ブエナスタルデス、旅ブロガーのファインです。
あなたは、「クスコの水かけ祭り」をご存じですか?
治安がいいはずのクスコから悲鳴が聞こえてきました。
「キャー」
女性の叫び声です。
「ギャー」
今度は、男性の叫び声です。
「ひゃー」
子供たちの叫び声です。
何かが起きている、クスコで、アルマス広場で、何かが起きているんです。
ということで、今回は「クスコの水かけ祭り」について語ります。
クスコの水かけ祭り
カトリック教徒にとっては、とても重要なイベントが「カーニバル」です。
世界で有名な「リオのカーニバル」以外にも、いろんなところで宴が行われています。
発祥はイースターから数えて46日目の「灰の水曜日」の前に行われた宴なのです。
イースター = 復活祭
※十字架にかけられて死亡したイエス・キリストが、3日後に復活したことを祝うお祭り
キリスト教徒には受難の日とされている「灰の水曜日から土曜日まで」を前に騒ごうということことから始まりました。
ここペルーでも各地でカーニバルが行われ、クスコも例外ではありません。
ファインは、そんなクスコのカーニバルに遭遇してしまいました。
それが「クスコの水かけ祭り」です。
クスコの水かけ祭り
<水かけ祭りの日程>
「クスコの水かけ祭り」の日程は毎年異なります。
スケジュールは「灰の水曜日」直前の日曜日に行われるのです。
~2021年の水かけ祭り~
2021年のイースターが、4月3日(土)~4月4日(日)です。
その46日前にあたるのが、2月16日(火)~2月17日(水)
その前の週、つまり2月13日(土)~14日(日)が開催日となるわけです。
この説明では難しいでしょうか?💦
それでは、2022年の日程を計算してみましょう。
4月16日(土)~4月17日(日)がイースターです。
その46日前が3月1日(火)~3月2日(水)です。
その前の週、つまり2月26日(土)~27日(日)が開催日となるわけです。
大体「イースターから数えて7週前の日曜日」と計算すれば間違いないでしょう。
クスコの水かけ祭りは、地元民だけでなく観光客にも関係なく水をかけてきます。
防水でないカメラやスマホなどは、宿に置いて行くのが無難です。
なぜなら、防水機能なしのカメラで動画を撮影していたファインも水(泡)をかけられた経験者なのですから。(ペルーから帰国後、新しいカメラを購入しました💦)
イースター:Easter
そもそもキリスト教徒ではない日本人は、イースターを知らない人は多いですよね?
簡単に一言でいうと、「イエス・キリスト復活記念日」のことです。
弟子のユダの裏切りにより十字架にかけられる話は知っている人も多いでしょう。
イエス・キリストは、「ゴルゴダの丘」で人間としての生涯を終えるのです。
しかし、十字架にかけられた時に「三日後に復活する」と予言を残しました。
イエス・キリストは予言通り三日後に奇跡の復活をします。
この最大の奇跡の祝祭としてイースターは生まれました。
冬が終わりキリストの復活祭とともに春の到来を祝う、それがイースターなのです。
~その他の水かけ祭り~
水かけ祭りはクスコ特有のお祭りではありません。
ペルーのプーノでも水かけ祭りが同時期に行われています。
また、ボリビアのウユニ塩湖でも水かけ祭りが開催されるのですが、
なんと、その水かけ祭りの開催期間はウユニ塩湖ツアーが中止されるのです。
もっとも規模が大きいのが南米三大祭りの一つボリビアの「オルロのカーニバル」です。
①太陽の祭りインティライミ(ペルー)
②オルロのカーニバル(ボリビア)
③リオのカーニバル(ブラジル)
他に小規模ですが、南米各地で水かけ祭りやカーニバルが開催されております。
※ちなみに、水資源保護のためにリマ市内では水かけは禁止されています。
クスコの水かけ祭り②
日本語では「水かけ祭り」と訳されていますが、実際には水だけではありません。
上記写真で、スプレー缶を持っているのがわかるでしょうか?
水かけ祭りの期間は、このスプレー缶が街中に溢れているのです。
地元民だろうが、観光客だろうが、カメラを持っていようが関係ありません。
男だろうが、女だろうが、子供でも、年配者でも、ガンガンかけられます。
泡をかける側もかけられる側も、みんなゲラゲラと大笑いしています。
しかし、これが水風船攻撃が加わると洒落になりません。
水かけ祭りの水風船
これを投げてくるのですよ~。 ↑↑
ちなみに標高が高いから、この時期のクスコは寒いんですよ。
この水風船をぶつけられびしょ濡れになり、本気で怒っていた観光客を見かけました。
それを見て、みんなが大笑いするもんだからその観光客の怒りが倍増するのです。
まあ、濡れたらかなり寒くなるので気持ちはわからないでもないですけどねwww
その状況を見たファインは、カメラを守るために一時避難しました💦
この時ばかりは冗談が通じなそうな外国人観光客へも無礼講なのです。
ただ、水風船をまともにくらったらかなり痛いですからね。
水風船をぶつけられ、頭からびしょ濡れになり泣いている子供も見かけました。
ちなみに観光客でも、泡スプレーを購入できます。
泡スプレーを購入して、泡かけに参戦する観光客もたくさんいますよ。
この水かけ祭りに参加する目的で、この時期にクスコを訪れる人もいる程です。
アルマス広場周辺
以下の動画は、アルマス広場でカメラを守ってファイン本人は泡まみれになりました。
アルマス広場周辺は、水かけが激しく一番盛り上がるエリアです。
濡れたままだとこの時期のクスコは寒いので、アルマス広場でセーターを購入しました。
セーターに着替えた後は、もう濡れたくないので(着替えがないので)建物に避難です。
海外で購入した衣服は、ほとんど旅で捨てることが多いファインです。
このセーターはとても気に入っているので、日本帰国後でも愛用しています。
念のために、買ったばかりのセーターの上からレインウェアを着ていきました。
クスコで購入したセーター
ちなみに、このセーターはお店で買ったわけではありません。
たくさんの衣類を売り歩いているおじさんがアルマス広場周辺にいるのです。
ぜひ、上記の日程を考慮してペルー旅行の計画を立ててみてはいかがでしょうか?
