「ペナン島」からマレーシアの首都「クアラルンプール」への移動方法3選#104

クアラルンプールの「KLモノレール」Malaysia
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スラマッ トゥンガハリ、旅ブロガーのファインです。

前回紹介した「ペナン島」からマレーシアの首都クアラルンプールにやってきました。

東南アジアでは、シンガポール、バンコクに次ぐ規模を誇る「クアラルンプール」。

個人的には、バンコクより発展しているのではないかと感じました♪

正式には、「クアラルンプール連邦直轄領」といいます。

連邦直轄領とは、マレーシア政府が直接管理していることを意味します。

ペナン島からクアラルンプールへは、主に3つの移動方法があります。

それぞれ、メリットとデメリットがあるので、比較検討の材料にして頂ければ幸いです。

 

 

ということで、今回は首都「クアラルンプール」への移動方法について語ります。

 

 

ペナン島からクアラルンプールへバス移動

ペナン島には、2つのバスターミナルがあります。

①スンガイニボンバスターミナル:Sungai Nibong Bus Terminal

ペナン島にある長距離バスターミナルです。

<ジョージタウンからの移動方法>

コムタバスターミナル ⇒ スンガイニボンバスターミナル

距離:11.3㎞

所要時間:約30分

運賃:2RM(約59円)

ラピッドペナンバス「102番」「303番」「304番」

Grabを利用しても、このルートは渋滞するので所要時間はほぼ変わりません。

運賃:約15RM(約446円)

スンガイニボンバスターミナル ⇒ クアラルンプール

距離:375km

所要時間:約5時間半

運賃:38RM(約1,129円)~

複数のバス会社があり、到着場所が「KLセントラル」「TBS」「プドウ・セントラル」の3ヶ所に分かれます。

このバスにはトイレがなかったので、出発前にバスターミナルで済ませましょう。

バスターミナルには、有料0.4RM(約12円)のトイレがあります。

エアコンが強いことは、東南アジアではよくあることです。

乗車前に、上着は用意した方がいいかも知れません。

 

②ペナン・セントラルバスターミナル:penang Central Bus Terminal

ペナンセントラルバスターミナルは、本島にある長距離バスターミナルビルです。

旧バタワースバスターミナルの敷地に建てられました。

2018年にオープンしたばかりの5階建てのバスターミナルビルです。

このバスターミナルを利用するには、ペナン島から本島に移動する必要があります。

ペナン島からフェリーでバタワースへ移動する際の運賃は無料です。

「タクシー」「フェリー」「鉄道」への連絡通路は全て2階と繋がっています。

3階は飲食店が入っています。

クアラルンプールまでは、食事休憩がないので空腹だったらここで満たしましょう。

ちなみに、旅行者に不評なのが、出発30分前にならないと待合室に入れない事です。

係員がいてチェックされるので、出発予定30分以上前だと通してくれません。

名前に「ペナン」がついているので、多くの観光客がペナン島にあると勘違いします。

ネーミングは、バタワースのままでいいと思うのはファインだけではないはず・・・💦

トイレは、新しくて綺麗で無料で使用できます。

 

ペナン・セントラルバスターミナル ⇒ クアラルンプール

到着場所がバス会社により「プドウ・セントラル」か「TBS」に分かれます。

「KLセントラル」に到着するバスもありますが、ファイン自身がKLセントラル行のバスを利用していないのでここでは割愛します。

ファインが乗車したバスがたまたまなのか、マレーシアすべてのバスに共通するのかわかりませんが、バスの窓は開けることが出来ませんでした。

もしバスに酔いやすい人は、前方の座席を確保することをオススメします。

ちなみに、クアラルンプール行のバスは、「イポー」で休憩を取ることが多いです。

「イポー」は、両都市の中間にあり「美食の都市」として知られています。

今回ファインはスルーしましたが、食いしん坊なので次回は立ち寄りたいですね♪

所要時間:5時間半

運賃:38RM~

※鉄道旅がしたい人以外は、時間も早く運賃も安く本数も多いバス移動がお勧めです。

 

<クアラルンプールのバスターミナル>

①TBSバスターミナル(Terminal Bersepadu Selatan)

