、比較的安全なので優先順位は第1位ですね。
バスも安くて快適ですが、渋滞により到着時間が読めないのがマイナスポイントです。
地下鉄の壁画
<⑤路線バス:Local bus>
ウンベルト・デルガード空港と市内各所を結ぶローカルバスが多数運行しています。
運賃:1.8€(約237円)
チケットは乗車時に運転手から購入できます。
~ローカルバスの注意事項~
乗車時間帯により、観光客の利用には注意が必要です。
荷物が多い観光客は、混雑しているローカルバスでスリの標的になります。
また、大きな荷物は地元通勤客の邪魔になるので時間帯を考えて利用しましょう。
運転は荒いし、大きな荷物を置くスペースもない事を考慮して判断して下さい。
【208】Cais Sodré/Estação Oriente行き
【705】Est. do Oriente/Est. Roma/Areeiro行き
【722】Pç. Londres/Portela行き
【744】Marquês Pombal /Moscavide行き
TAPポルトガル航空:TAP Air Portugal
今回のリスボンからパリ移動には「TAPポルトガル航空」を利用しました。
服装もカジュアル、接客もカジュアル、食事もカジュアル、3拍子揃っています。
ポルトガルのフラッグキャリアで、スターアライアンスに加盟しています。
所要時間:約2時間半
運賃:季節や時間により変動します。
TAPポルトガル航空
ウンベルトデルガード空港で、自身が搭乗する機体の写真を撮影したのですが、なぜか細かい鉄の網で遮られており、残念ながら上記のような写真しか撮れませんでした💦
ちなみに、TAPポルトガルはフラッグキャリアとは思えないほどの雰囲気でしたwww
口コミではあまりいいことを書かかれていませんが、日系と比較したらだと思います。
ファイン的には、運賃が安ければこれくらいカジュアルでも全く問題ありません。
TAPポルトガル航空の機内食
パリの2大空港
①シャルル・ド・ゴール国際空港
②オルリー国際空港
欧州内移動でほとんどの路線は「オルリー国際空港」へ到着します。
シャルル・ド・ゴール国際空港
オルリー国際空港は、パリ中心部から南に約14kmに位置します。
「シャルル・ド・ゴール国際空港」より規模は小さいもののターミナルは2つあります。
Terminal sub(南ターミナル)
Terminal ouest(西ターミナル)
オルリー国際空港のTerminal sub(南ターミナル)
オルリー国際空港の到着ロビー
アクセス:Access
パリでは、メトロ2号線 「アンヴェール駅」近辺に宿を予約しました。
市内への移動方法は複数あるのですが、今回はファインの最安値方法をご案内します。
ファインが乗車したトラム
<トラム&地下鉄>
但し夜遅くに到着したファインは、この移動方法はちょっと治安の悪さを感じました。
南ターミナルから案内通りトラムの「AEROPORT D’ORLY駅」へ移動します。
オルリー空港の距離:約140m 徒歩2分
トラム
乗車前に、自動券売機でチケットを購入します。
ファインが券売機に向かうと、チーマー風のフランス人が数人女性に絡んでいました。
自動券売機にお金を入れようとする観光客の女性たちに、お金を取ろうとしているのか
ナンパしているのか、若い女性たちは自動券売機の前で困惑している様子でした。
AEROPORT D’ORLY駅には、夜遅い時間で駅員もいないし、乗客もあまりいません。
隣の自動券売機でファインがチケットを購入するときも、突然邪魔をしてきました。
クレジットカードで購入を試みたところ、彼らは勝手にボタンを押してきたのです。
フランス語が解らないので英語表記にすると、ボタンをどんどん押していきます。
とても不愉快な気になり
「警察を呼びに行ってくる」
と、彼らに伝えその場を去りました。
数分後に駅へ戻ると、からまれていた女性もそのガラの悪い男たちの姿もありません。
まだトラムも来ていないのに・・・・・どこに行ったのだろう?
誰もいない夜のトラム駅で、ゆっくりチケットを英語表記に変更して購入しました。
ちなみにトラムの券売機では、「JCBカード」は利用できません。
~チケット購入方法~
①ファインはフランス語が全然わからないので、表示言語を英語にします。
②Navigo(定期)または「切符」を選択
③Ticket t+(パリ市内であるゾーン1の共通切符)を選択
④大人か子供かを選択 「Plein Tarif」もしくは「Full fare」が大人です。
⑤購入枚数を選択
⑥購入決定を選択 「Validate」が決定です。
⑦支払のクレジットカードは「Visa」か「MasterCard」が使えます。
※「Ticket T+」はパリ首都圏の共通一回券のことです。
トラム・バス・メトロとRER(急行地下鉄)のパリ市内区間用の乗車券です。
ファインが購入したのは、10回利用できる回数券のカルネ(Carenet)と呼ばれるものです。
一回券運賃:1.9€(約249円)
カルネ:14.9€(約1,956円) 一回あたり1.49€
一週間くらい滞在し公共交通機関を利用する人は、カルネの方がお得かもしれません。
~乗車方法~
切符をトラム乗車時に、刻印機に差し込むだけです。
ファインは、前の乗客がやることをこっそり盗み見して覚えましたwww
降りたい停留所では、ドアのボタンを押し、自分でドアを開けて降ります。
トラムの車窓を楽しんで「VILLEJUIF LOUIS ARAGON駅」下車しました。
「トラム」からメトロ7号線「ヴィルジュイフ・ルイ・アラゴン駅」へ乗り換えます。
「ヴィルジュイフ・ルイ・アラゴン駅」でも昔のハリウッド映画に出てきそうなヤン
キー風の若者が、自動改札をハードルを飛びこえるようにしてホームに登場しました。
「おい、おい、おい、 嘘だろ・・・・見た目からして関わってはいけないと直感」
もちろん無賃乗車ですが、だれ一人何も言いません。(駅の係員も注意できません)
電車内でも大騒ぎしていますが、皆うつむいたまま視線を合わせないようにしています。
フランスのメトロ駅
その後、何もトラブルはありませんでしたが車内は緊張した雰囲気に包まれていました。
「スターリングラード駅」で2号線乗り換え、3つ目が目的の「アンヴェール駅」です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介したポルトガルからフランスへの移動方法はいかがでしたでしょうか?
本当は、もう少し滞在期間が長ければポルトにも足を運びたかったのですが、予算とスケジュールの関係で、ポルトガル第二の都市・ポルトを訪れることはありませんでした。
ちなみに、フランスは先進国ですが、パリ市内は決して治安がいいとは言えません。
欧州の中でも、(数ヵ国しか知りませんが)おそらく治安は悪いほうだと思います。
これからフランス渡航を検討されている方は、夜間外出にはくれぐれもご注意ください。
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