ただテレビ取材もあるので、テレビカメラを向けられたら要注意です。
ここぞとばかりに、テレビカメラを意識して水かけがさらに激しくなりますからwww
インカ・コーラ:INCA KOLA
着替え後は、有名なインカ・コーラを飲みながら祭りを遠くから見物していました。
日本で飲むコーラの味とは全く違います。
昔日本で流行った「メローイエロー」というドリンクをご存じでしょうか?
その味に似ているので、ファイン的には懐かしさを感じました。
インカ・コーラ
絶対に失敗しないペルー料理4選
あなたは、ペルー料理が最近世界中で評価がぐんぐん高まっているのをご存じですか?
ワールドトラベルアワード「世界で最も美食を楽しめる国」部門4年連続で最優秀賞を受賞しているのです。
ワールド・トラベル・アワードは、世界中の旅行・観光産業を対象にして、観光業界のサービス水準と業界全体の業績を向上することを目的に1993年に設立されました。
優秀な企業・団体および観光地を表彰しており、世界200カ国以上の旅行・ホスピタリティ業界の専門家と消費者によって選出される由緒正しい賞なのです。
そんなペルー料理で、ファインが強く推奨する絶対に失敗しない料理を4品紹介します。
①アルパカステーキとじゃがいも
ファインは、日本でアルパカツアーの添乗に何度も行きました。
アルパカ情報に関しては、添乗員の中でもかなり豊富な知識を持っていると自負しています。
ファインは、そのアルパカのお肉を食べてしまったのです。
アルパカステーキ
見た目的には、
「牛肉です」
と言われて出されたら、
「そうなんだぁ」
と思ってしまいます。
ちなみに、アルパカの肉は「低コレステロール高タンパク質」なんです。
見た目は牛肉に見えますが、個人的には味と触感は豚肉に近いと思いました。
ジンギスカンのような生臭さもなく、日本で販売したら売れる気がします。
但し、日本は勿論、欧米でもアルパカの肉を食べれるところはほぼありません。
つまり、アルパカの肉を食べたければペルーに行くしかないのです。
②アンティークチョー(Anticucho)とじゃがいも
アンティークチョーとは牛のハツを焼いたもので、昔から食べられてきた歴史ある食べ物です。
この写真はメルカドで撮影しましたが、ペルーの屋台では時々見かけます。
アンティークチョー
数cm角に切り分けた肉類を唐辛子、ニンニク、ワインなどで作ったその店独自のタレに
数時間漬け込みます。
それを5、6個ずつ金串や竹串に刺したものを、炭火などで焼いて食べるのです。
このように聞くと、日本の焼き鳥を想い不可ベル方も多いのではないでしょうか?
しかし、肉の大きさが日本の焼き鳥より全然ビッグサイズなのです。
屋台では串に刺した状態で売られていますが、ファインが食べたメルカドや店舗などで提供される場合は、ほとんどジャガイモが添えられています。
③セビーチェ:ceviche
セビーチェは、クスコじゃなくてもペルー国内ならどこでも食べれます。
生魚と柑橘系のフルーツ果汁のマリネで、酸味のきいたさっぱりとした味です。
魚介類のマリネなので、おそらく日本人の口にも合うと思います。
但し、セビーチェを注文する前に注意しなければならないことがあるのです。
セビーチェ
<注意点>
セビーチェは、生の魚を1cmから2cmくらいにカットして使用します。
生の魚なので、日本人には衛生環境の悪い所でのセビーチェは控えた方が無難です。
暑い南米で、屋台のセビーチェは午後には腐っている可能性が高いのです。
もし、セビーチェを食べるなら新鮮な朝食でいただくことをオススメします。
屋台での食事が多いファインも生の料理はきちんとした店で食べるようにしています。
④ロモ・サルタード: Lomo Saltado
ペル-料理の定番中の定番です。
肉・じゃがいもなどの野菜を細切りにして炒めた料理で、不味いはずがありません。
ロモ=牛肉
サルタード=炒める
ロモ・サルタード
ペルー料理には、多くのお店でじゃがいもが添えられています。
このじゃがいもが、抜群にうまいのです。
本当に美味しいので、機会があればぜひペルーのじゃがいもを楽しんでください。
トマトの酸味と醤油・酢などを使っているので、日本人に好まれる味付けですから。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介した「クスコの水かけ祭り」はいかがでしたでしょうか?
水かけ祭りで、他人が水や泡をかけられるのは笑って見ていられます。
しかし、水風船となると、我々観光客には注意が必要です。
勿論、ミネラルウォーターの水を風船に注入しているわけではありませんから。
「衛生的に、どうかな?」
という感じの水を風船の中に入れているのです。
万一目や口にそんな水が入ったら・・・・遠くから見ている方が無難ですよねwww
もうひとつ注意しなければならないのが水鉄砲です。
こちらもミネラルウォーターを注入しているわけではありません。
しかもファインが子供のころ使っていたおもちゃの水鉄砲とはわけが違います。
最近の水鉄砲は、かなり本格的で強力なのです。
水圧が強くて、洒落にならないくらい痛いので、怒る観光客の気持ちもわかります。
目や口に入ったら・・・・・・・・・・・十分注意して参加しましょうwww
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