クアラルンプール最大のバスターミナルです。

マレーシア国内は勿論、タイやシンガポールなどのバスも発着しています。

BTS駅Bandar Tasik Selatan駅)と直結しているのでアクセスも抜群です。

不満があると言えば、ここのフードコートが、個人的にはマイナス評価でした。

このフードコートを利用するには、窓口でプリペイドカードを購入する必要があります。

飲食を利用してチャージ分が余ったら、帰りに返却されると言う面倒なシステムです。

2路線の鉄道と直結しているので、アクセスに関してはとても便利でした。

マレー語が話せなくても、英語が通じる点ではプラス評価ですね。

窓口では英語が通じるので、ここから移動する予定の方はチケット購入で困ることはありません。

 

プドゥ・セントラル・バスターミナル

上記で紹介したTBSバスターミナルからは7駅ほど離れています。

目的のバスターミナルを間違えても、30分ほど電車移動すれば問題ありませんよ。

バンダル・タシッ・スラタン駅に隣接しているので、移動も楽チンでした。

初めてクアラルンプールを訪れた時は、予約した宿が近かったのでこちらを利用しました。

最初、TBSバスターミナル行のバスに乗車していたのですが、ドライバーに到着するバスターミナルを聞かれたのです。

マレー語だったのでチンプンカンプンでしたが、隣の席の白人女性が英語で教えてくれたので慌ててバスを乗り換えた経験があります。

ファインの乗車したバスだけでなく、マレーシアのバスの運転は全体的に激しいです。

ただ、

「日本と比較すると」

という補足が付きます。

海外のバスの運転は、どの国でもかなりデンジャラスですから。

日本のバスの運転は、世界のどの国よりも安全で丁寧ですからね。

 

 

 

ペナン島からクアラルンプールへ鉄道移動

運賃に関しては、バスよりやや高いと言う印象を受けます。

高速鉄道と言われていますが、決して早いわけではありません💦

まずは、ペナン島からフェリーでバタワースへ移動します。

運賃は無料です。

バタワース駅 ⇒ KLセントラル駅

所要時間:4時間24分

運賃:79RM(約2,347円)~

※鉄道旅では、当日や前日では売り切れの場合があります。

~補足~

2019年12月1日よりKLセントラル駅~バターワース駅を結ぶ区間に、1日1往復のみ

ETS2(都市間高速列車ビジネスクラス車両)を導入

KLセントラル駅発:08時05分

バタワース駅発:13時10分

 

 

 

ペナン島からクアラルンプールへ飛行機移動

ジョージタウンからペナン国際空港までは、約20㎞

公共交通機関では、「Rapid Penang」が、空港から市内の路線を走っています。

バス停が23ヶ所もあるので、イライラしないでのんびり移動できる人にはオススメです♪

バス番号:102番

運行間隔:25分に1便

運賃:2.7RM(約80円)~4.0RM(約119円)※お釣りは用意していません

所要時間:約40分~75分

タクシーを利用するとジョージタウンからの運賃相場は45RM(約1,337円)です。

所要時間:約30分~40分

Grabを利用すれば、ジョージタウンからの運賃は22RM(約654円)です。

 

「マレーシア航空」や「エアアジア」など、複数の便がこの路線を飛んでいます。

運賃:100RM(約2,971円)~150RM(約4,457円)

LCC利用で、預け荷物がなければ40RM(約1,188円)くらいで移動する事も可能です。

※時間帯により異なり、早朝便の方が安い傾向にあります。

所要時間:約55分

但し、空港での手続きや空港までの移動時間を考慮するとバスと大きな差はありません。

エアアジアエアアジア

ペナン国際空港

<クアラルンプール国際空港から市内移動>

クアラルンプール国際空港から市内中心部までの距離:約50㎞

~電車:Train~

KLIAエクスプレス&KLIAトランジット

市内の「KLセントラル駅」へ早く快適に移動したい人向けで、運賃は強気の設定です。

所要時間:KLIA2駅からは34分  KLIA駅からは28分

運行:15~20分間隔

運賃:大人片道55RM(約1,634円)/往復100RM(約2,971円)

※帰国時にKLセントラル駅からKLIAエクスプレスを利用するとチェックイン&荷物を預けられます。「マレーシア航空」「キャセイ・パシフィック航空」「マリンドエアー」利用のみ

~タクシー:Teksi~   Taxi

お気づきでしょうか?↑↑

マレーシアのタクシーは、スペルが違うのです。

タクシーは2種類

クーポン制

到着ロビーのタクシーカウンターで運賃を払い、クーポンを受け取ります。

クアラルンプール国際空港のロビーを出ると、タクシー乗り場があります。

高速道路を使っても追加料金はかかりません。

※ちなみに、到着ロビーで客引きをしているタクシーは無許可業者です。

所要時間:約1時間

運賃:市内中心部まで約84RM(約2,496円)

