
皆さんBuenas tardes、旅ブロガーの「ファイン」です。
前回は、2国間の「イグアス国立公園」のアクセスについて語りました。
南米の大河「イグアス川」はアルゼンチンとブラジルの国境を流れる川です。
今回はアルゼンチン側の「イグアス国立公園」について語ります。
イグアス国立公園(アルゼンチン)
1934年に国立公園として指定されました。
イグアス国立公園の拠点となる街「プエルト・イグアス」から約18キロにあります。
ブラジル側からのアクセスに関しては、前回の
「イグアスの滝へブラジルからアルゼンチンへ日帰りできるの?#44」をご覧下さい。
アルゼンチン側イグアス国立公園の入口周辺
イグアス国立公園は広さ2256㎢にもおよぶ熱帯雨林がひろがっています。
2000種以上のシダ、4種のネコ科の動物や400種を超える鳥などが生息しています。
2016年には観光ルート付近で肉食動物のピューマが発見されました。
観光ルートから離れた場所までピューマの移動作業が終わるまで一時閉鎖されました。
安全のためにこういう事態は突然起こります。
イグアス国立公園へ行かれる際は、最新情報を入手してから訪れるようにしましょう。
イグアスフォールズ国際空港:Aeropuerto Internacional Cataratas del Iguazu
空港から市内までの距離は約21キロ。
「Terminal de Transporte Urbano」が街の中心部バスターミナルへ行きます。
約30分、200ペソの乗り合いバスがあります。
ONIBUS = バスの意
空港からイグアス国立公園までは約5キロ。
「CATARATAS」(滝の意)と表示されたバスが、イグアス国立公園行きです。
料金はドライバーではなく、ゲートの前にいる車掌さんに払います。
入場料
2019年大人600ペソ。
2020年大人800ペソ。
200ペソも値上がりしています。
※1アルゼンチンペソ=1.2円
中南米の観光地は、毎年どこも値上がり傾向にあるのがとても残念です。
ちなみに、イグアス国立公園のチケット購入窓口の近くにATMがあります。
このATMでアルゼンチンペソを引き出すことが出来ます。(JCBは使えません)
ただ現在はイグアス国立公園の入場料もクレジットカードも使えるようになりました。
日帰りでブラジルに戻る方は、アルゼンチンペソを引き出す必要性はないでしょう。
アルゼンチンに滞在予定の方のみ、利用すればいいと思います。
入場料も園内のアトラクションもクレジットが使えますから全く問題ありません。
営業時間:8:00~18:00
トロッコ列車
無事にチケットを購入したら、園内に入りましょう。
入口から500m歩くとトロッコ列車のCentral Estacionセントラル駅が見えてきます。
セントラル駅の手前を右折すると、カタラタス駅への遊歩道があります。
所要時間:15分から20分位
トロッコ列車は午前8時始発で30分おきの発車します。
運賃は入場料に含まれているので無料です。
トロッコ列車が停まるのは中間の「Cataratas Estacionカタラタス駅」と
終点の「Garganta del Diablo Estacionガルガンタデルディアブロ駅」のみです。
このトロッコ列車は「カタラタス駅」で全員降ろされます。
「Cataratas Estacionカタラタス駅」はトレッキングコースの拠点となる駅です。
ここでトレッキングコースを歩いてく人、トロッコ列車に乗っていく人に分かれます。
「ガルガンタディアブロ駅」発着のトロッコ列車に乗るには整理券が必要です。
トロッコ列車に乗る人は、売店前で整理券を受け取り再び乗り込みましょう。
「カタラタス駅」から「ディアブロガルガンタ駅」の線路沿いは道路が並行しています。
ファインは午前中に訪れたのですが、「カタラタス駅」はかなり混雑していました。
混雑状況により歩いた方が早い場合もあると思います。(午後は観光客も落ち着いてきました)
イグアス国立公園のトロッコ列車
トロッコ列車で、終点の「ガルガンタデルディアブロ駅」に到着しても
悪魔の喉笛まで1.1㎞の遊歩道を歩くことになります。