(0:00~6:00深夜割増料金+50%)

メーター制

所要時間:クーポンタクシーと同じ

運賃:クーポン制運賃+空港利用料4RM(約119円)

市内中心部まで、ざっくり70RM(約2,080円)~100RM(約2,971円)

タクシータクシー

~Grabタクシー~

言わずもがな、ファインが海外移動方法でオススメしている配車アプリです。

所要時間はタクシーと同じですが、運賃はタクシーより2割ほど安いです。

Grabは、マレーシアの会社なので利用しやすく乗車降車も充実しています。

~バス:Bus~

Sky Bus

クアラルンプール国際空港出口から案内看板通りに進みます。

やや距離がありますが、時々日本語表示もあるので初めて訪れた方でも安心です。

チケット売り場:エスカレーターを降りて右

所要時間:KLIA、KLIA2からKLセントラル駅まで約1時間

運賃:15RM(約446円)現金のみ

運行間隔:30分に1本

※大きな荷物は自分でバスのトランクへ積み込みます。

Aero bus

KⅬセントラルへの所要時間や運賃は「Sky Bus」とほぼ同じです。

但し、運転手がタバコを吸いたいときにパーキングに止まったりしますwww

座席は決まっているはずなのに、なぜか早い者勝ちです💦

蛇行だこう運転をするなど、クオリティー的には繊細な日本人にあまりお勧めできません。

ゲティングハイランドへは、このバスで35RM(約1,040円)で行くことが出来ます。

所要時間:約2時間半

クアラルンプール国際空港クアラルンプール国際空港

 

 

 

クアラルンプールの電車

①LRT:高架鉄道

通称:Rapid KL

路線は3つ(アンパン線、スリ・ペタリン線、クラナ・ジャヤ線)

運行間隔:約7分

運行時間:6時台~23時台

運賃:0.70RM(約21円)~2.50RM(約74円)で、距離により変動します。

②KLモノレール:KL MONOREL

2003年に開業しました。

路線:全11駅

総距離:8.6km

全線の所要時間:約20分

運賃:1.20RM(約36円)~2.5RM(約74円)で、距離により変動します。

③MRT:Mass Rapid Transit System

2017年に開通しました。

2路線:(KAJANG線とPUTRAJAYA線)

運行時間:6時台から24時台

運行間隔:4分~5分

運賃:1.2RM(約36円)~6.4RM(約190円)

④KTMコミューター(郊外):KTM Komuter

1995年開業しました。

クアラルンプール近郊を走ります。

路線と駅数

▼スレンバン線(26駅)

▼ポート・クラン線(33駅)

▼スカイ・パークリンク線(3駅)

▼バタワース、パダン・ブサール線(13駅)

▼ブキッムルタジャム パダン・ルンガス線(8駅)

運賃:1.0RM(約30円)~8.8RM(約261円)で、距離により変動します。

 

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

追伸

今回ご紹介したペナン島からクアラルンプールへの移動方法は、いかがでしたでしょうか?

バス移動に関しては、どちらのバスターミナルを利用しても遅延は頻繁に起こります。

マレーシアではよくある事なので、移動に関しては時間ギリギリの計画は危険です。

鉄道に関しては、便数が少なく当時使えないこともあるので利用価値は低いでしょう。

鉄道が好きで、鉄道移動を目的としている方は、早めの予約が必要になります。

短期旅行者は、飛行機移動が優先順位の一番上に来るのではないでしょうか?

運賃に日本人が気にするほどの大きな差はないので、飛行機移動も悪くはありません。

あなたは、どの移動方法が気に入りましたか?

Malaysia 海外旅行
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管理人

性別    :男性
居住地域  :千葉
<自己紹介>
飛行機が飛ばない状況でも、未知の国へ行く意欲がまったく衰えない旅ブロガーです。ひとり旅を好むが寂しがり屋という矛盾した性格をしています。都内の大学卒業後、旅行会社へ就職。転職後も旅行関連の資格を取得し観光業界へ従事。添乗員を目指している方、国家資格取得を目標にしている方の参考になるネタを投稿していく予定です。海外旅行では、失敗だらけだけど無事に帰国できればokという考えで旅を続けています。同じ旅好き、もしくは観光業界への就職を目指している方々の役に立ちたいという思いでブログをはじめました。旅行に関する情報をシェアしあなたと一緒に成長できれば嬉しく思います♪

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