どちらを選択するかは、体力と混雑状況を見て判断しましょう。
トレッキングコース
「Cataratas Estacionカタラタス駅」からは、2つのルートがあります。
▼滝の上を歩くUpper Trailアッパートレイル(全長650m)
▼滝の下を歩くロウワートレイル(全長約1,700メートル)
イグアス国立公園のアッパートレイル
この遊歩道を歩いていると、滝の流れ落ちる音が徐々に大きく聞こえてきます。
この轟音こそが「悪魔の喉笛」の由来と言われているそうです。
滝に近づくと水しぶきが飛んでくるので、レインウェアは着ておいた方がいいでしょう。
イグアス国立公園のアッパートレイル②
Lower Trailロウワートレイルの「Salto Bossetti展望台」は、人気スポットです。
インスタ映えしますが、混雑しているのでびしょ濡れ覚悟で行きましょう。
スマホや高価なカメラは必ず防水対策をしておくこと。
アルゼンチンのイグアス国立公園:悪魔の喉笛
ボートツアー
アルゼンチン側でぜひ参加してほしいのが大人気アトラクションのボートツアーです。
参加する前は、滝壺ギリギリまで攻めると聞いていました。
ギリギリどころではなく、完全に滝壺に突っ込みます。
正直、メチャクチャ興奮しました。
本当に面白かったです。
イグアス国立公園のボートツアー①
レインウェアはあまり意味がありません。
水着で参加することをお勧めします。
スニーカーをびしょ濡れになりたくない人はサンダルでの参加をお勧めします。
(ぐちょぐちょのスニーカーって、気持ち悪くて履きたくないですもんね)
トイレはトラック乗車前に済ませておきましょう。
ボート乗り場までの送迎トラック
時間になると上記写真のようなトラックへスタッフに誘導され順番に乗車します。
乗車中は以下の写真の女性ガイドさんがツアーの詳細を説明をしてくれます。
ボートツアーの女性ガイド
スペイン語と英語で交互に説明してくれます。(つまりファインは理解できていません)
言葉がわからないファインは、野生動物と森林の景色を楽しみました。
すれ違うトラックの乗客どうしが手を振ったり、大声出したりして挨拶します。
時々笑いを取る女性ガイドさん
約15分位でトラックがボート乗り場に到着します。
ツアー参加者には、頑丈なモスグリーンの防水バッグを渡されます。(45ℓのバッグも入ります)
貴重品などは、コンビニ袋では全く役に立たないので、防水袋に入れましょう。
ファインが参加した時は、ロッカーらしきものはありませんでした。
おそらく「荷物は全部その袋に入れてください」ということなんだと思います。
イグアス国立公園のボートツアー②
想像以上の水しぶきなので、メガネの方は飛ばされちゃうので外した方が無難です。
コンタクトをしたまま参加したお客様が、コンタクトが外れてなくなったと言っていました。
そのくらい激しい水しぶきなのです(笑)
イグアス国立公園のボートツアー③
ボートが出発したら、徐々に「サンマルティン島」に近づいていきます。
ツアー参加前は、通常は2回くらい滝壺に突っ込むという情報でした。
しかし、参加者が盛り上がり、テンションマックスです。
もう一回、もう一回、と連呼して計4回も滝壺に突っ込んでくれました。
楽しくて、楽しくて、本当に興奮しますよ。
ツアー代金:1500ペソ
所要時間:約2時間
以前は、クレジットカードが使えませんでしたが現在は使えるようになっています。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
追伸
せっかく地球の裏側まで来たなら、ブラジルとアルゼンチンの両方とも行くことをお勧めします。
どうしても時間的、金銭的に難しい場合は、「アルゼンチン側」をお勧めします。
判断の基準は、以下の通りです。
・遊歩道は引き分け!
・電車とバスの園内アクセスも好みの問題なので引き分け!
・滝の迫力も引き分け!
・広さでアルゼンチン側の勝ち!
・アクティビティでアルゼンチン側の勝ち!
という感じです。
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